救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

訪米報告と米朝首脳会談−東京連続集会報告5(2018/05/24)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2018.05.24-2)

■訪米報告と米朝首脳会談−東京連続集会報告5

◆アメリカは金正恩の飛行機をいつでも撃墜できる

島田 今アメリカペースで進んでいると思いますが、金正恩は安全に列車でいけ
る板門店かモンゴルあたりでやりたかった。だけどアメリカ側がシンガポールを
主張して、飛行機で飛んで来いと。その気になれば米軍はいくらでも撃墜できる
わけですから、その危険を冒して来いというのに北朝鮮側が応じているんです。

 習近平のところに2回続けて会いにいきましたが、2回目は聞くところによる
と、とにかく中国の領空を飛ばしてくれと、撃墜されないように。途中でエンジ
ントラブルがあったら中国の空港に着陸できる、と。その後どうしても南シナ海
だけは通らなければならないが、中国はここは自分の領海だと主張しているので、
中国空軍に護衛してくれないかと頼んで行ったという話を聞きました。

 習近平が、金正恩が言うことを聞かないので、「帰りは国際航路を飛んで行け」
と言えば、アメリカはいくらでも撃墜できます。会談して、金正恩は言うことを
聞かないなとトランプが思ったら、代わりに斬首作戦を発動できます。

 CIAや軍は作戦を準備していますから、大統領が「やれ」と言った時に、
「考えていませんでした」と言ったら、全員クビですから、大統領が「やれ」と
言ったらいつでも作戦できるように考えていると思います。

 そういうことを分かりながらシンガポールまで出てくる。しかも、一昨日は
「ボルトンをはずせ」と言わんばかりのことを言いましたが、これはアメリカ側
がボルトン的な方針を変えていないからそういうことを言ってくるわけです。な
らばこの調子で圧力を緩めずに進めていくことが非常に大事だと思います。

◆金正恩は自分の身にひたひたと迫っている危険を認識している

古森 金正恩が如何に、本来なら考えられないような行動、言動を取り始めたか。
私が北京にいた頃に、金正恩のお父さん金正日が北京に来ました。とにかく絶対
に飛行機に乗らないということで、列車で入ってくるんですが、そのことを北朝
鮮の意向で秘密にするんです。中国当局もそれに応じた。

 そして、北京の真ん中の中南海という要人が住むところまで金正日が来てたの
ですが、我々記者には分からない。噂だけはあったけど、色々調べても確認でき
なかった。また汽車に乗って彼が帰ったという時点でやっと発表する。

 今回の金正恩の北京訪問も、発表も何もない。金正恩も飛行機には絶対乗らな
いというのが国際的な定説だったのですが、今回簡単に破られた。これはよほど
緊急事態に追い詰められたからでしょう。

 力の行使とか、自分の身の上の心配があって北朝鮮が核兵器を放棄するという
見方は、それこそ楽観論で危険だとは思うんですが、とにかく普通ではやらない
ことをしている。

 「リビア方式」に関しても金正恩はずっと研究している。リビアのカダフィは
核放棄を迫られている最中に、2003年12月でしたが、イラクにサダム・フ
セインという独裁者がいましたよね。彼はアメリカに攻め込まれて、村の地下壕
みたいなところにずっと隠れていたんですね。

 それが分かって、捕まって、引きずり出されて、若い兵隊がフセインの顔を地
面に押し付けている大きな写真がありますが、これを間違いなくカダフィが見て
いるんですね。

 だから自分がこうなってはいけないという予告みたいなもので、彼としては独
裁政権が大量破壊兵器を開発して、もしそれを放棄した場合には滅びてしまう、
と。イラクの場合がそうです。大量破壊兵器があったか、なかったかは議論にな
りましたが。ある時点で核兵器を開発しようとしたことは間違いない。それを放
棄して結局やられてしまった。カダフィは、自分はそうなりたくないと思ったが
結局殺された。これを金正恩が見て、そこから教訓を学ぶのは当然なんですね。

 金正恩が習近平と、あるいは韓国大統領の文在寅との会談をテレビで見ていて
一つ気が付いたのは、金正恩というのは結構普通の感覚を持っている。習近平が
何か言うとノートを取ったりする。理路整然と言う。だから普通の感覚がすごく
あるんだなと思った。だから北朝鮮がちゃんと分かっているというのも当然だな
と思います。

 であればこそ、自分の身にひたひたと迫っている危険を十二分に認識している
のではないかと思います。

島田 一言だけ。実際カダフィが核放棄して数か月後に、イタリアのベルルスコー
ニ首相とアメリカの議員団がリビアを訪問してカダフィに会って話をするのです
が、その場でカダフィが「サダム(フセイン)のようになりたくなかったからだ」
と自分で言っているんですね。だからサダム・フセインが引きずり出されたのを
見て、恐怖心が一層つのったのでしょうね。

◆6月12日まで「全被害者の即時一括帰国」と言い続ける

西岡 6月12日にどうなるか。分からないことが多いですが、論理的には3つ
しかありません。

 第一はアメリカが中途半端な譲歩をする。アメリカまで届く大陸間弾道弾の放
棄だけで、核については今後話し合うとか、段階的な廃棄ということで譲歩して
しまう。これが最悪です。拉致問題は棚上げになる。我々が訪米した感触では、
それはほぼないんじゃないかと思いますが、すべてのことでゼロということはあ
りませんので、そういうことがないように警戒しなければならないと思います。

 第二の可能性は、完全な放棄を金正恩が認めるということです。ボルトンさん
が満足するような核・ミサイル・化学兵器の放棄をする。決断し、実際に実行す
るということです。そのことと、拉致被害者を全員返すことと比べれば、被害者
を返すことの方が容易です。

 しかしそれは、日本が要求しなければ実現しません。だから我々の要求水準は、
「全被害者の即時一括帰国」だと。さっき拓也さんがいいことを言いましたが、
日本が支援しなだけでなく、国際機関が支援しないことも我々は反対だし、その
費用を日本は持たないということで、トランプ大統領がうまくいった場合に、自
分の財布からお金を出したくない人ですから、様々なことで日本に請求書が来る
だろう。安倍総理はそのことも分かって、話していると思います。

 平壌宣言に基づいて、拉致問題と核・ミサイル問題が解決すれば、国交正常化
交渉ができる。国交正常化になれば経済支援もできる、と。

 しかし、第三の可能性は、決裂するということです。6月12日が起きないか
もしれない。6月12日の前に決裂するかもしれない。古森さんが先ほどおっしゃ
いましたが、決裂することを想定して準備をしておくべきだ。その場合に軍事的
緊張が高まっていくでしょう。その時被害者をどうやって安全に助けるのか。

 冒頭言いましたように、本当にしびれるような思いで一体どうなるのかと思っ
ています。この3つの中で何かが起きる。我々が今できることは、要求水準を下
げないということです。「全被害者の即時一括帰国」を言い続ける。日本はそれ
をしない限り決して満足しないし、国際社会が制裁を緩めたりすることに反対す
る。それをアメリカが認めないなら、「同盟に対する裏切りだ」と言う。

 固い決意で絶対に「全被害者の即時一括帰国」を言い続ける。総理も今そう言っ
ているんです。日本中でみんなで、どこに行っても、「全被害者の即時一括帰国」
だと言う。それが日本人の意思だと言い続ける。6月12日まで我々ができるこ
とはそれではないかと思っています。ありがとうございました(拍手)。

西岡 では家族会の横田早紀江さんと本間勝さんにお願いします(拍手)。

◆一目会って、「よかったね」と言い合えたらいい

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 みなさん、こんばんは。しばらく出席できていませんが、今日はたまたま時間
がとれました。40年も経ってしまいましたので、歳もとり、障害が多く、苦し
い時間になってきています。どのご家族も、みんなそのような悲しみと苦しさを
背負いながらだと思います。

 今日は先生方などから訪米のお話をお聞きしましたが、本当はそんなに難しい
問題じゃないはずなのに、本当に難しくなっています。その人が気持ちを理解し
て返してくれれば、世界中がよくまともな対応ができたねと思ってくれるし、支
援も来ますし、みんなが喜びに沸くから、それくらいなことがなぜできないのか
なといつも思います。

 やはり国益とか、心理作戦というか、そういう中で大きな場が動いていますの
で、私たちはどうしていいのか、どうなっているのか分からないという感じでい
つもみつめています。

 本当に何の罪もないものが鷲づかみにされて海を渡らされて、あちらの教育を
受けて、そして死ぬ思いで、何度も何度も苦しみながら一生懸命に生きているん
だろうと私たちは思っています。

 とにかく1回、なんとしても自分の故郷に帰って来たという思いを感じさせて
あげたい。そしてみんなが元気な間に一目会って、「よかったね」と言い合えた
らいい。家族はそれしか思っていないんですね。

 それだけで感謝でいっぱいなので、胃が痛くなるというのはあまり経験したこ
とがないんですが、最近そういう思いをして、診てもらったら逆流性胃炎、胸焼
けのひどいものです。

 すっぱい感じでご飯が食べられなくなる。薬をいただいて変わってきましたが、
身体もそんな感じで具合が悪くなっていきますので、元気なものでもそうあんる
のかなと思います。だからもっと苦労をなさっている方は、もっと苦しい思いを
なさっているのではと思っています。

 金正恩の心が変わり、北朝鮮への私たちの悪の思いも変わって、平和の方向に
向かっていくことをただただ願って、祈っています。これからも応援宜しくお願
いいたします(拍手)。

◆国民のためにも日米同盟が大事

本間勝(田口八重子さん兄)

 みなさん、こんばんは。今日の色々なお話の中で、(甥の飯塚)耕一郎は仕事
の都合で来ていないんですが、兄の飯塚繁雄も体調を崩しています。

 拓也さんと耕一郎がアメリカに行って、自分の思い、親への思い、兄弟への思
いを言ってきた。それを通じて、トランプ大統領が拉致問題について金正恩に、
「日本人拉致問題があるね」という一言で、じゃあトランプさんに会うと電話を
した。

 それでトランプさんが、「返すのか、返さないのか」と、「一括帰国」とか難
しい条件を出さないで、「返すのか、返さないのか、どうなんだ」と、これを突
き付けて答えをもらってほしいですね。

 島田先生がいいことを言いました。「帰り道が危ないよ」と。シンガポールか
らのね。あれは、「ああそうなのか」と密かに思いました(笑)。あれは金正恩が
覚悟をしてシンガポールに行くことによってそういうことも起こる。「これはや
ばいな」と。「悪いことは反省して、日本人を返します」、「核・ミサイルも廃
棄します」と。

 そういうことにつながらないと「これはやばいな」と思っていただければと思
います。拓也さんが言っていましたが、「北にとっても最後のチャンスなんだ」
と。米朝交渉を金正恩が持ちかけて、それが成功するかしないかというのは、金
正恩にとっても政治生命であると同時に、トランプさんも政権を運営していて大
した成果も見えないところで、これが唯一の成果になることをお互いに思ってく
れれば解決につながる。

 日本としても、アメリカにこのように頼るというのは、日米同盟があるからで
す。お互いの国を何か事があれば助けますよということですね。アメリカは日本
に対して国民を守る責任がある。日本国民が北朝鮮に拉致されている。それを取
り返すのは同盟国の責任だと思います。

 だから私は4月10日にアメリカ大使館でハガティさん(大使)に、「日米同
盟があるんだから助けてくださいよ。日本は武力を使えないんです」と言った。
使えるのはアメリカですから。そのために日米同盟があるとすれば、国民も、政
治的な問題はなかなか難しいですが、国民のためにも日米同盟というものは大事
にしていかなければならないということにつながっていくと思います(拍手)。
西岡 ありがとうございました。

【質疑応答】

問 今回アメリカは3人を連れ帰ったが、スネドンさんはなぜ入らなかったのか。

西岡 スネドンさんについては国務省でも聞きました。「今まだ調査している段
階」という見解でした。北朝鮮に「返せ」とは言っていないという返事でした。
アメリカから聞いたことだけお伝えします。

問 芸能人をなぜ使わないのか。

西岡 2002年以前の苦しかった時に助けてくださった方が何人かいましたが、
今だと、「何のためにそういうことをやるんでしょうか」と思う気持ちもありま
すので、なかなか難しいのではないかと思っています。
以上

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