救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

非主体的農業で北朝鮮の食糧は常に不足
検タ總し統計を発表し続ける理由



5.米よりご飯を(配給のモニターより消費のモニターを)



重要な問題は、国連機関の食糧支援は配給のモニターのみで、消費のモニターがないことである。配給した食糧がきちんと消費されたかどうかの調査である。ところが、北朝鮮では国連機関による配給後の食料が当局に回収される。長期保存が可能な穀物の支援は、回収のリスクがつきまとう。
元軍人で脱北者の金聖○(キム・ソンミン)自由北朝鮮放送代表は、インタビューで、「以前、北朝鮮軍が各家庭をまわって、国際社会が支援した食糧を回収した。軍人が、配給された食糧が100%回収されないことに怒っていたことを覚えている、と話した」(「東亜日報」2011.02.21)。
北朝鮮のような独裁国家の場合、飢餓の時期には特に、支援食糧は権力者・弾圧者側の生存維持に転用されてしまう。そして国連機関の「人道支援」は、独裁体制維持のための「非人道行為」となる。その結果、大量の餓死が発生したのである。
(○は 王偏に文)

人道が保証されない独裁国に対する支援は、穀物ではなく、調理された食事を配給するのが最も効果的である。これなら回収されることはない。多数の支援センターを設置し、現地住民を雇用して食事を配給すれば、その場ですべて消費されることは明らかで、調査もいらない。「米よりご飯を」である。

北朝鮮の一般住民に国連機関等の支援食糧はほとんど配給されていない。配給されても回収されていることが脱北者への調査でも明らかになっている。
「対北朝鮮人権団体の北韓民主化ネットワークが、韓国国内の脱北者500人を対象に実施したアンケート調査によると、391人(78.2%)が、韓国や国際社会が支援した食糧を『受け取ったことがない』と回答した。受け取ったことがある106人のうち29人(27.4%)は、支援食糧の全て、または一部を「返納した」と答えた(「朝鮮日報」2011.04.07)。
「返納」というのは当局により回収されたということで、国連機関や日本・韓国などの二国間支援は、「確実に配給」したと報告されてきたが、「確実に消費」されてはいない。
約8割の人が「受け取ったことがない」と回答したのは、国連機関の支援が一般住民にほとんど達していないことを示している。また、「同僚や自宅周辺の人への分配も78.5%が『一度も見聞きしたことがない』という回答もそれを示している」。

また、北朝鮮の食糧問題を解決する根本的な方案として、脱北者たちの94%は「改革・開放」を挙げ、「大規模な食糧支援」と答えた人の割合は1.4%のみであった。そして、どこに届けられたと思うかについての解答は、「北朝鮮軍」(73.6%)、「党幹部」(69%)、政権機関(48.8%)、平壌の特権層(38.8%)の順であった。北朝鮮住民は独裁政権を全く信用していないということである。

「調査対象500人のうち6割近い294人が2010年以降に韓国入りしており、出身地もほぼ全国にまたがっていることなどから、調査結果は近年に至っても国際社会からの食糧支援が一般住民まで届いておらず、軍や党幹部、平壌市の特権階級などに向けて横流しされたり、提供元を隠すため別の袋に入れ替えて市場などに流通させていることを物語る(「世界日報」2011.04.07)。
配給しても当局に回収されることは以前から分かっていた。北朝鮮のような異常な国に確実に配給するには、現地に人的協力を求め、炊き出しで「食事」を配給するしかない。炊き出しならすべての食糧が消費される。国連機関は、部分的な配給のモニターだけで「必要なすべての人に配給した」と説明、宣伝しているが、全く信用しがたい。相手国の実情を直視せず、実績主義に陥っていると考えられる。
北朝鮮のような人権抑圧国家への国連の食糧支援は「人道支援」とは言えない。また、配給のモニターだけでなく、消費のモニターが併用されなければ、「必要なすべての人に配給した」とは言えないのである。独裁国家への「人道支援」は非人道行為であることを自覚すべきだ。そして独裁国家の人民を救うための「人道支援」を行うならば、その原則は、「コメよりご飯を!」である。それが嫌だというなら支援をしなければよい。



目次


※ 北朝鮮食糧問題最新事情(2015.03.26)

はじめに

機ァ嵋鳴鮮の食糧事情は安定」報告と北朝鮮から伝わる多くの悲鳴
 1.北朝鮮の食糧事情は安定したのか
 2.不足しているから聞こえてくる悲鳴

供ス駭機関の報告は約300万人水増し−北朝鮮の人口
 1.「2008年人口調査」は虚偽調査
 2.おかしな報告の数々−北朝鮮人口調査
 3.人口は300万人水増し

掘ス駭機関の報告は水増し−北朝鮮の食糧生産
 1.米は10a当たり180kg程度
 2.メイズは約100万トン水増し
 3.国連機関の報告は毎回基準が異なる
 4.飢餓を無視して核・ミサイルを開発

検タ總し統計を発表し続ける理由
 1.個人独裁の責任が問われる
 2.人口の水増しで国際支援を訴え
 3.国連による食糧支援の問題点
 4.独裁国家への「人道支援」は非人道
 5.米よりご飯を(配給のモニターより消費のモニターを)
 6.国連は家族農業を認めない国家には人道支援を行うな

資料: FAO/WFP「北朝鮮の穀物および食糧安全保障調査団特別報告」
 1995年〜2012年(英文)
資料: FAO/WFP北朝鮮食糧事情合同調査報告書2013
  
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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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日比谷公園1-3