金与正部長談話について(2026/03/25)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2026.03.25-2)
■金与正部長談話について
3月23日金与正部長談話分析 西岡力
昨夜(3月23日)金与正部長が、高市総理が米国で日朝首脳会談への意欲を示
したことに対して談話を出しました。
【平壌3月23日発朝鮮中央通信】
朝鮮労働党中央委員会の金與正部長が23日に発表した談話の全文は、次の通
り。
外電によると、19日、ワシントンで開かれた米日首脳会談の際、日本首相が
朝日首脳会談の実現に強い意欲を示したという。
しかし、日本が願うからといって、決心したからといって実現する問題ではな
い。
日本首相がわれわれが認めたこともない自分らの一方的議題を解決してみると
いうものなら、わが国家指導部は会う意向も、対座することもない。
両国の首脳が互いに会うにはまず、日本が時代錯誤の慣行、習性と決別する決
心から持たなければならない。
しかし、今の日本はそれとは正反対の方向へ遠ざかっている。
われわれは、旧態依然とした思考と実現不可能な我執にとらわれている相手と
は対座して交わす話がない。
徹底的に個人的な立場ではあるが、私は日本首相が平壌に来る光景を見たくな
い。
ーーー
◆金与正談話は完全拒否ではない
この談話について救う会はまだ情報をとれていないです。現段階での私の分析
は以下の通りです。
2年前2024年3月の与正氏談話では、拉致が未解決との立場に立っているから日
本との交渉を完全に拒否するという立場を明確にしたが、今回の談話は
1 拉致という表現を使っていない
2 日朝首脳会談の条件を「時代錯誤的な慣行や習性と決別するという決意を固
め(ること)」と明記し、首脳会談自体を完全に拒否していない。
3 日本首相訪朝について、「個人的な立場」で「見たくない」という感情表現
にとどめている
ので、完全拒否ではない。
水面下で行われている可能性が高い接触での北朝鮮側の立場を強めようとする
意図が感じられる。
ただし、2年前は同じ与正氏が3月25日に「われわれの主権的権利の行使に干
渉」(核廃棄要求を指すと思われる)しないことと、「これ以上解決すべきこと
も、知るよしもない拉致問題に依然として没頭する」ことがないことを首脳会談
の条件に掲げ、その談話を受けて林官房長官が「拉致問題は解決済み」という立
場は受け入れられないと会見で話したことを理由に26日に交渉完全拒否の談話を
出した。
24日、木原長官が会見で今回の与正氏談話について出すコメントで拉致解決を
求めた場合、再度与正部長が談話を出して交渉完全拒否を言うかどうかが観察ポ
イントになる。
参考
★平壌2024年3月25日発朝鮮中央通信
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が25日、次のような談話を発表した。
先月、私は日本の岸田首相が国会で朝日首脳会談問題に意欲を示したことにつ
いて個人的な所見を述べたことがある。
最近も岸田首相は、異なるルートを通じて可能な限り早いうちに朝鮮民主主義
人民共和国国務委員長に直接会いたいという意向をわれわれに伝えてきた。
先日にも言ったように、朝日関係改善の新しい活路を開く上で重要なのは日本
の実際の政治的決断である。
単に首脳会談に乗り出すという心構えだけでは不信と誤解でいっぱいになった
両国関係を解決することができないというのが、過ぎ去った朝日関係の歴史が与
える教訓である。
日本が今のようにわれわれの主権的権利の行使に干渉しようとし、これ以上解
決すべきことも、知るよしもない拉致問題に依然として没頭するなら首相の構想
が人気取りにすぎないという評判を避けられなくなるであろう。
明白なのは、日本が朝鮮民主主義人民共和国をあくまでも敵視して主権的権利
を侵害する際には、われわれの敵と見なされて標的に入るようになるだけであっ
て、決して友人にはなれないということである。
心から日本が両国関係を解決し、われわれの親しい隣国になって地域の平和と
安定を保障することに寄与したいなら、自国の全般利益に合致する戦略的選択を
する政治的勇断を下すことが必要である。
公正で平等な姿勢でわれわれの主権的権利と安全利益を尊重するなら、朝鮮民
主主義人民共和国の自衛力強化はいかなる場合にも日本にとって安保脅威になら
ないであろう。
首相はわが政府の明白な立場を知った上で発言すべきである。
自分が願うからといって、決心したからといってわが国家の指導部に会うこと
ができ、また会ってくれるのではないということを首相は知るべきである。
★平壌2024年3月26日発朝鮮中央通信
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が26日、次のような談話を発表した。
日本側は25日午後、内閣官房長官の記者会見で、拉致問題がすでに解決され
たとの主張は全く受け入れられないという立場を明白にした。
また、自分らと何の関係もないいわゆる核・ミサイルといった諸懸案という表
現を持ち出して、われわれの正当防衛に属する主権行使に干渉し、それを問題視
しようとした。
日本は、歴史を変えて地域の平和と安定を図り、新たな朝日関係の第一歩を踏
み出す勇気が全くない。
解決不可能で、また解決することもない不可克服の問題に執着している日本の
態度が、これを物語っている。
最近、数回にわたって周囲の耳目を集めた岸田首相の朝日首脳会談関連の発言
は、自分の政治目的によるものであると見られる。
史上、最低水準の支持率を意識している日本首相の政略的な打算に、朝日関係
が利用されてはならない。
「前提条件なしの日朝首脳会談」を要請して先に戸を叩いたのは日本側であり、
ただわれわれは日本が過去に縛られず、新しい出発をする姿勢を取っているのな
ら、歓迎するという立場を明らかにしただけである。
わが政府は、日本の態度を今一度明白に把握したし、したがって結論は日本側
とのいかなる接触にも、交渉にも顔を背け、それを拒否するであろう。
朝日首脳会談は、われわれにとって関心事ではない。
以上
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■高市首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■金与正部長談話について
3月23日金与正部長談話分析 西岡力
昨夜(3月23日)金与正部長が、高市総理が米国で日朝首脳会談への意欲を示
したことに対して談話を出しました。
【平壌3月23日発朝鮮中央通信】
朝鮮労働党中央委員会の金與正部長が23日に発表した談話の全文は、次の通
り。
外電によると、19日、ワシントンで開かれた米日首脳会談の際、日本首相が
朝日首脳会談の実現に強い意欲を示したという。
しかし、日本が願うからといって、決心したからといって実現する問題ではな
い。
日本首相がわれわれが認めたこともない自分らの一方的議題を解決してみると
いうものなら、わが国家指導部は会う意向も、対座することもない。
両国の首脳が互いに会うにはまず、日本が時代錯誤の慣行、習性と決別する決
心から持たなければならない。
しかし、今の日本はそれとは正反対の方向へ遠ざかっている。
われわれは、旧態依然とした思考と実現不可能な我執にとらわれている相手と
は対座して交わす話がない。
徹底的に個人的な立場ではあるが、私は日本首相が平壌に来る光景を見たくな
い。
ーーー
◆金与正談話は完全拒否ではない
この談話について救う会はまだ情報をとれていないです。現段階での私の分析
は以下の通りです。
2年前2024年3月の与正氏談話では、拉致が未解決との立場に立っているから日
本との交渉を完全に拒否するという立場を明確にしたが、今回の談話は
1 拉致という表現を使っていない
2 日朝首脳会談の条件を「時代錯誤的な慣行や習性と決別するという決意を固
め(ること)」と明記し、首脳会談自体を完全に拒否していない。
3 日本首相訪朝について、「個人的な立場」で「見たくない」という感情表現
にとどめている
ので、完全拒否ではない。
水面下で行われている可能性が高い接触での北朝鮮側の立場を強めようとする
意図が感じられる。
ただし、2年前は同じ与正氏が3月25日に「われわれの主権的権利の行使に干
渉」(核廃棄要求を指すと思われる)しないことと、「これ以上解決すべきこと
も、知るよしもない拉致問題に依然として没頭する」ことがないことを首脳会談
の条件に掲げ、その談話を受けて林官房長官が「拉致問題は解決済み」という立
場は受け入れられないと会見で話したことを理由に26日に交渉完全拒否の談話を
出した。
24日、木原長官が会見で今回の与正氏談話について出すコメントで拉致解決を
求めた場合、再度与正部長が談話を出して交渉完全拒否を言うかどうかが観察ポ
イントになる。
参考
★平壌2024年3月25日発朝鮮中央通信
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が25日、次のような談話を発表した。
先月、私は日本の岸田首相が国会で朝日首脳会談問題に意欲を示したことにつ
いて個人的な所見を述べたことがある。
最近も岸田首相は、異なるルートを通じて可能な限り早いうちに朝鮮民主主義
人民共和国国務委員長に直接会いたいという意向をわれわれに伝えてきた。
先日にも言ったように、朝日関係改善の新しい活路を開く上で重要なのは日本
の実際の政治的決断である。
単に首脳会談に乗り出すという心構えだけでは不信と誤解でいっぱいになった
両国関係を解決することができないというのが、過ぎ去った朝日関係の歴史が与
える教訓である。
日本が今のようにわれわれの主権的権利の行使に干渉しようとし、これ以上解
決すべきことも、知るよしもない拉致問題に依然として没頭するなら首相の構想
が人気取りにすぎないという評判を避けられなくなるであろう。
明白なのは、日本が朝鮮民主主義人民共和国をあくまでも敵視して主権的権利
を侵害する際には、われわれの敵と見なされて標的に入るようになるだけであっ
て、決して友人にはなれないということである。
心から日本が両国関係を解決し、われわれの親しい隣国になって地域の平和と
安定を保障することに寄与したいなら、自国の全般利益に合致する戦略的選択を
する政治的勇断を下すことが必要である。
公正で平等な姿勢でわれわれの主権的権利と安全利益を尊重するなら、朝鮮民
主主義人民共和国の自衛力強化はいかなる場合にも日本にとって安保脅威になら
ないであろう。
首相はわが政府の明白な立場を知った上で発言すべきである。
自分が願うからといって、決心したからといってわが国家の指導部に会うこと
ができ、また会ってくれるのではないということを首相は知るべきである。
★平壌2024年3月26日発朝鮮中央通信
朝鮮労働党中央委員会の金與正副部長が26日、次のような談話を発表した。
日本側は25日午後、内閣官房長官の記者会見で、拉致問題がすでに解決され
たとの主張は全く受け入れられないという立場を明白にした。
また、自分らと何の関係もないいわゆる核・ミサイルといった諸懸案という表
現を持ち出して、われわれの正当防衛に属する主権行使に干渉し、それを問題視
しようとした。
日本は、歴史を変えて地域の平和と安定を図り、新たな朝日関係の第一歩を踏
み出す勇気が全くない。
解決不可能で、また解決することもない不可克服の問題に執着している日本の
態度が、これを物語っている。
最近、数回にわたって周囲の耳目を集めた岸田首相の朝日首脳会談関連の発言
は、自分の政治目的によるものであると見られる。
史上、最低水準の支持率を意識している日本首相の政略的な打算に、朝日関係
が利用されてはならない。
「前提条件なしの日朝首脳会談」を要請して先に戸を叩いたのは日本側であり、
ただわれわれは日本が過去に縛られず、新しい出発をする姿勢を取っているのな
ら、歓迎するという立場を明らかにしただけである。
わが政府は、日本の態度を今一度明白に把握したし、したがって結論は日本側
とのいかなる接触にも、交渉にも顔を背け、それを拒否するであろう。
朝日首脳会談は、われわれにとって関心事ではない。
以上
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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿
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