救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

非主体的農業で北朝鮮の食糧は常に不足
検タ總し統計を発表し続ける理由

7.FAO/WFP北朝鮮食糧事情合同調査報告書2013について



2013/14年度の北朝鮮の食糧生産と需要は前年の報告とほとんど変わらず、特に説明を変更する必要もないので、簡単なデータと説明を追加します。





 FAO/WFPの2013/14農業年度(2013年11月から2014年10月まで)の北朝鮮の農業生産量は503万トン(春作は予測値)、不足量はわずかに4万トンとした。これが本当なら食糧支援はいらないはずである。

 収穫後ロスを著しく増やしたのもおかしい。そうでもしないと、不足量がなくなり、国連が不足を呼びかけることができなくなるからであろう。しかし、実際には食糧不足が続き、餓死者も出ている。

 そして、北朝鮮の「労働新聞」は2014年1月18日の社説で、「全党、全国、全人民が決起して農業にすべての力を集中して今年、朝鮮労働党が提示した穀物生産目標を必ず達成しなければならない」と強調した。

 今年農業を強調したのは、1964年2月25日に金日成が、朝鮮労働党中央委員会第4期第8回総会で「わが国における社会主義農村問題に関するテーゼ」を発表して50周年の年であるからとされている。

 しかし、実際には食糧が大幅に足りないから、農業生産が強調されているとしか思えない。既に今年1月と2月はこれまでより大量の肥料を中国から輸入している。国連報告にあるほどの食糧が本当に生産されていれば、無理して肥料輸入を増やす必要はない。つまり、肥料が決定的に不足していることを示している。

 また北朝鮮は2014年1月31日に、歴史上初めて、協同農場の最末端組織の責任者である分組長だけを集めて会議を開いた。そして、生産量を高めるために、圃田担当制を実施するという。一部は昨年から実施し、300%達成など嘘の宣伝が行われているようだ。

 これは、これまで10〜25人で構成されていた分組を3〜5人単位に縮小し、働いだ分組ほど多く配分されるという競争原理を導入したようにも見える。しかし、収穫した農作物の余剰分は自由に処分できるとは言っても、「穀物生産計画」の目標値が高すぎて、余剰分など出ないことを知っている農民が本気で対応しようとはしていない。

 北朝鮮の協同農場では目標値(ノルマ)を達成しないと処分されるので達成したことにしているだけで、実際は300万程度なのに500万トンも生産したことになっているだけである。それにも拘わらず、さらに大きな目標値を超えろと言われても超えられるはずがないというのが現状である。

 国連北朝鮮人権調査委員会(COI)は2014年2月17日、北朝鮮における人権問題の実態に関する最終報告書を発表し、北朝鮮政権が政策に基づいて「組織的・広範囲かつ深刻な人権侵害」を行っていると指摘し、その内容を9項目上げたが、その第1が北朝鮮国民への「食糧への権利の侵害」であった。

 2013/14年度の食糧の不足量がわずか4万トンなどというデータが信用できる筈がない。

(2014.04.01追補)



目次


※ 北朝鮮食糧問題最新事情(2015.03.26)

はじめに

機ァ嵋鳴鮮の食糧事情は安定」報告と北朝鮮から伝わる多くの悲鳴
 1.北朝鮮の食糧事情は安定したのか
 2.不足しているから聞こえてくる悲鳴

供ス駭機関の報告は約300万人水増し−北朝鮮の人口
 1.「2008年人口調査」は虚偽調査
 2.おかしな報告の数々−北朝鮮人口調査
 3.人口は300万人水増し

掘ス駭機関の報告は水増し−北朝鮮の食糧生産
 1.米は10a当たり180kg程度
 2.メイズは約100万トン水増し
 3.国連機関の報告は毎回基準が異なる
 4.飢餓を無視して核・ミサイルを開発

検タ總し統計を発表し続ける理由
 1.個人独裁の責任が問われる
 2.人口の水増しで国際支援を訴え
 3.国連による食糧支援の問題点
 4.独裁国家への「人道支援」は非人道
 5.米よりご飯を(配給のモニターより消費のモニターを)
 6.国連は家族農業を認めない国家には人道支援を行うな

資料: FAO/WFP「北朝鮮の穀物および食糧安全保障調査団特別報告」
 1995年〜2012年(英文)
資料: FAO/WFP北朝鮮食糧事情合同調査報告書2013

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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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