「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録
◆特定失踪者のDNA採取も開始
山谷 毎回、激しい寂しさ、そして寂しい怒りを持ってこの日比谷に来ています。また全国各地の集会に出向いてきました。本当に皆様ありがとうございます。この16年間、照る日も雪の日も署名活動をして1000万を越えた。最初の頃は、「ありもしないことを言って」と怒られた日もありました。また雪の中を中学生たちが、「めぐみさんと私は同じ年なのよ」、「必ず戻れるようにしてちょうだい」と泣きながら訴えられたこともあります。
安倍総理そして古屋大臣のもと、皆様と力を合わせながらオールジャパンで、全員がタラップを踏んで日本の土を踏む日まで勤めていきたいと思います。
この10年間、国連やアメリカに度々関係者の皆様と行ってきました。最初はアメリカ当局も、拉致のことをよく知らずに、そしてこんな質問をされたんです。「特殊部隊を出しましたか」、「海上封鎖しましたか」。本当に私は情けなくて、必ず解決するそういう国にしようと、国家の威信をかけてそういう国にしていくんだと幾度誓ったか分かりません。
横田早紀江さんがブッシュ大統領との面談、そしてアメリカ議会下院での公聴会での証言にも、拉致担当政務官としてサポートのためにアメリカにいました。横田早紀江さんの訴えに、アメリカの議員たちは、涙を流して聞いておられましたが、しかし解決にはまだまだ道のりがあります。
国連で大きく拉致問題を取り上げてもらおうと、私はアフリカの国々、たくさん国々があって国連で1国が1票づつ持っているので、拉致のパンフレットを持って、大統領や外務大臣にお会いし、拉致の案件が国連に係ったら必ず日本を支持してくれと訴えてきました。
今年、安倍総理の強力なリーダーシップのもとに、国連に拉致問題を含む人権調査委員会が立ち上がった(拍手)。本当にここを活用しなければ、被害国は13か国とも14か国とも言われていますので。
アメリカにもスネドンさんという拉致が濃厚な方がいらっしゃいます。日米連携、そして各国との連携、そして国連の調査委員会、こうしたすべての関係者との綿密なチームワークによって、必ず解決をしていきたいと思います。
今年も桜をみんなで一緒に見ることができなかった。毎年私は悲しいです。そして昨日の月を、立待月の美しい月をみながら、北朝鮮でもお月様を見ながら待っている被害者。生きているのになぜ助けられないのか、本当に申し訳なくてなりません。
自民党は対話を引き出すための圧力、制裁、様々なことを検討し続けています。核やミサイルの開発者・技術者の出入国の禁止を初めとするヒト、モノ、カネの制裁を考えています。
そして邦人救出のための法整備、これも条文化しようではないかということで、今みんなで検討を始めています。
ここにお集まりの皆様、本当にありがとうございます。皆様方の声を受けながら、各国と連携しながら、オールジャパンでやりたいと思います。今、政府認定以外の特定失踪者のDNA採取も安倍政権下で始まっているんです。これまでと違う強力な体制を作りました。
皆様方の声をいただきながら、解決に向けて、救出に向けて努めていきたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。
司会 ありがとうございました。民主党にも拉致問題対策本部があります。そして民主党政権の時に先頭に立って拉致問題担当大臣をしてくださり、そしてこの間ずっと我々と一緒に戦ってくださいました本部長代行の松原仁先生、ご挨拶をお願いいたします。