救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

赤十字会談について(2002/04/30)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2002.04.30)

■赤十字会談について

                救う会全国協議会事務局長 荒木和博

 29、30日と北京で行われた日朝赤十字会談が終了しました。

 「当初の目的は十分に達成できたと考えております」

 これは記者会見した東浦洋日赤国際部長の言葉ですが、ここには今回の会談
の意味がすべて込められていると思います。

 事実上全く進展がなかったに等しい今回の会議で、北朝鮮側の「十分な調査
を実施してきた」、調査の再開も「すでに始めている」ということばを聞くこ
とが、結局この会議の目的だったということでしょう。日赤としてはこれ以上
のことを求められても困るということなのかも知れません。

 揚げ足をとるつもりはありませんが、この言葉から分かることは赤十字会談
がいくら行われても、それによって解決することは何もないということです。
日赤の「当初の目的」は達することはできても、御家族や私たち、そして大多
数の日本国民の求めているのは国家テロである拉致の被害者を救出することで
あって、延々と、外務省流に言えば「粘り強く」話し合いを続けることではな
いのです。

 有本さんのことについて「われわれは知らなかったが調べてみる」と北朝鮮
側は回答したそうですが、「調査」の必要がそもそもないことは言うまでもあ
りません。逆に言えば、拉致された人たちの安否調査を仮に北朝鮮赤十字が行
ったら、担当者は皆収容所行きでしょう。まさかこの席にいた東浦部長や外務
省の佐藤審議官がその言葉を真に受けたとは思いませんが、私たちの要求は拉
致された人々を帰国させることであり、それには一刻の猶予もなりません。

 すでに新議員連盟では北朝鮮に対し、あらゆる経済制裁を発動するため準備
を進めています。最後には赤十字会談で「調査したら横田さんも有本さんもい
ました」と言って返してくるのかもしれませんが、そこに持ってくるには拉致
というテロを絶対に許さないとの強い姿勢を堅持して、北朝鮮当局を追いつめ
るしかありません。これで成果があったとしてコメ支援とか、何らかの譲歩を
すればまた拉致の解決は遠のきます。

 今回有本さんがテレビに出るとの噂が流れました。これは今のところ実現し
ていませんが、けっしてガセネタではなく、数年前からたびたび実現しかかっ
ていたことの可能性がさらに高まったということであり、今後突然に実現する
可能性もあるということです。これは日本側の原則的な姿勢が北朝鮮の変化を
もたらしたものと言って間違いありません。私たちの「当初の目的」を達成す
るために、さらに努力していきたいと思います。

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