救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

訪米団の成果を受けて、本日(3月12日)夕刻、家族会・救う会は川口外相と面談(2003/03/12)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2003.03.12)

■ 訪米団の成果を受けて、本日(3月12日)夕刻、家族会・救う会は川口外相と面談

 報告しましたように訪米団は、「拉致は現在進行形のテロであり、米国も共に闘う」
という米議会・政府要人の励ましの言葉を聞いて帰ってきました。その成果を確認し
今後の運動方針を検討するため、本日3月12日午後1時から参議院議員会館第3会
議室で家族会総会が開催されます。それに先だって、12時から同じ場所で中山内閣
参与と家族会の昼食会があります。そして、12日夕方、川口外相と家族会・救う会
が面談します。その席では、拉致問題解決のため政府が何をしているのかを家族会に
知らせて欲しい、拉致をテロと認めるのか、拉致を理由に経済制裁をする準備はある
のか、などを求める予定です。なお、外相との面談終了後、外務省前で記者会見を行
います(一部には友愛会館で会見と伝えましたが、事情により変更となりました)。
 また、午後3時からは自民党本部で、日本語を話す在京外交官と家族会役員との懇
談会がもたれます(この会合は自民党本部のアレンジで行われます)。

■ 家族会・救う会が川口外相に「拉致はテロ」と考えるかを問いただす理由
(救う会副会長・西岡力)

 2月4日上院外交委員会・北朝鮮問題公聴会でアーミテージ国務副長官は、北朝鮮
を「テロ支援国リスト」に入れている理由に日本人拉致問題を挙げた。
 3月5日アーミテージ副長官は家族会・救う会訪米団にその証言を再確認した。
 このアーミテージ証言は、通常のインタビューなどとは異なり、北朝鮮をテーマと
した議会公聴会というもっとも公的な場でなされたものだけに、ブッシュ政権の日本
人拉致問題に関する姿勢を示す発言としての重要性がきわめて高い。
 これまで、米政府は北朝鮮を「テロ支援国リスト」に入れている理由として、よど
号ハイジャッカーをかくまっていることなどを挙げており、日本人拉致を挙げたのは
これが初めてである。
 同リストは毎年更新されており、指定の理由は原則としてその年に行ったテロ行為、
テロ支援行為を問題にしている。したがって、日本人拉致が理由に加わったというこ
とは、日本人拉致は「現在進行形のテロ」として継続しているという認識に米政府が
立ったことを意味する。当然、昨年9月に金正日が拉致を認めながら、5人の被害者
の家族を未だに人質として帰さないこと、10人の日本政府認定被害者に関するきち
んとした情報を出さないこと、15人以外にも被害者がいる可能性が高いことが、拉
致を理由にした背景にあると考えられる。
 この証言の意味はたいへん大きい。米国には、テロ支援国と認定した国には人道支
援をのぞき政府レベルの援助をしないばかりか、国際金融機関による融資にも反対す
るという国内法がある。言い換えるなら、すでに米政府は北朝鮮に対して一定の経済
制裁を実施しているが、日本人拉致問題が解決しない限りその制裁は解除されないと
いうことだ。
 今回の訪米で米政府高官がそれを拉致被害者家族に直接伝えてくださったのだ。実
は、私たちが2年前に訪米したときは日本人拉致解決がテロ支援国リスト解除の条件
だとは明言しなかったという経緯がある。
 テロとの戦いを進める米国は「北朝鮮による拉致は現在進行形のテロ」と認識し、
すでに経済制裁を実施している。家族会・救う会は12日川口外相に、1「北朝鮮に
よる拉致は現在進行形のテロ」という認識を持つのか否か、2米政府がすでに実施し
ているテロを理由にした対北朝鮮経済制裁を実施する準備があるのか否か、を問いた
だしたいと考えている。
 以下、証言該当部分の日本語訳(抄訳)と原文、訪米団と副長官のやりとりを掲げ
る。

・2月4日上院外交委員会・北朝鮮問題公聴会アーミテージ国務副長官証言日本語訳
(抄訳)
「北朝鮮は、もちろんテロリスト・リストに載っています。北がテロリスト・リスト
に載っている理由は、赤軍派をいまだにかくまっているためであり、また、日本人の
拉致被害者をめぐる他に類例をみない非常に悲劇的な状況があるためです。」
(英語原文)
It is true, quite true, that North Korea is on the terrorist list. And the reason that they’re on the terrorist list is because they have not provided or given up the Red Army faction, who has been hiding in Pyongyang,the international community has a lot of questions about that; and the unique and very tragic situation of the abductees from Japan.

・ 訪米団と副長官のやりとり(救う会記録)
3月5日午前9時30分からの、アーミテージ国務副長官と家族会・救う会の会談に
おいて、横田滋団長は、アーミテージ氏が、2月4日、上院外交委員会・北朝鮮問題
公聴会での発言において、北朝鮮を「テロ支援国リスト」に入れている理由に日本人
拉致問題を挙げたことに対し謝意を述べた。その間、アーミテージ氏は、頷きながら
聴いていた。
その後、アーミテージ氏自ら、再度公聴会での発言に触れ、「私が明らかにしたとお
り、拉致は許し難いテロだ」と明言した。


★★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会
TEL 03-3946-5780/FAX 03-3944-5692 http://www.asahi-net.or.jp/~lj7k-ark
〒112-0015 東京都文京区目白台3-25-13 
担当:西岡力(事務局長 CYS01452@nifty.com)
--------------------------------------------------------------------
恐縮ですが送信を希望されない方は西岡のID宛メールをお送り下さい。
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆


  
■ サイト内検索 ■


■ メールニュース ■
2024/12/06
国際セミナー12/13(金)ご案内
2024/12/02
国民大集会報告4
2024/11/29
国民大集会報告3
2024/11/27
国民大集会報告2
2024/11/25
国民大集会報告1

■過去のメールニュース■

  ■ 2024年
  ■ 2023年
  ■ 2022年
  ■ 2021年
  ■ 2020年
  ■ 2019年
  ■ 2018年
  ■ 2017年
  ■ 2016年
  ■ 2015年
  ■ 2014年
  ■ 2013年
  ■ 2012年
  ■ 2011年
  ■ 2010年
  ■ 2009年
  ■ 2008年
  ■ 2007年
  ■ 2006年
  ■ 2005年
  ■ 2004年
  ■ 2003年
  ■ 2002年
  ■ 2001年
  ■ 2000年
  ■ 1999年
■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■