救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

家族会・救う会の新運動方針−東京連続集会報告3(2017/03/01)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.03.01)

■家族会・救う会の新運動方針−東京連続集会報告3

◆朝鮮学校補助金停止、朝鮮大学の各種学校認可取り消し

西岡 もちろん我々は運動ですから、政府にこういうことをやれと要求しながら、
全国ですべての被害者を返せと怒りの声をより一層強くあげる。そして北朝鮮が
条件の話し合いに応じない、被害者を返すという決断をしないなら、より強い圧
力をかけなければならない。

 その場合、朝鮮学校補助金停止や朝鮮大学の各種学校認可取り消しにも、各地
の救う会として取り組むことを決めました。地方公共団体の朝鮮学校への補助金
は、最盛時に8億円くらいでした。

 民主党政権の時、教育無償化ということで、国の予算でも朝鮮学校に補助金が
入りそうになった。その時私は、「絶対反対」と言って、ブログに書いて、さら
に地方公共団体の文も止めなければならないと書きました。この時、ブログへの
訪問数が最高になりました。10万を越えました。なんでだろうと思ったのです
が、朝鮮総連が見ていた。

 しかし、最高8億円が今3億円です。そこまで減った。まだ3億円出ています
から、教育の内容や朝鮮総連が実質的に支配している問題などをきちんと検討し
て止めるべきです。そして今回追い風が吹いた。

 金正恩政権がテロをやった。国際社会がテロリストだと言って非難すると思い
ます。そのテロリストを称賛する教育をしているのです。毒ガス事件を起こした
オウム真理教の麻原彰晃が偉いという教育をする学校に補助金を出していいのか。
自分の兄を外国で、国家機関を動員して殺す。そういう人が「人類の指導者だ、
太陽だ」と。「あなたがいなければ、地球は動いていかない」というような教育
を東京でも大阪でもしているんです。

 全国から子どもたちが集められて、12月に平壌に行って、朝鮮語でオペラを
やります。「元帥様ありがとうございます」と。そういうことを任意団体を作っ
て勝手にやるのは自由ですが、公的な補助金を出す性質のものなのか。あるいは
各種学校として認可するにふさわしいのか。そういう圧力をかけようと。

 各種学校の認可の問題では、一つ新しいことが分かりました。日本政府が12
月に、北朝鮮の9月の核実験に対する独自制裁をかけたんですが、その時、在日
外国人の核・ミサイル技術者が北朝鮮を渡航先として出国する時、再入国を不許
可にするという枠を増やしました。

 今まで6人だったのですが、一人増やしました。その一人というのが、李時求
(リ・シグ)という人です。京都大学を出て、大阪大学の大学院で原子力を学ん
で、卒業後ずっと朝鮮大学校で原子力を教えていた人です。それだけではなく、
在日朝鮮人科学技術者協会の初代会長で、日本の原子力の父と言われている伏見
博士を平壌に連れて行ったり、糸川さんという東大のロケット博士を平壌に連れ
て行った人です。

 この人が北朝鮮に行くなら再入国させないという制裁がかかりました。という
ことは、日本の公安は朝鮮大学校が北朝鮮に核・ミサイル技術を提供する拠点に
なっているという具体的な情報をつかんでいたのではないか。朝鮮大学校の教授
としてそういう活動をしていたことをつかんでいたのではないか。

 そういう所を各種学校として認可していいのか。これは美濃部都知事が、当時
の文部省がするなと言うのを強行して認可してしまったんですが、その結果、各
種学校だと固定資産税の減免など優遇措置があるわけです。

 小池知事が就任直後の9月に、機会があってお会いしました。東京都主催の拉
致の集会があり、始まる前に控室で、家族会、救う会、調査会の代表と懇談する
場があったんです。私は、「朝鮮大学校の各種学校認可取り消しに取り組んでほ
しい。小池知事は国会議員の時に、朝銀信用組合問題に果敢に取り組んだじゃな
いですか。小池知事の勇気に敬意を表します。是非お願いします」と言いました。

 今知事ですからイエスともノーとも言いませんでした。イエスと言ったらそれ
で政策になってしまうから国会議員の時よりは物言いが慎重ですが、私が何を言
いたいのかよく分かっている顔つきでした。

 私が依頼したのは、すぐに取消すということではなく、調査をしてほしいとい
うことです。朝鮮学校の教育内容が教育にふさわしいかどうかの徹底的調査を東
京都はしました。今でも東京都のホームページにその報告書が出ています。一時
その報告書を降ろしたのですが、小池さんが「なんで降ろしたのか。もう1回上
げろ」と言って、そこに出ています。

 我々としても、朝鮮大学校がいかに危険な存在なのかを伝えたいと思います。
朝鮮大学校には寮があり、学生たちが住んでいます。そこで青朝という組織があ
り、在日朝鮮青年同盟です。

 これは朝鮮労働党青年部のような組織です。全員参加です。そこで「韓国大使
館にデモしろ」と言うと、その人たち全寮制ですからが行く。そういうことをやっ
ています。これはまさに政治組織です。大学の寮の中で、全員参加の政治活動を
している。これを学校として認めていいのか。そういうことを色々調べたいと思っ
ています。これらのことは主として救う会が行う圧力の分野です。怒りの声をよ
り一層強く上げるということと、圧力をかけるということです。

◆でき得るすべてのことをやって喜びの日を迎えられるように

 また救う会全国協議会としては、この10年間精力的に取り組んできた北朝鮮
の内部から確実な情報を取り、政府の実質的協議に活用してもらうことを続けた
いと思っています。

 「今年中に」という戦略は、十分可能性があると思ったからそういう言葉を使
いました。そして使った以上、やれることは全部やらなければならない。自動的
に物事は進みません。意思を持っている人たちが、それぞれの場所で、自分のお
金や時間や能力を使って、見返りなしにどれだけ動けるか。

 よく家族の人に言うんですが、「我々の運動は、坂道を鉄の球を持ってあがる
ようなものだ」と。手を放したら落ちちゃいます。しかし20年経って下を見る
と、20年前は「拉致疑惑」と言われてほとんど相手にされなかった。でも10
年経ったら拉致担当大臣ができて、対策本部もできた。北朝鮮人権法もできた。

 そして5年前には国連の報告書が出た。一歩一歩高い所に来ているのは間違い
ない。しかし、頂上がどこなのかまだ完全に見えたとは言えませんが、しかし、
「今年」と我々は言いました。言った以上、本当に不退転の覚悟でやるしかない
と思っています。

 残念ながら去年、少しカンパが減りました。今活動に制約がある状況ですが、
「今年」ということを言いましたので、支援者の皆さんにも是非特別にカンパし
てくださいとのお願いの手紙を出そうと思っています。

 でき得るすべてのことをやって、ぎりぎりのところまで家族の人たちと喜びの
日を迎えられるようにしたいと思っています。

◆4月23日に今年1回目の国民大集会

 家族会は安倍総理に面会を求めるということで昨日面会ができましたが、私は
その時に言いました。昨日は家族会の役員、特に東京にいる役員が中心でしたが、
「全家族ともう一度会ってください」と。それも全く見通しがないような回答で
はありませんでした。

 4月23日に今年1回目の国民大集会を、砂防会館(シェーンバッハ・サボー)
でやります。是非手帳に書いておいてください。今年中と言っているのに、去年
より人が集まらなかったら、まずそれで私は頭をまるめるか何かをしなければな
らない。

 今1173万筆集まっている署名用紙を、今年中に1200万、1300万ま
でいけたらいいなと思います。

 またトランプ政権になって、要路の人たちに、「早期に日本は拉致を解決する」
と。「核も解決する」、「テロ政権は許せない」が、しかし人質を先に取り返す
ことについて理解してほしいと言いにいく活動も必要かなと思っています。もち
ろんそれにもお金が必要です。去年並みのカンパではできそうもないんですが、
でもやれることをやりたいと思っています。

◆ミスだらけの「兄貴殺しテロ」、最高幹部も忠誠心がない

 来週は3日間韓国に行ってきますが、北朝鮮の内部情勢も緊迫しています。昨
日もある韓国人で北朝鮮問題の専門家に会ったのですが、北朝鮮の金正恩政権の
国家システムがおかしくなっています。特に今日は朝刊に出たのでご承知と思い
ますが、今回のテロに大使館の二等書記官が関与していたことが分かった。まだ
その人がマレーシアにいる。

 北朝鮮はテロ国家です。しかし、今までテロは大変緻密に準備されていました。
彼らはテロをやりながら、テロをやったのは自分たちではないようにする方針で
した。テロ国家に指定されるのを恐れていました。それが金正日のテロ構想です。
だから拉致をしたんです。

 拉致して、テロリストを外国人化する。日本人のパスポートを持たせてテロを
やったわけです。あの時(1987、大韓航空機爆破事件)、金賢姫さんが青酸カリ
が入った煙草を噛んだのですが、角度がよかったので青酸カリの吸収量が少なく
て生き返ったわけです。自殺に成功していれば、偽造された日本のパスポートし
かなく、北朝鮮の影はないわけです。

 今回は、ベトナム人とインドネシア人が出てきた。当初はベトナム人化した工
作員かと思ったのですが、タクシーで逃げた。ホテルで捕まった。ぬいぐるみを
持ってうろうろしていた映像が残っている。これは工作員じゃない。新たな手法
かとも考えました。

 リ・ジョンチョルという貿易会社に勤めていたことになっている男も捕まった。
すぐ捕まる。リ・ジョンチョルも捕まるんだったら自殺しなければいけないんで
す。そもそもなぜ現場にいたのなら、一緒に飛行機に乗って逃げなかったのか。
まず先に家族を出国させて、本人もミッションが終わったらすぐ飛行機にのらな
くてはならない。

 また飛行機も本当はだめなんです。飛行機は搭乗名簿に残るから。貨物船が港
に入っていて、夜陰にまぎれて出て行ったのではないかとも思ったのです。しか
し捕まった。そしてリ・ジョンチョルは、「金正男に個人的な恨みがあった。あ
いつは借金を返さなかった。だからインドネシア人とベトナム人の女性と組んで
殺したんだ。北朝鮮政府とは何の関係もない」と言うのかなあと、新たな形で他
人のせいにするテロなのかなあと思ったのです。わざと捕まって、北とは関係な
いと言うストーリーを言うのかなと。

 ところが4人の人間がいて、顔写真まで分かって、女性たちと一緒に予行演習
していたところがカメラに取られている。もうちょっとちゃんとやれよ、と思い
ました。私も北朝鮮のテロは20年間研究してきましたから、なってないな、と。
「金正日同志」がいたら嘆くだろうな、と思いました。なんだろうという思いで
した。

 しかも、今いる大使館員が関与したという証拠があるわけです。マレーシアは
北の友好国だけど、決定的な証拠を持っているわけです。証拠を残すなよ、と。
あまりにもずさんなんですね。このずさんさはどこから来ているのか。

 我々は「今年中に返せ」と言っていますが、金正恩は「この冬中に殺せ」とか
言ったんですよ、多分。もちろん「北朝鮮がやったことがばれないようにやれ」
と言ったでしょう。それで「インドネシア人とベトナム人を使います。本人たち
には殺人だと知らせません」、と。そして「その女たちだけ逮捕されて、誰がやっ
たか分からなくなります。これが完全犯罪です」と。

 「そうか新たな形の現地化工作だな」と。「将軍様が言った北朝鮮人を外国人
にするための活動、外国人を拉致してきて10年くらいかけて教育することをし
なくてもいいのか」、「目的を教えないというのはなかなか新しいな。それでや
れ」と言ったんじゃないかと思います。

 でも工作のプロがいたら、「金正男に一番隙があるのは空港です」と。彼は空
港で記者たちにいつも会っています。カメラにも撮られています。空港はガード
が甘い。人が大勢いるし、監視カメラがあるからテロはしないだろうと思うだろ
う。自分が金正男だとあかして、インタビューにまで応じている。ここが狙い目
だと思って、外国人を使って、「どっきりカメラです」とだましてやればいい、
という報告書を上げたと思います。

 でも詰めが甘すぎた。「そんなことをやっても北のせいだと分かってしまいま
すよ」と誰かが言わなければいけないんですが、そういうことを言う人間がいな
い。金正恩に意見ができない。「何月何日までに殺せ」と言われたら、「無理で
すよ」と言えない。

 みんな心からの忠誠心がなく、「この人何考えているんだろう」と思っている
けど、言ったら殺されるから言わない。言わないから失敗する。失敗したら、ま
たその責任で殺される。最高幹部たちも完全に忠誠心をなくして、なるべく側近
になりたがらない。外貨が稼げる席に行きたがる。何かあれば逃げる。だいたい
20万ドルから30万ドル集めようと言っているらしい。

 「どうせこの男は長くない」、「改革開放政権になる。あるいは韓国による統
一になる」。その瞬間に外貨を持っていなかったらいくら労働党の幹部でも将軍
でも乞食になる。でも外貨を持っていたら鉄の鉱山を買うとか、港を買うとか。
そうすれば金持ちになれる。

 ソ連が崩壊した時、共産党の幹部たちはみんな乞食になったけれども、うまく
立ち回って油田を買った人間が大金持になった。「俺たちもそうしよう」とお互
いに言っている。「韓国とアメリカは核の情報を買うらしい」、「日本は拉致の
情報を買うらしい」と売り込みが激しいわけです。

 嘘(の情報)もいっぱいある。だから金正恩は国家保衛部に、「拉致の情報を
外部に漏らしたら8等親まで全部殺す」と今言っているそうです。そういうこと
が国家保衛部から私に伝わってくるんだから、保衛部も忠誠心がないんです。

 一昨年、国家保衛部の課長が二人、局長が一人逃げました。韓国にいます。一
昨年、将軍が三人逃げた。その一人は元作戦副局長です。作戦内容を知っている。
アメリカが多大な関心を示した。ワシントンに連れて行って、徹底的な聞き取り
をしたと聞いています。みんな非公開になっていますし、非公開を前提に連れて
行っています。忠誠心がないわけです。

 忠誠心がない中で、専門知識のない人間が無茶な命令をするからもっとおかし
くなる。一応国家の体をなしていて、保衛部があり軍もあるけれども、そこにい
る一人ひとりが最高指導者に対する忠誠心が一切なく、尊敬心もなく、「あいつ
はばかだ」と思っている。でも殺されないよう、彼の命令に従っているふりをし
ながら、自分の利益ばかり考えている。

 金正日は幹部たちがそういう人間であることをよく分かっていて、信用してな
く、全部に監視をつけて、徹底的に専門知識を自分が持って判断していましたが、
20代で独裁者になった男にはそれができないんです。

 覚えていらっしゃるかもしれませんが、金正日が死んだ直後に、日本のテレビ
も韓国のテレビも、なんかお葬式のようなものばかり流していて、追悼するよう
なムードだったから頭にきて、「金正日に殺された人たちを追悼する東京集会」
というのをやったのです。

 「あいつのためになぜ追悼しなければならないのか。あいつが殺した人の方を
追悼すべきだ」と。そこに自由北韓放送の金聖●さんを呼んだんです(●=王へ
んに文、キム・ソンミン)。彼がこう言っていました。「西岡先生、簡単に金正
恩政権は倒れません。金正日が作った独裁システムは強固です。相互監視がすご
い。しかし、その独裁者に20代の若者が上がった。絶対ミスをします。そのミ
スにどうつけこむのかが家族会・救う会の課題ですよ」と。

 まさに今回のことそのものです。ついに中国が石炭の輸入を止めました。国連
制裁の2倍も輸入していたのは本当にたぬきでけしからんと思いますが、暗殺事
件の直後に「国連制裁は守ります」と言って止めたんです。外貨がないのは確か
ですから。確か対中輸出の6割くらいは石炭ですから、これは厳しい。

 そういう中で日本は「拉致が最優先だ」と安倍さんが言っている戦略が通じる
かどうか。その前に何が起きるか分からない。これだけおかしくなると、例えば
金正恩の警備だっておかしくなる。形式的にはすごく厳重な警備をやっています。
しかし、それぞれの人間はみんなやる気がない。警備をやっている人の中に、金
正恩にすごく恨みを持っている人間が入ってきて暗殺が起きるとか。

 組織的なクーデターはまだできないと思います。突発的な暗殺なら起きる可能
性があるなと思います。国家や党や軍の機能がシロアリにやられているんです。
建物は建っているが内部から浸食されている。いつガタガタと崩れるか分からな
い。今までの常識が通じない国になってしまったんだなと。

 もちろん韓国もおかしくなっていますが、韓国だけがおかしいのではなく、北
も相当おかしいというのが今回の「兄貴殺しテロ」で分かったことです。

 そういうことも前提にしながら、何とか実質的協議のパイプをつないで被害者
を取り戻すということを今年中に実現したいと思っています。可能性は十分ある
と思っていますが、何もしなければ拉致の旗は飛んでいってしまう。拉致の旗を
固く持って、「最優先だ」と言い続ければ道は開ける。我々が何をするかにかかっ
ている。

 本当に是非助けてください。我々はやれることをやろうと思っています。お金
の面でも動員の面でも、ここにいる皆さんが我々の運動の中核ですから。今年本
当に全員取り戻せると思っていますし、そのためにやれることがあると思ってい
ます。今まで以上に集会に人を集めること、関心を持ってくれる人たちを増やす
こと、そしてできればカンパをしてくれる人たちを増やしてほしい。署名ももっ
と集めてほしい。心からお願いいたします(拍手)。

(4につづく)


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国民大集会「もう我慢できない。今年こそ結果を!」
「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
日比谷公園1-3