救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

小泉首相訪朝に関する緊急声明(2004/05/22)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2004.05.22-1)

■小泉首相訪朝に関する緊急声明

 本日5月22日、平壌で2回目の日朝首脳会談が開催された。私たちは昨日細田官
房長官を通じて、次の3点を小泉首相に要請した。第1に、帰国した五人の被害者の
家族八人の意思確認は、日本で5人の被害者らと会ってすべての状況を知ってもらっ
た後になされるべき、第2に、十人の未帰還者に関して北朝鮮が提供した情報はでた
らめだと主張し、実質的進展があり得ない共同調査委員会での調査は絶対に受け入れ
ないでいただきたい、第3に、政府認定以外の拉致被害者についても追及する、こと
だった。
 ところが本日の結果はこの3点すべてが裏切られてしまう許せないものだった。ジェ
ンキンズさんら家族と意思確認が平壌で行われてしまい、その結果は憂慮されたとお
り、8人全員の帰国でなく5人だけの帰国という悲惨な結果になった。
 10人の未帰還者については驚くべきことに再調査開始で合意し、その調査に日本
も参加することになった。未認定拉致事件についてはまったく言及がなかった。調査
結果を出す期限も設定されていない。これは、問題の棚上げ、時間稼ぎそのものだ。
首相は「ご家族が生存を信じているから再調査をせよ」と迫ったと会見で語られたが、
ご自身は生存を信じていないが家族が納得しないから一緒に調査しようという提案で
はないか。小泉首相は横田めぐみさんたちの生存を信じていないのではないかという
強い疑いさえわいてくる。
 そして、首相は、経済制裁発動はしない、人道支援名目で25万トンのコメを送る
なども約束した。10人の政府認定拉致被害者と100人程度とも思われる未認定被
害者らが、帰国できない生き地獄の日々が、今日からもまた延々と続くにもかかわら
ず、日本国は北朝鮮に対して圧力をかけることを放棄した。
 これでは、日本国は拉致被害者らを助ける気がないと言わざるを得ない。制裁発動
なく、コメ支援を続ける中、犯人と一緒に期限なしでの調査などを行い未帰還者を取
り戻すことができる保障がどこにあるのか、本日夜、小泉首相に私たちは強く問いた
だす決意だ。
 今晩も北朝鮮の地で日本の助けを待ちながら、月や星を眺めている同胞がいる。私
たちは未帰還者全員を取り戻すためのたたかいを続けるが、日本国民の皆様におかれ
ても、同胞を見殺しにするなという怒りの声を、首相官邸に外務省に届けていただき
たい。


平成16年5月 22日
北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田滋
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 佐藤勝巳
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟 平沼赳夫




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