救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録



◆デヴィド・スネドンさんの両親からのメッセージ

 北朝鮮による拉致問題をめぐり、国際的に啓発の成果を上げてこられた皆様に心から敬意を表します。残念ながら今年は来日できませんが、北朝鮮が一段と傍若無人で身勝手な振る舞いを強める中、私たちの活動はいよいよ重要性を増していると確信します。
 国家による拉致で愛する家族を奪われた被害者は、世界各国に及びます。その中で、常に最前線に立って政府を、そして国際的なニュース・メディアを動かしてきた日本の家族会や支援者の皆様のたゆまぬ努力に頭が下がります。人々は余りに長い間、この問題に無関心でした。そして今、世界の多くの人々は、北朝鮮がもたらす危険を実感し始めました。
 われわれスネドン家は、デヴィドはいつか北朝鮮から帰るものと信じ、彼のことを強く想い続けています。日本中で、またその他の国で、多くの家族が思いを共有していることを私たちは知っています。
 北朝鮮の地で呻吟する拉致被害者、政治犯、そして一般庶民たちがまもなく解放されると希望し、祈っています。北のくびきの下で苦しむ人が一人でも残る限り、決して安んずることは出来ません。
島田 このメッセージを受け取った直後、日本時間で昨日ですが、アメリカの大手新聞の「ウォールストリート・ジャーナル」が、「北の誘拐犯たちとデヴィド・スネドンの運命」と題するかなり長文のコラムを載せました。
 原文は“North Korea’s Kidnappers and David Sneddon”というもので、筆者はメラニー・カークパトリック氏、女性ジャーナリストで、今度ニューヨークで古屋大臣が会われると聞いています。
 昨年、中国当局の妨害、弾圧にさらされながら脱北者を救援する人たちを描いた大変すぐれた本を上梓した方です。
 そのコラムの中で、「古屋大臣の可能性は高いがアメリカも主体的な活動をしたい」とか、救う会が昨年独自に得た情報も引用しています。すなわちこのデヴィド・スネドンさんは、中国を旅行中に脱北者救援との関係を中国当局に疑われて中国の公安に拘束された。その後解放されたが、中国で脱北者狩りに従事している北朝鮮の特務機関の連中に捕まって連れていかれた」と。
 我々としては信憑性があると思う情報に接しているんですが、それも引用しています。
 初めて全米をカバーして、国際的にも発信力のあるメディアが、デヴィド・スネドン拉致を取り上げたということで、スネドン家も大変勇気づけられていまして、今日の朝、デヴィド・スネドンさんの兄の一人であるジェイムズ・スネドンさんから追加のメッセージが寄せられて、時間があれば是非一部だけでも紹介してほしいということでした。
 ジェイムズ・スネドンさんは昨年この場で日本語でスピーチされた方です。中心部分のみ紹介したいと思います。
 「ほぼ10年前(デヴィド氏失踪は2004年8月)、弟が行方不明になったと最初に聞かされた時に感じた逸る気持と湧き上がるような情熱を今も覚えています。すぐ中国に飛び、私の力で弟を取戻してやると考え、兄のマイケルと計画を立て、実行に移しました。しかし、結果はむなしく終りました。ところがここにきて、大きな進展が見えてきました。
 それまで名も知らなかった日本の関係者を初めとする人々が手を差し伸べてくれたお蔭です。私や家族だけの努力だけでは決してデヴィドを取戻せません。拉致被害者や北の窮状に思いを馳せる人々が増えれば増えるほど、事態は動くでしょう。希望と祈りを持って。ジェイムズ・スネドン」ということです。
 最後に、いつも思うことですが、我々と連帯して動きたくとも動けない、メッセージを寄せたくとも寄せられない海外の被害者家族もいます。それは中国人拉致被害者です。
 その一人、1978年に拉致された、当時20代前半の女性、ホン(孔)・レンインさん。彼女の家族に家族会・救う会が仲介して数年前に、北とホンさんと接触のあった韓国人の元女優で脱北に成功した崔銀姫(チェ・ウニ)さんという方とホンさんの家族が会う場をソウルで設定したことがあります。
 私も通訳で同席したんですが、その時、ホンさんの弟さんが時々私の耳元まで寄ってきて、緊張した声でささやくんですね。何をささやくかというと、「あの隅の方で腕を組んでいる男性は誰ですか」とか、「今一人入ってきましたけど、あれどういう人ですか」と。
 明らかに中国政府に通じた人間がまぎれこんでいないかと脅えているんです。だから下手に声を上げると、中国当局からどんな嫌がらせを受けるか分からないということで、メッセージも寄せられないという状況です。
 ホン・レンインさんは、大韓航空機爆破事件の実行犯金賢姫の中国語の教育係をさせられていたことが確認されています。日本語の教育係をさせられたのが田口八重子さんです。
 つまり心ならずも北朝鮮工作員の現地化教育を担わされた人です。中国当局はほおかぶりしていますが、日本政府はこれまで中国政府の機嫌をそこねることを恐れて、中国人拉致問題を正面から持ち出さなかった。是非、安倍・古屋体制の下、こういう旧弊を打破して、中国人拉致問題も正面から取り上げていただきたいと思います(拍手)。
司会 ありがとうございました。先ほどのパンフレットの7ページに、中国人も拉致されているということを政府は書きました。
司会 それではここで、家族会の訴えの時間とさせていただきます。今日は9家族17人の家族が来ていらっしゃいます。よくこの訴えを聞いていただきたいんですが、この17人の内、親の世代は4人、横田ご夫妻と有本ご夫妻だけです。あとはもう来ることができる健康状態ではありません。親の一番若い横田早紀江さんも70代です。あとは皆さん80代、90代です。
 そして兄弟の世代が8人。一番上は飯塚さんで70代です。子どもの世代が5人です。拉致問題は親が子どもを捜しているというイメージを持ってきましたが、この壇上では親の世代よりも子どもの世代の方が多い。
 寺越さんたち3人。50年前ですから子どもといっても大きくなっています。そして曽我さんと飯塚耕一郎さんです。
 時間の推移を感じながら家族の訴えを聞きたいと思います。(以下マイクを廻して着席順に発言)。

  
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