救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会ご報告9(2014/05/14)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.05.14)

◆政府、北朝鮮に3つの要求

西岡 今日本政府は北朝鮮に対して、3つ要求しています。

 1つが、認定の有無に関わらず、すべての被害者の安全を確保し、早急に日本
に送還することです。

 2つ目が、拉致事件に関する真相究明、です。

 3つ目が、実行犯の引き渡し、です。

 昨年、古屋大臣に石川県にまで行っていただき、「寺越事件は日本政府が今北
朝鮮に要求している『真相究明』の一部である。寺越事件の真相が究明されない
限り拉致問題の解決はない」ということを、現場視察の上、明確に整理していた
だきました。

 寺越昭二さんの3人の息子さんが家族会のメンバーですが、昭二さんは北朝鮮
の説明では、「海上で遭難していて助けた。北朝鮮に上陸して幸せに暮らしてい
たが病気で死んだ」と言っています。

 外雄さん、武志さんも同じですが、しかし昭二さんだけに限っては、北朝鮮に
上陸したという証拠が一つもありません。北朝鮮で撮った写真一枚もありません。
外雄さんたちは違います。

 そして今墓があると言われていますが、その墓に昭二さんの生年月日が書いて
ありますが、日付が違っています。昭二さんが上陸したのなら、自分の生年月日
をきちんと北朝鮮に言うはずです。つまりその墓は空っぽではないかと寺越さん
たちは疑っているわけです。

 このままでは真相究明がされないまま国交正常化されてしまうと、我々はお父
さんを助けてくれた北朝鮮に感謝しなければいけなくなるというのが、3人が家
族会に入り、活動されている動機です。

 それを一部が、寺越さんたちが墓参に行くという報道がされたことについて、
「遺憾である、事実ではない」ということを今明確にされたということです(拍
手)。

 真相究明は、すべての特定失踪者問題も含まれています。「860人の特定失
踪者の真相解明なくして拉致問題の解決はない」ということを安倍政権が今整理
してくださったと思っています。

 実は、本来司会は櫻井よしこさんがされることに毎年なっているんですが、ど
うしてもの用事で最初からはおられなかったんですが、駆けつけてくださいまし
たので一言ご挨拶をお願いいたします(拍手)。

◆身体を鍛えて、心を鍛えて

櫻井よしこ(ジャーナリスト)

 大変遅くなりまして申し訳ありませんでした。国家基本問題研究所の若者たち
を鍛える「グローバル・リーダー育成塾」を毎年していますが、それとバッティ
ングしてしまいました。

 遅れて駆けつけ、皆様方の訴えを隅の方で聞いていましたが、毎年のことなが
ら心が痛みます。日本国として一日も早く、本当に一人も残さずに連れて戻りた
い。そのために小さな力ですが、私も含め一人ひとり、日本国民全員が応援して
いくような体制を何としても作りたいと思っています。

 その間、ご家族の皆様も政治家の皆様も、身体を鍛えて、心を鍛えて頑張って
いきたいと思います。今日は遅くなってすみませんでした(拍手)。

 ここから西岡さんと交代をします。まず、民主党の渡辺周先生がいらしていま
す(拍手)。

 ここでご家族の皆様の訴えが一巡しましたので、荒木和博さんに特定失踪者問
題調査会代表としてお話をいただきます。

◆情報をお寄せください

荒木和博(拓殖大学教授)

 今日は全国から多数お集まりいただきありがとうございます。

 まず、今日お見えの特定失踪者のご家族を紹介いたします。

 名前を読み上げますので順番にお立ち下さい。

まず、昭和47年東京で失踪された生島孝子さんの姉、生島馨子さん(拍手、以
下略)

昭和49年新潟県で失踪された大沢孝司さんのお兄さん昭一さんと茂樹さん

平成7年北海道で失踪された曽ヶ端崇史さんのお母さん曽ヶ端富子さん

昭和36年神奈川県で失踪された齋藤正治さんの弟齋藤良治さん

昭和59年山梨県で失踪された山本美保さんの妹森本美砂さん

昭和49年福井県で失踪された山下春夫さんの代理池田欣一救う会福井会長

平成3年埼玉県で失踪された佐々木悦子さんのお母さん佐々木アイ子さん

平成7年大阪府で失踪された植村るみさんのお父さん植村照明さんとお母さんの
光子さん

昭和60年兵庫県で失踪された秋田美輪さんのお父さん秋田正一郎さん、お姉さ
んの吉見美保さん

昭和46年愛媛県で失踪された山下綾子さんの従兄の長島清志さん

平成3年韓国で失踪された大政由美さんのお母さん大政悦子さん

平成14年東京で失踪された宮本直樹さんのお母さん宮本はるみさん

昭和62年埼玉県で失踪された佐々木正和さんのお姉さん佐々木美智子さん

平成13年東京で失踪された後藤美香さんのお父さん後藤日出男さん

平成8年愛知県で失踪された安西正博さんのお父さん安西茂雄志さん

以上のご家族の方がお見えです。

 皆さんお疲れと思いますのでできるだけ端的に申しあげます。

 まず事務的なお話ですが、今日ここに来る前に家族の皆さんと懇談会をやって
いました。色々な意見が出たのですが、今日ここで特にお願いしておきたいこと
があります。

 ご家族の中で、自治体への参加、文書を出すことなどを希望された方、あるい
は色々な公共施設に調査会の顔写真のポスターを貼ることのお願いをされた方が
あちこちであるんです。だいたいどこでも反応がよくない。非常にお役所的な対
応で、「貼れません」とか「もう一杯です」とかということです。

 北朝鮮人権法でも啓発の義務がありますので、今日ここに多数の地方議員の先
生方、知事さん初め自治体の関係者の方々がおられますので、もし特定失踪者の
ご家族、支援組織からそのような声がありましたら是非とも積極的に対応してい
ただきたいと思います。あるいは声がなくても積極的に対応していただきたいと
思います(拍手)。

 私たちは去年から様々な形で情報収集の強化をしておりますが、本当に驚くほ
どたくさんの情報が集まってきています。可能なものは順次公開をしていきたい
と思いますが、ここにお見えの皆様方でも、何かお近くの方からそのような言葉
が聞かれた場合には、是非私たちにお送りいただきたい。ロビーに情報を書くシー
トが置いてありますので、何かありましたら情報をお寄せいただきたいと思いま
す。

◆誰に責任があるのか

 一昨日、私たち調査会の裏組織みたいになっています戦略情報研究所という組
織で講演会をやりました。そこで、「一体誰に責任があるのか」ということをテー
マにしてやりました。

 私は「自衛隊」と書きました。本来国民を守るはずの自衛隊が何もしていない。
これはやはり自衛隊の責任であると、臨時雇いの自衛官としての責任を感じなが
ら書きました。

 参加した皆さんの色々な意見を総合すると、最後は結局我々自身ということに
なってしまうのではないかということです。調査会はできてから11年経って、
結局何の結果も出すことができていない。我々自身にも非常に重い責任があると
考えています。

 しかし、いつまで経ってもだれも取り返せないということは、韓国のフェリー
「セウォル号」の沈没事件を見ていて、なんて韓国というのはいい加減な国なん
だと過積載とか救助の不手際など様々なことであきれるわけですが、考えてみた
らまさに拉致問題があれなんではないだろうかという感じがします(拍手)。

 我々自身があの「セウォル号」のまわりをぐるぐる廻って、どうしようこうし
ようと言っているのと何も変わらないんじゃないか、これまでやってきたことも
やはりそうだったんじゃないだろうかと思います。

 時間のことはこれまで皆さんも発言されていますが、本当に今沈んでいる船な
んだということを是非ともご理解をいただきたいと思います。

 去る3月30日に、特定失踪者の新潟県の青海町、現糸魚川市で失踪した藤田
進さんのお母さんが亡くなられました。49年前の事件です。

 私たちは2年前に、「1万キロ現地調査」ということでこの旧青海町に行って、
藤田さんのご自宅にも行って、そして「しおかぜ」の収録をしました。お母さん
は、広告の裏紙に一生懸命書いて、「あの日カレーライスを食べたまま出て行っ
て、いなくなった」と読み上げられておられました。その2年後に亡くなられま
した。

 3月10日に最後の入院をされて、その時、「まだもう少し頑張りたい」と。
やはり49年前に生き別れた息子さんに会いたいという思いでもう少し頑張りた
いと言っておられたそうですが、間に合わない。

 2年前の現地調査の時に、ご自宅を失礼した時に、お母さんが玄関で正座をし
て両手をあわせて私たちを拝んでおられました。その時の気持ちは、我々が信頼
されているとかそういうことじゃありません。我々は我々自身が一番よく分かっ
ていますが、吹けば飛ぶような民間団体で、できることなんか限られています。

 その我々に向かって手を合わせなければいけない親の気持ちというのを、我々
はもっと実感として受け止める必要があるのではないかと思っています(拍手)。

 ここで何度も言いましたが、先ほど松木信弘さんが多少過激気味なことをいい
ましたが、それどころじゃなくて、北朝鮮というのは山賊ですから、国家対国家
のまともな外交交渉をやっていると思ったらだめです(拍手)。宋日昊なんかは
背広を着ているだけの山賊です。それ以外のことは何にもない。山賊相手にやっ
ているということで、まともな交渉は成り立たないと思ってやっていただくしか
ない。

◆戦う覚悟で

 北朝鮮流の言い方で言うならば、「あの金正恩の野郎の如き人間のクズは、電
気炉の中に放りこんで痕跡もなくなるほどにしてやる」と、こういうことを言え
ば北朝鮮は「ああそうか」と思うのだろうと思います(拍手)。

 やはり戦う覚悟を持って臨まなければ、我々はあのような体制から拉致被害者
をすべて取り返すことはできないと思っています。

 この問題は非常に国内問題の部分が多い。これだけ放置していたこの国自体に
本当に問題があります。これを変えていかなければならないということで、改め
て我々は「一体誰に責任があったのか」ということを今後もさらに掘り下げたい
と思います。

 先ほど三宅議員の話の中で出ました山本美保さんのDNA偽造事件についてで
すが、これはまもなく日本弁護士連合会に出している人権救済申し立ての結論が
出るだろうと思います。

 日弁連が変な結論を出すとは思えませんが、変な結論でなかった場合には、我
々として全面的にこの問題の決着をちゃんとはかりたいと思っています。今まで
と同じようなことを警察が言うのであれば、私一人で警察庁の前で座り込みをし
ようと考えています(拍手)。

 ともかく時間がないということであれば、それにふさわしいことを行動として
我々自身がやらなければいけない。我々としても責任を感じて今後とも頑張って
いきますので、どうかご協力を宜しくお願いいたします。ありがとうございまし
た(拍手)。

◆決議採択

櫻井 どうもありがとうございました。本当に長い歳月、暗闇の中に放置されて
いる日本人をどのようにして救うのか、皆で力を合せて、政府を応援して、国際
社会の助けを待つというよりは、わが日本がそれを引っ張っていくような決意で
臨まなければならないと思います。

 さてここで決議案の朗読をお願いいたします。拉致議連事務局次長、自民党参
議院議員塚田一郎さん(拍手)。

 以下は決議文の結論部分。全文は救う会メールニュース4月30日分参照。

 私たちは次のことを強く求める

1.北朝鮮は「8人死亡」という間違った報告を撤回し、特定失踪者を含む全て
の拉致被害者をすぐ返せ

2.政府は対話と圧力という方針を貫き、最優先で被害者を取り戻せ。北朝鮮の
ごまかしに乗ることなく、厳格な行動対行動原則を維持して全面解決せよ。

3.国連ならびに国際社会は拉致を含む北朝鮮人権侵害問題をこれ以上放置せず、
解決のため行動せよ。

 皆さんの拍手によって決議案が了承されたことをご報告いたします。ありがと
うございました(拍手)。

 ではここで、私たち全員の拉致問題に向けての決意を西岡さんのシュプレヒコー
ルとともに皆さん一緒にお願いします。

・北朝鮮は「8人死亡」という間違った報告を撤回し、特定失踪者を含む全て
の拉致被害者をすぐ返せ。

・政府は対話と圧力という方針を貫き、最優先で被害者を取り戻せ。北朝鮮の
ごまかしに乗ることなく、厳格な行動対行動原則を維持して全面解決せよ。

・国連ならびに国際社会は拉致を含む北朝鮮人権侵害問題をこれ以上放置せず、
解決のため行動せよ。

櫻井 どうもありがとうございました。毎年このような会を開いて力強いご支援
をいただきますが、できるならば、本当に今年を最後の会としたい(拍手)。そ
のために安倍総理、古屋さん、本当にお願いしたいと思います(拍手)。政治家
の皆さん方も国民も一緒になってこの拉致問題、解決せずにはおかないという決
意を持ちたいと思います。

 世界も大きく変わっていて、中国が本当に色々な意味で影響力を持ち始めてい
ます。この拉致に対しても悪い影響力を持っていることを私たちは許せない。そ
してあくまでも日本国民として、日本国政府として戦い抜くことを決意したいと
思います。今日は大勢の方にお出でいただきまして、1500名のご参加を得て
います。本当にありがとうございました(拍手)。

 これにて国民大集会を閉幕いたします。ありがとうございました(拍手)。

以上


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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

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