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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮の「拉致解決済み」言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会報告5(2014/10/24)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.10.24)

■北朝鮮の「拉致解決済み」暴言に抗議し政府に毅然たる対応を求める緊急集会報
告5


◆中山先生を団長に

早坂胞吉(早坂勝男さん弟)

 同じく早坂勝男の弟です。仙台から来ました。2点ほどお願いしたいと思いま
す。

 宮城県で特定失踪者の拉致認定で署名集めを行いました。2007年に県内で
4万6千ほどの署名をいただいて、当時拉致担当だった中山恭子さんにお渡しし
ました。

 しかしその後ぜんぜん進んでいません。今日の集会では、中山先生が団長になっ
て交渉してほしいとの発言がありましたが、そういう方向でやってもらいたいと
思います。

 荒木先生に話したんですが、私は仙台で3年くらい前に公安調査庁の方から面
会を受けました。日本には拉致の協力者が必ずいるはずなんです。だからそこを
もう少し強く取り調べを是非やってもらいたいと思います(拍手)。

◆「ちょっとでかけてくる」と言ったきり

矢島文恵(荒谷敏夫さん妹)

 富山県の旧新湊市で、昭和47年、今から約40年前に25歳の時に失踪しま
した。「ちょっとでかけてくる」と言ったきり帰ってきませんでした。父は兄の
拉致疑惑を知らないまま、平成12年に亡くなりました。

 母は今92歳で、風邪をひいたり、熱が出たりしています。去年は脳梗塞を患
い、五分五分と言われたんですが、先生が「奇跡の生還だ」とおっしゃいました。
それは息子に会いたい一心だと思います。

 本当は会わせてやりたいので、一日も早く帰ってきてほしいと願っていますが、
皆さんが先ほどから言われた通り、やはり確実に帰ってこられるようにしてもら
いたいと思っています。

 旧新湊市は富山県高岡市の隣接する市で、あの有名な辛光洙が高校を卒業した
ところです。おそらく土地勘があったと思います。私の兄はまったく目撃証言な
どがないのですが、庄川という一級河川の近隣はかなりの数の行方不明者が出て
います。

 残念ながら、いなくなったことを知られるのが嫌なので、ほとんどの方は何も
していないんですね。私はたまたま東京に住んでいまして、荒木先生や色々な方
にお会いする機会があり、横田早紀江さんの集会にも参加させていただきました。

 「みなさんが長いことかけて培ってこられた会に参加させていただくのは非常
に心苦しい」と申し上げましたら、「そんなことはないですよ。一人でも多く参
加すれば、それだけ会が大きくなって力になるし、発言力も注目度も高くなるか
らどうぞご利用ください」と快くおっしゃっていただきました。

 それを心の杖として12年間やってきました。何の確証もないんですが、荒木
先生が、「あの辺はいっぱい拉致されているから、独り者でまだ結婚もしていな
いし、何か見てはいけないものを見てしまい、どこかでばったり会ってやられた
のではないかと思いますよ」とおっしゃって下さいました。それを頼りに今日ま
で頑張ってきました。

 どうか皆様、関心を失わずに、我が子だったら、隣の息子さんだったら、親戚
のお嬢さんだったらという気持ちで、これからもどうぞ宜しくお願いいたします
(拍手)。

◆一人でも待っている人がいれば、解決じゃない

西岡 今の話を聞くと、私は曽我ひとみさんの話を思い出します。曽我ひとみさ
んは帰ってくるまで認定されていなかったのです。金丸信さんが訪朝した時、1
990年の北朝鮮のテレビで報道されたそうです。曽我さんはそれを見ていた。

 「日本から政治家が来たんだから私のことが議題になっているのではないかと
心の中で期待していた。しかし、何も起きなかった」と言っています。今、認定
に関わらず全員助けることになっていますが、認定でない被害者も北朝鮮でテレ
ビを見ているんです。

 「今回、特別調査委員会ができた。拉致の調査が始まった」と北朝鮮はテレビ
で報道しました。曽我さんと同じように、我々がまだ名前をつかんでいない人も、
「交渉が始まったんだから当然日本政府は私のことを忘れるはずがない。日本国
民は私のことを忘れているはずがない。家族は、私が死んだとか、いなくなった
とか思っていないで、拉致されていると思って助けに来てくれるはずだ」と思っ
ているんです。

 曽我さんは認定されていませんでしたが、夜になって月や星をみながら、いつ
も、「日本からいつ助けがくるだろうかと、ずっと思っていた」と言います。認
定の有無は関係ありません。北朝鮮に一人でも、不法に抑留された人が残ってい
れば解決じゃないんです。

 一人でも、月や星をみながら、「日本から助けが来るだろう」と待っている人
がいれば、解決じゃないということを心に刻みたいと思います。特定失踪者のご
家族にもう一度拍手をお願いいたします(拍手)。

 最後に、家族会代表の飯塚さんが、地方での講演からかけつけてくださいまし
たので、お願いいたします(拍手)。

◆誠実な対応を引き出すような対応を

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)

 みなさん、こんばんは。このところの一連の日朝の動きを見ていますと、我々
素人から見ましても非常に矛盾した形が多いですね。今年の初め、「特別調査委
員会を作る、そこで調査をする」と言っていながら、3か月経っても、5か月経っ
ても報告がこない。

 その間に、あちこちで日朝の協議の場を既に用意している。「報告すべき内容
は初期段階だからまだない」と言いながら、平壌で話すと。報告内容がなければ、
行く必要もないわけですよね。そういった点も含めて心配な点がたくさんありま
す。

 こういう状況を踏まえて、我々家族会も平壌にいくのはまだ早い、拙速だとい
う判断をしています。今まで何回となくこういう場面があったと思いますが、そ
の都度北朝鮮のペースに巻き込まれて結局なにも収穫がないという状態が懸念さ
れます。

 従って、単に向こうから「来い」と言ったから、「はいそうですか。行きます」
というのでは、全くだめだと思うんですね。そもそも、調査委員会と宋日昊とは
関係ないんじゃないかと思うほど縦割りの感じがします。

 もともと調査なんかしなくても、日本人拉致被害者のことは分かっている、名
簿が多分あると思うんですね。それをずるずると引き延ばすということは、日本
の動き、態度が焦って、足元を見られているという感じがします。

 そういうことを日本としてきちっと踏まえて、向こうの動きを分析し、対応し
なければなりません。従って、単に「来い」と言ったからとかなりの人数を組ん
で向こうに入っていくというのは、全く考えられない無駄というか、マイナスの
リスクがかなり出てくると感じます。

 話すたびに向こうが要求し日本が譲歩する。これがずるずると続くように素人
の私でも感じます。

 私が前回言ったのは、「焦らずに、きちっと動きを見極めて、被害者が帰って
くるようなことがはっきりすれば、そういう交渉が成立してうまく行くだろう」
ということです。

 ですから、北朝鮮に誠実は報告をさせるように、政府が強く要請してほしいん
です。行くならば、きちっとした報告書が用意され、それを日本に渡すというこ
となら話は別なんですが、どうもそうではない感じがします。危険です。

 しかし、これは私の私見ですが、安倍総理がこういった動きをきちっととらえ
て、自ら分析、判断して、北朝鮮に代表団を派遣しようとした時、安倍総理なり
の勝算があれば、一つの手として考えているかもしれません。それは分かりませ
ん。

 色々水面下の動きもあるようですが、そういうことも含めて、安倍総理が、自
ら総理大臣として、責任を持って役割を果たすことにつながっていくのであれば、
私は、「絶対訪朝はだめ」とはなかなか言えないんですよね。

 この辺の状況判断は難しく、私たちにはよく分かりません。皆様の声、あるい
は専門の先生方の声を聞きながらその都度判断している筈ですが、今回の動きが
どう出るかということは全く分かりません。

 例えば家族会が、「行くのをやめろ」と言ったら、「はい。ではやめます」と
いうふうにはならないと思います。ですから私は、すべて安倍総理の両肩にかかっ
ていることを一部期待して、そういう手が打てるのであればやってみてください
とか言えません。

 心配は皆さんと同じようにたくさんあります。この心配をすべてクリアーした
上で、訪朝し、協議が有効的になるならばいいんですが、その場合でも、日本の
お偉方が大勢で平壌に行くのではなくて、調査委員会の動きを知るだけですから
担当官一人か二人でいいわけです。

 そして向こうで協議をするとか、何かを合意するとかいうことは一切なしで、
調査の状況を聞き、それを持って帰ればいいと思います。それを政府が分析して、
今後どうするか、こういった手順をしっかりと踏んでいかないと、事あるごとに、
「はいそうですか」となるのは我々でも怖いと感じます。

 今後の成り行きを注視したいところですが、私たちは色々な意見を言っていま
す。今日の申し入れもそうです。

 他方、北朝鮮は国連の中で、「拉致問題は解決済み」と言っているし、ちぐは
ぐなんです。振り回されてるという印象しかありません。従って、そういう状況
をどうやって乗り越えていくのかですが、これも時間があまりありません。慌て
ずにというのは、ゆっくりということではなく、しっかりと誠実な報告をさせる
ようにするにはどう持っていくのかということを踏まえた上で行動していただき
たいというお願いです。ありがとうございました(拍手)。

◆「こういう戦略でこうします」という説明会を家族にしてほしい

西岡 最後に一言申し上げます。本来なら、政府が戦略を立てて、「こういう戦
略でこうします」という説明会を家族にしてほしかったなあと思います。専門家
や議員の先生の意見を聞くのは当たり前のことです。

 先ほどから繰り返しおっしゃったように、被害者家族であって、それ以上でも
以下でもないわけです。「家族の意見を聞いて決めます」と言われることもプレッ
シャーになります。

 塚田一郎先生は、自民党拉致対の事務局長で拉致議連の事務局長として最後ま
でいてくださって、紙で読んでは分からない家族の方々の気持ち、そして全員取
り戻してほしいという気持ちを聞いていただきましたので、是非それを総理にき
ちんと伝えていただきたいと思います。

 そして、できるならば、自信を持ってこの方針で行くんだという説明会をして
いただきたいと思います。今日の説明会は、「まだ何も決まっていません」とい
う説明会でした。それはちょっとどうかなと思います。

 すべての情報を持っている人が判断すべきと思いますが、今の状況を客観的に
見ると心配で、懸念事項がたくさんあるということをみんなで申し上げました。

 そして北朝鮮に対して、日本人は全然ぶれてない。すべての被害者が帰ってく
るまで我々の怒りは下がっていない。一人でも、月や星を見て、「いつ助けが来
るんだろうか」と思っている人がいるならば、解決ではない。助けに行かなけれ
ばいけないのは私たちだということを確認して今日の集会を終わりたいと思いま
す。ありがとうございました(拍手)。

以上



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