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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

横田家が記者会見3−質疑応答(2020/06/12)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.06.12)

 以下は、昨日のメールに続き質疑応答の場面です。

■横田家が記者会見3−質疑応答

◆滋さんの強さはどこから来ているのか

問 滋さんが最初は何キリスト教に入信されなかったことについて、「一番苦し
いのは北朝鮮にとらわれてるの娘だ。彼女が苦しんでいるのに父である自分が宗
教に頼って心の安定を得たら申し訳ない」との話がありました。

 また、外見上非常に優しく見えるんだけど非常に強いとお父さんでいらっしゃっ
たとをおっしゃってましたが、そのその滋さんの強さというのがどこから来てい
ると思いますか。

◆あくまで自分の力で頑張る人

早紀江 小さいころから、旅行に行って鳥居があったりすると、お父さんは絶対
くぐらない。そういう頑固さを持っていた。性格的なことだと思います。あくま
で自分の力で頑張ればどんなことでもできると。強い人だと思っています。

◆拉致は横田家の問題ではなく日本の問題

拓也 姉が拉致され、私が3年生か4年生の頃に、母の友人が母を精神的に助ける
ために家を訪問してくださったことがあり、なぜこんなことが起きちゃったんだ
ろうかなっていうな事を、母と子どもたちが話してるのを横で聞いてる時に、私
自信も、「本当に神がいるならなんてこんなにむごいことするんだろう」と考え
たように、「そんな神ならいらない」と父が考えた。

 私も小学校4年生の頃に感じて、「ならばなんで助けてくれないんだ」と思っ
ていました。それは私でなくても、父でなくても、皆さんお一人おひとりが、自
分の子どもやお父さんお母さんがそういう目にあわされていたならばですね、同
じことをきっと思ったと思います。

 この問題が難しいところ、厄介のところは、横田家の北朝鮮拉致問題だよねと
いう理解が一番問題の本質であって、拉致は自分の問題だということ、日本国が
主権を犯されて、工作員が日本に入ってきて、13歳の無実の少女を拉致したま
ま43年間人質外交を続けているということ、これは誰もが同じ機会のリスクを
負っていたかもしれないってことなんだってことが分かれば、決して父の気持ち
が特殊なものではなく、頑固だからではなく、きっと皆さんも同じことを感じて
るんではないかなというふうに思っています。

◆親として普通のことをやっていた

哲也 私も兄とほぼ同じ意見ですが、母が言ったように父は頑固な人間でしたか
ら、それが強く見えたこともあったかもしれません。娘を救い出すためにすべて
をなげうって、人生の半分を費やしてでも活動するというのは、たまたま今拉致
してる側とされてる側という構図にありますけども、多分子供のためだったらみ
んな同じですよね。

 そういうことしないのであれば、親失格ということになるでしょうから、普通
のことをやっていたんじゃないかなと思います。

問 これまで北朝鮮による拉致問題をまだ誰も知らない頃から訴えてこられた滋
さんが、今回お亡くなりになってしまいましたけれども、これからの活動につい
てどう引き続き、戦っていくのかのお気持ちをお伺いできればと思います。

◆何年経っても必ず取り戻す

早紀江 最後に主人と話をした時に、「これからも絶対頑張るからね。大丈夫だ
から」と。何の罪もない女の子を拉致して、何十年もひどい目にあわされている
わけですから、何年経っても必ず取り戻す。みんな一緒に苦しい時間を過ごして
きたことを振り返ると、私もだんだん身体が弱ってきていますので、どこまで頑
張れるかは分かりませんけど、子どもたちの力を借りながら頑張っていきたいと
思っています。

◆姉は43年以上の言いようのないほどの苦しみにある

拓也 姉が拉致された43年前に、「お母さん助けて、お父さん助けて」って泣
き続けて叫んでいたと思うんですね。その時の恐怖とか、43年間も救出されな
い悔しさと、そして今回自分の父親が亡くなったことの情報を得ているかどうか
分かりませんが、仮に知っていたとして、私たち家族もとてもつらいですが、姉
は言いようのないほどの苦しみに43年以上の苦しみを持ってるんだと思うんで
す。

 その苦しみを家族として、日本国民の一人として、絶対にあきらめるわけには
いかないんで、必ず助け出すということを誓います。

 そして私たち一人ひとりではできないので、家族会が一致団結して頂き、救う
会にご支援を頂き、そして拉致議連の先生方と、そして日本の皆様方と一枚岩に
なって、人権侵害をしている北朝鮮と戦い続ける。

 今、なかなかこのコロナ問題で国際社会に訴えかけるような道ができないよう
な環境でありますが、この問題が数か月後に収束するのかしないのかは、私はそ
の分野では素人ですが、早めに収束していけば再び国際社会に打って出て、この
問題がいかに深刻であるか、現在進行形の人権侵害問題だということを訴え続け
て、北朝鮮を人権の観点から包囲していきたいと思っています。

◆一枚岩で当たらない限り日本としては弱い

哲也 家族を拉致されている立場なので、これからも当然救出活動にはもちろん
関わっていくつもりです。もちろんやれることというのは、講演会で話すとか、
署名活動だとか限られたことしかできないわけです。

 全面的にやるのは政府が外交交渉するんだろうと思いますので、政府のもとに
拉致問題対策本部事務局との連携がこれからも重要であろうと思います。

 その中で、ここ2、3日のニュースなんかを見てましても、街頭で若い方に日
本人拉致問題で問いかけたりすると、「聞いたことはあるけど分かりません」、
「それって何ですか」というのもありました。

 実際に外交交渉をするのも大事ですし、もっと日本人全体に、年齢を問わずで
すね認識、認知を広めるのも大事なんだろうと思います。一枚岩で当たらない限
り日本としては弱いと思いますので、どうしたら若い人へのアピーになるのかと
いうことを事務局とも考えています。

◆できるのもなら、乗り込んで行って、「返してください」と言いたいくらいの気持ち

早紀江 13歳の子どもが連れていかれたということで、これが大きな問題になっ
ていますが、親の気持ちというのは皆さん同じなんですね。これからの日本の有
望な若者たちが連れ去られたままで、閉じ込められたままでいるという問題なん
だということです。色々な所からたくさんの人が連れ去られたことが今は分かっ
ています。しかし今なお解決できていない。できるのもなら、乗り込んで行って、
「返してください」と言いたいくらいの気持ちなんです。みんな。

 これは国家としての重要な問題だと思っていますので、帰国できるように頑張っ
ていただきたいと思っています。

問 これまでも対北朝鮮がどうでるかということを巡って、古くはそのめぐみさ
んのお名前を公表するかというところから始まって、あの滋さんとご家族の意見
が違うというようなこともあったと思います。家庭内で色んな意見を戦わせたり
とか、その中でお父様の強さを思われたこととか、思い出になることがあったら
お話しいただけませんでしょうか。

◆お父さんが言ったことは間違ってなかった

早紀江 北朝鮮という国の色んなことは知らなかったですね。拉致をする国だと
いうことも知らなかったし、何か気に入らなければすぐ殺してしまうとか。しか
し、主人はこれまで20年間何も見えないで苦しんでいましたので、覚悟してで
も進まなければだめだ、と。そこは強いんですね。

 今は北朝鮮のことが明らかになって、お父さんが言ったことは間違ってなかっ
たと思っています。

◆父は本能的に氏名の公表を判断した

拓也 母も双子の私たちも、普通の一般人なんですよね。国際関係論とか国際政
治を専門に学んでいるわけでもなくて、もちろん外交権も警察権も持っていない
普通の素人です。

 ただ父がその瞬間に氏名を公表して、この問題を前に動かすというのは、考え
たことではなく、本能的な判断だったと思っています。

 だけどもやはり我が子を救うために、何を決断する必要があるのかっていうこ
とを本能的に考えて、私たち3人が慎重な意見を考えている時に、勇気ある判断
をしたんだと思います。今、それがようやくここまで、まだ解決はしていないも
のの、金正恩の包囲網を構築するあと一歩のところまで来ていますから、そこは
やはり止めてはいけない。父の思いをかなえさせてあげるために、絶対に止めて
はならないというふうに思っています。

 これは先ほど申し上げたように、横田家だけの問題ではなくて、日本国家に与
えられた課題、使命であるということを、皆で意識して報道も一枚岩になって、
北朝鮮と戦ってほしいと思っています。

◆「帰国したよ」と報告できることが私たちと日本の使命

哲也 家族内の議論の中で、名前を出す、出さないっていうことがあって、父の
意見が尊重され、それがいい方向に向かっていると思います。北朝鮮というのは
人の命が見捨てられる国ですから、もしかしたらその時の決断で翌日に殺された
かもしれない。

 そういう意味でたまたま父の意見が正しかっただけなのかもしれない。結果と
しては、今正しかった判断だと思うのですが、その正しかった判断が今完全にま
では成果が出ていない。

 父は今天国に行っていますが、「帰国したよ」と報告できることこそが、私た
ち家族であり日本国民の使命と思っています。

問 確認なんですが、先ほども写真を一枚棺の中に入れられたとのことでしたが、
それはどれですか。

早紀江 病室に置いて、いつも主人が眺めていた写真の一枚です。佐渡で撮った
ものです。

哲也 正確には、写真ではなく、写真が載っている新聞を額にいれていたのです
が、その紙を入れたということです。

問 拓也さんに家族会の事務局長というお立場でおうかがしたいんですが、去年
から家族会としては金委員長に帰国する決断を促すとして、日朝交渉を阻止する
ようなことはしないということだ思いますが、その主張は変わっていないと思い
ますがが、今後そういった方針を踏まえて北朝鮮に求めていきたいこと、日本政
府に必ずやってほしいことをお伺いします。

拓也 その方針は変わっていません。有本恵子さんのお母様が亡くなられた時に、
ご存命の頃に、嘉代子さんが、「家だけじゃダメなんだ」ということをおっしゃっ
て、私たちも同じ考えに立って、自分たちだけの家族が帰ってこれて、他の人た
ちのことは知らないっていうようことはひとつも考えていないんです。

 政府が認定してる方、されてない方を含めて実に多くの人が、同じ辛さで、今
も私たちの助けを待っていますから、私たちの方針はこれまで十市、全拉致被害
者の即時一括帰国です。

 この方針がぶれないように、引き続き日本政府に対して連携しながら、強く働
きかけていきたいと思っています。

司会 先ほどご紹介しました渡辺周先生もいらっしゃいました。会長代行です。
最後にお別れの会のことなどを含めて、拉致議連会長の古谷先生から締めのご挨
拶をお願いと思います。

◆滋さんの魂を心に刻んで全力で頑張る

古屋圭司(拉致議連会長)

 私たち拉致議連は党派を超えて、ただ一点、拉致被害者全員の帰国をめざすこ
とに集中して取り組んでいます。

 残念ながらそれが実現できてない。そして、めぐみさんと滋さんが再開を果た
す前に亡くなられたことは残念至極であります。

 滋さんは奥様と一緒にですね、まなじりを決して全国民に訴えかけました。そ
のことこそが、多くの日本人がこの拉致問題は絶対に許さない、その世論を作り
上げて頂いた、象徴的な存在でございました。

 アメリカに行った時にも健気に政府高官に訴える姿、今でも私たちアメリカに
行った仲間はみんな今目に焼き付いてますよ。これからもその滋さんの魂をしっ
かり心に刻んで、今拓也さんから話があったように、全ての拉致被害者の帰国の
ために全力で頑張って参ります。

 このことを私たち拉致議連としてもお約束を申し上げたい。その上で今西岡会
長からお話がありましたように、我々は年に定期的に三団体共催で、家族会、救
う会そして拉致議連主催で国民大会をやっていますが、こういった状況も踏まえ
ながら、併せて「お別れの会」をさせていただきたいと思っています。

 色んな諸般の状勢もございますので、横田家ともよく相談しながら、このお別
れの会を開会いたします。

 改めて我々はしっかり滋さんの魂を心に刻んで、引き続き拉致問題解決のため
に全力を尽くすことを約束を申し上げて、拉致議連からのご挨拶とさせていただ
きます。ありがとうございました。

以上

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