救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国民大集会報告2(2023/11/29)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2023.11.29)

■国民大集会報告2

司会 主催者を代表して、古屋圭司拉致議連会長、お願いいたします。

◆金正恩が狙っているのは拉致問題の風化だ

古屋圭司(拉致議連会長、元拉致問題担当大臣、衆議院議員)

 今、横田早紀江さん、曽我ひとみさんの話を聞いていて、胸に突き刺さるもの
があります。今年も主催者の一人として拉致の国民大集会を開催しなければなら
ないのは、本当に忸怩たるものがあります。

 拉致は国家のテロですよ。絶対に許すわけにはいかない。何とか取り戻したい、
その一心で取り組んでいます。

 さて先週は北朝鮮が国際社会の再々の警告を無視して、またミサイル(軍事偵
察衛星)実験を強行しました。今度は地球の軌道に乗ったというのですね。これ
は専門家に言わせると、「かなりの技術」だそうです。おそらくロシアから相当
な技術を貰っているのでしょう。

 ロシアはウクライナ侵攻の前は、北朝鮮をあまり相手にしていなかったと思い
ます。しかし戦況が厳しくなって、背に腹は代えられないということで、プーチ
ン・金正恩会談がついこの間ありました。これによって北朝鮮の労働力とか、あ
るいは旧型の武器や弾薬を得て、その見返りに食糧支援等をしているのでしょう。

 金正恩委員長は、ミサイルを実用化すれば国の大小を問わず、アメリカとも対
等に交渉できると思い込んで、ひたすらにミサイル開発をした。信じられない程、
莫大なお金がかかっています。

 その結果、北朝鮮の経済も食糧事情も最悪じゃないですか。現に北朝鮮と国交
している国があるのも不思議だけど、それらの国の大使館が矢継ぎ早に引き上げ
ているということです。これは象徴的に表していますよね。

 またロシアがこれ以上北朝鮮を応援するというのも非現実的だと思います。そ
うなってくると、おそらく中国にシフトするのでしょう。しかし、中国の基本は、
「生かさず殺さず」ですから、そう簡単に救いの手は伸ばしません。

 そうなった時には、日本に何らかのメッセージが絶対に来ると思います。現に
その兆候があるじゃないですか。私はその時こそ一気呵成に拉致問題を解決する
チャンスだと思います。

 ただ我々はその時期を、手をこまねいて待っているだけではありません。やは
り、あらゆる手段を尽くして取り組んでいく。このことによって初めてその環境
が出てくるかもしれません。

 そこで皆さんに是非お願いです。金正恩が狙っているのは拉致問題の風化なん
です。だからこそ、後ほど黒岩知事が知事の会を代表して挨拶されますが、全国
から仲間が来ている。地方議会の仲間も来ている。徹底的に広報活動をしてくだ
さい。

 そして特に小学生、中学生です。意外と知らないんです。題材はそろっていま
す。DVDやアニメ、あるいは舞台劇、こういうものがあります。拉致問題対策
本部と徹底的に協力して支援をしていただいて、多くの国民が、「拉致は絶対に
許さない」との空気を醸成し続けることです。

 これは皆さんの責任でもあり、我々の責任でもあります。是非これをやってい
ただきたいと思います。

 被害者家族の方々が高齢化しています。そしてお亡くなりになった方もいらっ
しゃいます。しかし、私はそれをネガティブな面だけで捕えません。横田拓也さ
んや飯塚耕一郎さんのような若い世代の人が、代表、事務局長として頑張ってい
る。

 ということは地獄の底まで北朝鮮を追い詰める。拉致問題を解決させる。拉致
被害者を取り戻すことの大きなメッセージだと思います。

 今日岸田総理もわざわざご出席いただきましてありがたいことです。前回の大
集会では、「ハイレベルな首相直轄の組織を作る」と、踏み込んだご挨拶をいた
だきました。

 実は、10月23日の所信表明演説では、またもう一歩踏み込んだご挨拶をい
ただきました。それは、「日朝関係を新たなステージに引き上げるため、金正恩
委員長との首脳会談を実現すべく、私直轄のハイレベルでの協議を進める。その
決意だ」という内容です。これは私たち拉致議連としても、全面的に支援します
し、対応していきたいと思っています。

 一方、政府の動きがにぶければ私たちは背中を押して叱咤激励をする。これも
私たちの役割だと思います。

 今日はそれぞれの政党の代表にご挨拶をいただきますが、ぜひそれぞれの政党
の立場からも応援の話をいただければと思います。

 改めて申し上げます。北朝鮮は決定権を持っているのはたった一人です。金正
恩委員長です。拉致問題を解決した方が自分の国に将来があるということをしっ
かり理解させる。そのためにあらゆる手段を尽くして、国家のテロでもあるこの
拉致被害者を全員取り戻す。そのために私たち拉致議連も全力で活動していくこ
とをお約束して、ご挨拶に代えます。ありがとうございました(拍手)。

司会 今古谷先生が総理の所信表明演説に言及されましたが、私もそれを見て驚
きました。外交安保の中に4つの段落があります。その1つが拉致なんです。今
世界で色々なことが起きているんですが、その中で一行拉致問題を書くのではな
く、段落を作って提示されたのです。

 金正恩委員長へのメッセージを様々な所で発信するとおっしゃっている一環で
はないかと私は理解しました。

 それではお忙しい中来てくださいました岸田内閣総理大臣、政府拉致問題対策
本部長、お願い致します(拍手)。

◆様々なルートを通じて働きかけを行い続けている

岸田文雄(内閣総理大臣、政府拉致問題対策本部長)

 本日の国民大集会の開催に当たりご挨拶を申し上げます。

 本日の冒頭、横田さん、曽我さんから切実な思い、そして痛切な声を聴かせて
いただきました。2002年以来、一人の拉致被害者の帰国も実現していないこ
とは、私にとりましても痛恨の極みであり、政府としても改めて重く受け止めて
おります。

「北朝鮮については、日朝平常宣言に基づき、拉致、核、ミサイルといった諸懸
案を包括的に解決し、不幸な過去を清算して、日朝国交正常化の実現を目指しま
すが、とりわけ、拉致被害者御家族も御高齢となる中で、時間的制約のある拉致
問題は、ひとときもゆるがせにできない人道問題です」と私が発言してから1年
が過ぎました。日本国内では、ご家族はもとより国民の間に差し迫った思いが一
層強まっています。

 こうした差し迫った思いをしっかりと共有しながら、全ての拉致被害者の方々
の一日も早い御帰国を実現するべく、全力で、そして果断に取り組んでまいりま
す。

 北朝鮮は、21日、衛星打ち上げを目的とする弾道ミサイル技術を使用した発
射を強行し、日本列島上空を通過させました。国民の安全に関わる重大な問題で
あり、極めて遺憾であり、我が国として断じて容認することはできません。

 他方で、北朝鮮をめぐる情勢がこのように厳しい状況にある中でも、拉致問題
の一日も早い解決が必要であること、これには変わりはありません。

 本年8月に行われた日米韓首脳会合では、私から拉致問題の即時解決に向けた
引き続きの理解と協力を求め、バイデン大統領及び尹(ユン)大統領から、改め
て全面的な支持を得ました。

 こうした国際社会への働き掛けと同時に、我が国が主体的に行動することが求
められます。

 日朝間の実りある関係を樹立することは、日朝双方の利益に合致するとともに、
地域の平和と安定に大きく寄与します。しかしながら、現在の状況が長引けば長
引くほど、日朝が新しい関係を築こうとしても、その実現は困難なものになって
しまいかねません。一瞬たりとも無駄にせず、今こそ大胆に現状を変えていかな
ければなりません。

 そのためには、我が国自身が主体的に動き、トップ同士の関係を構築していく
ことが極めて重要であると考えております。

 私自身、条件を付けずにいつでも金正恩委員長と直接向き合う決意であると申
し上げているゆえんでありますし、全力で行動してまいります。

 日朝間の懸案を解決し、両者が共に新しい時代を切りひらいていくという観点
からの私の決意を、あらゆる機会を逃さず金正恩委員長に伝え続けるとともに、
首脳会談を早期に実現すべく、私直轄のハイレベルでの協議を行っていきたいと
申し上げております。

 そのために様々なルートを通じて様々な働きかけを絶えず行い続けていますが、
早期の首脳会談実現に向け、働きかけを一層強めてまいります。

 お互いが大局観に基づき、あらゆる障害を乗り越え、地域や国際社会の平和と
安定、日朝双方のため、共に決断していくことを呼び掛けたいと思います。

 本日、この集会を通じて、日本国民の一致団結した強い思いが示されることは、
拉致問題の解決に向けた力強い後押しとなります。その声こそが、国際社会を動
かし、北朝鮮を動かすことにつながっていくと信じております。

 こうした多くの皆様方の力強い後押しに心から感謝を申し上げ、皆様と心を一
つに、総理大臣として自らが先頭に立ち、政府を挙げて、全力で取り組んでまい
ります。このことを、本日の国民大集会に当たって、今一度お誓い申し上げ、私
のご挨拶とさせていただきます(拍手)。

◆若い世代への啓発について力を入れて取り組む

松野博一(拉致問題担当大臣、内閣官房長官、衆議院議員)

 国民大集会の開催に当たりまして一言ご挨拶を申し上げます。

 まず冒頭、21日の北朝鮮による弾道ミサイル技術を使用した発射は、住民の
安全確保の観点からも極めて問題のある行為であり、断じて容認できません。北
朝鮮側に厳重に抗議し、最も強い表現で非難しました。

 他方で、先ほど総理から述べられた通り、北朝鮮を巡る情勢が厳しい情勢にあ
る中でも、拉致問題の一日も早い解決が必要であることに変わりはありません。

 私は8月に、「めぐみちゃんと家族のメッセージ 横田滋写真展」を拝見しま
した。横田早紀江さんのご案内で、めぐみさんやご家族の笑顔の写真、思い出の
品を拝見し、当たり前の家族の幸せを突然奪われ、その後46年間会うことも、
声を聞くこともできない苦しみに思いをいたし、胸が締め付けられる思いでした。

 拝見した後に、少しお時間をいただいて早紀江さんとお話をし、切実な思いを
伺いました。拉致被害者とご家族が再会を果たすためには、拉致問題の解決はも
はや一刻の猶予も許されません。

 拉致問題は過ぎ去った事件ではなく、今なお被害者が自由を奪われ、ご帰国で
きない状態が続いている現在の問題であると、国民の皆様にご認識いただくこと
が重要です。

 そのため政府としては、拉致問題に関する啓発活動に力を入れて取り組んでい
ます。特に重要となっている若い世代への啓発については、今年度から新たな取
り組みとして8月に、「拉致問題に関する中学生サミット」を開催しました。

 全国から集まった中学生が拉致問題について学ぶとともに、拉致問題を同世代、
家族、地域の人に自分のこととして考えてもらうにはどうしたらよいかについて
議論を行い、発表してもらいました。

 また来月16日には、拉致問題への理解、関心を深めるため、「すべての拉致
被害者の一日も早い帰国に向けて」をテーマに政府主催シンポジウムを開催いた
します。

 同シンポジウムでは、被害者ご家族の方々の生の声を発信していただくと共に、
作文コンクールの表彰式、中学生サミットに関する報告、有識者による講演が行
われる予定です。

 インターネットでのライブ配信も実施しますので、ぜひ多くの方にご来場、ご
視聴いただければ幸いです。

 日朝間に存在する不信感を打ち破り、双方にとって明るい未来を描くためには、
先ほど総理も述べられた通り、わが国が主体的に動きトップ同士の関係を構築し
ていくことが極めて重要です。

 総理直轄のハイレベルで協議を行い、早期の首脳会談実現に向けた環境が整備
されるよう、総理の指示のもと政府一丸となって努力してまいります。

 すべての拉致被害者の一日も早いご帰国実現に向けて、ご家族の皆様に寄り添
いながら全力で取り組んでまいります。今後とも、ご支援、ご協力をいただけま
すようお願い申し上げ、私の挨拶とさせていただきます(拍手)。

(3につづく)



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