救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会全報告5(2014/09/24)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.09.24)

■もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会全報告5

櫻井 ではここで拉致被害者のご家族の皆様方のお声を聞きたいと思います。飯
塚さんから宜しくお願いいたします。

◆もう後がない

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)

 先ほどもちょっとお話ししましたが、「もう後がない」というのが実感です。
今日のこの会場は、拉致問題を徹底的に、早期に、しかも確実に解決しようとい
う雰囲気、意気込みがものすごく高まっており、私も感じています。

 ことしも後3か月余りです。「今年こそは」ということからすれば、有言実行
という言葉がありますが、あと3か月が実行の期間だと思います。実行なくして
何事も生まれない。こういうことを常に思いながら、それぞれのご担当の方が、
私たちも当然活動しますが、この雰囲気を続けて実行に移していただきたいと思っ
ています。宜しくお願いいたします(拍手)。

◆次の集会は母親の手を引いてこの場に立ちたい

曽我ひとみ(拉致被害者、曽我ミヨシさん娘)

 皆さんこんにちは。今日は、皆さんお忙しい中、こんなにたくさんの方がこの
集会のために足を運んでいただき、心から感謝しています。ありがとうございま
す(拍手)。

 今交渉の最中で、私も毎日、毎日、落ち着かない日々を送っています。今日は、
私が拉致される前に、私が大好きな、大好きな、世界で一人しかいない一番大好
きな母が買ってくれた時計をして、この集会に来ました。皆さん、見えますでしょ
うか(拍手)。

 北朝鮮にいた24年間、本当に母親代わりになって叱ってもくれました。励ま
してもくれました。本当に心が折れて、もうどうしようか、どうしようかと思っ
た時に、この時計を見ながらいつも勇気をもらって、こんなことで弱音をはいて
いてはだめだ、絶対に大好きな故郷佐渡に帰るまでは一生懸命頑張っていこうと
自分に言い聞かせてきました。

 この次の集会には、母が買ってくれたこの時計ではなく、私と一緒に母親の手
を引いてこの場に立ちたいと思っています(拍手)。

 この次の集会は、必ずお祝いの集会にしたいと心から思っています。皆様も大
切な、大切なご家族がおありだと思います。その方が、本当に急にいなくなった
らと、もう一度お考えください。

 そしてもう時間がありません。皆さんご高齢になられ、本当に一日一日が大切
な時間です。今まで皆さん方のご支援をたくさんいただいてきました。しかし、
これからが勝負だと思います。皆様方にはこれまで以上にご支援、ご協力、どう
ぞ宜しくお願いいたします(拍手)。

◆楽観はできないが期待を持って見ている

横田 滋(横田めぐみさん父、家族会前代表)

 昭和52年に新潟で北朝鮮の工作員に拉致された横田めぐみの父です。13歳
で拉致されましたが、10月5日には50歳になります。如何に長いかというこ
とです。

 そして、子どもの拉致は児童の権利条約違反ですが、そういうことも無視され
て連れていかれました。20年間は北朝鮮の拉致というより、国内事件だとなっ
ていましたが、幸いなことに、めぐみが北朝鮮の工作員に拉致されたということ
が判明しました。

 先ほどの議員の紹介の時、西村眞悟先生が一番拍手が多かった(拍手)。また
三宅さんは当時は地方議員だったんですが、その後は国会議員ですが、拍手が多
かったのです(拍手)。

 それは警察の人から、「そんな拉致みたいなことを国会に持ち出したら命が危
ないですよ」なんて言われて、「それを守るのが君たちの仕事でしょう」と言い
ながらやってくださったわけです。その頃は、「拉致なんか本当にあるんですか」
とか、署名を頼んでも、「そんなものに署名して危険はないんですか」というこ
とがありました。

 我々の場合は転勤もありましたし、色々な方にお世話になり、まもなく結果が
出るという時になって心から感謝しています。新潟にいた時は新潟の方、神奈川
では神奈川の方など、色々な方にお世話になりました。

 また私たちのマンションの中にも「あさがおの会」というのがありまして、今
日も早めに来ましたら、色々な開催の準備をされています。本当に色々な方から
お世話になり、心から感謝しています。

 拉致問題は、2004年の2回目の小泉総理の訪朝からは全く進展がなくて、
北朝鮮は「拉致問題は解決済み」、「生きている人は子どもも含めてみんな返し
た」、「後の人は死んでいるんだから生き返らせることはできない」ということ
で、全く相手にならなかったんです。

 しかし、今年の春から拉致被害者を返すということで色々な打合せをやってい
ます。その効果が今になって現われてくると思います。ただ、北朝鮮から何度も
「死んだ」と言われたり、「遺骨」が来て偽物であったり、「28歳で死んだ」
と言って40歳くらいの写真を持ってきたりと、でたらめばかりやっていますか
ら、可能性もあると思いますが、楽観はできませんので期待を持って見ています。

 皆様方にお世話になりましたことを心から御礼申し上げます(拍手)。

◆今回のチャンスを絶対に最後にしてはいけない

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 みなさんこんにちは。今日もこんなにたくさんの方にお集まりいただき、本当
にありがとうございます。このように議員の皆様方や本当にたくさんの方が、拉
致問題は決して許すことのできない、日本国家にとって本当に許すことのできな
いことだと。

 解決もできていない、本当にこんなにたくさんの国民がいなくなっているのに
どうしたらいいんだろうと、一生懸命にご努力をいただいて少しづつ、少しづつ
開かれてきて、いろんなことが表れて今日まで来ることができました。本当に多
くのご支援を心から感謝いたします。

 今日は久しぶりに曽我ひとみさんとお会いできましたことを嬉しく思っていま
す。ひとみさんはめぐみがまだ若い時に、何度か招待所などで一緒にさせていた
だいて、一緒に勉強したということをお聞きして、曽我さんを見るといつも、あ
あめぐみちゃんがこうして肌を接して、手をつないで接していた人なんだなあと
いつも思います。曽我さんを見ると、めぐみちゃんがそこにいないかなあと懐か
しい思いでいます。

 今回は外交の最高のチャンスの時ですが、私は最後ではないと思っています。
絶対に最後にしてはいけない。どんなことがあっても、こんな大事なことだけは、
国家、国民全部が怒っている、皆が解決を望んでいる、命を返しなさいと最後ま
で言い続けることができますように、応援宜しくお願いいたします。本当にあり
がとうございます(拍手)。

◆もの別れは、初めて外務省が、我が国の主張を変えなかった結果

有本明弘(有本恵子さん父、家族会副代表)

 みなさんこんにちは。私は言わなければいかんと思うことを文章に書きとめて
きましたので、この会場でこれを読ませていただきたいと、控室で家族会や政府
の方にも言いました。この紙の40枚は控室で皆さんにお渡ししました。

 また、今我が国は非常に難しい局面に立ち至っていると自覚していただきたい
と思います。

 本日はこの会場に来てくださり、有難く御礼申し上げます。私の知る限りのこ
とをお話ししたいと思います。

 9月中には北朝鮮は再調査の結果を日本政府に出してくると思っています。そ
れは金正恩大将が、朝鮮放送を通じて、特別調査委員会を立ち上げ、調査を指せ
ると日本政府に知らせてきたことです。

 これが一番大きな問題で、金正日の時はこんなことはなかったんです。だから
私は金正恩の考えていることは関係改善に至る道筋を示したと思っているんです。

 この度の外務省の三日間に及ぶ朝鮮外交はもの別れに終わったと「産経新聞」
は書きましたが、これは初めて外務省が、我が国の主張を変えなかった結果であ
ります。出発前日、外務省幹部二人と家族会は会合を持ちました。私は、再調査
の話には絶対に乗らないで、拉致実行犯の引き渡しから入るようにと強く申し入
れました。これにより、宋日昊との交渉は終わってしまったのです。

 そして金正恩が日本に電波を使って呼びかけてきたんです。そこを皆さんよく
理解してください。

 9月の再調査の結果について話し合うのは、特別調査委員会のメンバーでなけ
ればならないのです。宋日昊じゃないんです。このことを考えますと、「共同通
信」が宋日昊との取材について語り合っているのは、日本政府の交渉の邪魔をし
ているのです。

 今の所、「日本経済新聞」、「共同通信」、石井一元国家公安委員長が目立っ
てきました。今後このような人たちの出現のないことを願っています(拍手)。

 そして金正恩大将にも知っていただきたいことがあります。御父金正日大将が
「死んだ」と言った人たちが、再調査した記録の中に入っていることを望んでい
ます。それが我が国との信頼の基になると確信しています。

 そして不思議な話も書いておきます。娘恵子がイギリスで易を見てもらいまし
た。英語の言葉のやりとりで、恵子と一緒にいた私の姉に聞いてみると、「あん
たは外国に住むようになる」と言われているんです。そしてもう一言、大変なこ
とも言われています。そのことは私は申しませんが、金正恩が恵子に会って、何
を言われたのか聞けば、彼も唖然とすると私は思います。

 以上です。ありがとうございました(拍手)。

◆日本人は怒りを通り越して激怒に達している

浜本七郎(地村〈旧制浜本〉富貴恵さん兄、家族会副代表)

 みなさんこんにちは。いつもご来場ありがとうございます。私は唯一帰国者側
の家族でありまして、福井県出身の旧制浜本富貴恵、今地村富貴恵の4歳上の兄
です。

 向こうでの生活の話はあまりさせていただいていないんですが、妹たちは北で
はどんな生活をしていたのか。簡単にお話すると、物理的なものは、食事などの
ようなものは何とか生活の範囲でやっていけたのです。

 25年間、何を思っていたか。それはやはり帰国に関することです。本当に心
の底から、腹の底か恨みが出るような、うめき声が出るようなことで、日本に帰
りたい、日本に帰りたい、ずっとそう思っていました。

 なぜか。やはり北というところは、冬になると酷寒の寒さなんですね。そこで
死んだら本当にさみしいというか、自分が精神的にまいってしまうわけですね。
向こうは土葬が多いそうです。亡くなっても土の中で、誰もお墓にも来てくれな
い。一人でさみしく亡くなっていかなければならない。

 それを思ったら、やはり日本に帰って、家族とかそういう人たちに見守られて
死んでいきたいというのが本当に日本人じゃないでしょうか。

 北はまだ回答してきません。宋日昊がこの前色々話しました。日本に対する信
頼関係等でいちゃもんをつけていますが、拉致した犯人なんですね。我々に非は
ないわけです。北朝鮮という国に対して25年間、刑務所にいたようなものです。
拉致した被害者は無条件で返すのが当たり前のことなんです(拍手)。

 それがなぜできないのか、ということですが、こちらにも手段があるんです。
今現在、朝鮮総連の議長について、(再入国許可を取り消せと)先ほどお話があ
りましたが、私もそう思います。再入国を許可しているんです。撤回も辞さない
ぞということも含めて早く返事を出せと(拍手)。

 こちらに非はないんです。向こうに非があるんですから。そういうことに関し
ては本当に悠長です。実際に譲歩することもできないと思います。

 ここにいらっしゃる方は、日本全国の意思だと思って、怒りを通り越して激怒
に達していると思っていらっしゃると思います(拍手)。是非とも応援宜しくお
願いいたします。ありがとうございました(拍手)。

◆外務省の担当者はここに来て国民の声を聞いてほしい

増元照明(増元るみ子さん弟、家族会事務局長)

 みなさんこんにちは。ありがとうございます。

 私はこの5月の日朝合意から3か月、集会や街頭でこう申し上げてきました。
北朝鮮が中途半端な回答をしないように、今プレッシャーをかけるべきだ、と。
日本は絶対に中途半端な回答を許さないと発信し続けるべきだ、と言いました。

 これは2002年の北朝鮮の発表で、「死亡」とされた家族を生き返らせ、そ
して帰国させるには、2002年よりもっと大きなエネルギーが必要だと思って
いるからです。そのエネルギーとは北朝鮮に対する圧力です。日本国民の声です。
これをもっと大きくしない限り、北朝鮮はまともな回答をしないと思っています。

 今回、オールジャパン、全日本と言われていますが、一つ欠けているのは、外
務省の人が来ていないことですよね(拍手)。担当者の外務省の人はせめてこの
会場に来て、国民の声、家族の声、日本の声を聞いて交渉に当たるべきではない
でしょうか(拍手)。

 そういえば、これまで1回も外務省の担当者が来たことはなかった。家族は言っ
ていますが、国民の声も拾い上げるべきでしょう。それをひしひしと感じて交渉
すべきです。

 伊原さんは頑張っていると聞いています。だから北朝鮮が提示したものに対し
て、突っぱねているらしい。そして宋日昊がああいう発表をしましたが、ジュネー
ブで私も感想を聞かれて、「盗人猛々しいとは本当にこのことだと思いました」
と申し上げましたが、もうここまで来たら、私は許しません。

 はっきり言って、外務省の伊原局長あたりが小さな声で、オフレコで、「これ
だったらもう朝鮮総連はいらんわなあ」くらいのことは言ってもいいんじゃない
ですか(拍手)。

 交渉する気がない国の北朝鮮が、「自分たちの大使館だ」と言っている。そん
なものは必要ないじゃないですか。北朝鮮が交渉する気がないんだったら、大使
館も領事館も日本にはいらないんですよ(拍手)。「朝鮮総連はいらんわなあ」
くらいのことは言ってもいいんじゃないでしょうか。そして朝鮮総連が直営して
いるパチンコ屋の名前を全部公表してください(拍手)。資金源を断ちましょう
(拍手)。

 それくらい怒っているということを、明確にしていかなければ、「死んだ」人
間を生き返らせることはできません。是非ご協力をお願いいたします。ありがと
うございました(拍手)。

(6につづく)


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