救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「週刊新潮」の記事について(2000/10/29)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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▼来年の正月は拉致された人々が実家で家族とすごせるように、年内解決を!
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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■「週刊新潮」の記事について

 11月2日付「週刊新潮」の記事「森首相『北朝鮮拉致』で売国的交渉の大愚」で
「第三国発見方式」を提案したのが日本側でなく、北朝鮮のアジア太平洋平和委員会
(北朝鮮工作機関の下部組織)の黄哲であったと書かれています。これについて、担
当記者から話を聞きましたが、その人によれば信頼できる筋の話とのことでした。
 もし、これが本当ならこれまで森首相・中山前建設大臣を初め、関係者の言ってき
たことはすべて嘘ということになります。何より、三年前すでに拉致を北朝鮮側が認
めていたのを隠蔽し続けていたことになり、森首相の発言そのものよりさらに深刻な
問題です。事実関係を調べようと思っていますが、もし報道関係者でご存じの方がお
られたら是非報道していただきたく思います。

■家族会・救う会の代表佐藤アジア局参事官と面会

 すでにお知らせしていますが、横田滋家族会代表・増元照明さん、佐藤勝巳救う会
全国協議会会長・荒木和博同事務局長が10月26日、外務省を訪れ佐藤重和アジア局参
事官に面会しました。この席上佐藤会長から前日に発表したアピールと福留貴美子さ
んに関する要請書が手渡されました。下はその大略の要旨です。
 佐藤参事官の話は外務大臣の発言と特に違いのあるものではありませんでした。福
留さんについては「関心がある」との表現に留まり、具体的な対策はありませんでし
た。また、下の要旨文中には書かれていませんが、被拉致者が第三国に脱出した場合
の(これは首相の発言の北朝鮮が出した話ではなく、本人が脱出した場合です)の保
護については佐藤参事官は肯定しました。
 明日から日朝交渉。米朝も、南北も微妙な状態です。それぞれの動きに最大限の注
意が必要です。

 佐藤勝巳 30日からの交渉をしっかりとやっていただきたい。コメを出せば肯定的
になるというのが大臣の認識だが私たちは逆だ。コメを出して交渉を行えば「拉致を
出せば交渉を打ち切る」というカードを与えたと、相手に誤解を与えることになる。
北京の交渉で北朝鮮が何も変わらなければ外相の責任を問わざるを得ない。
佐藤重和参事官 30日からの交渉には私も行く。今まさにどう対応するか考えている
ところ。先方の出方もあるが、自分たちの原則的立場は変わらない。主張すべき事は
主張する。コメをやると棚上げにつながるとの話があったが、棚上げはありえない。
避けて通れない問題として確固たる方針でやる。コメについては大臣も正常化は拉致
の問題もふくめてやると言っており、その中で決断された。次回の交渉で急転直下す
るとは思わないが、交渉全体が動かないことにはどうしようもない。あくまでめざし
ているのはこの問題はご家族の方々の気持ちを踏まえ、さらに国民全般にも納得のい
く解決をめざすということである。
 増元照明 河野大臣は我々に対して人道支援と言い切った。しかし翌日の自民党の
部会では人道と政策と両面あると言った。一日で変わる言葉は信用できない。皆さん
にはお世話になっているが河野外相が何の手だてもなく、拉致問題の解決の兆しが見
えると言ったのも信用できない。
 佐藤勝巳 森首相の約束も今回の言動を見ると信用できるかということになる。
1997年横田さんの事件が明らかになってから何も変わっていない。外相は国際情勢が
こうだからでコメを出すと言う。国益がこうだから出すというのならわかるが、大臣
の発言は金大中の発言そのままだ。
 佐藤重和 アプローチについての考えが違うのかも知れないが、私はめざしている
ところは同じと思うし、総理、大臣以下皆気持ちを共有しながらとにかくどうにかし
なければならないという気持ちでやっている。多少全体のプロセスで見てもらわなけ
ればならない。
 佐藤勝巳 首相も外相も同じことを言った。しかしどう救出するかは金正日政権が
どういう政権かという定義によって変わる。その分析はまったくないように見える。
金正日政権の本質が何かという分析は外務省から聞いたことがない。
 増元 3年間家族会を作って何度も大臣に会ってきた。首相はこの間会ったとき
「何もしていないわけではない」と言った。サラリーマンの世界なら3年やって動き
がなければ部署が無くなるか、更迭される。それなのに「3年やってきました。何も
変わりません」で、誰も責任をとらない。誰かが責任をとるつもりでやっていただき
たい。家族はこの3年間のはるか前から苦しんできた。
 横田 今回の森首相の発言で交渉がやりにくくなることはないと思うが、相手がこ
ちらの様子を見てくるかもしれないので注意してもらいたい。
 増元 オルブライト国務長官が金正日に拉致問題を提起したと言うが…。
 吉田朋之首席事務官 アラスカから平壌に飛ぶ飛行機の機内からオルブライト長官
は河野外相に「拉致とミサイルの問題をふまえてやってくる」と電話をかけてきた。
大臣からは「よど号と拉致の問題は何がなんでも拉致だ」と訴え、オルブライトは
「ヨウヘイ、それは分かっている。日本のみならず米国にとっても大事だと伝える」
と言った。金正日には「自分たちは交渉する立場にないが、米朝の問題でもある」と
言った。金正日はうなずきながら聞いていたという。
増元 日本に対しては拉致を否定している。米国に対してはどうなのか。後で横田代
表に説明して欲しい。
 吉田 ああいう国だからトップとの意志疎通があれば動きがある。ペリーレポート
は日米韓の交渉がいい影響を与えるから交渉を進めることに意味がある。その意味で
「国際情勢」を大臣が言ったのだろう。チャンスに手をこまねいてはいられないとい
うことだ。
 佐藤勝巳 オルブライトが金正日に直接言ったのは重要なことだと思う。しかし変
わったと言うが、北朝鮮の体制に変化があるか。個人神格化、経済政策に変化があっ
たのか、南北共存を認めたのかということになると全く変化はない。
 横田 福留さんの件について、年末に外相と会ったとき、有本さんのことを聞いた
が、有本さんはやっているとのことだった。しかし、その後聞くとIさん、Mさんに
ついては家族の要請がないからやっていないとのことだった。同じようなケースの人
は一括して対応してもらいたい。
 荒木 北朝鮮から拉致された人が第三国に脱出した場合は外務省は保護に全力を尽
くして欲しい。個々の小さなことでも実質を積み上げてもらいたい。現在の北朝鮮な
ら情報を取りやすい、できるだけ集めて、情報を公開してほしい。
 増元 小渕さんの時代から国は硬軟両様と言ってきたが軟ばかりで硬がない。国会
議員に何人か聞いても金正日体制を壊すのが怖いようだ。もし怖いからできないとい
うなら、私たちに犠牲になって欲しいと言ってもらいたい。拉致が金正日によって指
示されたことは分かっている。金正日体制が残っていたらかえってこないと思う。
 佐藤重和 犠牲になれということは全く考えていない。我々としては日本国民の運
命に関わる話である。
 増元 制裁もとれるということか。
 佐藤重和 これまで直接制裁はしてこなくても色々なことをやってきた。
 増元 本当に返してもらいたいと思っている23年間生死もわからない。これが一番
の不安。安否ぐらいは調べて欲しい。
 佐藤勝巳 今北朝鮮ほどカネがものを言う社会はない。情報の収集もカネを使えば
できると思う。



  
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