救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「拉致解決の好機を逃した金正男退去に怒る緊急集会」開催(2001/05/15)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
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〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■「拉致解決の好機を逃した金正男退去に怒る緊急集会」開催

 本日(15日)夜、東京千代田区の東条インペリアルパレスで「拉致解決の好機を逃
した金正男退去に怒る緊急集会」が開催されました。
 準備開始から1週間、参加者の多くは通知を受け取って数日という短期間の準備で
したので出席者数が心配されましたが、最終的には会場を満員にする300人が参加、
この問題についての国民の怒りが強いことが明らかになりました。

 集会は小島晴則全国協議会副会長の司会で始まり、最初に西村真悟、塩田晋両衆議
院議員(自由)が登壇、政府の対応を批判するとともに、今後の活動を約束しました。
また、金子善次郎衆議院議員(民主)は代理で秘書が参加しました。

 続いて家族の訴えに移りました。訴えをしたのは横田滋家族会代表、早紀江夫人、
蓮池ハツイさん、地村保さん、浜本雄幸さん、有本明弘・嘉代子夫妻、増元照明さん、
蓮池透さん(発言順)の9人でした。ご家族は皆小泉政権、特に小泉首相と田中外相
の今回の措置に対して強い不満を持っていることを口々に語りました。

 この途中地方議員の会の参加者が紹介され、代表して土屋たかゆき地方議員の会会
長(東京都議)があいさつをしました。地方議員の会の参加者は土屋会長と中村実事
務局長(船橋市議)、三宅博幹事(八尾市議)、大口英夫幹事(松任市議)で、さら
に埼玉の会の鈴木松蔵会長(久喜市義)、関根伶小平市議も紹介されました。

 続いて北朝鮮で1年半医療奉仕活動をし、追放されたドイツ人医師ノルベルト・フォ
ラツェン氏が登壇、北朝鮮の内部の状況について説明をしました(同氏の北朝鮮でつ
けていた日記は先週末「北朝鮮を知りすぎた医者」として草思社から発売されている)
フォラツェン氏は17日米国に行き、議会で北朝鮮の人権問題について証言しますが、
その際拉致問題についても語るとのことです。

 フォラツェン氏のスピーチの後、佐藤勝巳全国協議会会長があいさつ、「今回のこ
とは失望するばかりだが、闘いをやめてはならない」と訴え、10月14日に予定されて
いる日比谷公会堂での集会への協力を呼びかけました。

 最後に山本閉留巳青年の会会長が以下のアピール案を提案、満場一致で承認されま
した。
                アピール

 今回の金正男不正入国事件に関する政府の対応はまさに事なかれ主義の一言に尽き
る。実質2日の拘留で帰国させたのは、問題が大きくなれば当然「徹底した取り調べ
をせよ」「拉致問題解決のカードに使え」という世論が高まることを政府が恐れて、
その前に国外退去させたものに他ならない。これによって政府は拉致された日本人を
救出しようとする積極的意志すら政府にないことを証明した。

 北朝鮮は拉致を否定している。日朝交渉の議題にすること自体も拒否している。不
法入国者に適正な取り調べをし、その間に北朝鮮側と交渉をする位のことは当然であ
り、今回それをしなかった政府、特に小泉純一郎首相と田中真紀子外相の責任は甚大
である。また、早期帰国への道筋を作った槙田邦彦外務省アジア局長らの言動も厳し
く追求されるべきであろう。

 拉致は現在も続いているテロ行為であり、言語道断の主権侵害、人権侵害である。
単なる「人道問題」などでは決してない。政府の中には拉致された人々や北朝鮮に滞
在中の日本人の安全に影響するとの理由をつけるものがいたが、日本は金正日の肉親
を手にしているのだから北朝鮮にいる日本人に手を出せるはずはなかった。断固たる
態度で被拉致者の解放を求めるべきだった。今回の政府の措置は、拉致問題解決の千
載一遇のチャンスを逸した犯罪行為である。

私たちはこれを機会に次のことを小泉内閣及び国会に求める。

 1、政府は今回の事件を総括し、責任を明らかにされたい。
 2、小泉首相はそれを家族に伝え、家族・支援者・そして国民の前に自らの立場を
  明らかにされたい。
 3、早期解決のための具体的対応として早急に首相直属の拉致問題対策室を設置し、
  本腰の対応をしていただきたい。
 4、拉致事件に関する情報公開をしていただきたい。

  平成13年5月15日
         拉致解決の好機を逃した金正男退去に怒る緊急集会 
                               参加者一同
 
 最後になりましたが、ご協力いただいた皆様に心より御礼申し上げます。


  
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