国民大集会報告5(2026/06/04)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2026.06.04-2)
◆北朝鮮という言葉が使えなかった時代
櫻井 次にですね、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会の会長でいら
っしゃいます、神奈川県知事の黒岩祐治さんにお願いいたします。
黒岩 祐治(拉致被害者を救出する知事の会会長・神奈川県知事)
ただいまご紹介いただきました知事の会の会長を務めております神奈川県知事
の黒岩祐治です。
本日この会の中で様々なことを考えておりました。横田滋さん、早紀江さんと
初めてお目にかかった時のこと。当時日曜朝の報道番組のキャスターをしてい
て、私はお二人をお迎えして、この問題について議論をしました。その当時は
「北朝鮮」という言葉が使えませんでした。みんな北朝鮮のことだってわかっ
ていても、その言葉を使ってはいけない、そんな時代でありました。
しかしそこに至るまでの過程、横田さんご夫妻にとってみれば20年近く大変
な孤立の、孤独な戦いが続いていたわけであります。その問題がやっとみんな
喋るようになったというところです。しかし北朝鮮という言葉が使えなかった。
そこから考えてみると、ずっと流れができて、今このようにして「北朝鮮によ
る拉致問題」ということで国民大集会が開かれているということは、歴史の中
では大きく変わったなと思いますね。でもそうやってずっとこの孤独な戦いの
中から、これだけ大きな日本人全体の課題に仕上げてくれたこの横田さんご夫
妻をはじめ、家族会の皆様の本当のご尽力に心から敬意を表したい、そう思う
ところであります。
しかしこれだけ国民大集会をやっていても、何度繰り返しても何の成果も出て
いないといったことを、我々はどう受け止めればいいんでしょうか。そしてこ
ういった問題、我々は知事の会としても要望をいたしました。木原担当大臣に
とにかく日朝首脳会談を開いて、そして目に見える形での結論を出してくださ
いということも言いました。しかし一向になかなかその先が見えてこない。皆
さん同じ思いだというふうに思います。
我々知事として一体何ができるのか、47人の知事が必死で考えています。せ
めて我々ができることは風化させない、そしてこの思いを継続していく。特に
若い人は「こんな問題知らない」って言う人がたくさんいる。ここに対して何
とかアピールをしなきゃいけないといった中で、横田拓也さんにもご協力いた
だいて、神奈川県の中では一緒に県立高校に行ったり大学に行ったりして、若
い人にこの問題をアピールする、そんなこともやっていただいております。
そんな中で我々としてみれば、もうそういったことだけではなくて、目に見え
る形の結論がほしい。それは皆さん一致した思いだというふうに思います。そ
のゴールを目指してぜひ皆さんとともに頑張っていきたいと思います。
この「めぐみ?引き裂かれた家族の30年」という映画、私もこの制作に大き
く関わりましたけれども、今やその30年が、「引き裂かれた49年」になっ
てしまいました。この続編を作りたい。その続編の最後は、そのめぐみさんと
拓也さんが抱き合ってのハッピーエンドで終わる、そんなドキュメンタリー映
画を目指して、我々もこの思いをさらに続けていきたい。そんな思いを確認し
たいところであります。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 黒岩さん、ありがとうございました。では次にですね、拉致問題地方議
会全国協議会会長で、神奈川県議会の議員でいらっしゃいます、松田良昭さん
からお願いいたします。
◆今日の高市総理のあの発言は素晴らしい
松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長・神奈川県議会議員)
ご紹介いただきました、全国協議会会長を務めております、主催者の一人でも
あります松田良昭であります。
国会議員のように、会員の皆さん方は(一人ずつ)ご紹介できないんですが、
きょうは地方議員(県会議員)の方が多く来ていただいています。地元でも大
変忙しいのに、「拉致問題は絶対忘れない」ということで、今37都道府県1
34名の県会議員の方がいらっしゃって、(映像で)今名前を出します。まず
地方議員の方、ちょっとお立ちください。拍手でお迎えください。ありがとう
ございます。134名の方がお越しいただきました。それぞれの名前が出てい
ますので、どうぞ確認をしていただければというふうに思います。
この集会が始まる前に、午前中から幹事会を開きました。幹事会の中で様々な
ご発言があり、ご意見が出ましたが、一部私の方で発表させていただきましょ
う。
例えば愛媛県は毎月署名活動をやっている。それも議員だけではなくて、その
様々な方に参加をいただいている。しかし活動の固定化が始まって、高齢化が
始まっている。プロジェクトを作り、学校教育も変えていくんだというような、
そういう強い発言でありました。
また先ほどご発言がありましたが、幟(のぼり)を自ら作って、幟を持って街
頭に立って署名活動をやっている。しかしその署名活動をやっても、そのビラ
を受け取ってくれない。それを追っかけていってビラを渡しているんだという、
そういうような話もいただきました。
まだまだ発表したいんですが、例えば大阪は去年の万博で作文コンクールをや
り、さらには万博でパネル展を私もやりました。多くの方に見ていただきまし
た。そのパネル、今日はいらっしゃいますが、横田さんのご家族の滋さんが、
この小さなカメラで一生懸命、一生懸命撮った写真。その写真も、あさがおの
会がいよいよ活動を休止したということで、97枚のパネルは今度神奈川県が
預かって、神奈川県がしっかりと皆さん方に見ていただこうということでやっ
ていきます。
先ほどの、どんどんみんなの思いをしっかり我々は守っていきますから、風化
させません。風化って何か消えちゃうんじゃなくて、我々はそんな甘っちょろ
い考えではない。絶対に日本人を取り返す。僕たちはそんなもんじゃないでし
ょう。僕たちの心ってそんなもんじゃないんですよ。
今日おそらく北朝鮮として誰かここに来てるかもしれないけどね、僕たちは負
けませんよ。絶対に負けない。そして必ず、必ず取り返していく。その思いが
ありますから。
神奈川の地方議員、この多くの方々と一緒にですね、この問題をもっともっと
若い人にも知ってもらって、そして若い人たちに知ってもらったら、それだけ
で解決するんではなくて、我々の中で解決する。今日の高市総理のあの発言、
素晴らしいでしょう。官房長官、木原大臣も「私の問題だ」と一緒に街頭活動
をやってくれている。そういう大臣がいるんですよ。この言葉を私は信じます
から。一体となって、ぜひ拉致問題を解決していきましょう。ありがとうござ
いました。頑張りましょう(拍手)。
櫻井 松田さん、本当にありがとうございました。ではここで、特定失踪者家
族会会長でいらっしゃいます、今井英輝さんにお願いいたします。英輝さんは
今井裕(ひろし)さんのお兄さんでいらっしゃいます。よろしくお願いします
(拍手)。
◆北朝鮮は「しおかぜ」を聞かせたくないので妨害電波を
今井 英輝(特定失踪者家族会会長)
こんにちは。特定失踪者家族会の今井英輝です。
24年間、一人の拉致被害者も取り戻せず、20年間、一人の拉致認定もでき
ていません。拉致された人たちは、年齢からしてもう命を落とされた方もおる
でしょう。
警察庁に届けられている(拉致の可能性を排除できない事案)人は現在871
名。この前の3月18日、神奈川県警が1名発見したと。しかし、拉致とは関
係のない人でした。残り870名。じゃあこの870名というのは、2、3年
経って初めて1名しか警察は発見していません。
警察は発見していません。じゃあ残りの870名、これをゼロにするには87
0年かかるという事です。国内で警察が探している人たちは、30年後にはも
う誰もおられません。日本にいる拉致疑惑の人たちも、誰もいなくなってしま
うでしょう。警察はそれを待っているのでしょうか。
調査会では北朝鮮に向けて、平成18年、2006年から、「しおかぜ」の送
信を続けていますが、妨害電波で妨害してきています。それは「しおかぜ」を
聞いている人がいて、北朝鮮当局は聞かせたくない。ただでさえ、電力不足の
北朝鮮が大量の電力を消費する妨害電波を送信しています。
拉致問題を早期に解決させるためには、日本初の女性総理と金正恩委員長が直
接会談する以外に方法はないと思います。高市総理の活躍を期待します。終わ
ります。どうもありがとうございました(拍手)。
櫻井 次に、特定失踪者家族会事務局長をしておられます竹下珠路さんから、
今日の特定失踪者のご家族の方々のご紹介をお願いします。竹下さんは特定失
踪者の古川了子(のりこ)さんのお姉さまでいらっしゃいます。
◆特定失踪者のご家族紹介
本日は皆さん大勢お集まりいただきありがとうございます。時間もなくなった
ところで恐縮ですが、ここで特定失踪者の家族の皆さんが今日お集まりの方を
ご紹介いたします。
今お話ししました、今から57年前に青森県弘前市から失踪した今井裕さんの
お兄さん、今井英輝さんです(拍手、以下略)。
そして今から41年前、兵庫県神戸市から失踪した秋田美輪さんのお姉さん、
吉見美穂さん。
39年前の昭和62年、大阪府堺市から失踪した沈静玉さんの親戚の福岡紀子
さん。
今から同じ39年前、昭和62年、埼玉県大宮市から失踪した佐々木正和さん
のお姉さんの佐々木美智子さん。
本日はこれだけの参加でございます。もうとにかく拉致被害者たちが、被害者
たちの35.5%が80歳を超えております。どうぞ命のある間に、命のある
うちにとにかく救い出してください。お願いいたします。ありがとうございま
した(拍手)。
櫻井 ありがとうございました。ではここで、西岡さんから参加者のご紹介を
お願いいたします。
西岡 今日も国民大集会の名にふさわしくですね、全国の47都道府県から代
表が全員参加してくださいました。まず黒岩知事が神奈川県として来てくださ
いました。
それ以外にですね、山崎達也・埼玉県副知事、黒野義行・千葉県副知事、
栗岡祥一・東京都副知事、鈴木泰行・新潟県副知事、
さらに、それ以外の各都道府県の代表の方お立ちいただけますでしょうか(拍
手)。
また全国の救う会からも来ております。救う会の仲間たち立ってください(拍
手)。
また、アメリカで私たちを助けてくださっている救う会の在米アドバイザーの
スーザン古森さん、そしてそれをサポートしてくださっているジャーナリスト
の古森義久さん、また、今回から救う会アドバイザーになってくれた島田洋一
さん。以上であります(拍手)。
櫻井 ここで一つ区切りをつけて、次に西岡さんの講演を聞きたいと思います。
壇上の皆さん方、お椅子にお戻りいただければと思います。よろしくお願いし
ます。皆さんどうぞ拍手をお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。
◆濃縮ウランを作る技術をテロリストが持ったら
西岡力(救う会会長)
西岡力(つとむ)でございます。時間がないので要点だけ言います。
私は被害者救出のためのチャンスを作るためには、主観的条件と客観的条件が
あると言ってまいりました。主観的条件は世論を背景にして、政府に全員救出
の体制を作ることであります。担当大臣が今まで座ったことないですよ。いつ
も帰っちゃってたんですけど、木原大臣は自分の問題だと思ってるから。
いや、原稿には「帰ります」って書いてあったのに、自分の問題だと思ってこ
こにいてくださる担当大臣はないですし、その前の防衛大臣の時も黙って座っ
ててくださったのが木原さんです。本気でやろうとしてる、間違いないです。
主観的条件は整っています。
そしてもう一つ客観的条件、国際情勢です。北朝鮮が日本と会わざるを得ない
状況ができるかどうかということであります。私は今の国際情勢は2002年
の9月と似ていると思っています。2002年の9月の情勢を作ったのは、実
は2001年のアメリカの同時多発テロです。「テロとの戦争」が始まりまし
た。
今もイランとイスラエル・アメリカが「テロとの戦争」をしています。テロリ
ストが核兵器を持ったら、エルサレムやニューヨークで核のテロが起きるかも
しれないという恐怖をアメリカやイスラエルは持っているんです。
実は2001年の同時多発テロの直後に、ブッシュ政権もそう思ったんです。
あのような同時多発テロが起きたと、アルカイダが核兵器を持ったら何が起き
るだろうかと。私たちは先ほども山谷先生も古屋先生も言いましたが、何回も
アメリカに行きました。ジョン・ボルトンさんには何回も会いました。200
1年、2002年、あの時ブッシュ政権でジョン・ボルトンさんは国務省の軍
縮担当の次官だったんです。核軍縮担当だったんです。
アメリカはこう思ったんです。パキスタンはイスラム国内に核を持っている、
と。パキスタンの隣にアフガニスタンがあって、そこにアルカイダの基地があ
る、と。パキスタンの核技術がアルカイダに渡っているか渡ってないか、これ
はアメリカの死活問題だったんです。
私たちボルトンさんに直接聞きました。ボルトンさんは、「パキスタンに飛ん
で、カーン博士に会った」と。パキスタンの核開発の父と言われている人です。
彼が父と言われているのは、実はオランダから濃縮ウランを作る技術を盗んで
きたんです。オランダでは指名手配されているけれど、パキスタンでは英雄な
んです。
濃縮ウランを作る技術、これ今も聞きますよね。イランが持っている技術、実
はイランに濃縮ウランを作る技術を教えていたのはカーン博士なんです。同じ
カーン博士が北朝鮮を十数回訪れて、濃縮ウランを作る技術を教えていた。そ
してイラクは毒ガスを持っている。大量破壊兵器を持っているテロ支援国家が、
その大量破壊兵器をテロリストに渡すかもしれない。だから「悪の枢軸」演説
と、ブッシュ大統領は2002年1月に演説をして、その大量破壊兵器を作る
ことを、戦争をしてでも止めると言ったんです。
普通テロに対してはFBIが出るんです。警察が出るんだけども、「テロとの
戦争」というのは軍隊を使いますということなんです。アルカイダの首謀者を
軍隊が処刑しました。射殺しました。処刑でもないですね、裁判も起こしてな
いわけです。
◆北朝鮮とイランはつながっている?金正恩が動揺している
北朝鮮は濃縮ウラン技術をもらって結局核を持ってしまった。今、実は金正恩
氏はトランプ大統領を恐れています。当時、金正日氏もブッシュ大統領を恐れ
ていたんです。悪の枢軸演説で名指しされたから、核開発をしていたから。そ
れが小泉訪朝の背景の一つですが、今、金正恩氏は、俺は核を持っていると、
アメリカは俺がイランにその核を渡すと疑っているに違いないと恐れています。
なぜなら、イランと北朝鮮はシリアで協力して核開発をしていたんです。シリ
アに原発ができました。原子炉ですね、発電所じゃないんです。送電線もつい
てない。北朝鮮の原子炉とそっくりだった。設計図は北朝鮮のものだった。北
の技術者が指導していた。お金はイランから出ていた。それをイスラエルが爆
撃して壊した。これ2006年のことです。これももちろん後です。「テロと
の戦争」の中で、イスラエルはシリアに作られた北朝鮮製の原子炉を爆撃した
んです。
アメリカとイスラエルはそのことを知っています。北朝鮮とイランはつながっ
ている。今、イランの核武装を絶対阻止させるとトランプ大統領も言っていま
すが、彼らが持っている濃縮ウランは爆撃で狙われているんですが、それが海
外に出たとしても北朝鮮から来るかもしれない。
実はイランの弾道ミサイルは北朝鮮のノドン・ミサイルです。北が技術指導を
したんです。だから北朝鮮からは濃縮ウランではなくて核弾頭が来るかもしれ
ない。そしたらイランが持っている核に簡単に移せちゃうんです、同じものだ
から。それを絶対にやめさせようと今イスラエルが考えている。
その金正恩氏から見ると、イスラエルのネタニヤフ首相やモサドがトランプ大
統領をけしかけて、イランで起こしたようなことを俺にもやるかもしれないと、
3月以降本当に怖がっているんです。先ほど山谷先生おっしゃいましたけど、
だってね皆さん私も驚きましたけど、国家保衛部という泣く子も黙る政治警察
があるんです。政治犯の収容所を持っているところです。曽我さんも向こうに
いたから保衛部って言ったらわかると思うんですが、それがなくなっちゃった
んですよ。何になったか、日本より先に国家情報局になっちゃった。
色々と今それについて様々な情報をいろんな機関が入手しているところですが、
私の得た情報によると、まさに国内で3人ぐらい一緒になって金正恩の悪口を
言ってたらだいたい10分ぐらいで捕まえられるんです。それくらいの力を保
衛部は持ってたんですけど、もう金正恩氏から見たらそんなのいいと、普通の
警察にはやらしとけと。
問題はモサドが一体何を考えているんだ、トランプ大統領が本当にイランにや
ったようなことを俺にやるのかやらないのか、その情報をリアルタイムで毎日
持ってこいと。
私たちは北朝鮮が核を持っているから安心すると思いますけど、独裁者は自分
が殺されたらおしまいなんです。本当に国家保衛部が解体したというのを見て
いて、怖がったんだなと思いました。今揺れているわけです。じゃあトランプ
と会おうか、それとも習近平に安全を頼むか。
習近平が来週にもしも平壌に行くようなことがあったら、向こうにくっつくぞ
と言っているかもしれません。まだその辺はよく分かりませんが、しかし20
02年の時はやはり北朝鮮とイラン、あるいはイラクの核開発や毒ガスのため
にテロとの戦争が始まって、金正日氏は平壌が爆撃されるかもしれないと思っ
て、小泉総理を平壌に呼んだ。
今アメリカが「テロとの戦争」の中で、今度はイスラエルと一緒の「テロとの
戦争」の中で何をするか分からないということを、金正恩氏は怖がっている。
客観情勢は北朝鮮が動揺している。彼らは大きな圧力がかかった時しか動きま
せんけれども、動きが出てきた。先ほど高市総理は少しのチャンスでも絶対に
逃さないとおっしゃいました。私それが一番感激しました。
まさにこういう状況で混沌としている中で、もう騙し合いになるように、ちょ
っとした隙でもつついて日朝首脳会談につなげてほしい。高市総理はそこで勇
気を持って「私と金正恩委員長が日本国民と北朝鮮人民のために、両国の若者
のために決断しましょう」とさっき言いました。被害者を全員返せば、200
2年の時のように平壌宣言にサインして何も出さなかったようなことはしませ
んと、というメッセージを総理は送ったんです(拍手)。
そして私たちもそれには条件があると、座り込みまでして人道支援に反対して
いた家族や救う会が、運動方針で、親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害
者が一括して帰ってくるなら、この条件がありますけれども、これがあるなら
人道支援に反対しない、独自制裁解除に反対しない、国交正常化交渉を始める
ことに反対しない、帰ってきた人から秘密を聞き出して反北朝鮮活動はしない。
だけど一つだけ例外は、特定失踪者を含めて一体全員で何人いるのか。私たち
はリストがないですから、例えば30人帰ってきたら、その30人の人から徹
底的に聞くと。もちろん日本政府の持っている情報を合わせて、これで北朝鮮
が嘘をついていないと思うのか、まだ嘘をついているのかと思うのか、そこが
最後は総理の判断になると思いますが、でもそういう条件をつけて、私たちは
高市総理が決断すればそれを支持すると運動方針に書いたんです。
高市総理は「2人で決断しましょう」と金正恩委員長に今日言いました。高市
総理が決断するということは、支援をするということです。それでは絶対の条
件が、2、3人帰ってきて後は合同調査委員会とか連絡事務所とかあり得ない
と。生きている人が全員帰ってくるということです。そういう条件をポケット
に入れてもらって、ちょっとした隙でも見て動いてもらいたい。木原長官はそ
のつもりがあると思います。信頼しています。
でもその後ろに私たちが、国民がいなくちゃいけない。今各党が全部、高市政
権を応援すると言いました。地方議員の先生も今日本当に多いです。国会議員
の先生も、特に1回生の先生たち多いですよね。この世論の怒りを背景にして、
高市政権にぜひ頑張っていただきたいと、私たちも頑張りましょう。ありがと
うございました(拍手)。
櫻井 西岡さんありがとうございました。では次に長島昭久さんにお願いいた
します。長島さんに、この私たちの決議文を朗読していただきたいと思います。
長島さんはですね、拉致議連の幹事長をしておられます。よろしくお願いいた
します。
◆決議文朗読
長島昭久(拉致議連副幹事長、衆議院拉致問題特別委員長)
拉致議連の副幹事長を務めております、衆議院議員の長島昭久です。今国会、
衆議院の拉致問題特別委員長を拝命しております。この決議案、これを文字
通り最後の決議とするべく、改めて決意を込めて決議案を朗読させていただ
きます。
決 議
本日、私たちは「親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を
実現せよ!国民大集会」を開いた。
高市早苗総理大臣は、昨年11月の国民大集会で「手段を選ぶつもりはな
い」と明言し、折に触れて、「拉致問題の解決に向けて、首脳同士で正面か
ら向き合い、具体的な成果に結びつけたい」と語り続けている。残念ながら、
日朝首脳会談は未だ実現していないが、その方向性は私たちが繰り返し求め
てきたことと重なる。
家族会を作り、運動の先頭に立ってきた親の世代の同会メンバーは横田早
紀江さん一人になってしまった。彼の地で助けを待っている被害者の高齢化
も進んでいる。
家族会・救う会は2月に、「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者
の一括帰国を実現するなら、1.人道支援と、2.独自制裁解除と、3.国交正
常化交渉開始に反対せず、4.拉致被害者の消息聞き取りを除き帰国者から
秘密を聞き出して反北朝鮮活動をしない。
だが、その期限内に全拉致被害者の一括帰国が実現しなかった場合、強い怒
りを持って独自制裁強化を求める」という運動方針を決めた。
金正恩委員長に伝えたい。高市総理との首脳会談に応じて、認定未認定に
かかわらず、今生きている全ての拉致被害者を返すという決断をしてほしい。
それ無しには永遠に日朝両国の関係は良くならない。
以下決議する。
1.政府は、親の世代の家族が存命のうちに、全拉致被害者の即時一括帰国を
実現せよ。
2.北朝鮮は、親の世代の家族が存命のうちに、全拉致被害者一括帰国を決断
せよ。
3.閣僚、国会議員、地方首長、地方議員、国民の全員がブルーリボンをつけ
て、北朝鮮に対し救出への意思を示そう。
令和8年5月30日
「親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」参加者一同
櫻井 皆さま、この決議案にご賛同いただけるようでしたら、盛大な拍手をお
願いいたします(拍手)。この拍手をもちまして、了承していただいたと思い
ます。
ここでシュプレヒコールをいたします。関係者の皆さま、どうぞ壇上に上がっ
てくださればと思います。よろしくお願いします。一番前の席にいらっしゃる
方、皆さん上がってください。どうぞそちらの方からも上がってください。
櫻井 皆さん本当にこの拉致問題を解決できなければ、日本国は国家じゃない
んですよね。西岡さんがいつも、いつもおっしゃってる、国家であるならこん
なに長い間国民を救い出せないはずはない。憲法改正を含めて、本当に国の在
り方をこの拉致問題を一つのきっかけとして考えたいと思います。では西岡さ
ん、よろしくお願いいたします。
西岡力 どうぞ前列の皆さん、前の方にお出でになってください。今チャンス
が来てると思います。北朝鮮で待ってる、希望を捨てないで待ってる人たちに
届くように、声の限り叫びたいと思います。
(一同、起立)
政府は親の世代の家族の存命のうちに、全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!
(実現せよ!実現せよ!)
北朝鮮は全拉致被害者の即時一括帰国を決断せよ!
(決断せよ!決断せよ!)
私たちは全ての被害者を取り戻すまで戦うぞ!
(戦うぞ! 戦うぞ!)
希望を持って待ってる人たちのために、絶対に諦めないで戦うぞ!
(戦うぞ! 戦うぞ!)
ありがとうございました拍手。
櫻井 皆さんありがとうございました。今日参加した人たちは800人に上り
ます。本当にありがとうございました。800人の方々が参加してくださいま
した。ありがとうございました。どうもありがとうございました(拍手)。
以上
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■高市首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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◆北朝鮮という言葉が使えなかった時代
櫻井 次にですね、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会の会長でいら
っしゃいます、神奈川県知事の黒岩祐治さんにお願いいたします。
黒岩 祐治(拉致被害者を救出する知事の会会長・神奈川県知事)
ただいまご紹介いただきました知事の会の会長を務めております神奈川県知事
の黒岩祐治です。
本日この会の中で様々なことを考えておりました。横田滋さん、早紀江さんと
初めてお目にかかった時のこと。当時日曜朝の報道番組のキャスターをしてい
て、私はお二人をお迎えして、この問題について議論をしました。その当時は
「北朝鮮」という言葉が使えませんでした。みんな北朝鮮のことだってわかっ
ていても、その言葉を使ってはいけない、そんな時代でありました。
しかしそこに至るまでの過程、横田さんご夫妻にとってみれば20年近く大変
な孤立の、孤独な戦いが続いていたわけであります。その問題がやっとみんな
喋るようになったというところです。しかし北朝鮮という言葉が使えなかった。
そこから考えてみると、ずっと流れができて、今このようにして「北朝鮮によ
る拉致問題」ということで国民大集会が開かれているということは、歴史の中
では大きく変わったなと思いますね。でもそうやってずっとこの孤独な戦いの
中から、これだけ大きな日本人全体の課題に仕上げてくれたこの横田さんご夫
妻をはじめ、家族会の皆様の本当のご尽力に心から敬意を表したい、そう思う
ところであります。
しかしこれだけ国民大集会をやっていても、何度繰り返しても何の成果も出て
いないといったことを、我々はどう受け止めればいいんでしょうか。そしてこ
ういった問題、我々は知事の会としても要望をいたしました。木原担当大臣に
とにかく日朝首脳会談を開いて、そして目に見える形での結論を出してくださ
いということも言いました。しかし一向になかなかその先が見えてこない。皆
さん同じ思いだというふうに思います。
我々知事として一体何ができるのか、47人の知事が必死で考えています。せ
めて我々ができることは風化させない、そしてこの思いを継続していく。特に
若い人は「こんな問題知らない」って言う人がたくさんいる。ここに対して何
とかアピールをしなきゃいけないといった中で、横田拓也さんにもご協力いた
だいて、神奈川県の中では一緒に県立高校に行ったり大学に行ったりして、若
い人にこの問題をアピールする、そんなこともやっていただいております。
そんな中で我々としてみれば、もうそういったことだけではなくて、目に見え
る形の結論がほしい。それは皆さん一致した思いだというふうに思います。そ
のゴールを目指してぜひ皆さんとともに頑張っていきたいと思います。
この「めぐみ?引き裂かれた家族の30年」という映画、私もこの制作に大き
く関わりましたけれども、今やその30年が、「引き裂かれた49年」になっ
てしまいました。この続編を作りたい。その続編の最後は、そのめぐみさんと
拓也さんが抱き合ってのハッピーエンドで終わる、そんなドキュメンタリー映
画を目指して、我々もこの思いをさらに続けていきたい。そんな思いを確認し
たいところであります。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 黒岩さん、ありがとうございました。では次にですね、拉致問題地方議
会全国協議会会長で、神奈川県議会の議員でいらっしゃいます、松田良昭さん
からお願いいたします。
◆今日の高市総理のあの発言は素晴らしい
松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長・神奈川県議会議員)
ご紹介いただきました、全国協議会会長を務めております、主催者の一人でも
あります松田良昭であります。
国会議員のように、会員の皆さん方は(一人ずつ)ご紹介できないんですが、
きょうは地方議員(県会議員)の方が多く来ていただいています。地元でも大
変忙しいのに、「拉致問題は絶対忘れない」ということで、今37都道府県1
34名の県会議員の方がいらっしゃって、(映像で)今名前を出します。まず
地方議員の方、ちょっとお立ちください。拍手でお迎えください。ありがとう
ございます。134名の方がお越しいただきました。それぞれの名前が出てい
ますので、どうぞ確認をしていただければというふうに思います。
この集会が始まる前に、午前中から幹事会を開きました。幹事会の中で様々な
ご発言があり、ご意見が出ましたが、一部私の方で発表させていただきましょ
う。
例えば愛媛県は毎月署名活動をやっている。それも議員だけではなくて、その
様々な方に参加をいただいている。しかし活動の固定化が始まって、高齢化が
始まっている。プロジェクトを作り、学校教育も変えていくんだというような、
そういう強い発言でありました。
また先ほどご発言がありましたが、幟(のぼり)を自ら作って、幟を持って街
頭に立って署名活動をやっている。しかしその署名活動をやっても、そのビラ
を受け取ってくれない。それを追っかけていってビラを渡しているんだという、
そういうような話もいただきました。
まだまだ発表したいんですが、例えば大阪は去年の万博で作文コンクールをや
り、さらには万博でパネル展を私もやりました。多くの方に見ていただきまし
た。そのパネル、今日はいらっしゃいますが、横田さんのご家族の滋さんが、
この小さなカメラで一生懸命、一生懸命撮った写真。その写真も、あさがおの
会がいよいよ活動を休止したということで、97枚のパネルは今度神奈川県が
預かって、神奈川県がしっかりと皆さん方に見ていただこうということでやっ
ていきます。
先ほどの、どんどんみんなの思いをしっかり我々は守っていきますから、風化
させません。風化って何か消えちゃうんじゃなくて、我々はそんな甘っちょろ
い考えではない。絶対に日本人を取り返す。僕たちはそんなもんじゃないでし
ょう。僕たちの心ってそんなもんじゃないんですよ。
今日おそらく北朝鮮として誰かここに来てるかもしれないけどね、僕たちは負
けませんよ。絶対に負けない。そして必ず、必ず取り返していく。その思いが
ありますから。
神奈川の地方議員、この多くの方々と一緒にですね、この問題をもっともっと
若い人にも知ってもらって、そして若い人たちに知ってもらったら、それだけ
で解決するんではなくて、我々の中で解決する。今日の高市総理のあの発言、
素晴らしいでしょう。官房長官、木原大臣も「私の問題だ」と一緒に街頭活動
をやってくれている。そういう大臣がいるんですよ。この言葉を私は信じます
から。一体となって、ぜひ拉致問題を解決していきましょう。ありがとうござ
いました。頑張りましょう(拍手)。
櫻井 松田さん、本当にありがとうございました。ではここで、特定失踪者家
族会会長でいらっしゃいます、今井英輝さんにお願いいたします。英輝さんは
今井裕(ひろし)さんのお兄さんでいらっしゃいます。よろしくお願いします
(拍手)。
◆北朝鮮は「しおかぜ」を聞かせたくないので妨害電波を
今井 英輝(特定失踪者家族会会長)
こんにちは。特定失踪者家族会の今井英輝です。
24年間、一人の拉致被害者も取り戻せず、20年間、一人の拉致認定もでき
ていません。拉致された人たちは、年齢からしてもう命を落とされた方もおる
でしょう。
警察庁に届けられている(拉致の可能性を排除できない事案)人は現在871
名。この前の3月18日、神奈川県警が1名発見したと。しかし、拉致とは関
係のない人でした。残り870名。じゃあこの870名というのは、2、3年
経って初めて1名しか警察は発見していません。
警察は発見していません。じゃあ残りの870名、これをゼロにするには87
0年かかるという事です。国内で警察が探している人たちは、30年後にはも
う誰もおられません。日本にいる拉致疑惑の人たちも、誰もいなくなってしま
うでしょう。警察はそれを待っているのでしょうか。
調査会では北朝鮮に向けて、平成18年、2006年から、「しおかぜ」の送
信を続けていますが、妨害電波で妨害してきています。それは「しおかぜ」を
聞いている人がいて、北朝鮮当局は聞かせたくない。ただでさえ、電力不足の
北朝鮮が大量の電力を消費する妨害電波を送信しています。
拉致問題を早期に解決させるためには、日本初の女性総理と金正恩委員長が直
接会談する以外に方法はないと思います。高市総理の活躍を期待します。終わ
ります。どうもありがとうございました(拍手)。
櫻井 次に、特定失踪者家族会事務局長をしておられます竹下珠路さんから、
今日の特定失踪者のご家族の方々のご紹介をお願いします。竹下さんは特定失
踪者の古川了子(のりこ)さんのお姉さまでいらっしゃいます。
◆特定失踪者のご家族紹介
本日は皆さん大勢お集まりいただきありがとうございます。時間もなくなった
ところで恐縮ですが、ここで特定失踪者の家族の皆さんが今日お集まりの方を
ご紹介いたします。
今お話ししました、今から57年前に青森県弘前市から失踪した今井裕さんの
お兄さん、今井英輝さんです(拍手、以下略)。
そして今から41年前、兵庫県神戸市から失踪した秋田美輪さんのお姉さん、
吉見美穂さん。
39年前の昭和62年、大阪府堺市から失踪した沈静玉さんの親戚の福岡紀子
さん。
今から同じ39年前、昭和62年、埼玉県大宮市から失踪した佐々木正和さん
のお姉さんの佐々木美智子さん。
本日はこれだけの参加でございます。もうとにかく拉致被害者たちが、被害者
たちの35.5%が80歳を超えております。どうぞ命のある間に、命のある
うちにとにかく救い出してください。お願いいたします。ありがとうございま
した(拍手)。
櫻井 ありがとうございました。ではここで、西岡さんから参加者のご紹介を
お願いいたします。
西岡 今日も国民大集会の名にふさわしくですね、全国の47都道府県から代
表が全員参加してくださいました。まず黒岩知事が神奈川県として来てくださ
いました。
それ以外にですね、山崎達也・埼玉県副知事、黒野義行・千葉県副知事、
栗岡祥一・東京都副知事、鈴木泰行・新潟県副知事、
さらに、それ以外の各都道府県の代表の方お立ちいただけますでしょうか(拍
手)。
また全国の救う会からも来ております。救う会の仲間たち立ってください(拍
手)。
また、アメリカで私たちを助けてくださっている救う会の在米アドバイザーの
スーザン古森さん、そしてそれをサポートしてくださっているジャーナリスト
の古森義久さん、また、今回から救う会アドバイザーになってくれた島田洋一
さん。以上であります(拍手)。
櫻井 ここで一つ区切りをつけて、次に西岡さんの講演を聞きたいと思います。
壇上の皆さん方、お椅子にお戻りいただければと思います。よろしくお願いし
ます。皆さんどうぞ拍手をお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。
◆濃縮ウランを作る技術をテロリストが持ったら
西岡力(救う会会長)
西岡力(つとむ)でございます。時間がないので要点だけ言います。
私は被害者救出のためのチャンスを作るためには、主観的条件と客観的条件が
あると言ってまいりました。主観的条件は世論を背景にして、政府に全員救出
の体制を作ることであります。担当大臣が今まで座ったことないですよ。いつ
も帰っちゃってたんですけど、木原大臣は自分の問題だと思ってるから。
いや、原稿には「帰ります」って書いてあったのに、自分の問題だと思ってこ
こにいてくださる担当大臣はないですし、その前の防衛大臣の時も黙って座っ
ててくださったのが木原さんです。本気でやろうとしてる、間違いないです。
主観的条件は整っています。
そしてもう一つ客観的条件、国際情勢です。北朝鮮が日本と会わざるを得ない
状況ができるかどうかということであります。私は今の国際情勢は2002年
の9月と似ていると思っています。2002年の9月の情勢を作ったのは、実
は2001年のアメリカの同時多発テロです。「テロとの戦争」が始まりまし
た。
今もイランとイスラエル・アメリカが「テロとの戦争」をしています。テロリ
ストが核兵器を持ったら、エルサレムやニューヨークで核のテロが起きるかも
しれないという恐怖をアメリカやイスラエルは持っているんです。
実は2001年の同時多発テロの直後に、ブッシュ政権もそう思ったんです。
あのような同時多発テロが起きたと、アルカイダが核兵器を持ったら何が起き
るだろうかと。私たちは先ほども山谷先生も古屋先生も言いましたが、何回も
アメリカに行きました。ジョン・ボルトンさんには何回も会いました。200
1年、2002年、あの時ブッシュ政権でジョン・ボルトンさんは国務省の軍
縮担当の次官だったんです。核軍縮担当だったんです。
アメリカはこう思ったんです。パキスタンはイスラム国内に核を持っている、
と。パキスタンの隣にアフガニスタンがあって、そこにアルカイダの基地があ
る、と。パキスタンの核技術がアルカイダに渡っているか渡ってないか、これ
はアメリカの死活問題だったんです。
私たちボルトンさんに直接聞きました。ボルトンさんは、「パキスタンに飛ん
で、カーン博士に会った」と。パキスタンの核開発の父と言われている人です。
彼が父と言われているのは、実はオランダから濃縮ウランを作る技術を盗んで
きたんです。オランダでは指名手配されているけれど、パキスタンでは英雄な
んです。
濃縮ウランを作る技術、これ今も聞きますよね。イランが持っている技術、実
はイランに濃縮ウランを作る技術を教えていたのはカーン博士なんです。同じ
カーン博士が北朝鮮を十数回訪れて、濃縮ウランを作る技術を教えていた。そ
してイラクは毒ガスを持っている。大量破壊兵器を持っているテロ支援国家が、
その大量破壊兵器をテロリストに渡すかもしれない。だから「悪の枢軸」演説
と、ブッシュ大統領は2002年1月に演説をして、その大量破壊兵器を作る
ことを、戦争をしてでも止めると言ったんです。
普通テロに対してはFBIが出るんです。警察が出るんだけども、「テロとの
戦争」というのは軍隊を使いますということなんです。アルカイダの首謀者を
軍隊が処刑しました。射殺しました。処刑でもないですね、裁判も起こしてな
いわけです。
◆北朝鮮とイランはつながっている?金正恩が動揺している
北朝鮮は濃縮ウラン技術をもらって結局核を持ってしまった。今、実は金正恩
氏はトランプ大統領を恐れています。当時、金正日氏もブッシュ大統領を恐れ
ていたんです。悪の枢軸演説で名指しされたから、核開発をしていたから。そ
れが小泉訪朝の背景の一つですが、今、金正恩氏は、俺は核を持っていると、
アメリカは俺がイランにその核を渡すと疑っているに違いないと恐れています。
なぜなら、イランと北朝鮮はシリアで協力して核開発をしていたんです。シリ
アに原発ができました。原子炉ですね、発電所じゃないんです。送電線もつい
てない。北朝鮮の原子炉とそっくりだった。設計図は北朝鮮のものだった。北
の技術者が指導していた。お金はイランから出ていた。それをイスラエルが爆
撃して壊した。これ2006年のことです。これももちろん後です。「テロと
の戦争」の中で、イスラエルはシリアに作られた北朝鮮製の原子炉を爆撃した
んです。
アメリカとイスラエルはそのことを知っています。北朝鮮とイランはつながっ
ている。今、イランの核武装を絶対阻止させるとトランプ大統領も言っていま
すが、彼らが持っている濃縮ウランは爆撃で狙われているんですが、それが海
外に出たとしても北朝鮮から来るかもしれない。
実はイランの弾道ミサイルは北朝鮮のノドン・ミサイルです。北が技術指導を
したんです。だから北朝鮮からは濃縮ウランではなくて核弾頭が来るかもしれ
ない。そしたらイランが持っている核に簡単に移せちゃうんです、同じものだ
から。それを絶対にやめさせようと今イスラエルが考えている。
その金正恩氏から見ると、イスラエルのネタニヤフ首相やモサドがトランプ大
統領をけしかけて、イランで起こしたようなことを俺にもやるかもしれないと、
3月以降本当に怖がっているんです。先ほど山谷先生おっしゃいましたけど、
だってね皆さん私も驚きましたけど、国家保衛部という泣く子も黙る政治警察
があるんです。政治犯の収容所を持っているところです。曽我さんも向こうに
いたから保衛部って言ったらわかると思うんですが、それがなくなっちゃった
んですよ。何になったか、日本より先に国家情報局になっちゃった。
色々と今それについて様々な情報をいろんな機関が入手しているところですが、
私の得た情報によると、まさに国内で3人ぐらい一緒になって金正恩の悪口を
言ってたらだいたい10分ぐらいで捕まえられるんです。それくらいの力を保
衛部は持ってたんですけど、もう金正恩氏から見たらそんなのいいと、普通の
警察にはやらしとけと。
問題はモサドが一体何を考えているんだ、トランプ大統領が本当にイランにや
ったようなことを俺にやるのかやらないのか、その情報をリアルタイムで毎日
持ってこいと。
私たちは北朝鮮が核を持っているから安心すると思いますけど、独裁者は自分
が殺されたらおしまいなんです。本当に国家保衛部が解体したというのを見て
いて、怖がったんだなと思いました。今揺れているわけです。じゃあトランプ
と会おうか、それとも習近平に安全を頼むか。
習近平が来週にもしも平壌に行くようなことがあったら、向こうにくっつくぞ
と言っているかもしれません。まだその辺はよく分かりませんが、しかし20
02年の時はやはり北朝鮮とイラン、あるいはイラクの核開発や毒ガスのため
にテロとの戦争が始まって、金正日氏は平壌が爆撃されるかもしれないと思っ
て、小泉総理を平壌に呼んだ。
今アメリカが「テロとの戦争」の中で、今度はイスラエルと一緒の「テロとの
戦争」の中で何をするか分からないということを、金正恩氏は怖がっている。
客観情勢は北朝鮮が動揺している。彼らは大きな圧力がかかった時しか動きま
せんけれども、動きが出てきた。先ほど高市総理は少しのチャンスでも絶対に
逃さないとおっしゃいました。私それが一番感激しました。
まさにこういう状況で混沌としている中で、もう騙し合いになるように、ちょ
っとした隙でもつついて日朝首脳会談につなげてほしい。高市総理はそこで勇
気を持って「私と金正恩委員長が日本国民と北朝鮮人民のために、両国の若者
のために決断しましょう」とさっき言いました。被害者を全員返せば、200
2年の時のように平壌宣言にサインして何も出さなかったようなことはしませ
んと、というメッセージを総理は送ったんです(拍手)。
そして私たちもそれには条件があると、座り込みまでして人道支援に反対して
いた家族や救う会が、運動方針で、親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害
者が一括して帰ってくるなら、この条件がありますけれども、これがあるなら
人道支援に反対しない、独自制裁解除に反対しない、国交正常化交渉を始める
ことに反対しない、帰ってきた人から秘密を聞き出して反北朝鮮活動はしない。
だけど一つだけ例外は、特定失踪者を含めて一体全員で何人いるのか。私たち
はリストがないですから、例えば30人帰ってきたら、その30人の人から徹
底的に聞くと。もちろん日本政府の持っている情報を合わせて、これで北朝鮮
が嘘をついていないと思うのか、まだ嘘をついているのかと思うのか、そこが
最後は総理の判断になると思いますが、でもそういう条件をつけて、私たちは
高市総理が決断すればそれを支持すると運動方針に書いたんです。
高市総理は「2人で決断しましょう」と金正恩委員長に今日言いました。高市
総理が決断するということは、支援をするということです。それでは絶対の条
件が、2、3人帰ってきて後は合同調査委員会とか連絡事務所とかあり得ない
と。生きている人が全員帰ってくるということです。そういう条件をポケット
に入れてもらって、ちょっとした隙でも見て動いてもらいたい。木原長官はそ
のつもりがあると思います。信頼しています。
でもその後ろに私たちが、国民がいなくちゃいけない。今各党が全部、高市政
権を応援すると言いました。地方議員の先生も今日本当に多いです。国会議員
の先生も、特に1回生の先生たち多いですよね。この世論の怒りを背景にして、
高市政権にぜひ頑張っていただきたいと、私たちも頑張りましょう。ありがと
うございました(拍手)。
櫻井 西岡さんありがとうございました。では次に長島昭久さんにお願いいた
します。長島さんに、この私たちの決議文を朗読していただきたいと思います。
長島さんはですね、拉致議連の幹事長をしておられます。よろしくお願いいた
します。
◆決議文朗読
長島昭久(拉致議連副幹事長、衆議院拉致問題特別委員長)
拉致議連の副幹事長を務めております、衆議院議員の長島昭久です。今国会、
衆議院の拉致問題特別委員長を拝命しております。この決議案、これを文字
通り最後の決議とするべく、改めて決意を込めて決議案を朗読させていただ
きます。
決 議
本日、私たちは「親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を
実現せよ!国民大集会」を開いた。
高市早苗総理大臣は、昨年11月の国民大集会で「手段を選ぶつもりはな
い」と明言し、折に触れて、「拉致問題の解決に向けて、首脳同士で正面か
ら向き合い、具体的な成果に結びつけたい」と語り続けている。残念ながら、
日朝首脳会談は未だ実現していないが、その方向性は私たちが繰り返し求め
てきたことと重なる。
家族会を作り、運動の先頭に立ってきた親の世代の同会メンバーは横田早
紀江さん一人になってしまった。彼の地で助けを待っている被害者の高齢化
も進んでいる。
家族会・救う会は2月に、「親の世代の家族が存命のうちに全拉致被害者
の一括帰国を実現するなら、1.人道支援と、2.独自制裁解除と、3.国交正
常化交渉開始に反対せず、4.拉致被害者の消息聞き取りを除き帰国者から
秘密を聞き出して反北朝鮮活動をしない。
だが、その期限内に全拉致被害者の一括帰国が実現しなかった場合、強い怒
りを持って独自制裁強化を求める」という運動方針を決めた。
金正恩委員長に伝えたい。高市総理との首脳会談に応じて、認定未認定に
かかわらず、今生きている全ての拉致被害者を返すという決断をしてほしい。
それ無しには永遠に日朝両国の関係は良くならない。
以下決議する。
1.政府は、親の世代の家族が存命のうちに、全拉致被害者の即時一括帰国を
実現せよ。
2.北朝鮮は、親の世代の家族が存命のうちに、全拉致被害者一括帰国を決断
せよ。
3.閣僚、国会議員、地方首長、地方議員、国民の全員がブルーリボンをつけ
て、北朝鮮に対し救出への意思を示そう。
令和8年5月30日
「親の世代が存命のうちに全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!国民大集会」参加者一同
櫻井 皆さま、この決議案にご賛同いただけるようでしたら、盛大な拍手をお
願いいたします(拍手)。この拍手をもちまして、了承していただいたと思い
ます。
ここでシュプレヒコールをいたします。関係者の皆さま、どうぞ壇上に上がっ
てくださればと思います。よろしくお願いします。一番前の席にいらっしゃる
方、皆さん上がってください。どうぞそちらの方からも上がってください。
櫻井 皆さん本当にこの拉致問題を解決できなければ、日本国は国家じゃない
んですよね。西岡さんがいつも、いつもおっしゃってる、国家であるならこん
なに長い間国民を救い出せないはずはない。憲法改正を含めて、本当に国の在
り方をこの拉致問題を一つのきっかけとして考えたいと思います。では西岡さ
ん、よろしくお願いいたします。
西岡力 どうぞ前列の皆さん、前の方にお出でになってください。今チャンス
が来てると思います。北朝鮮で待ってる、希望を捨てないで待ってる人たちに
届くように、声の限り叫びたいと思います。
(一同、起立)
政府は親の世代の家族の存命のうちに、全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ!
(実現せよ!実現せよ!)
北朝鮮は全拉致被害者の即時一括帰国を決断せよ!
(決断せよ!決断せよ!)
私たちは全ての被害者を取り戻すまで戦うぞ!
(戦うぞ! 戦うぞ!)
希望を持って待ってる人たちのために、絶対に諦めないで戦うぞ!
(戦うぞ! 戦うぞ!)
ありがとうございました拍手。
櫻井 皆さんありがとうございました。今日参加した人たちは800人に上り
ます。本当にありがとうございました。800人の方々が参加してくださいま
した。ありがとうございました。どうもありがとうございました(拍手)。
以上
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■高市首相にメール・葉書を
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■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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