救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

アジア欧州会議における森首相の発言についての見解(2000/10/21)
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救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 文京区目白台3-25-13 
担当:荒木和博(全国協議会事務局長 k-araki@mac.email.ne.jp)
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▼来年の正月は拉致された人々が実家で家族とすごせるように、年内解決を!
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このニュースは拉致問題に関する情報をお送りするものです。
恐縮ですが送信を希望されない方は荒木のID宛メールをお送り下さい。
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※救う会ではASEMにおける森首相の発言について次の見解を発表しました。なお、ま
もなく北京での日朝交渉本会談が行われますが、この問題もふくめ家族会・救う会の
代表が来週外務省に要請を行う予定です。

     アジア欧州会議における森首相の発言についての見解

 報道されているように、ソウルで開催されているアジア欧州会議(ASEM)における
森喜朗首相のブレア英首相との会談内容が問題となっている。
 私たち救う会は拉致された人々を救出することが最大の目的である。従って救出に
は水面下の交渉から制裁措置などの手段も含め、最終段階でさまざまな方法があるだ
ろうと考えている。また、森首相の意図は早急な北朝鮮との修好を進める英国に注意
を促そうとしたものであると思われるが、その意図自体に問題があるとは思わない。
 しかし、首相の発言には以下の2点の重大な問題がある。

1、平成9年の訪朝団での発言について
 この与党三党(自・社・さ)訪朝団は横田めぐみさんの事件が明らかになったこと
をきっかけに、拉致問題が大きくクローズアップされた同じ年に平壌を訪れている。
つまり、被拉致者救出の動きが本格化した時点である。拉致は北朝鮮の国家権力によ
る重大な主権侵害、日本国民の人権に対する許すことのできない侵害である。これに
断固として対処する姿勢を示すことなく、主権を侵害された日本側が初めからこの種
の提案をするのは国家国民への背信行為である。

2、ASEMでの発言について
 さらに問題なのはASEMという国際的にも関心を集めている場で、外国の首脳に日本
の首脳がこれを伝えたということは、北朝鮮がこの選択肢を仮に考えていたとしても、
その道を閉ざすことになりかねない。軽率のそしりはまぬがれない。

 この発言に留まらず、被拉致者家族に「話し合い」解決しかないという河野洋平外
相、拉致棚上げの国交正常化は「世論が許さないから」できないと言った槇田邦彦外
務省アジア局長など、政府与党の中にはこの問題がテロ政権の国家犯罪であるという
怒りがあまりにも欠如している。私たちが反対し、国民世論が強い反発をした50万ト
ンのコメ支援を政府与党が強行決定した中でまもなく北京での日朝交渉が行われる。
われわれはこれに鋭い関心をもって注目している

 平成12年10月21日
           北朝鮮に拉致された日本人を救出するための 
                        全国協議会 会長 佐藤勝巳

※本件に関しご質問などありましたら救う会全国協議会事務局長・荒木までご連絡下
さい(電子メールないし携帯090-8517-9601)。



  
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