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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

日朝合意「再調査」−こんな問題が起きないか緊急国民集会報告1(2014/06/24)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.06.24)

 6月22日、家族会・救う会・拉致議連は「日朝合意「再調査」−こんな問題
が起きないか緊急国民集会」を都内の友愛会館で開催した。

 5月29日、日朝両国で、拉致被害者について調査するという内容を含む「合
意文書」が発表されたが、現段階で金正恩政権が、日本側が要求する、’定の
有無にかかわらず全被害者の安全確保と帰還、拉致に関わる真相究明、実行
犯の引き渡し、を決断したという確証はない。今回の交渉は一部報道されている
ような国家保衛部ではなく、「8人死亡」説をねつ造した工作機関が主導してい
るとの情報もあり、その点でも全く楽観できない。「特別調査委員会」が立ち上
がり、日本が一部制裁を緩和するかもしれないこの時期、現情勢をどうとらえ、
わが国は何をすべきかを考える。

■「日朝合意「再調査」−こんな問題が起きないか緊急国民集会」報告

総合司会 櫻井よしこ(ジャーナリスト)

 みなさんこんにちは。ただいまより、「日朝「再調査」合意−全被害者の救出
のために何をすべきか」緊急国民集会を開会させていただきます。司会の櫻井よ
しこです。どうぞ宜しくお願いいたします。

 まず冒頭に主催者を代表して、家族会代表の飯塚繁雄さんがご挨拶をいたしま
す。よろしくお願いいたします。

◆絶対にだまされないように

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)

 みなさんこんにちは。皆様既にご存じのように日朝の関係が少しずつ動き出し
たという感じを持っていると思います。そういうことに関心を持って注視してい
きたいと思います。

 長い間、この問題の解決の糸口がなかなか見えない時期を過ごしてきました。
我々家族会も調査会も、そしてまた全国のボランティアの皆さんも早い解決を望
んで、いろいろ活動をしてきました。そういう意味では、まだ結果は出ていませ
んけども、結果に近づくためのプロセスが見てきたかなという感じもします。

 しかしながら、あの北朝鮮ですから、今までの交渉の経過も踏まえて、絶対に
だまされないようにしなければなりません。そのつどの段階では、政府判断が当
然必要です。そしてそれに関する制裁解除とかあるいは協議の日程的なもの、さ
らには相手の特別調査委員会の実態がどうなのか、そういった観察も確認もして
いかなければなりません。

 そしてそれが進めば、当然ながら、拉致被害者の名簿が出てくるはずですよね。
全部がいっぺんには来ないでしょう。少しずつでもきた時に、それの検証も当然
あります。これでは終われないという時点、節目がですね、必ずあると思うので
す。

 ですから、日本側は日本側としてまだこれだけいるということをしっかりと調
べをして、カードとしてもっていて、交渉に臨んでいただきたいなと思います。

 北朝鮮相手の交渉というのは、なかなか難しいかと思いますけども、かなりの
専門家の方が沢山いるはずです。政府の中にも、議会の中にもいらっしゃいます。
知恵を集めての戦略、戦術が必要だと思いますので、是非とも、直接関係する方
々の今後の努力を期待しますし、私たちも、千載一遇のチャンスととらえて、私
たちにできる活動はしつこくやっていきます。全員で注視していきたいとと心か
ら思っています。

 今日のシンポジウムは色々参考になる点が多々あると思いますが、私たちもよ
く理解を深めながら、今後につなげていきたいと考えています。今日はよろしく
お願いします。どうもありがとうございました(拍手)。

櫻井よしこ
 どうもありがとうございました。これは全国民が注視している課題であります
けれども、とりわけ拉致被害者のご家族の皆様方にとっては、大きな期待ととも
に不安感というものがどうしてもつきまとう訳です。これは今までの交渉の経過
を見れば、やむをえないことです。そのような中で様々な不安を払拭して、交渉
に踏み込むことを決意なさった。それが日本国政府ですけども、政府を代表して
拉致問題担当大臣でいらっしゃる古屋圭司さんにお出でいただいています。古屋
大臣からその思いと決意をお話しいただければと思います(拍手)。

◆北朝鮮にも最後のチャンス

古屋圭司(拉致問題担当大臣)

 今日はご苦労様です。安倍内閣が発足したのは一昨年12月26日でした。ちょ
うど一年半が経過しました。ので、まずは、衆議院で過半数をいただき、政権を
担うこととなりました。その後、昨年の参議院選挙で安定過半数になりました。
政治が安定をした。

 そしてもっと大きな変化は、なんといっても、この問題は総理を初め我々政府、
そして議員連盟、そして家族会の皆さん、特定失踪者の家族の皆さん、そして国
民の皆さんが世界に対して強烈なアピールをしていただいた。国際社会に対して
そして国連に対しても。

 そのことが国際社会、国連の関係者にも、北朝鮮が何百人もの人々を拉致をし
たという事実を知らしめることになりました。世界が、これは許しがたいという
声を出しました。その結果、ご承知のようにCOIの報告書と国連人権理事会の決
議です。

 拉致は金日成に始まり、金正日が拡大しましたが、息子の金正恩は直接加担し
ていません。そういう大きな変化があったからこそ、今回初めて文章で合意して、
日朝の協議をスタートすることにしました。

 一部の皆様には、いろいろは、甘いんじゃないかという声があります。わたし
もそれはよく分かります。実は、先週、あるいは先々週、このところ衆参両院で
拉致問題の特別委員会が精力的に開会されました。私ももちろんフルタイムで出
席し答弁にあたりました。

 その時に、議員からもそういう声が多く上がりました。私は、むしろそれを歓
迎したいと思います。なぜか。総理が20数年間この問題に取り組んできたことは、
北朝鮮もよくわかってるはずです。

 譲歩するのはほんのちょっぴり、奪い取るのはたくさん、そういう北朝鮮のや
り方は十二分に分かった上で、扉を開かないと交渉が始まらない。こういう決断
をされたわけです。

 だからこそ、もし北朝鮮が今までのように不誠実な態度を繰り返す、あるいは
また嘘を繰り返すようなことがあったら絶対に許さないよ、北朝鮮にも最後のチャ
ンスなんだよということを、議会の皆様も国民の皆様、関係者の皆様もその声を
大きくあげていただきたいんです。

 我々はそういうことを十二分に承知の上で、この協議を始めました。だから私
が会見で初めて申し上げた時に、「いよいよこれから胸突き八丁の交渉が始まる」
と申し上げたわけです。

 3週間たちましたので色々なニュースがながれています。私からこうである、
ああであるということはこの場では控えさせて頂きます。直接の交渉にあたるの
は外務省の局長であり、向こうの宋日昊(ソン・イルホ)です。

 われわれは今までオールジャパンで取り組むと言ってきました。これからまさ
にその姿勢で取り組むことが必要です。官邸はもちろんのこと、拉致対策本部、
警察、家族会、議員連盟、これがしっかり一体になって協議に臨んでいく。その
ことで、北朝鮮が今までやってきた、譲歩するのはほんのちょっぴり、奪い取る
のはたくさんということは絶対に許さない。

 私たちは拉致被害者全員を取り戻すことが大切です。体制もそういう考えにしっ
かり基づいた体制を確保して交渉に臨む必要があると感じています。今日の会は、
ある意味で今までの会とは趣旨、目的が違うと思います。いよいよ本当の交渉に
入る時に、皆さんの、すべての拉致被害者を必ず取り戻す交渉をしなければ、絶
対に北朝鮮を許さないぞという会にしていただきたいと思います。

 私も皆様の熱い思いをしっかり胸に刻んで、政府を挙げて、安倍総理のもと、
一体となって交渉にあたる決意です。以上、冒頭のご挨拶に代えさせていただき
ます。どうもありがとうございました(拍手)。

櫻井よしこ どうも大臣ありがとうございました。拉致被害者全員を取り戻すと
ころまでいかなければ絶対に北朝鮮を許さない。それを北朝鮮にしっかり伝える
会にもしたいと思います。ありがとうございました。

 ではこれより、パネルディスカッションにはいりたいと思います。平沼先生、
荒木さん、西岡さん、皆さん壇上に上がってください。古屋大臣はここで御帰り
です(拍手)。

 それでは、まず今回の日朝合意文書についてのお考えをうかがいます。合意文
書のどこが評価できるのか、どこに不安を抱くのか、いろんな見方があると思い
ます。お一人10分、基調講演のような形でお願いします。

 まず、平沼赳夫先生から、今回の日朝合意文書についてお考えをお願いします。

◆調査に1年?こんな悠長なことでいいのか

平沼赳夫(拉致議連会長、衆議院議員)

 皆様ご苦労様です。今日は全国からお集まりをいただき、この集会ができるこ
とを大変評価しています。冒頭、古屋大臣から強い決意表明がありました。飯塚
会長が言われたように一つの前進ではあると見ていますが、しかし5月29日に
両国で文書が出て、その合意文書を見ると、ずいぶん疑問があります。

 我々議員の中でも侃侃諤諤の議論がありました。今までの出方があるからその
辺は了解して、必ず全員を取り戻すというようなことを言っていますが、あの合
意文書を見ると、人権を著しく犯す拉致をしたことに対して、今までかけていた
3つの制裁を解除するような挙に出ているわけです。

 例えば船の往来の問題、人物の往来の問題、あるいはお金の往来、こういうも
のを当初から解除してしまう。ですから議員の中では順序がおかしいのではない
か、交渉事で毅然とやるんだったら、向こうが誠意を見せてきたら我々は拉致を
真剣に考えているわけですから、そういう条件を一つひとつ解除していくという
のが筋ではないかと私は思っています。

 2008年にそういう合意があったわけですが、これもみごとに水に流されて
しまった。そういう前科のある国ですから、日本は出足からしっかりと地に足を
つけて真剣に対処していかなければならないと思います。

 また、信頼すべき情報筋によりますと、8名の方々は全部生きている、こうい
う情報があります。しかし合意文書を見ると、例えば小出しに、「3人生きてい
た」で終わりにされてしまうこともありますから、本当に8人生きているという
確証も今後の交渉になると思いますが、取っていかなければならないと思います。

 それから、ジェンキンズさんが小泉首相と会った時にも、「帰ってきなさい」
と言ったこれども、彼は最後まで帰ると言わなかった。「あの時帰ると言ったら
自分は確実に殺されているんじゃないか。そういう危機感があるから言わなかっ
た」ということなんです。

 ですから北朝鮮に残されている被害者の方々は、そういう状況で暮らしている
わけですから、我々はそういうこともしっかりと認識をしてこの問題を取り扱っ
ていかなければならないと思います。

 その他議員からは色々な疑問点がありました。ケースバイケースで色々なこと
が考えられているわけですが、今までの経緯を見てみると、やっぱり日本という
のは甘いところがあった。

安倍総理大臣も古屋大臣も、任期中にこの問題を解決すると明言されているわけ
ですから、そこに期待したいことは大いにあるわけですが、やっぱり細かに追及
をしていただきたい。例えば特別調査委員会ができると言っていますが、その委
員長は誰なのか。そしてどういう構成でその委員会ができるのか。我々は疑問に
思います。

被害者の方々は全部把握をしています。官房長官の話によると、「3週間で委員
会ができて、あと1年くらいかかるでしょう」。こんな悠長なことでいいのか。
彼らはすべてリストアップされているわけです。そういうことも厳しく追及して
いかなければいけないと思います。

まあ、安倍総理大臣が毅然とやろうということですから、そこに私たちは期待を
させていただきますが、合意文書には疑問点もたくさんあります。こういうこと
は、家族会の方、特定失踪者家族の方がたくさんいらっしゃるのですから、そう
いうことも含め、日本は責任をもってやっていかなければならないと思います
(拍手)。

(2につづく)




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