救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「すべての拉致被害者を救出するぞ!国民大集会」全記録



◆家族が被害者を抱きしめる日まで、私の使命は終らない


安倍 家族会、救う会、拉致議連、知事の会、地方議連主催の国民大集会の開催にあたり、一言ご挨拶を申し上げます。
 本日この会場に、全国から、何とかこの問題を解決したい、子どもたちを返せ、この思いで足を運んでいただきました。まさに皆さんのこのご努力なくして、この問題を解決することはできないと思います。
 今日の集会に当たりまして、ご協力をいただきました関係者の皆様に心から感謝を申し上げますとともに、この会場に足を運んでいただいた皆様方に対し、総理大臣として厚く御礼を申し上げます。
 昨年で、小泉総理とともに北朝鮮を訪問してから10年が経過し、そして今年は11年目になっています。あの11年前の9月17日、北朝鮮に行った際に、先方から、8名の被害者は亡くなっていると言われた時のあのショック、今でも忘れることはできません。
 しかし、先ほど平沼会長がおっしゃったように、その後、死亡理由、日時、でたらめであったことが明らかになりました。
 政府としては、あくまでも被害者の皆様が生存していることを前提に、交渉に当たらなければならないのは当然のことと思っています。既にあれから11年が経っており、今日ご出席の被害者ご家族の皆様のお気持ちを察すると、本当に心が痛みます。 私はできうる限り、被害者ご家族の皆様に寄り添っていきたいと考えています。
 北朝鮮は、残念ながら未だに国際社会に対して挑発的な言動を繰り返しています。国連決議2094号採択以降も、一連の挑発行動を続けていますが、大切なことは、彼らが挑発的な行動を取ることによって、結果としてますます、彼らの立場が苦しくなっていくということを理解させなければなりません。
 何よりもこの拉致問題を解決しなければ、北朝鮮の将来は決して明るくはならない。つまり、この問題を解決せずに引き延ばしていけば、ますます北朝鮮という国は厳しい状況になっていくということを、金正恩第一書記を初め、北朝鮮に理解させることが大切です(拍手)。
 そして、今まで言ってきたことが間違っていた。彼らの政策を変更させなければならないわけです。そのためには、対話と圧力。しっかりと圧力をかけることによって対話に持ち込み、そして彼らが政策を変更する。この道以外には、残念ながら解決の道はないわけです。
 これは私がこの問題に10年以上関わってきた結論です。残念ながらまだ結果が出ていないわけですが、安倍政権としては、全力でこの問題に取組んでまいります。拉致議連において、ずっと私と共に活動してきた古屋圭司衆議院議員に担当大臣をお願いをしているところですが、古屋大臣だけではなく、すべての閣僚がこの認識を持って、それぞれの立場でこの問題に取組んでいくように指示をしています。
 私も先般訪米し、オバマ大統領と首脳会談を行った際にも協力をお願いしました。私が今行っている首脳会談においては、必ずこの拉致問題に言及し、日本の立場に対する理解と支持のお願いをしています。
 北朝鮮と国交を持つ国も多々ありますので、そうした国への働きかけ、また情報収集に全力を尽くしていく決意です。
 11年前、5名の被害者の方々が日本に帰国されました。今日お越しの曽我ひとみさんもそのお一人です。しかし、あの羽田空港で子どもたちを、ご家族を抱きしめることができなかった皆さんにも、ご家族をしっかりとこの手で抱きしめる日がやってくるまで、私の使命は終らない(拍手)。そのように決意したところです。
 拉致問題はまさにオールジャパンで取組んでいかなければならない問題です。今日このようにたくさんの皆様にお集まりをいただきました。そして家族会の皆様の長年のご苦労によって、1000万人の署名が集まったわけですが、またこの問題はたくさん乗り越えなければならない課題、山もあります。
 私は、内閣総理大臣として、国民の命を守る責任者として、この問題の全面解決に向けて、全力を尽くすことをお誓いして、総理大臣としてのご挨拶とさせていただきたいと思います。どうも本日はお越しいただいて誠にありがとうございました(拍手)。
司会 ありがとうございました。今、総理もご挨拶の中で言及してくださいましたし、私たちもそこに1000万署名と書かせていただきましたが、今日現在で、10,294,203筆の署名が集まりました(拍手)。
 昨日署名を色々調べてみました。16年間集めてきました。100万筆以上集まったピークが3回あります。1回目は1997年、家族会ができた年、めぐみさんの拉致が明らかになった年です。その時1年で100万集まりました。
 その後、2002年9月から2004年にかけて、5人が帰ってきて、偽の遺骨が出てきた時、2年連続で100万以上集まりました。 その後は少しずつ減ってきました。少ない時では年間20万を切る時もありました。
 昨年の2月私たちは、世論の力をもう一度見せようと、世論が膠着している、落ちているという人たちもいました。1回目と2回目は状況が動いて100万以上集まったんですが、今回は私たちが動かそうじゃないかと家族会・救う会の運動方針を決めました。
 あと150万必要でした。前年は50万くらいです。しかし、知事の会にお願いし、地方議連の会にもお願いして、また特定失踪者の家族の方たちも独自の署名を集めてくださり、様々な署名が集まりました。ついに私たちは1000万を越えることができました。
 この署名目録を、一番初めに署名活動を始めた前家族会代表の横田滋さん、そして今代表の飯塚繁雄さんから総理にご提出したいと思います(拍手)。


  
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