救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

U-20女子サッカーW杯日本開催決定で北朝鮮選手団来日につき協議(2012/02/08)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.02.08-5)

 本日2月8日、民主党拉致問題対策本部(中井洽本部長)が会議を開き、本日、
政府が日本開催を受け入れた20歳以下の「U-20女子サッカーワールドカップ
(W杯)」について協議した。日本サッカー協会から小倉純二会長、田嶋幸三副
会長、加賀山公競技運営部長が来て説明を行った。

 なお、本日政府は、日本サッカー協会からの要請を受け入れる決定をし、今年
8月から9月にかけて20歳以下の選手が参加する女子サッカーの世界大会を日
本の4か所で22日間の日程で行い、これに北朝鮮選手団も参加することになっ
ている。

 家族会から飯塚繁雄代表、増元照明事務局長、救う会から西岡力会長、平田隆
太郎事務局長が参加した。発言概要は以下の通り。

■U-20女子サッカーW杯日本開催決定で北朝鮮選手団来日につき協議
中井本部長
 家族会から、サッカー国際大会は理解するが家族の心情も踏まえて行ってほし
いとの要望があったので、これを受けて今日の会議を開催した。このようなこと
は今後も起こりえるので、日本サッカー協会の方々に、制裁にかける家族の思い
を聞いていただきたかった。北朝鮮における試合で、日本の国歌斉唱中のブーイ
ング等の処理で少し進展があったとも聞いた。

飯塚代表
 拉致問題は、相当の時間を費やしながらまだ解決のめどがつかない状況だ。よ
く、スポーツと政治は関係ないとか言うが、いとしい家族、罪もない家族が北朝
鮮によって強引に拉致され、未だに監禁されている。拉致は現在進行形の犯罪で、
被害者は今も苦しみながら帰国を待っている。「関係ない」だけでは日本の立場
が通らないと思う。いわば犯罪国家の選手団が来ることについて、我々の気持ち
をどれだけ理解していただけるか、「関係ない」と突っぱねるのかだ。

 我々は、日本が無条件で受け入れるということであれば反対せざるをえない。
北の選手には罪はないが送り出した国は、日本が入国を禁止している国だ。スポー
ツだからと競技を楽しむのは違和感がある。北朝鮮はこれを単なるスポーツとし
てではなく、工作の機会ともするだろう。選手団が、早く解決すべきとのメッセー
ジを本国に持ち帰れるようにしてほしい。制裁をしている時に、サッカーだけが
例外というのは、きちんと説明をしないと国民も納得しないだろう。

増元事務局長
 スポーツと政治は無関係と言われたが、拉致は政治ではなく犯罪だ。政府が動
かざるをえないので政治のように見えるだけだ。「FIFA(国際サッカー連盟)が
日本開催を打診した時、断る選択肢はなかったのか」と考えている。拉致問題が
あり、国は制裁をし、入国を禁止していることが頭になかったのか。協会として
FIFAに拉致問題があることを伝えたのか。それが見えなかった。拉致被害者もテ
レビで見るだろうが、日本で見れたらいいと思う筈だ。人権がおろそかにされて
いると思う。

西岡会長
 政府は、北朝鮮による2006年のミサイル発射と核実験、そして拉致問題での不
誠実な対応を理由に、「北朝鮮国籍者の原則入国禁止」の制裁をかけた。FIFAは
既に決定していたウズベキスタンでの開催は、競技場の未整備のためそれができ
ない事情があると断念したという。日本にも開催できない事情はある。この段階
で北朝鮮は予選を通過していたのか(日本サッカー協会が「通過していた」と回
答)。

 それならFIFAに対して、予選を通過している北朝鮮選手を入国させられないの
で開催不可能と回答できたのではないか。それなのに協会が日本開催を受けるこ
とにし、昨年12月、当時の中川正春文科相に開催の要請をした。開催できない
との選択肢もあった筈だが、頭になかったのか。これまで、ワールドカップ予選
等で、「感情的にはがまんできないが反対はしない」との声明を出してきたが、
このままでは入国禁止の制裁が次第に骨抜きにされてしまい、間違ったメッセー
ジになってしまうことを恐れる。

 曽我ひとみさんに「いつまで帰国を待っていたのか」と聞いたら、「ずっと待っ
ていた」とのことだった。「昼は家事や育児で忙しいが、夜になると月や星を見
る。日本からも見えるだろう。家族はどうしているだろうか。いつ助けに来てく
れるのだろうかといつも思っていた」と言った。今日も田口八重子さんや増元る
み子さんたちは、帰国を待っていると思う。

 日本サッカー協会からは、FIFAが東日本大震災に協力したこと、そのため被災
地でも協議を行うことになっていること、女子サッカーがワールドカップで優勝
したので受け入れる素地があると考えたことが伝えられた、日本の国歌斉唱への
ブーイングについてはFIFAが北朝鮮にコーションレター(警告文)を出した等の
説明があり、拉致問題については口頭でFIFAに伝えた、協会として拉致問題につ
き配慮したいとの発言があった。

 なお、U20女子サッカーW杯は、今年8月19日から9月8日まで予定されて
おり、この間、4チームずつ4か所で予選を行い、上位2チームずつ計8チーム
が決勝戦に残り試合を行うが、現在北朝鮮は日本に次いで2位なので、全期間日
本に滞在する可能性が高いとのことであった。

以上


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