救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

日朝合意「再調査」−こんな問題が起きないか緊急国民集会報告8(2014/07/03)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.07.03)

日朝合意「再調査」−こんな問題が起きないか緊急国民集会報告8

西岡 力

 続きまして増元るみ子さんのご家族お願いいたします。20代で心臓麻痺で死
んだと言われていますが、大変健康だったそうです。

平野フミ子(増元るみ子さん姉)

 こんにちは。いつもありがとうございます。私は速報で日朝合意を見ました。
「あ、また北朝鮮の時間稼ぎか」とがっかりしたんです。これは家族の方もそう
だと思います。でも外務省の方が色々交渉して、そして安倍総理が決断したこと
です。私たちは任せようと思います。

 でも、このごろ母が拉致のことを言わないんです。敢えてこっちも言いません。
総理大臣が何人も、毎年変わっていましたので。最初の頃は、「今度の総理大臣
はしっかりやってくれるかなあ」といつも私に問いかけていましたけど、この3、
4年、言わなくなったんです。私も敢えてそれには触れませんでした。

 でも先日母から電話があって、日朝合意のことを知ってか知らないのか分かり
ませんが、母があまり元気がないものですから、元気をつけさせるために、「今
度はるみ子が帰ってくるかもしれんよ」と言いました。そしたら本当に元気な声
になったんです。

 ここにいる親世代の人たちもこのことに賭けています。政府が本気になって拉
致被害者を取り戻すために、皆さんの力を、マスコミの方の力も、国民の方の力
も借りたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。

増元照明(増元るみ子さん弟)

 みなさんこんにちは。先ほど西岡さんは、合意に関する懸念を言っていました
が、私は言ったことがあるんですが、「日本側がなすべきこと」と書いてあるの
は、北朝鮮側が日本側に要求したことを羅列したものです。この中に、「拉致被
害」ということをいっさい書いていないんです。

 つまり平壌宣言と一緒です。拉致という文言に触れたくないという北朝鮮の意
図だと私は思っています。その点に関して日本政府があまり気づいていなかった
ようで、申し上げたんですが、ただこうやって合意した以上、これをチャンスと
して解決に結びつけていかなければならないし、結びつけていただきたいと思い
ます。

 ですから日本がまず、覚悟を示すべきだと思います。北朝鮮に対して、今度下
手な調査結果や曖昧な結果をだしたら、日本はもう承知しないぞという覚悟を含
めたメッセージを北に送らなければならない。

 現場よりも、我々後ろにいる者が、さらにハードルの高い「全部射返せ」、
「すべての日本人を返せ」という声を絶対に緩めてはならないと思います。まず
政府には、北朝鮮に日本の覚悟を示していただきたいと思っています。これが北
朝鮮を動かす大きな力になると信じています。ここにいらっしゃる皆さんも含め
て、日本の国民の皆様にご協力をお願いし、日本の覚悟を北朝鮮に示していただ
きたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。

西岡 力

 続きまして、松木薫さんのご家族お願いします。石岡さん、松木さん、有本恵
子さんはよど号ハイジャック犯によって拉致されたんですが、拉致は認めました
がよど号ハイジャック犯は関係ないと未だに北朝鮮は言っています。

斉藤文代(松木薫さん姉)

 みなさんこんにちは。母は1月11日、薫に会うことなく亡くなりましたが、
「もし日朝交渉で私の弟が3度目の骨を出されたらどうしますか」と何人かに言
われました。

 私はその時は、「証拠が出てないです。生きています」と答えます。ですから、
証拠を出してくれれば、私はあきらめることも、喜ぶこともできます。自分や家
族に伝えることもできます。でも、そういうことが一切ありません。

 今度の交渉を私はそっと見守っていたいなと思っています。私たちの家族、ま
た他の家族、日本人が北朝鮮にいる方を、次から次に返してほしいと思います。
調査も大事ですが、日本の地に家族が降りてこないと、国民も見守っていますの
で、その実現を早くしていただきたいなと思っています。

 また、母、父にいい報告ができるように、私たちは国民の皆様と一緒になって、
早くこの地に家族が帰ってくることを願って、またこれからも宜しくお願いした
いと思っています。どうぞ宜しくお願いいたします(拍手)。

西岡 力

 続きまして、同じよど号グループに拉致された有本恵子さんのご家族お願いい
たします。

有本明弘(有本恵子さん父)

 みなさんこんにちは。よど号のことは皆さんご存知なことなので、最近の話を
少ししたいと思います。

 外務省が北朝鮮に行く前日、私たち家族は皆、幹部2人と会ったんです。対策
本部の事務局長が司会をして、家族が一人づつ話をしました。私は、「再調査の
話には絶対応じてくれるな」と申し上げました。そして、「拉致実行犯の引き渡
しを厳しく迫ってくれ」と申し上げました。

 司会をしていた人が変なことを言いだしたから、私は大きな声で、「何を言っ
ているんだ。こっちの要求を呑ますしかないだろう」と言いました。それで相手
も言葉を謹んでしまいました。

 外務省の役人はこの度まっとうな交渉をした。3日間交渉したんですよ。「産
経新聞」は、「成果も何もなかった」、「ものわかれに終わった」と書いている
んです。これはその通りなんです。

 こっちが言ったことに対して、向こうは返事ができないし、こっちは向こうの
要求を全然受け付けなかったんです。外務省は立派な外交をやったんです。そし
て帰ってきたら、「官邸は再調査を受け入れる」という話が流れてきた。私のと
ころに記者がいっぱいいるんです。NHKはその時放送するから何を言ったか言っ
てくれと。そしたら再調査という話が出たから、私は「えらいことだ」と思った。

 それで「ダボハゼみたいに再調査に飛びついてどうするんだ」と記者に言った。
「これではとんでもない話になる」と。「官邸がそこまで言うのはちょっとおか
しい。1、2時間の空白がある」と。

 その時内閣府から、「明日家族は来てくれ」という電話が入った。そしてすぐ
後に、平壌放送の映像が流れた。宋日昊の話とは違うんです。北朝鮮の平壌放送
を官邸がぱっとキャッチしたんです。だからすぐ明日来てくれ、という話があっ
て、私たちは行った。これが実態なんです。

 平壌放送は宋日昊ではできない話です。北朝鮮のトップの意思でそういう放送
をしたんです。再調査をする。特別の権限を与えられた人間でやる、と。これに
官邸が心を動かしたんです。だからこれはやってみなければ分からないんです。
向こうのトップも初めての話だし。

 私は安倍総理を信頼している。(安倍さんが)初めに言ったのは、警察庁の人
間を向うにやると言っていた。それが、外務省の人が向こうに行くというのがテ
ロップで流れていた。官邸もその時、その時で行かせる人間も変わる。「今は急
場だから外務省の人間を行かす」と言っていた(拍手)。

有本嘉代子(有本恵子さん母)

 皆さんこんにちは。北朝鮮が「解決済み」と言っていたことを、「再調査」と
言ってきました。だから3日間の交渉で分かれたんですが、「これは何かあった
な」という思いはありました。そうしたら早速向こうからそういう情報が流れて
きました。だからこれは今までとは様子が違うと思いました。

 (娘は)亡くなったと言われています。でも亡くなったとは思っていません。
だからこの8人全員が生存という前提で交渉を進めていただきたい。そればかり
です。

 最初に特定失踪者の人を出してくるかも分かりませんが、あくまでこの8人は
生きているということで交渉を始めていただきたい。これだけが私のお願いなん
です。宜しくお願いいたします(拍手)。

西岡 力

 次に松本京子さんのご家族。もともと特定失踪者、そして最後に認定された方
です。北朝鮮は「入境していない」と言っています。

松本 孟(松本京子さん兄)

 皆さんこんにちは。本日は本当にありがとうございました。せっかく開いた扉
ですので、中が空っぽだったということがないようにしてほしいと思います。北
朝鮮から全員が、生きて日本に帰れる、最後の1人が帰れるまで、皆様方のご声
援を宜しくお願いいたしますありがとうございました(拍手)。

西岡 力

 今日は副代表の浜本七郎さんも来ておられますが、時間の関係で、帰ってこら
れたということで、今北と争ってはいないので省略させていただきます。以上家
族会の皆さんの訴えでした。ありがとうございました(拍手)。

櫻井よしこ

 では荒木さん、特定失踪者のご家族を宜しくお願いいたします。

【特定失踪者家族の訴え】

荒木和博

 それでは今日前におられる5人の特定失踪者のご家族です。一言ずつお願いし
ます。

早坂勇治(早坂勝男さん兄)

 弟は印刷工でした。昭和43年4月頃失踪して今年で46年になります。24
歳で失踪しましたので、現在70歳と5か月になりました。

 今回の交渉は、今までの交渉と3つ違ったものがあったということです。1つ
は文書化されたこと。それと北朝鮮でテレビニュースになったこと。さらに権限
のある調査委員会で調査するということですので、少しは期待してもいいのいで
はないかと思っています。

 これを反古にされないよう、しっかりと交渉していただきたいと思います。宜
しくお願いいたします(拍手)。

生島馨子(生島孝子さん姉)

 このような席で、特定失踪者の家族が重要なお話を聞かせていただけたのは、
今まであったかなあと先ほどから考えていますが、非常に頭はパンクしそう、胸
は張り裂けそうな思いです。

 安倍内閣になって、「特定失踪者も」とはっきり言ってくださった。10年以
上特定失踪者にはなかなか対応されていなかったように感じます。私のひがみか
もしれませんが。でも安倍内閣になってそう言っていただけて、非常に期待と希
望を持ちましたが、今回の合意、再調査というところです。再調査というのは今
までされていたのかなあ、それで再調査なのかなあ、と非常に疑問に思いました。

 希望とかいいたいことはいっぱいありますが、1つ、パネリストの皆様、平沼
会長のお話など伺って、期待はするんですが不安が大きくなったのは、特定失踪
者と言っても、それから古屋大臣のお話しの中で拉致は金正日が行ったというこ
とでした。

 そうすると、うちの妹も含めて、それ以前にも何人かいると思うんです。その
人たちについては日本政府は調べて情報を持っているんだろうか、再調査の結果
の中にその人たちがもし出てきた時に対応できるのだろうか。特定失踪者と政府
が言っているのは70年代と言っていますが、金正日となると70年代半ば以降
なんです。それ以前の人たちも是非入れていただきたいと思います。また調査の
中に組み込んでほしいと願っています。

 今後とも皆様私たちのことも宜しくお願いいたします(拍手)。

齋藤良司(齋藤正治さん弟)

 私の兄正治は、神奈川県横須賀市出身で、もう時代もずいぶん前になります。
世の中も非常に変わりました。その頃のことを思いますと、日本自体が全員が貧
しい中でした。私たちは中学を卒業して別々に住み込みで働いていたので、いな
くなったと言われても実際にピンとこなかったですね。

 50年近く暮らしてきて、小泉訪朝のことがあって、失踪したいきさつなども
思い出してみると、もしかしたらと思って特定失踪者問題調査会に電話して、一
員に加えていただき、調査してもらっています。

 これだけ大勢の人の前でマイクを持って話すなんていうのは非常に緊張するこ
とです。今日は色々な先生やマスコミの話を聞いて、今日の集会を無にしないで、
政府、マスコミの方も、全員がそろって帰れない、年齢のこともあるでしょうし、
遺骨も帰ってくればいいのですが、中途半端な妥協はしないでほしい。それには
国民全員の一致した意見の集約が必要だと思います。

 これからも皆さん宜しくお願いいたします(拍手)。

矢島文恵(荒谷敏生さん妹)

 昭和49年に富山県で失踪しました荒谷敏生の妹です。今日は、関係各位の皆
様多数お集まりくださり、貴重なお話を拝聴しました。過度の期待はしないよう
にこれまで自分を戒めてきましたが、やはり心の中では期待もあります。

 そして幾多の病を乗り越えて来月92歳を迎える母のためにも、1日も早く、
1目でもいいから会わせてやりたいと思っています。皆様がおっしゃった通りで
す。色んないきさつはあると思いますが、とにかく生きている人は1人残らず日
本に戻ってこれますように、皆様のこれからのご尽力と応援を宜しくお願いいた
します。ありがとうございます(拍手)。

牧野由美(永本憲子さん従姉妹)

 こんにちは。今日はこのような場を与えていただきありがとうございます。私
の従姉妹、永本憲子を探しています。今回の日朝合意のニュースを聞いた時に、
手がふるえました。特定失踪者という言葉が含まれていたからです。

 憲子は16歳の高2になったばかりの春に突然いなくなりました。調査会に届
け出ても北につながる情報は残念ながら何ひとつありません。ですから私もこう
いう場にたたせていただく時に、とても足元が不安で気持ちが揺らいでいること
を知っていただきたいと思います。

 憲子には歳の離れた妹がいて、いなくなった時、小学校の低学年でした。その
妹は憲子がいなくなった時に、「どうして私に何も言わずにいなくなったんだろ
う」、そう言って幾晩も泣き明かしたそうです。その妹はあなたの妹だったかも
しれません。ここにいらっしゃるご家族は、あなたのお父さん、お母さんかもし
れません。向こうに連れていかれた方は、あなたのお子さんや兄弟だったかもし
れません。どうぞその思いをめぐらしてこれからもずっと支えていてください。
全員が帰るまで皆さんのお力を貸してください。宜しくお願いいたします(拍手)。

◆日本国民全員が心を一つにして

櫻井よしこ

 皆さんどうもありがとうございました。「再調査」で交渉が始まりました。こ
れは外交交渉ではなく、犯罪行為をあばくという意味で、日本側が極めてしっか
りしなければならないことです。

 何としても、拉致被害者、特定失踪者全員を取り戻す決意で、私たちにできる
最大のことは国民が心を一つにすることだと思います。他人のことではなく、自
分のことだと思って、日本国民全員が心を一つにしていきたい。そのように今日
は、本当に強く感じました。


以上




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