国民大集会報告2(2026/06/03)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2026.06.03-1)国民大集会報告2
櫻井 曽我さん、ありがとうございました。そして、耕一郎さんもありがとう
ございました。「これまで以上に力を貸してほしい」、「どうしても救い出し
てほしい」。そして、その気持ちを受け止めて、主催者として古屋圭司さんに
お話を伺いたいと思います。拉致議連会長で、元拉致問題担当大臣でいらっし
ゃいます。よろしくお願いいたします(拍手)。
◆主体的に日朝首脳会談に持ち込むこと
古屋圭司(拉致議連会長・元拉致問題担当大臣)
拉致議連会長の古屋圭司でございます。今、皆様とともに曽我さんのお話を聞
いておりまして、一言ひとことの言葉の中でも、私たちの耳にグサッと刺さる
ものがありました。解決に時間がかかって、去年の11月に引き続き、この大
会を開会せざるを得ません。本当に断腸の思いでございます。主催者の一人と
して、お詫び申し上げなくてはなりません。
しかし、私たちは必ず拉致問題を解決する。この覚悟で取り組んでいるという
ことを、ぜひ共有の気持ちとして持っていただきたいと思います。
高市総理は、3月19日の日米首脳会談において、拉致問題についてトランプ
大統領に協力を求め、全面的な支援を得たという報告を得ております。
実は、第二次トランプ政権で、私は何度かこれを発言していますが、国務長官
になったマルコ・ルビオさん、彼はもともと上院議員でございましたけど、我
々は頻繁に北朝鮮の拉致問題でワシントンに行き、その時に上下両院で、拉致
された疑いの強い米国人デイビッド・スネドン氏の上下両院の決議で、主導的
な役割を果たしてくれました。我々の説明に対して、「拉致は単なる誘拐じゃ
なくて、国家によるテロだ」と、こういう認識を持っていた上院議員が国務長
官になったという、非常に私は意義が大きいなと思っています。
3月の首脳会談をはじめ、昨年のトランプ大統領と家族会の皆さんとの面会、
また第一次政権の時には、国連で横田めぐみさんのことにも言及して発言をし
ていただいています。要するにトランプ大統領の頭の中には、しっかり拉致問
題が刷り込まれているということであります。
我々拉致議連は例年5月にワシントンに行って、そして向こうのニューヨーク
や上下両院、あるいは政府高官とも色々意見交換をしていますが、今年はそれ
を9月に行います。やはりそれは、向こう側が5月の連休に議会が閉鎖してし
まっているということ、それから日程の関係で特に大統領選とも重なり、やは
り9月に変更しようということで、今度9月に私たちは家族会、救う会ととも
に拉致議連として訪問して、多くの関係者に会って、しっかり私たちの考えを
訴え、協力を得たいというふうに思っております。
さらには、先ほど申し上げましたマルコ・ルビオ上院議員が決議をした、拉致
をされた疑いの強いデイビッド・スネドン氏、この家族と、ぜひ大統領や国務
長官が会ってほしいと、この要請を今回もしようというふうに思っております。
なぜか。確かに上下両院で決議をしました。しかしアメリカでは決議がたくさ
んあります。だから国民の皆さんは、アメリカ人で関心のある方は知っていま
す。関心のない方はほとんど知りません。アメリカ人が拉致されている疑いが
強いということ。
そこでトランプさんに、ホワイトハウスでデイビッド・スネドンさんの家族に
会ってもらう。これはニュースでも報道されるでしょう。だからアメリカ人の
正義はもうご承知のように、「自国民が拉致されたら何としても取り返してこ
い」というのが彼らの正義ですから、やはり金正恩総書記に対する大きな圧力
になること間違いないというふうに思います。
また、日本の大使を務めておりましたハガティ上院議員も、今度は日本人の拉
致問題についても、しっかり上下両院で決議をしようと非常に精力的に取り組
んでいただいておりまして、おそらく近々それが成就するのではないかと、我
々も期待をいたしております。
拉致を実行したのは独裁者である北朝鮮の金正日総書記であります。その北朝
鮮はもう国際社会のたび重なる警鐘にもかかわらず、それを全く無視して、た
び重なるミサイルの開発や核開発にのめり込んで、またロシアとは完全に握っ
ております。
ミサイル技術というのを提供された見返りに、ウクライナ戦線に絡んで、多く
の北朝鮮の軍人が身代わり(弾除け)に派遣をされているということでござい
まして、一昨年プーチン大統領が訪問しましたが、その時は戦略的パートナー
シップまで結んでいる。北朝鮮はさらに核開発にのめり込んでいくんでしょう。
しかし、北朝鮮の人権は全く無視。いろんな報道でもあるように、北朝鮮は本
当に厳しい環境であることは、客観的に見て間違いないと思います。しかし北
朝鮮はロシアの裏ルートや、あるいは違法なマネーロンダリングを通じて違法
なお金をしっかり集めて、それを元手にミサイル、核開発に走って、大国とし
て力を誇示すれば対等にアメリカとの交渉ができる、そんな一心でやってます
ね。
一方、中国。中国は本当は、北朝鮮にとって千年の敵だと思いますよ。しかし
背に腹は代えられないということで、4月に王毅外相の訪朝がありましたね。
近々は習近平主席も訪問するということが取り沙汰されています。
しかし皆さん、こんな異常な状態をいつまででも続けていいわけがないし、絶
対に続かせてはいけないということであります。もちろんそのためには、具体
的には拉致問題を解決するために、日本政府が主体的に動くことが不可欠です。
高市総理は、自らの手で解決をするというなみなみならぬ決意を表明いたして
おります。要するに主体的に日朝首脳会談に持ち込むこと、これが不可欠であ
ります。そのためにもですね、やはりこの高市総理の本気度を私は信用したい
と思います。必ず自分が今の政権の時に取り戻すんだ、この不退転の覚悟を今
日も示していただきたいな、こんなふうに思います。
そのためにもですね、政府や議会をはじめとする全ての関係者があらゆる手段
で、あらゆる手段というのは水面下の交渉ももちろん含みます。これは公には
できませんけれども、そういった取り組みを通じてですね、時間的制約のある
この拉致問題の解決のために、我々拉致議連もそういう考えに立つ政府に対し
ては、徹底的に背中を押して協力をしていきたいというふうに思っております。
金正恩総書記の目論見は、拉致を過去のものにさせる、忘れさせようというこ
とであります。しかしそれを絶対に許してはならないのであります。きょうお
集まりの皆様、そしてきょうは多くのリモート(ネット配信)でもこれが盛り
上がっているというふうに聞いておりますので、ぜひ「拉致は絶対に許さない
んだ」という決意、そして拉致問題解決をすることこそが、北朝鮮に明るい未
来をもたらす唯一無二の方法なんだということをしっかり分からせるために、
世論を徹底的に喚起をしていただきたいというふうに思います。
家族会の皆さんもの横田拓也さん、耕一郎さん、ぐっと若い世代に変わりまし
た。要するにどんなメッセージか。「拉致問題を解決しない限り地獄の底まで
追いかけていくぞ」、この強いメッセージであります。
そのために私たちは、地方公共団体や、あるいは中学生、高校生、こういった
方々に徹底的な啓発活動をお願いしたいというふうに、これは皆さんに対する
お願いでございます。そしてもしそのためにいろんな費用が必要ならば、我々
は政府においてしっかり予算が確保できるように、そんな取り組みをさせてい
ただきたいと思います。
これと期を一にして、高市政権の下で全ての拉致被害者の帰国を実現し、そし
て家族の皆さんとの抱擁を実現させるために、超党派議員連盟拉致議連、今度
は当選した多くの新人議員も関心をもって参画をいただきました。是非ともよ
ろしくお願いを申し上げまして、拉致議連会長から主催者の一人としてのご挨
拶といたします。ありがとうございます(拍手)。
櫻井 古屋さん、ありがとうございました。次に、内閣総理大臣でいらして、
政府の拉致問題対策本部長を務めていらっしゃいます、高市早苗さんにお願い
したいと思います。総理、よろしくお願いします(拍手)。
◆真摯に取り組んでいる真っ最中です
高市早苗(内閣総理大臣、拉致問題対策本部長)
内閣総理大臣の高市早苗でございます。国民大集会の開催にあたりご挨拶を申
し上げます。
2002年以降、残された拉致被害者のご帰国はあまりに長い時間がかかって
おります。その間に被害者の方々も年を重ねていかれ、そしてまたご家族の中
には残念ながら亡くなられた方も多くいらっしゃいます。これ以上時間をかけ
るわけにはまいりません。
主権国家の責務として、認定の有無に関わらず、拉致被害者の皆様に一刻も早
く祖国の土を踏んでいただく。それが私に課せられた使命であり、そのために
私は不退転の決意で、国民の皆様の声を後押しに、懸命に取り組んでまいりま
す。
日朝双方の未来のためにも、日朝平壌宣言に基づき互いに実り合う関係を作る
べく、日本国政府は対話し、具体的に行動する用意があります。拉致をされ、
長年家族と離れ離れになっている国民の帰国を望むということは、日本政府の
主席として、そして一人の日本人として当然のことでございます。
金正恩委員長との首脳会談をはじめ、あらゆる選択肢を排除せず、私の代で何
としても突破口を開いて拉致問題を解決する、その決意を持ち続け、そして今、
木原官房長官とも拉致議連の皆様とも力を合わせて行動をしています。
日朝双方で互いの関係、地域の平和と安定に向けて着実に取り組んでまいりた
い。おそらく北朝鮮の人たちもこのメッセージを見ておられると思いますので、
あえてそう申し上げます。私は切にそう願っています。双方の国民、人民のた
めに、また未来の若者たちのために、勇気ある一歩を金正恩委員長と踏み出し
たいと思っています。
もちろん、日本人拉致被害者の帰国を実現することは日本政府の責務でありま
す。何より我が国が主体的に行動すべきものでございます。しかしながら、そ
の上で国際社会と緊密に連携をしていくことも非常に重要です。
先ほど古屋会長から話がありましたけれども、3月に行われた日米首脳会談で
は拉致問題への取り組みについて、トランプ大統領から改めて全面的な支持を
得ました。また先週の日韓首脳会談でも、拉致問題の即時解決に向けた尹大統
領の引き続きの理解と協力を求め、その取り組みの重要性について一致しまし
た。この他にも、今年に入ってからもずいぶんたくさんの外国の首脳が日本を
訪れ、私と首脳会談をしていることは皆様ご承知だと思います。国連の事務総
長も先般お見えになりました。
例外なく全ての首脳会談で、私はこの拉致問題、一緒に解決に向かって歩んで
ほしい、そして協力をしてほしいということを必ず申し上げてまいりました。
とにかく各国あらゆる機会を捉えて、拉致問題への理解と協力を求めています。
拉致問題に対する理解は、今国際社会において確実に広がっている、これも感
じております。
そして、拉致問題の解決に向けては、国民の皆様からの一致団結した強い思い
が示されるということが、私たち政府の取り組みに対する力強い後押しであり
ます。ここにいらっしゃる皆様、そして今日、配信などでそこから見守ってく
ださっている皆様には、平素から様々な形でご尽力をいただいております。心
より感謝を申し上げます。これからも国民の皆様のより一層のお力添えを賜り
ますように、今一度のお願いを申し上げます。
高市内閣で拉致問題を解決すると、こういう決意を胸に日々邁進しています。
一日も早く、一時間でも早く、皆様に具体的な成果をお示しできるよう、ほん
のわずかなチャンスも取り逃すことなく、政府一体となって真摯に取り組んで
いる、今その真っ最中であるということを皆様にお伝えをいたします。
今日は曽我さんが登壇されて、痛い思いをされて、それでも皆様にお訴えをと
この場にいらっしゃった。本当に、本当に、本当にお身体を大事にしていただ
きたいと思います。帰国を待ちわびる全てのご家族の皆様、心労が一通りでは
ないものがあると思いますけれども、どうかお身体を大切にして、私たちも早
く引っ張って頑張ります、行動しますので、ご家族を抱きしめることができる
その日まで、しっかりと健康を保って迎えていただきたい。そう願っておりま
す。本日お集まりいただいた全ての皆様に心から感謝を申し上げ、ご健勝をお
祈り申し上げます。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 気持ちのこもったご挨拶を本当にありがとうございました。次に内閣官
房長官で、拉致問題担当大臣の木原稔さんにお願いいたします。
◆国家情報局が拉致問題解決に後押しに
木原稔(内閣官房長官・拉致問題担当大臣)
ご紹介いただきました、拉致問題担当大臣を拝命しております、内閣官房長官
の木原稔でございます。
先ほど曽我ひとみさんから胸に刺さるお話を伺いました。曽我さんご帰国され
て2002年でございました。その後2004年に小泉総理の2度目の訪朝が
ありましたが、その翌年の2005年の総選挙で私は当選をさせていただいて、
以来これまでもはや21年が経ちました。
地元に拉致被害者がおられますので、ずっと議員になる前から、超党派の地方
議員の皆様方などと一緒に署名活動を商店街や駅前でさせていただいておりま
した。その署名ももう2000万筆を超えたということであります。
地元熊本の家族会の方は、今日松木薫さんの弟さんの信宏さんがおられますし、
鹿児島県には市川修一さん、また鳥取県には松本京子さんのお兄さんもいらっ
しゃいます。今日はちょっと体調不良で来られないということですが、そうい
った拉致被害者のご家族とともにずっと活動を続けてまいりました。議員にな
ってまさか21年もですね、この問題が解決しないとは思っておりませんでし
た。古屋会長のもとで拉致議連での活動、これももう長くなってしまいました。
しかし今、拉致問題担当大臣となりというか、計らずもならせていただきまし
たが、まさに私は「今こそ解決の時である」と強い信念を持ってですね、日々
活動をさせていただいているところであります。
少し国会等の報告をさせていただきますが、先週ですね、国家情報会議設置法
が通過をし、その事務局となる国家情報局が、今の内閣情報調査室が格上げを
されるという形でですね、設置をされます。近いうちに設置をいたします。
今、日本が非常に弱いとされている情報力ですね、警察であったり外務省であ
ったり、防衛省やまた公安調査庁、そういった情報を一元化し、しっかりと分
析をする。その司令塔の機能を強化するためのですね、法律が通過をし、そし
て日本の情報力を高めていく、これもまた高市政権の一つの大きな課題であり
ました。早速これを通過させていただきました。これによって、国家情報局が
拉致問題解決に向けての大きな後押しとなることと思います。
それから、やはりこれまで拉致問題に触れる機会も少なかった。長い年月が経
ってしまいましたから、若い世代への理解・関心を高めること、これも重要な
取り組みだと思っております。昨年度は、拉致問題について分かりやすく解説
する動画を新たに制作したほか、私、拉致問題担当大臣と文部科学大臣との連
名でですね、各都道府県の教育委員会に対して、なお一層の取り組み促進を依
頼するための通知を発出しました。これも異例なことであります。
また、児童生徒を対象とした作文コンクールであったり、中学生サミットを開
催し、そして子どもたちに直接向き合って教育をする教員、教員の皆様も若い
人ですから、その教員を目指す大学生に対する講座を開いたり、また既に教員
になっている方を対象にした研修セミナーを開催する、また啓発動画の広告配
信などの取り組みも続けさせていただいております。
しかし、これはあくまでも国内対策であり、一番大事なことは、拉致被害者の
帰国であります。手段を選ばずに取り組んでよいという高市総理の指示を得て
いますので、それを今実施させていただいているところでございます。多くを
語ることはできません。まさに私はこの拉致問題、時間が経ちましたが、決し
てこれは過去の問題ではない、歴史上の事件ではありません。現在進行形の問
題であります。
今日おいでの皆様方をはじめ、日本国民が心を一つにして、この拉致問題の一
刻も早い解決の強い意志をこれからも最終的な解決まで示し続けるということ
が、私ども政府に対しましての力強い後押しとなります。
先ほど高市総理も述べられたように、高市内閣で拉致問題を解決する、高市政
権はそういう覚悟でございます。私はそうした総理の強い決意のもと、私がま
た最後の拉致問題担当大臣になるとの覚悟で日々取り組んでまいりますので、
どうか一刻も早く解決できるよう最善を尽くしていくこと、そのことを心を合
わせて今後ともご支援ご協力をお願い申し上げ、私からのご挨拶とさせていた
だきます。どうぞよろしくお願いします(拍手)。
櫻井 木原官房長官、ありがとうございました。ここで内閣総理大臣の高市さ
んが退席されます。どうぞ皆様拍手でお見送りください。総理、ありがとうご
ざいました(拍手)。
どうぞ皆様拍手をお願いいたします(拍手)。
総理とともに官房長官の木原さんもここで退席されます。え、このままいらっ
しゃる。ありがとうございます。残ってくださるそうです。皆さん拍手をお願
いいたします。ありがとうございます(拍手)。
ここでですね、ちょっと現場の模様替えをいたしますので、皆様そのままで少
々お待ちくださいませ。ほんの数分間であります。官房長官、この前に座って
いただいてよろしいですか。ありがとうございます。
(3につづく)
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■高市首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
櫻井 曽我さん、ありがとうございました。そして、耕一郎さんもありがとう
ございました。「これまで以上に力を貸してほしい」、「どうしても救い出し
てほしい」。そして、その気持ちを受け止めて、主催者として古屋圭司さんに
お話を伺いたいと思います。拉致議連会長で、元拉致問題担当大臣でいらっし
ゃいます。よろしくお願いいたします(拍手)。
◆主体的に日朝首脳会談に持ち込むこと
古屋圭司(拉致議連会長・元拉致問題担当大臣)
拉致議連会長の古屋圭司でございます。今、皆様とともに曽我さんのお話を聞
いておりまして、一言ひとことの言葉の中でも、私たちの耳にグサッと刺さる
ものがありました。解決に時間がかかって、去年の11月に引き続き、この大
会を開会せざるを得ません。本当に断腸の思いでございます。主催者の一人と
して、お詫び申し上げなくてはなりません。
しかし、私たちは必ず拉致問題を解決する。この覚悟で取り組んでいるという
ことを、ぜひ共有の気持ちとして持っていただきたいと思います。
高市総理は、3月19日の日米首脳会談において、拉致問題についてトランプ
大統領に協力を求め、全面的な支援を得たという報告を得ております。
実は、第二次トランプ政権で、私は何度かこれを発言していますが、国務長官
になったマルコ・ルビオさん、彼はもともと上院議員でございましたけど、我
々は頻繁に北朝鮮の拉致問題でワシントンに行き、その時に上下両院で、拉致
された疑いの強い米国人デイビッド・スネドン氏の上下両院の決議で、主導的
な役割を果たしてくれました。我々の説明に対して、「拉致は単なる誘拐じゃ
なくて、国家によるテロだ」と、こういう認識を持っていた上院議員が国務長
官になったという、非常に私は意義が大きいなと思っています。
3月の首脳会談をはじめ、昨年のトランプ大統領と家族会の皆さんとの面会、
また第一次政権の時には、国連で横田めぐみさんのことにも言及して発言をし
ていただいています。要するにトランプ大統領の頭の中には、しっかり拉致問
題が刷り込まれているということであります。
我々拉致議連は例年5月にワシントンに行って、そして向こうのニューヨーク
や上下両院、あるいは政府高官とも色々意見交換をしていますが、今年はそれ
を9月に行います。やはりそれは、向こう側が5月の連休に議会が閉鎖してし
まっているということ、それから日程の関係で特に大統領選とも重なり、やは
り9月に変更しようということで、今度9月に私たちは家族会、救う会ととも
に拉致議連として訪問して、多くの関係者に会って、しっかり私たちの考えを
訴え、協力を得たいというふうに思っております。
さらには、先ほど申し上げましたマルコ・ルビオ上院議員が決議をした、拉致
をされた疑いの強いデイビッド・スネドン氏、この家族と、ぜひ大統領や国務
長官が会ってほしいと、この要請を今回もしようというふうに思っております。
なぜか。確かに上下両院で決議をしました。しかしアメリカでは決議がたくさ
んあります。だから国民の皆さんは、アメリカ人で関心のある方は知っていま
す。関心のない方はほとんど知りません。アメリカ人が拉致されている疑いが
強いということ。
そこでトランプさんに、ホワイトハウスでデイビッド・スネドンさんの家族に
会ってもらう。これはニュースでも報道されるでしょう。だからアメリカ人の
正義はもうご承知のように、「自国民が拉致されたら何としても取り返してこ
い」というのが彼らの正義ですから、やはり金正恩総書記に対する大きな圧力
になること間違いないというふうに思います。
また、日本の大使を務めておりましたハガティ上院議員も、今度は日本人の拉
致問題についても、しっかり上下両院で決議をしようと非常に精力的に取り組
んでいただいておりまして、おそらく近々それが成就するのではないかと、我
々も期待をいたしております。
拉致を実行したのは独裁者である北朝鮮の金正日総書記であります。その北朝
鮮はもう国際社会のたび重なる警鐘にもかかわらず、それを全く無視して、た
び重なるミサイルの開発や核開発にのめり込んで、またロシアとは完全に握っ
ております。
ミサイル技術というのを提供された見返りに、ウクライナ戦線に絡んで、多く
の北朝鮮の軍人が身代わり(弾除け)に派遣をされているということでござい
まして、一昨年プーチン大統領が訪問しましたが、その時は戦略的パートナー
シップまで結んでいる。北朝鮮はさらに核開発にのめり込んでいくんでしょう。
しかし、北朝鮮の人権は全く無視。いろんな報道でもあるように、北朝鮮は本
当に厳しい環境であることは、客観的に見て間違いないと思います。しかし北
朝鮮はロシアの裏ルートや、あるいは違法なマネーロンダリングを通じて違法
なお金をしっかり集めて、それを元手にミサイル、核開発に走って、大国とし
て力を誇示すれば対等にアメリカとの交渉ができる、そんな一心でやってます
ね。
一方、中国。中国は本当は、北朝鮮にとって千年の敵だと思いますよ。しかし
背に腹は代えられないということで、4月に王毅外相の訪朝がありましたね。
近々は習近平主席も訪問するということが取り沙汰されています。
しかし皆さん、こんな異常な状態をいつまででも続けていいわけがないし、絶
対に続かせてはいけないということであります。もちろんそのためには、具体
的には拉致問題を解決するために、日本政府が主体的に動くことが不可欠です。
高市総理は、自らの手で解決をするというなみなみならぬ決意を表明いたして
おります。要するに主体的に日朝首脳会談に持ち込むこと、これが不可欠であ
ります。そのためにもですね、やはりこの高市総理の本気度を私は信用したい
と思います。必ず自分が今の政権の時に取り戻すんだ、この不退転の覚悟を今
日も示していただきたいな、こんなふうに思います。
そのためにもですね、政府や議会をはじめとする全ての関係者があらゆる手段
で、あらゆる手段というのは水面下の交渉ももちろん含みます。これは公には
できませんけれども、そういった取り組みを通じてですね、時間的制約のある
この拉致問題の解決のために、我々拉致議連もそういう考えに立つ政府に対し
ては、徹底的に背中を押して協力をしていきたいというふうに思っております。
金正恩総書記の目論見は、拉致を過去のものにさせる、忘れさせようというこ
とであります。しかしそれを絶対に許してはならないのであります。きょうお
集まりの皆様、そしてきょうは多くのリモート(ネット配信)でもこれが盛り
上がっているというふうに聞いておりますので、ぜひ「拉致は絶対に許さない
んだ」という決意、そして拉致問題解決をすることこそが、北朝鮮に明るい未
来をもたらす唯一無二の方法なんだということをしっかり分からせるために、
世論を徹底的に喚起をしていただきたいというふうに思います。
家族会の皆さんもの横田拓也さん、耕一郎さん、ぐっと若い世代に変わりまし
た。要するにどんなメッセージか。「拉致問題を解決しない限り地獄の底まで
追いかけていくぞ」、この強いメッセージであります。
そのために私たちは、地方公共団体や、あるいは中学生、高校生、こういった
方々に徹底的な啓発活動をお願いしたいというふうに、これは皆さんに対する
お願いでございます。そしてもしそのためにいろんな費用が必要ならば、我々
は政府においてしっかり予算が確保できるように、そんな取り組みをさせてい
ただきたいと思います。
これと期を一にして、高市政権の下で全ての拉致被害者の帰国を実現し、そし
て家族の皆さんとの抱擁を実現させるために、超党派議員連盟拉致議連、今度
は当選した多くの新人議員も関心をもって参画をいただきました。是非ともよ
ろしくお願いを申し上げまして、拉致議連会長から主催者の一人としてのご挨
拶といたします。ありがとうございます(拍手)。
櫻井 古屋さん、ありがとうございました。次に、内閣総理大臣でいらして、
政府の拉致問題対策本部長を務めていらっしゃいます、高市早苗さんにお願い
したいと思います。総理、よろしくお願いします(拍手)。
◆真摯に取り組んでいる真っ最中です
高市早苗(内閣総理大臣、拉致問題対策本部長)
内閣総理大臣の高市早苗でございます。国民大集会の開催にあたりご挨拶を申
し上げます。
2002年以降、残された拉致被害者のご帰国はあまりに長い時間がかかって
おります。その間に被害者の方々も年を重ねていかれ、そしてまたご家族の中
には残念ながら亡くなられた方も多くいらっしゃいます。これ以上時間をかけ
るわけにはまいりません。
主権国家の責務として、認定の有無に関わらず、拉致被害者の皆様に一刻も早
く祖国の土を踏んでいただく。それが私に課せられた使命であり、そのために
私は不退転の決意で、国民の皆様の声を後押しに、懸命に取り組んでまいりま
す。
日朝双方の未来のためにも、日朝平壌宣言に基づき互いに実り合う関係を作る
べく、日本国政府は対話し、具体的に行動する用意があります。拉致をされ、
長年家族と離れ離れになっている国民の帰国を望むということは、日本政府の
主席として、そして一人の日本人として当然のことでございます。
金正恩委員長との首脳会談をはじめ、あらゆる選択肢を排除せず、私の代で何
としても突破口を開いて拉致問題を解決する、その決意を持ち続け、そして今、
木原官房長官とも拉致議連の皆様とも力を合わせて行動をしています。
日朝双方で互いの関係、地域の平和と安定に向けて着実に取り組んでまいりた
い。おそらく北朝鮮の人たちもこのメッセージを見ておられると思いますので、
あえてそう申し上げます。私は切にそう願っています。双方の国民、人民のた
めに、また未来の若者たちのために、勇気ある一歩を金正恩委員長と踏み出し
たいと思っています。
もちろん、日本人拉致被害者の帰国を実現することは日本政府の責務でありま
す。何より我が国が主体的に行動すべきものでございます。しかしながら、そ
の上で国際社会と緊密に連携をしていくことも非常に重要です。
先ほど古屋会長から話がありましたけれども、3月に行われた日米首脳会談で
は拉致問題への取り組みについて、トランプ大統領から改めて全面的な支持を
得ました。また先週の日韓首脳会談でも、拉致問題の即時解決に向けた尹大統
領の引き続きの理解と協力を求め、その取り組みの重要性について一致しまし
た。この他にも、今年に入ってからもずいぶんたくさんの外国の首脳が日本を
訪れ、私と首脳会談をしていることは皆様ご承知だと思います。国連の事務総
長も先般お見えになりました。
例外なく全ての首脳会談で、私はこの拉致問題、一緒に解決に向かって歩んで
ほしい、そして協力をしてほしいということを必ず申し上げてまいりました。
とにかく各国あらゆる機会を捉えて、拉致問題への理解と協力を求めています。
拉致問題に対する理解は、今国際社会において確実に広がっている、これも感
じております。
そして、拉致問題の解決に向けては、国民の皆様からの一致団結した強い思い
が示されるということが、私たち政府の取り組みに対する力強い後押しであり
ます。ここにいらっしゃる皆様、そして今日、配信などでそこから見守ってく
ださっている皆様には、平素から様々な形でご尽力をいただいております。心
より感謝を申し上げます。これからも国民の皆様のより一層のお力添えを賜り
ますように、今一度のお願いを申し上げます。
高市内閣で拉致問題を解決すると、こういう決意を胸に日々邁進しています。
一日も早く、一時間でも早く、皆様に具体的な成果をお示しできるよう、ほん
のわずかなチャンスも取り逃すことなく、政府一体となって真摯に取り組んで
いる、今その真っ最中であるということを皆様にお伝えをいたします。
今日は曽我さんが登壇されて、痛い思いをされて、それでも皆様にお訴えをと
この場にいらっしゃった。本当に、本当に、本当にお身体を大事にしていただ
きたいと思います。帰国を待ちわびる全てのご家族の皆様、心労が一通りでは
ないものがあると思いますけれども、どうかお身体を大切にして、私たちも早
く引っ張って頑張ります、行動しますので、ご家族を抱きしめることができる
その日まで、しっかりと健康を保って迎えていただきたい。そう願っておりま
す。本日お集まりいただいた全ての皆様に心から感謝を申し上げ、ご健勝をお
祈り申し上げます。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 気持ちのこもったご挨拶を本当にありがとうございました。次に内閣官
房長官で、拉致問題担当大臣の木原稔さんにお願いいたします。
◆国家情報局が拉致問題解決に後押しに
木原稔(内閣官房長官・拉致問題担当大臣)
ご紹介いただきました、拉致問題担当大臣を拝命しております、内閣官房長官
の木原稔でございます。
先ほど曽我ひとみさんから胸に刺さるお話を伺いました。曽我さんご帰国され
て2002年でございました。その後2004年に小泉総理の2度目の訪朝が
ありましたが、その翌年の2005年の総選挙で私は当選をさせていただいて、
以来これまでもはや21年が経ちました。
地元に拉致被害者がおられますので、ずっと議員になる前から、超党派の地方
議員の皆様方などと一緒に署名活動を商店街や駅前でさせていただいておりま
した。その署名ももう2000万筆を超えたということであります。
地元熊本の家族会の方は、今日松木薫さんの弟さんの信宏さんがおられますし、
鹿児島県には市川修一さん、また鳥取県には松本京子さんのお兄さんもいらっ
しゃいます。今日はちょっと体調不良で来られないということですが、そうい
った拉致被害者のご家族とともにずっと活動を続けてまいりました。議員にな
ってまさか21年もですね、この問題が解決しないとは思っておりませんでし
た。古屋会長のもとで拉致議連での活動、これももう長くなってしまいました。
しかし今、拉致問題担当大臣となりというか、計らずもならせていただきまし
たが、まさに私は「今こそ解決の時である」と強い信念を持ってですね、日々
活動をさせていただいているところであります。
少し国会等の報告をさせていただきますが、先週ですね、国家情報会議設置法
が通過をし、その事務局となる国家情報局が、今の内閣情報調査室が格上げを
されるという形でですね、設置をされます。近いうちに設置をいたします。
今、日本が非常に弱いとされている情報力ですね、警察であったり外務省であ
ったり、防衛省やまた公安調査庁、そういった情報を一元化し、しっかりと分
析をする。その司令塔の機能を強化するためのですね、法律が通過をし、そし
て日本の情報力を高めていく、これもまた高市政権の一つの大きな課題であり
ました。早速これを通過させていただきました。これによって、国家情報局が
拉致問題解決に向けての大きな後押しとなることと思います。
それから、やはりこれまで拉致問題に触れる機会も少なかった。長い年月が経
ってしまいましたから、若い世代への理解・関心を高めること、これも重要な
取り組みだと思っております。昨年度は、拉致問題について分かりやすく解説
する動画を新たに制作したほか、私、拉致問題担当大臣と文部科学大臣との連
名でですね、各都道府県の教育委員会に対して、なお一層の取り組み促進を依
頼するための通知を発出しました。これも異例なことであります。
また、児童生徒を対象とした作文コンクールであったり、中学生サミットを開
催し、そして子どもたちに直接向き合って教育をする教員、教員の皆様も若い
人ですから、その教員を目指す大学生に対する講座を開いたり、また既に教員
になっている方を対象にした研修セミナーを開催する、また啓発動画の広告配
信などの取り組みも続けさせていただいております。
しかし、これはあくまでも国内対策であり、一番大事なことは、拉致被害者の
帰国であります。手段を選ばずに取り組んでよいという高市総理の指示を得て
いますので、それを今実施させていただいているところでございます。多くを
語ることはできません。まさに私はこの拉致問題、時間が経ちましたが、決し
てこれは過去の問題ではない、歴史上の事件ではありません。現在進行形の問
題であります。
今日おいでの皆様方をはじめ、日本国民が心を一つにして、この拉致問題の一
刻も早い解決の強い意志をこれからも最終的な解決まで示し続けるということ
が、私ども政府に対しましての力強い後押しとなります。
先ほど高市総理も述べられたように、高市内閣で拉致問題を解決する、高市政
権はそういう覚悟でございます。私はそうした総理の強い決意のもと、私がま
た最後の拉致問題担当大臣になるとの覚悟で日々取り組んでまいりますので、
どうか一刻も早く解決できるよう最善を尽くしていくこと、そのことを心を合
わせて今後ともご支援ご協力をお願い申し上げ、私からのご挨拶とさせていた
だきます。どうぞよろしくお願いします(拍手)。
櫻井 木原官房長官、ありがとうございました。ここで内閣総理大臣の高市さ
んが退席されます。どうぞ皆様拍手でお見送りください。総理、ありがとうご
ざいました(拍手)。
どうぞ皆様拍手をお願いいたします(拍手)。
総理とともに官房長官の木原さんもここで退席されます。え、このままいらっ
しゃる。ありがとうございます。残ってくださるそうです。皆さん拍手をお願
いいたします。ありがとうございます(拍手)。
ここでですね、ちょっと現場の模様替えをいたしますので、皆様そのままで少
々お待ちくださいませ。ほんの数分間であります。官房長官、この前に座って
いただいてよろしいですか。ありがとうございます。
(3につづく)
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■高市首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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