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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

全拉致リスト、既に正恩氏の手に 西岡力会長-参考情報(2014/07/08)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.07.08)

 本日7月8日の「産経新聞」【正論】欄に西岡力救う会会長の原稿が掲載され
ましたので、参考情報として発信します。

 なお現在発売中の「月刊正論」8月号には、より詳しい原稿が掲載されています。
「日朝・拉致『再調査』合意−緊迫の戦いと北朝鮮への重大警告」という西岡会
長の原稿です。併せてお読みください。

<参考情報>

■全拉致リスト、既に正恩氏の手に

【正論】全拉致リスト、既に正恩氏の手に 東京基督教大学教授・西岡力

 日朝協議で、北朝鮮側は拉致問題などを調査する特別調査委員会の権限、構成、
人事、活動について説明し、それを受けて日本政府は北朝鮮に科す制裁の一部を
解除した。だが、北の説明を分析すると、そのような委員会では拉致問題の十分
な調査は不可能だと言わざるを得ない。この点、マスコミの多くは日朝協議を進
めたいと考える勢力に誤導されている。

≪調査委員会は欠陥だらけだ≫

 委員会の欠陥を指摘する。第1に権限である。「朝鮮の最高指導機関である国
防委員会から、北朝鮮の全ての機関を調査することができ、必要に応じ参加関係
機関及びその他の関係者をいつでも調査に動員することのできる特別な権限が付
与される」とされている。しかし、国防委員会は国家機関であり、国家の上にあ
る朝鮮労働党を指導する権限を持たない。国防委員会から付与された権限では、
党中央委員会に所属する工作機関を調査に動員できないのだ。

 第2の問題。「委員会には国家安全保衛部、人民保安部、人民武力部、人民政
権機関、その他の機関や関係者を含める」とされ、拉致を実行し、そこに被害者
を管理している党の工作機関の名前がない。北朝鮮の党、政府、軍など全機関を
検閲する権限を持つ党組織指導部も明示されていない。

 第3に、「拉致被害者分科会」に保健省が入ったことは、新たに死亡診断書や
病院カルテを偽造する布石になるかもしれない。

 第4に「日本側からの資料等も参照しつつ、人民保安部の住民登録台帳の精査
を含め、北朝鮮への入境の如何(いかん)、行方不明者の現状等について状況を
確認する」とされた特定失踪者についてだ。党の工作機関が管理する大多数の拉
致被害者は住民登録台帳に登録されていない。この調査だと、大半の特定失踪者
は北朝鮮に存在しないとの回答が出て、事実上の特定失踪者切り捨てになりかね
ない。

 もっとも、委員会の実態の議論はあまり意味がない。拉致被害者の調査はすで
に終わっており、全被害者のリストは金正恩第1書記の手元にある。問題は金正
恩氏が全被害者を返す決断を下しているかどうかだ。局長級の協議の結果を、安
倍晋三首相自らが記者発表したのは、一つには金正恩氏に決断を迫るメッセージ
だった。

≪焦点は全被害者返す決断に≫

 北朝鮮は今回、「日本政府が認定している拉致被害者について改めて調査し、
それぞれの被害者について入境からの経緯を調査し、確認する」と約束した。認
定被害者は現在17人、うち5人は帰国したから残る被害者は12人だ。北朝鮮
は横田めぐみさんら8人を「死亡」、曽我ミヨシさんら4人を「未入境」として
いるが、客観的根拠は何一つ示せていない。

 認定被害者以外にも拉致被害者は必ず存在する。安倍政権が「認定の有無にか
かわらず全ての被害者の安全確保及び即時帰国」を目標とするのはそのためだ。
だが、現段階で金政権が全被害者の帰還を決断した証拠は全くない。

 彼らが2004年に「白紙に戻して再調査をした」として日本に伝えてきたの
は、偽遺骨など、でたらめな内容だった。同年12月、政府も約50項目の疑問
点・問題点を指摘して、「全く受け入れられない」と断じている(「北朝鮮から
提示された情報・物証の精査結果」=平成16年12月24日)。

 北朝鮮がそれらの疑問、問題にどう答えるのかが、今回の調査の核心だ。新た
に「死亡」証拠を偽造して出してくる危険性も十分にある。安倍首相自身、幹事
長代理だった04年12月、横田めぐみさんのものとされた遺骨から別人のDN
Aが検出されたとき、「これからは証拠を出せというと危険だ。生存者を返せと
いうべきだ。彼らは生きている人の腕を折って、本物の遺骨を作ることすらやり
かねない」と警告を発していた。

≪日本の確認能力甘くみるな≫

 日本の技術で遺骨を鑑定すれば死亡時期も特定できる。北朝鮮が1994年に
死亡した被害者のものだとして、遺骨を返してきたとしよう。日本側の鑑定結果
で死亡時期が2002年以降と判明すれば、北朝鮮がウソをついていることが明
白となる。北朝鮮もそれを承知しており、高温で焼けば死亡時期は識別不能にな
るのではないかなどと、日本の技術に関する調査を数年前から行ってきた。

 私は日本の専門機関関係者にわが国のDNA鑑定技術水準に関して尋ねたこと
があり、日本警察が現在持っている技術は世界最高水準であることを知っている。

 日本には被害者の生存を確認できる多くの情報もある。古屋圭司拉致問題担当
相も5月22日の「第2回日朝首脳会談10周年談話」で「我が国は、安否不明
の拉致被害者についての情報収集活動を一貫して強化してきました。…拉致被害
者の存在を隠蔽(いんぺい)することで拉致問題の終息を図っても、日朝関係を
取り返しのつかない状況に追い込むだけです」としている。

 金政権には、日本のDNA鑑定能力と情報収集能力を甘く見たら取り返しのつ
かないことになると繰り返し警告しておきたい。(にしおか つとむ)

以上



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