救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国民大集会全記録1(2017/04/24)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.04.24-2)

■国民大集会報告1

◆今正念場中の正念場

西岡力(総合司会、救う会会長)

 みなさんこんにちは。「拉致問題を最優先として今年中に全被害者を救え!国
民大集会」を始めたいと思います。お手元の資料では、司会は櫻井よしこさんと
なっていますが、先ほど電話があり、「どうしても来られない事情が生まれた」
ということで、私救う会会長の西岡が司会をさせていただきます。宜しくお願い
いたします(拍手)。

 今日のテーマは「最優先」です。北朝鮮は去年2回核実験をし、数十初のミサ
イルを乱射しました。そして今、アメリカの空母が日本近海に向かってきていま
す。中国に対しても強い圧力をかけています。

 そういう中で我々が何もしなければ、拉致被害者救出の旗は核問題の嵐の中で
飛んでいってしまうかもしれない。しかし逆に、このような強い圧力をかけない
限り、北朝鮮は動かないんです。

 金丸訪朝の時もそうでした。93、4年の核危機の時もそうでした。そして2
002年に5人を取り戻すことができた時もそうでした。危機をチャンスに変え
ることができるかもしれない。それは我々が何をするかにかかっている。今本当
に、正念場中の正念場を迎えたと思っています。

 ですから、「拉致問題を最優先にして今年中に全被害者を救え!国民大集会」
なのです。一緒に、「最優先だ」「今年中に救う」という声をあげていきたいと
思います。宜しくお願いいたします(拍手)。

 それでは主催者を代表して、飯塚繁雄家族会代表よりご挨拶申し上げます(拍
手)。

◆毎日毎日が節目

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)

 みなさんこんにちは。今日は国民大集会、拉致問題解決のためにという大きな
目的があります。多くの皆様がこうして「早く解決せよ」と、そうした意気込み
がひしひしと感じられます。ありがとうございます。

 私たちは今年中にこの問題を解決し被害者を救出するという大きな、強いテー
マを掲げて頑張っていきます。拉致が始まって40年、そして平成9年3月25
日に家族会が立ち上がりました。それから20年。この間、必死の戦いを続けて
きたわけですが、結果的に5人の方々が帰ってきましたが、それ以外は全く進展
なしという状況が続いてきたわけです。

 20年という節目は、数字的にはそうかもしれません。しかしながら、北朝鮮
で待っている被害者たちあるいは我々家族の思いは、毎日毎日が節目なんです。
そういう思いで過ごしてきて、10年も20年も経ってしまった。この期間の重
み、これを私たちはどう考えていくかということにもなります。

 「こうしておけばよかった」、「あの時こうしておけばもっと解決したのでは
ないか」というあらゆる経過の中で、反省点みたいなものがたくさんあります。
しかし、今この時期、それをいちいち取り上げても前には進みません。

 従って、そういう経過を踏まえて今後、特に今年どうするかが重要な焦点であ
ろうと思います。北朝鮮を取り巻く情勢は混とんとして、色々騒いでいます。私
たちはいつもお願いしているように、どんな状況下にあろうとも、北朝鮮にいる
被害者を帰国させるということにどうやって直結させるか。これが焦点です。

 他の騒ぎの中に巻き込まれて、司会からもありましたように、我々の「救出す
るぞ!」というこの旗が吹き飛ばされてしまうのではないか、この問題がおいて
けぼりにされてしまうのではないかという懸念があります。

 従って私たちは、被害者のことも思えば、何をさて置いてもというこの気持ち
は私たちの強い思いです。被害者の家族、向こうにいる被害者の人たちが「いつ
か、いつか」と待っている。こういう状況です。

 こうしている今も、あの厳寒の北朝鮮に監禁され、自由を奪われ、「本当に帰
れるのかしら」という思いもしていると思いますが、私たちの日本での救出活動
については多分風の便りに聞いていると思うんです。従って、その帰国をじっと
我慢して耐えていると思います。しかしその我慢も、精神的には相当限界を超え
ているのではないかとも考えます。

 今後の北朝鮮への対応については、当然、今までかけてきた拉致を理由にした
制裁、これをてことして使って、北朝鮮との交渉の中でどうやってこれがうまく
カードになるのか。北朝鮮に向けて、「あなたがたが被害者を全部返せば当然制
裁も解ける。あるいは今後課題となる北朝鮮との国交正常化にも結び付くんだ」
ということを、はっきりと強い態度で突きつけることも大切だと思います。

 政府におかれましては、この問題は安倍総理を中心として、政府の重要課題、
しかも最優先課題として取り組んでいただけると私は今思っています。そういう
面では、政府、議会、自治体、そして国民の一人ひとりの皆様が一体となって、
何とかこの問題を強く、早く、確実に解決するように、皆様と共に戦っていきた
いと思っています。

 今後とも色々な場面でご支援、ご協力をお願いいたしまして私のあいさつとさ
せていただきます。ありがとうございました(拍手)。

司会 続いて平沼赳夫先生にお願いします。平沼先生は車椅子ですので、その席
でご挨拶をいただきます。

◆政府に拉致議連が超党派で提言

平沼赳夫(拉致議連会長)

 皆様方、こんにちは。今日はお忙しい中、このようにたくさんの皆様方にお集
まりいただき、主催者の一人として心から感謝申し上げます。

 政府が認めたように、もう40年経ちました。家族会も紆余曲折はありました
が20年も経っているわけです。40年前ということを考えると、中学生で拉致
された人が50過ぎとなります。いかに皆様が苦労されたかよくお分かりだと思
います。

 北朝鮮がいうように、「全員死亡」したと、そして全員の死亡診断書を出して
きました。それを見ると、ご承知のように滅茶苦茶な死亡診断書です。みんな同
じ病院であり、ある人は海水浴で死んだとか、二酸化炭素中毒で死んだとか。そ
して日付も滅茶苦茶です。それを工作員だった人が指摘するとすぐ訂正してくる。
こんな滅茶苦茶な国です。

 2002年には5人が帰ってきて、その後家族も帰ってきてやれやれと思って
いましたが、「もう拉致問題はない」と言って、取りつく島もありません。ご家
族の皆様や救う会の皆様が大変苦労されたと思います。

 私たち議員連盟としても一生懸命やってきました。毎年5月の連休にはアメリ
カに行って、アメリカの議会や政府にしつようにこの問題は大変な問題なんだと
いうことを訴えました。また国連の人権委員会では、大事な人権問題だというこ
とで取り上げてくれたわけです。

 我々はあきらめることなく、この問題に関して家族会・救う会の皆様方の気持
ちを満場一致で提言にしました。そしてこの20日、総理官邸に安倍総理をお尋
ねして、加藤大臣ともども、我々拉致議連の提言を提出させていただきました。
「十分に検討する」とのことで、我々はあらゆる媒体、国連の場など国際社会を
通じて一生懸命解決のために頑張っていく覚悟ですので、皆様方の力強いご指導
を宜しくお願いいたします。

 本日は誠にありがとうございました(拍手)。

司会 ありがとうございました。今先生の話を聞いて思い出したんですが、先生
は二度目の脳梗塞で車椅子になられたのですが、一度目の発作が出た後の最初の
海外旅行はアメリカでした。アメリカで政府に、「テロ支援国指定を解除するな」
という訴えをしてくださいました。

 脳梗塞は飛行機に乗るのが一番よくないんです。一生懸命とおっしゃいました
が、まさに命がけで、家族会・救う会と共に運動をしてくださったのが平沼先生
です。もう一度拍手をお願いします(拍手)。

 続きまして、安倍晋三内閣総理大臣が来てくださいました。お願いいたします
(拍手)。

◆私が司令塔となって北朝鮮に対して早期解決に向けた決断を迫る

安倍晋三(内閣総理大臣、拉致問題対策本部長)

 安倍晋三でございます。国民大集会の開催に当たり、一言ご挨拶を申し上げま
す。本年は久米裕さん、松本京子さん、そして横田めぐみさんが拉致をされてか
ら40年。そして家族会が結成されて20年と、節目の年に当たります。

 この間5名の被害者とその家族の方々が帰国することができたわけですが、多
くの被害者の方々は未だ北朝鮮に残されています。そのことは拉致問題の解決に
当初から取り組んできた者として痛恨の極みです。

 そのことは拉致問題の解決に当初から取り組んできた者として痛恨の極みです。
この集会に先立ち、先ほどご家族の皆様と懇談する機会を頂きました。家族会・
救う会の運動方針にある、「今年中」に全ての拉致被害者の救出を実現してほし
いという切実な思いを伺いました。

 発生から長い年月がたつ中、拉致被害者の方々はもとよりご家族の皆様も一年
一年と年を重ね、ご高齢となっており、もはや一刻の猶予も許されないとの切迫
感を改めてひしひしと感じたところです。

 しかしながら、北朝鮮は拉致問題に真摯に取り組まない一方で、国際社会の度
重なる警告に関わらず、核実験や弾道ミサイルの発射を繰り返しています。国連
安保理決議への明白な違反であり、断じて容認できません。

 このような中トランプ政権が誕生し従来の米国の対北朝鮮政策を根本的に見直
し、全ての選択肢がテーブルにおかれているとしているわけであります。我々は
トランプ政権に対しても、核やミサイルの問題はあるけれども、同時に日本にとっ
ては、拉致問題は極めて重要な問題であり、必ず解決をしていかなければならな
い問題であるということをお伝えしてきているところです。

 引き続き、拉致被害者の救出のために米国の協力も要請しているわけですが、
米国とも連携しながら、この問題にあたっていきたいと考えています。

 今後とも、拉致問題は米国を始め国際社会と連携し、わが国が主体的に解決を
していかなければならない問題です。

 私が司令塔となって、対話と圧力、行動対行動の原則の下、北朝鮮に対して拉
致問題の早期解決に向けた決断を迫ってまいります。拉致問題は安倍内閣の最重
要、最優先の課題です。拉致被害者の方々とご家族の皆様が抱き合う日まで私の
使命は終わらない。拉致問題は安倍内閣で解決をするとの考えにいささかの揺る
ぎもありません。

 そして、拉致問題の解決のためには、日本国民が一致団結して全ての拉致被害
者の一日も早い帰国実現への決意を示すことが重要です。

 私もまた総理大臣として皆様と心を一つにしながら、拉致問題の解決に向けて
全力を尽くしていくことをお誓い申し上げる次第です。

 先ほど家族会の飯塚会長からもご挨拶がありました。そして、横田早紀江さん
を初め家族会の皆様に今日は全国からお集まりをいただいています。この皆様の
お気持ちが北朝鮮に、そして北朝鮮に残されている拉致被害者の皆様に伝わるこ
とを強く期待をしてるところです。

 この私たちの集会の声は、間違いなく北朝鮮に対して大きな圧力となっていく
わけです。今後とも一つの声に私たちの思いを込めて、北朝鮮にこの問題を解決
しなければ北朝鮮は明るい未来を描くことはできないとの日本の決意を伝えてい
きたい。その決意を皆様方にお伝えして、総理大臣としての御挨拶とさせていた
だます。
 皆さん一緒に頑張ってまいりましょう(拍手)。
司会 安倍総理は公務のため退席されます。宜しくお願いいたします(拍手)。

◆拉致問題の早期解決に全力で取り組む

加藤勝信(拉致問題担当大臣)

 今日は、家族会・救う会・拉致議連・知事の会そして地方議会全国協議会の皆
様方にはこの国民大集会を開催していただきましたことを心から感謝申し上げた
いと思います。またご出席の皆様方には日ごろから拉致問題に大変強い関心を持
ち、それぞれの地域で様々な取り組みをしていただいていることに心から感謝申
し上げます。

 私もこの大臣の職についてから1年半が経っているところですが、北朝鮮に残
された拉致被害者の皆さん方の帰国どころかそれに向けての具体的な道筋を未だ
に見いだせないということは、本当に痛恨の極みであり、ご家族、被害者初め、
皆様方に本当に申し訳なく思っています。

 先ほどからお話がありましたが、拉致から40年、家族会が結成されて20年、
これだけの長い年月が流れる中で、拉致被害者の皆さん方、そしてご家族の皆さ
ん方がその分だけ年を重ねて、一日一日の思いというものが本当に大変なものだ
ということを、私も痛感しているわけです。

 またその思いが先般の家族会・救う会の今年の運動方針では「今年中」という
言葉が盛り込まれたということにつながっていると思います。先ほども総理と共
に、ご家族の皆さん方からもその切実な思いを聞かせていただきました。本当に
切迫した状況にあるということを共に共有させていただきたいと思いました。

 本日の主催者でもある拉致議連の皆様におかれましても、そうした家族の思い
を受け止め、すべての拉致被害者の早期帰国実現に向けた具体的な方策について
先日の20日に提言をいただいたところです。

 政府として、こうした提言も踏まえ、拉致問題の早期解決に全力で取り組んで
いきたいと思っています。

 申し上げるまでもなく、北朝鮮は拉致問題に真摯に取り組もうとしないばかり
か、核、そして弾道ミサイルの発射等挑発行為を繰り返し、国際社会の声にも耳
を借す気配を見せていないわけです。このような北朝鮮の暴挙を容認することは
断じてできないわけです。

 わが国も安保理事国として厳しい制裁決議の採択に主導性を発揮するとともに、
アメリカや韓国共々、関係国が協調して独自の措置を実施するなど断固たる姿勢
で臨んでいます。

 他方で国際社会においては、拉致問題を含め北朝鮮の人権問題に関する改善を
求める機運は年々高まっています。昨年12月に拉致問題を含む北朝鮮の人権状
況の改善を求める国連総会の決議が12年連続で採択され、また先月は国連人権
理事会において拉致問題を含む北朝鮮の人権侵害に対する責任追及のメカニズム
の検討に向けた具体的な施策を盛り込んだ決議も採択されました。

 また2月の日米首脳会談、そして先日のペンス米国副大統領との総理表敬の際
にも拉致問題の早期解決の重要性について完全に一致しました。

 先ほど総理からもお話がありました。拉致問題は安倍内閣の最重要課題であり、
まさに後ろにある看板の通り最優先で取り組むべき課題であるということは明確
に位置づけられ、何ら変わるものではありません。

 今後とも、対話と圧力、行動対行動の原則のもと、今様々に行われている北朝
鮮に対する一連の厳しい措置を一つのてことし、またきっかけとして、対話を通
じてすべての拉致被害者の方々の一日も早い帰国につながる具体的な行動を北朝
鮮から引き出すべく、あらゆる政策を駆使していきたいと考えています。

 この集会にご出席の皆さん方が、まさに日本国民が心を一つにして拉致問題に
対する強い怒りを持ち、そして拉致問題の解決に向けた強い旗幟を示していただ
いていると思います。それをしっかり受け、我々政府としても全力で取り組むこ
とをお約束し、今後とも宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍
手)。

(2につづく)



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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
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