救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「拉致問題に関する国連シンポジウム」における横田拓也代表の挨拶(2026/06/26)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2026.06.26)

■「拉致問題に関する国連シンポジウム」における横田拓也代表の挨拶

 6月24日、「拉致問題に関するオンライン国連シンポジウム」が、日本政府
並びに米国・豪州・韓国政府及びEU代表部の共催で開催されました。

 今年のテーマは「拉致問題の一刻も早い解決に向けて機会の窓を開く」で、家
族会、北朝鮮情勢に関する有識者が参加。

 プログラムは以下の通り。

1.開会の辞
 山崎和之 国連日本政府常駐代表・特命全権大使

2.基調発言
 木原稔 内閣官房長官兼拉致問題担当大臣

3.各共催国等代表挨拶
 マイク・ウォルツ 国連米国政府代表(常駐代表)・特命全権大使
 ジェームス・ラーセン 国連豪州政府常駐代表・大使
 車智勲(チャ・ジフン)  国連韓国政府常駐代表・特命全権大使
 スタブロス・ランブリニディス 国連EU代表部代表・特命全権大使

4.拉致議連代表からの挨拶
 古屋圭司  北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員
連盟会長

5.拉致被害者等御家族からの「生の声」の訴え
 横田拓也 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表
 飯塚耕一郎 北朝鮮による拉致被害者家族連絡会事務局長
 吉見美保  特定失踪者家族会(北朝鮮による拉致の可能性を排除できない失
踪者家族有志の会)副会長
 ジェームズ・スネドン氏(デービッド・スネドン氏 兄)
 バンジョン・パンチョイ氏(アノーチャ・パンチョイ氏 甥)

6.パネル・ディスカッション
 [モデレーター]
 西野純也 慶應義塾大学教授
 [パネリスト]
 ジェームズ・ヒーナン 国連人権高等弁務官事務所(OHCHR)ソウル事務
所長
 ブルース・クリングナー  モーリーン・アンド・マイク・マンスフィールド
財団シニアフェロー
 グレッグ・スカラトー  北朝鮮人権委員会(HRNK)代表兼CEO

◆金正恩委員長は賢明な英断を

 皆様、こんばんは。そしておはようございます。

 家族会代表の横田拓也です。

 本日の「拉致問題に関する国連シンポジウム」を共催頂いた日本政府並びに米
国・豪州・韓国政府及びEU代表部の皆様にお礼申し上げます。

 また、オンライン視聴されている皆様におかれましても、私達拉致被害者家族
と共に、強い気持ちで「全拉致被害者の即時一括帰国を実現させる」「人権問題
である拉致問題を必ず解決させる」と言う覚悟を決めてご参加頂いている事に感
謝致します。

 日本政府が認定している拉致被害者17人のうち5人が2002年に、そのご家族が
2004年に帰国する事が出来ました。しかしながら、それ以降拉致被害者の誰一人
も取り戻すことが出来ていません。北朝鮮は今も人質外交を続け、何の罪も無い
他国から拉致してきた人々の自由を奪い、家族との絆を引き裂いています。

 その一方で核の脅威を増強させ弾道ミサイルの発射を繰り返し、地域の安全保
障の脅威を高めています。2500万人の北朝鮮国民も同様に、逃げる自由さえ剥奪
された状態で半ば監獄国家の中で拘束されています。先軍政治と人権問題は表裏
一体の深刻な問題であることを認識する必要があります。

 私達拉致被害者家族は、拉致された家族や兄弟をただ帰して欲しい、それだけ
を求めています。金正恩委員長は自分の娘とされるキム・ジュエ氏と頻繁に一緒
に行動し、娘を溺愛している様子が伺えます。

 我が子への愛は惜しみなく注ぎ、家族の絆の大切さを十分理解しているにもか
かわらず、13歳の頃に拉致された横田めぐみは48年間も家族から引き離され、め
ぐみ自身は苦しみそして日本で待つ母早紀江も苦しい中で再会を願う事を余儀な
くされています。何故この苦しみを理解出来ないのでしょうか。強く抗議します、
そして要求します。全拉致被害者を速やかに解放して下さい。

 母早紀江は今年2月に90歳を迎えました。元気で毎日を過ごしていますが、明
日は元気ではないかもしれない、そんなギリギリの中でめぐみとの再会を願って
います。全拉致被害者の即時一括帰国は家族会の親世代が健在な内に実現する事
が譲れない要求水準です。万が一この要求が果たされなければ、私達は日本政府
に対してこれまで以上の北朝鮮への強い制裁を課すよう求める事になります。そ
うした先には、北朝鮮はこれまで以上の苦しい政治・経済体制に陥り、次の世代
に過酷な負の遺産を渡すことになります。

 今、人権問題・人道問題である拉致問題の解決を実現すれば、両国は明るい未
来を描く事が出来ます。私達家族会もそれが実現すれば日本政府が課している北
朝鮮への独自制裁の解除や日朝国交正常化交渉の開始に異論は唱えません。但し、
誰一人置き去りにしない事が守られなければなりません。

 金正恩委員長には賢明な英断を下して欲しいと思います。国家のリーダとして、
娘の誇れる父親として勇気ある決断をして下さい。

 私達は全拉致被害者が帰国出来るまで言葉を武器にして戦い続けます。絶対に
負けられない戦いです。北朝鮮が次の世代になっても逃がすことなく追い続けま
す。今こそ全拉致被害者を解放して下さい。

 日本政府にもお願いします。日朝首脳会談を速やかに実現し、全拉致被害者の
即時一括帰国を実現するよう力強い外交を前に進めて下さい。

 国際社会に対してもお願いします。北朝鮮に侵されている人類の普遍的価値で
ある「人権」がこれ以上理不尽な状態で続く事が無いよう共に戦い続けて下さい。
宜しくお願い致します。

 有難うございました。

以上


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