「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録
平成25年4月27日、家族会、救う会、拉致議連、知事の会、地方議連主催の国民大集会が東京・日比谷公会堂で開催された。国民大集会には、家族会・救う会関係者の他、安倍総理、古屋拉致担当大臣の他、各党代表、拉致議連メンバーが多数参加。また、知事の会から28の都道府県知事や代理が、地方議連から31都道府県124都道府県会議員が参加した。拉致被害者の曽我ひとみさんも参加し、母親の救出を訴えた。韓国、タイ、ルーマニア、米国の被害者家族や団体からのメッセージも報告された。
なお、本日、家族会の飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、救う会の西岡力会長は米国に向け出発した。これは政府主催のシンポジウムや写真パネル展をワシントン、ニューヨークで行うもので、シンポジウムでは古屋圭司拉致問題担当大臣、キング米北朝鮮人権問題担当特使等が基調講演を行い、家族会・救う会、特定失踪者家族や荒木和博調査会代表が拉致問題をアピールする。
■「勝負の年の延長戦」今年こそ?国民大集会開催
総合司会(西岡力救う会会長) みなさんこんにちは。ただ今より、「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」を始めたいと思います(拍手)。本日、いつも司会をつとめていただく櫻井よしこさんが、所要のためここに来られず、救う会会長の西岡が総合司会をつとめさせていただきます。少し緊張しておりますが、宜しくお願い致します(拍手)。
安倍総理大臣が入場されました(拍手、被害者家族と握手して着席)。今日の看板を見てください。「勝負の年の延長戦」と書いてあります。私たちは昨年を「勝負の年」としました。金正日が拉致を認めて10年でした。
昨年中にと全力を尽くして運動をしました。しかし、目に見える結果を出すことはできず、今年になりました。昨年の9月、今日もお見えの曽我ひとみさんがおっしゃっていました。北朝鮮にいる時、毎日日本からの助けを待っていた、と。あきらめたら終わりだ、と。
助けを待っている人たちがいるのに、私たちはあきらめられません(拍手)。ですから「勝負の年の延長戦」です。今年こそという決意で今日の集会を始めたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。
それでは主催者を代表しまして、家族会代表の飯塚繁雄さんにご挨拶をいただきます。