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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

2回目の米朝首脳会談と北朝鮮内部事情-東京連続集会報告5(2019/02/07)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2019.02.07)

■2回目の米朝首脳会談と北朝鮮内部事情

◆米朝で北に返事を出させ、日朝で被害者を返すための実質的な作業を

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)

 この集会も長く続いていますが、拉致問題に関する色々な情報、状況がめまぐ
るしく変わってきているし、我々素人が判断しにくい状況になってきていること
は確かです。何がいいのか分からない。私たちはあくまでも、色々な主張や論議
があるけれども、日本人拉致被害者を返すために何を論議し、何を行動したらい
いかということに目を向けているわけです。

 拉致問題を取り巻く情勢は、昨年あるいは一昨年の終わり頃からクローズアッ
プされてきたのかなと思います。それ以前は何の動きもなく、どうなっているの
かも分からない状況が長く続いていました。

 きっかけとしては、トランプ大統領が国連総会で北朝鮮を非難する中で、日本
人拉致問題をはっきりと提起してくれたということは前代未聞のことでした。そ
れがいい方向につながってくれればいいなというのが私たちの期待感です。

 北朝鮮は今まで制裁を課されている中で、それが一番怖いというような印象を
受けるんですが、5人が帰ってきた時もそうでしたね。ブッシュ大統領が制裁を
強くした。ですので、北朝鮮が本当に困らなければ我々の言うことを聞いてくれ
ないということが実証されているわけです。

 色々な会談がありましたが、南北会談、日米会談、日朝会談、そういう話し合
いの場があるんですが、私たちとしてはトランプ大統領の力量に相当期待してい
ました。今でも期待はしていますが、当初からこの問題が効率よく進むかなと思っ
たんです。

 確かに安倍総理は日米会談の中で日本の拉致問題を北朝鮮に向けてはっきりと
言及してくださいとお願いしました。トランプ大統領はその通りにしました。
「いいましたよ」。これだけなんですね。今引っかかっている現象としては。

 ですから日米会談はしょっちゅうできる筈ですが、今回2回目の米朝会談が2
月に予定されています。私たちはアメリカについて、他力本願的にお願いする形
となれば、思い切って北朝鮮に向けてさらに日本人拉致問題のことを言及して、
答えを出させる。「どうするんだ。返すのか、返さないのか」と。

 そして向こうのコメントをはっきり確認した上で、その後も続けてもらいたい
と思いますし、その後には具体的に日朝で被害者を返すための実質的な作業がで
きるわけです。

 これを、また前と同じように、「日朝でやってくれ」という話になれば、また
同じようなことが続くだけで実質的な作業は進まないと思いますね。なので日朝
の前に、日米で、日本人拉致問題にはっきり言及し、その解決に向けてはっきり
と答えを出した形で進めてほしい。「この後は日朝でやりなさい」と。

 日朝でやる内容は、具体的に被害者をどう返すのか、いつ返すのか、どういう
形で返すのか等返すための実質協議に結びつける。これがないと先に進まないで
すよね。

◆核・ミサイルの廃棄と切り離して拉致問題の解決ができるか

 色々な要望とか、イデオロギーとか、調査とかありますが、そういうものはす
べて使い切って、後は金正恩がいかに決裁するかなんですね。決裁するに当たっ
ては、今まで色々な話が出ているように、今北朝鮮は困っている。制裁がきつい
のは確かだと思います。日本も制裁をしていますが、制裁が効いている間に、こ
の機会を捕えて、私が今言ったような方向で進め方を考えてほしいと思います。

 それでも心配されるのは、日本が制裁を解かなければ話にならない、相談もで
きないと、あの国ですから言いだすかもしれません。しかし、北朝鮮としては世
界各国の制裁をどうやってなくすことができるのかを考えているでしょう。従っ
て、北朝鮮が困っているという状況下で、さらにトランプ大統領の力を借りて、
北朝鮮にもう一押しも、二押しもしていただきたい。

 米朝間でやる協議の内容というのは、核・ミサイルの廃棄ですよね。これにつ
いては私は相当難しいと思っています。今持っている核を全部廃棄する、また今
後こういうものが作れないようにするというように、すべてをさらけ出してアメ
リカの言うことを聞くかどうか。これもまた心配なことです。

 従って、今回の米朝の話題の中には核・ミサイルの廃棄と同時に、日本人拉致
問題の解決を、同時に無条件でやらせるか、あるいは北朝鮮の意向がとれて、今
後は日本と協議するというのであればそれはそれでいいと思います。

 その辺の切り離しの仕方、同時に主張した方が強く進むのか、色々な判断があ
ると思いますが、我々としては何をさて置いても、拉致問題が消えてしまわない
ようにしてもらいたいですね。同時にやってもらうか、拉致は日本政府でやるか
というのは日本政府が考えていることだと思いますが、何も見えない我々にとっ
ては、そういう方法がまだ残されているのではないかと思います。

 先ほども話があった安倍総理の施政方針演説の原文を読みますと、「北朝鮮の
核、ミサイル、そして最も重要な拉致問題の解決に向けて、相互不信の殻を破り、
次は私自身が金正恩委員長と直接向き合い、あらゆるチャンスを逃すことなく、
果断に行動致します。北朝鮮との不幸な過去を清算し、国交正常化を目指します。
そのために米国や韓国を初め国際社会と緊密に連携してまいります」とはっきり
と言っています。

 私たちは、こういうことを信じるしかないんです。「嘘だろう」とか、「本当
かいな」というような疑惑は全く持たない。従って今までと同じように安倍総理
のメンタリティや態度はぶれていないと判断しています。

 従って今回の米朝をきっかけに、どうしたらうまく北朝鮮との話ができるよう
なテーブルができるかどうか。実務者のあるいは実務的な協議ができるかどうか。
この辺が一つのポイントかなと思います。

 ですから今までみたいに、「一応話をしましたよ」というだけでは進まないと
思うんです。「焦るな」とは言っても、強く待っています。毎日のように待って
います。帰国にうまくつながるように期待をして、動きを注視していきたいと思
います。以上です(拍手)。

◆日本が主体的にやるべき

増元照明(増元るみ子さん弟)

 みなさん、こんばんは。私はしばらくこの会に出られなかったのですが、金曜
日はどうしても用事があるものですから。しかし木曜日だったので久しぶりに出
ることができました。

 島田さんと西岡さんの話を聞いて、やはりアメリカはアメリカなんだなという
感じですね。政権に近い人たちが元国防関係者は、ICBMの中止だけで手を打
とうというか、アメリカ第一ですからアメリカさえ安全であればその他は大きな
問題にならないし、まして今ベネズエラとかイランですからね、とても北朝鮮問
題に注入する力はない。

 今の所ICBMを止められればそれでいいのではないか、これがアメリカの考
え方の大半になるのではないかと思います。そこで制裁を緩めるかどうか、そこ
が勝負だとは思うんですが、2回目の米朝協議があります。昨年6月、金正恩に
直接伝えたので、アメリカの役割はもう終わっているんですよ。後は日本がどう
するかだけなんです。

 日本がどうするかということをもう一度やっていただかなければならないし、
私たちが焦らないでと言うのは、安倍さん以外の総理は、焦って足元をすくわれ
たからです。

 安倍さんはご自身もおっしゃっているように、北朝鮮という国をよく知ってい
るから、焦って足元をすくわれるようなことはないだろうと思っているので、
「焦らずに早めにやってください」と昨年末に私は申し上げたのです。

 私たちが「焦らずにゆっくりと」と言っている意味は、決して時間をかけてく
れということではありません。早くやってほしいというのが、私たちの強い思い
ですから。安倍さんには本当に早期にやっていただきたいし、今のメディアは、
2回目の米朝会談が行われなければ、日朝はできないようなことを何回も雰囲気
として作っているような気がします。

 だめでしょう、それは。「日朝をしっかりやって、拉致問題の解決に向かって
いかなければならないでしょう」という報道が全く見えないじゃないですか。先
日は、「嵐」の解散の報道がテレビにあふれていました。ばからしくなって切り
ましたけど、2年後の解散のことをなぜトップでやらなければならないのかと思っ
て、NHKさえそうですが、メディアのあり方に問題があると思っています。

◆朝鮮総連が日本国民にどれだけ被害を与えたか

 「チャンネル桜」の「拉致問題アワー」を担当しているんですが、昨日、アジ
ア調査機構の加藤健さんに来ていただいて、以前に書かれた「朝鮮総連に破産申
告を」の内容を紹介したんですが、北朝鮮の工作機関である朝鮮総連が、これま
で日本にどれだけのことをやってきたか。そういうことが書いてあります。これ
を読んで、怒らなければだめですよね。

 朝鮮総連という組織が日本の中にまだ存在して、しかもずっと日本人に多大な
被害を与えてきたということを、国会議員も真剣に考えなければいけないのでは
ないですか。

 2002年の直前まで、小池さんも拉致議連の副会長として朝銀問題で色々やっ
たみたいですが、大臣になったとたんにシュンとなりましたね。これは石破さん
もそうですよ。会長、副会長が大臣に格上げされてから、北朝鮮に対する制裁の
「せ」の字も言わなくなった。なぜか小泉政権に取り込まれるとそういう風になっ
てしまう。

 本当に残念なことですが、今、朝鮮総連という組織を支える必要はないじゃな
いですか。必要があるんですか。非常に迷惑な団体ですよ。そこに配慮しない限
り、絶対にあの人たちはまた資金を吸い上げて、北朝鮮に送金を許してしまう状
況になるわけです。もっと考えてもらいたいですね。

 先ほど言いましたが、アメリカ頼みではだめなんです。日本が主体的にやらな
ければいけないし、アメリカに制裁の強化を頼むのであれば、日本国内にある北
朝鮮支持団体をつぶすくらいのことを考えないと、やっていけないでしょう(拍
手)。

 アメリカはアメリカファースト、日本は日本ファーストで、やはり日本のこと
を考えなければいけないし、その点では韓国のレーザー照射の問題に関してもっ
とやってほしいと思います。

 防衛省はこの前、「協議は終わった」と言うんですが、もっと明確に日本の方
が正しいということを主張して、韓国国防部の言っていることは全部嘘だという
ことを明らかにすれば、いくら洗脳された韓国人でも、これまでの韓国の発表を
怪しいと考えるでしょう。

 それはいわゆる徴用工の問題にもつながっていきますよ。実際は志願してこち
らに来られたんですけどね。今回のレーザー照射の問題、日本政府が言っている
ことの方が事実なんだということを明らかにしたら、韓国政府の出先機関みたい
なメディアの報道に対しても疑問を持ってきて、これまでのいわゆる徴用工問題
にしても、慰安婦問題にしても、政府が言っていることはやはりおかしいんじゃ
ないかという風に勘繰られるようになるでしょう。そこまでやらないといけない
と思います。

 私たちは韓国の動向や態勢を拉致問題に有効に使わなければならないわけです
から、韓国の政権に関しては見ていかなければならないと思います。この点に関
しても、韓国の今の政権に打撃を与えるようなことをやらないと、北朝鮮に対す
る私たちの意思は伝わらないし、今制裁が効いているといっても、未だに崩壊し
ないわけです。そのことを考えると、日本がもっと主体的にやっていくことがあ
るんじゃないかという思いです。

 ですから朝鮮総連に対し、厳しい目を向けていただきたい。日本国民がどれだ
け被害を受けたか知るべきだと思います。以上です(拍手)。

◆平和の祭典オリンピックの前に返した方がいいと分からせられないか

本間 勝(田口八重子さん兄)

 今日はありがとうございます。増元さん、朝鮮総連の罪の原点はどこにあると
思いますか。それは、北朝鮮に在日の人と、日本人妻が帰還されましたよね。9
万人以上。これが朝鮮総連の罪の原点なんですよ。日本の中で帰還に協力した人
たちもたくさんいました。

 それは、「キューポラのある街」という映画を見ていただくと分かります。当
時川口市というのは在日の方がたくさんいました。鋳物工場があったためなんで
す。そこに多くの労働者が働いていて、川口を盛り上げていてくれたわけです。

 あの映画は、帰還事業のことも描いています。しかし、北朝鮮に行ってだまさ
れた。帰るに帰れない。そして帰還した人というのは北朝鮮人民の中では最下層
で冷遇された。本当にかわいそうな人たちなんです。

 そういう処遇を受けさせたのが朝鮮総連です。そういう意味で理解していただ
ければ、よく分かると思います。

 たくさんの人が拉致の可能性があるということで、警察庁発表で883名(届
け出数)、こういう数字が出ています。これは昭和20年代からいます。兄は、
「焦るな」と言っていますが、もう半分以上は高齢者なんです。うちの妹、田口
八重子は22歳で拉致されて、今41年、今63歳です。八重子より先に連れて
行かれた人が半分以上いるわけです。

 埼玉で拉致された中に、平成3年、浦和からいなくなった銀行員がいます。佐
々木悦子さんという人です。拉致問題は延々と続いていたんです。平成も今年で
終わろうとしていますが、昭和、平成と続く中で、拉致問題が解決できなくて、
次の新しい時代に入ろうとしています。

 北の金正恩に対して、私たちは拉致被害者問題を解決させなければ、未来はな
いよと総理はおっしゃっています。そういう中で、直に北に対して提案していく。
拉致被害者を解放すれば100億ドル以上の金が動く。北朝鮮にすれば特需です
よ。日本も朝鮮戦争の特需で復興できた。

 そういう大きな節目があって立ち直りができるんだぞということを、2020
年に東京オリンピックがありますよね、オリンピックは平和の祭典ですが、そう
いう中で拉致被害者を解放しない。それが平和なんですか。そして人権をどう考
えているんですか。もう世界にアピールできるんですよ。

 そういうことを金正恩に分からせれば、「そうだな。ますいな。オリンピック
の前に返しちゃおう」、「亡くなった方には申し訳ないけれど遅くなってごめん」
と、そういうような形で返せばいいわけなんですよね。

 今後は、2月の家族会・救う会の会議で運動方針を詰めていきますが、そうい
うことも考えてもいいじゃないですか、西岡さん。どうですか。以上です。あり
がとうございます(拍手)。

西岡 オリンピック憲章に北朝鮮が入っていますが、北朝鮮の体育大臣が来ると
言っていましたので、基本的には北の公務員の入国は認めないんですが、例外と
して認めた。しかし、それ以外の活動をすることは禁止でしたが、日本体育大学
に行くという日程があることが分かりました。

 そしてそこに自民党の大物政治家が行くのではないかという情報が流れていま
した。また日本体育大学では、学生たちに北朝鮮の国歌を練習させていたようで
す。私立の学校ですが、文部科学省と外務省から、枠組みが決まっていて入国を
許可した。それは外の活動をするなということだという話をした結果、前日まで
行くことになっていたのです。

 私は色々なところに電話をして、「なぜこんなことを許すのですか」と言った
ら、止まりました。オリンピックは政治を持ち込まないということになっている
ことと、制裁とをどう整理するかをオリンピックに向けての課題の一つとして考
えなければいけないことだと思っています。

 もちろん過去に、アメリカを初め西側の諸国が、ソ連がアフガニスタンに侵攻
した後、(モスクワオリンピックを)ボイコットをしたことがありました。政治
がまったく関係ないということではないんですが、我々ができることとして東京
オリンピックを返上するのか、そういうことまで考えるかどうか、色々なことを
考えなければと思いますが、北朝鮮代表が歓迎を受けて来れるような雰囲気になっ
てほしいと私も思いますし、そういうことを実現するように圧力をかけていかな
ければならないと思っています。

以上


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