救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会ご報告2(2014/05/01)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2014.05.01)

■もう我慢できない!今年こそ結果を!国民大集会報告

西岡 ありがとうございました。続いて安倍晋三・内閣総理大臣のメッセージを
いただいています。総理は今被災地に行っておられます。月1回行かれるという
約束があり、連休の外遊の日程もあるということで、古屋大臣を通じても、「く
れぐれもみなさんに宜しく」というメッセージもいただいておりますが、心はこ
こに一緒におられると私は信じています。

 そして内閣官房長官の菅義偉先生が総理のメッセージを読むだけでなく、一言
ご挨拶をお願いします。菅先生も第一次安倍内閣の時から総務大臣として、総連
の施設の減免税の問題やNHKの国際放送で拉致のことをたくさん流していただく
問題など、先頭に立って戦っていただきました。

 今官房長官として政権の中枢でこの問題について取り組んでいただいています。
宜しくお願いいたします(拍手)。

◆北朝鮮の前向きな対応を引出し、全面解決を

菅義偉 本日の国民大集会を主催された家族会、救う会、拉致議連、そして知事
の会、地方議会全国協議会の皆様方のご尽力に心から敬意を表する次第です。ま
たこの場に集まっていただいた皆様方の日頃のご尽力に敬意と感謝をいたす次第です。

 先日総理官邸で、総理と拉致被害者ご家族との面談の席に私も同席させていた
だきました。ご家族の皆様の思いをうかがう機会を得る中で、改めてわたしたち
安倍政権の間に何としても拉致問題は解決するとの思いを強くしました。

 ご案内いただきましたように、総理はどうしても出席がかないませんでしたの
で、総理からメッセージを預かってきておりますので、ここでご紹介をさせてい
ただきます。

▲安倍総理メッセージ

 国民大集会の開催に当たり、ひとことご挨拶申し上げます。

 拉致被害者のご家族の皆さんはかけがいのない肉親を救うため、ご高齢を押し
て、国内外における拉致問題解決に向けた様々な活動に取り組んでおられます。
そのご苦労と、一日千秋の思いで被害者の帰国を待っておられる皆さんのお気持
ちを察する度に、本当に心が痛む思いであります。

 拉致問題はこの安倍内閣において解決させる。被害者とご家族が抱き合う日が
訪れるまで私の使命は終わらないと覚悟しており、この決意のもと、拉致問題の
全面解決に向けて全力で尽くしてまいります。

 拉致問題の解決のためには、我が国自身が対話と圧力との基本姿勢のもと、主
体的な取り組みを行う必要があり、先月には1年4か月ぶりに日朝政府間協議を
開催致しました。拉致問題については、北朝鮮の前向きな対応を引出し、全面解
決をはかってまいります。

 拉致問題の解決には国際社会との連携も必要であります。国連においても北朝
鮮の人権に関する国連調査委員会が、拉致問題を含むいくつかの分野における人
権侵害を、「人道に対する罪に該当する」と断定し北朝鮮に具体的な取り組みを
勧告いたしました。

 これを受け、家族会の飯塚代表が国連人権理事会に出席をして拉致問題の解決
を訴え、さらに増元事務局長がニュヨークで国連安保理、あるいはフォーミュラー
会議にも出席し、この問題の一刻も早い解決を訴えられました。皆さんのご尽力
は、拉致問題がまさに国際社会の問題であるという意識を広く世界に知らしめた
ものであります。

 去る24日には、国賓として来日中の米国オバマ大統領に拉致被害者ご家族で
ある飯塚代表及び横田ご夫妻が面会をされました。私もその場に同席しました。
横田さんからめぐみさんの写真を見せられたオバマ大統領は、「自分にも二人の
娘がいる。拉致被害者ご家族の気持ちは大変よく分かる」と真剣な表情で見入っ
ておられました。

 大統領から拉致問題に対し、わが国のトップ・プライオリティの取り組みに改
めて指示が示され、我が国と緊密に連携し取り組みたいとの意向が表明されたこ
とは、大きな意味を持つものだと考えております。拉致問題の解決に向けて国際
社会全体が、解決の機運が明らかに高まってきている中で、今回の国民大集会が
拉致問題を早期に解決するという国民の総意を国際社会に向けて訴えることとな
り、拉致問題解決への一層の推進力となるようさらなるご支援となるようお願い
して、私の挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
(拍手)

平成26年4月27日
内閣総理大臣 安倍晋三
代読 内閣官房長官 菅義偉

 今メッセージの中に、総理が言及されました決意を踏まえ、私も官房長官とし
て、古屋拉致問題担当大臣と、政権をとりまとめ、総理を支え、その実現のため
に尽力してまいりますことをお伝えをしてご挨拶といたします。本日は誠にあり
がとうございました(拍手)。

◆北朝鮮の嘘をくつがえすために圧力が必要

西岡 ありがとうございました。3月28日、局長級協議の二日前、総理は首相
官邸に全国から家族を呼んでくださって、2時間面談してくださいました。途中
で食事も入る中懇談をしましたが、そこで、「今の状況は小泉訪朝の時より困難
なんだ」とおっしゃいました。

 「なぜなら、小泉訪朝の時に、北朝鮮が、特に金正日が行った説明がある。そ
の説明をくつがえすという課題に我々は直面している。だから強い圧力が必要な
んだ。論者によっては、圧力をかけたら話し合いは始まらないという人もいたが、
圧力をかけた結果話し合いの入り口まできた」とおっしゃっていました。

 我々、家族会、救う会、拉致議連では、2002年に金正日が新たな嘘をつい
たと言っていました。「拉致したのは13人しかいない。8人は死んだ」という
嘘です。もっともっとたくさんいますし、8人も死んでいない。そのことを総理
の言葉では、2002年の説明とおっしゃいましたが、同じことをおっしゃって
いるんだと思います。

 そこを崩さなければならない。死んでいない人を「死んだ」と言ったこと。
「拉致したのは13人しかいない」と言って、「5人返して8人死んだから終わ
り」と言ったことをくつがえさなければいけない。そのために圧力が必要だとい
う、我々がこのような集会を通じてずっと言ってきたことと、総理の今の考えは
一緒なんだなあと2時間の懇談の中で確認して帰りました。

 この彼らの説明と言う扉を開ける力が必要です。その先頭に立っている古屋担
当大臣よりご挨拶をいただきます。

◆拉致問題解決の環境が少しずつ整いつつある

古屋圭司 私もこうやってこの大会に出席をしなければならない。本当に忸怩た
る思いです。「もう我慢できない!今年こそ結果を!」、私たちは今そのために
あらゆる手段を尽くしています。経過ではありません、結果、すなわち、被害者
をいかにして全員取り戻していくか、これに尽きると思います。

 しかしそのためには、今西岡さんからも話があったように、圧力をかけること
によって対話のきっかけを引き出していく、それは間違っていません。歴史の教
訓が教えています。

 総理もこう言っています。「対話のための対話をしても意味がない。解決のた
めの対話、行動対行動、これならば私はどこにでも行く用意がある」。不肖、私
拉致問題担当大臣も安倍総理、拉致問題対策本部長と同じ気持ちでこの問題に取
り組んでいます。

 今、我が国の圧力だけではなくて、世界の圧力が一つになりつつあります。例
えばこういうことがあります。去る3月10日から14日まで、ウンギョンさん
と横田ご夫妻がモンゴルで面会しました。

 10年前にその存在が明らかになりました。当時はヘギョンさんと言っていま
したが、あの当時は、「北朝鮮に来るなら会わせてやってもいいよ」という話だっ
たのです。横田ご夫妻はぐっと我慢をしながら家族会の皆様と相談をして、「そ
んなことをしたら北朝鮮の思うつぼだ。認めるわけにはいかない」。しかし、お
孫さんに会いたいという思いは変わらなかったと思います。人間ならだれでも同
じです。

 今回は、ウランバートルという第三国、それも向こうの大使館ではなく迎賓館
という全くニュートラルな施設で会わせざるをえなかった。そこまで譲歩した。
これはどういうことかということを、しっかり、冷静に私たちは考える必要があ
ると思います。

 平沼先生にも若干叱られましたが、10日から14日までのこの訪問は、すべ
てのメディアに流れませんでした。もし流れていたら実現することができただろ
うか。その意味では情報統制がしっかりできていたのかなと。これは、こういっ
た動きをしっかり北朝鮮が見ていますよね。

 ついこの間、オバマ大統領と横田ご夫妻、飯塚さん、そして総理、外務大臣、
そして不肖私の6人で、大統領と差しで話しました。その時の大統領の真剣なま
なざし。そして早紀江さんがウンギョンさんの写真を出したら、間髪を入れず指
をさしながらオバマ大統領は、「これはお孫さんですね」と、向こうから言いま
した。しっかり認識をしておられる。

 そして横に立っていた安倍総理に手を差し出しながら、「彼は拉致問題で一番
熱心にやっている。そのことはよく知っている。しっかりサポートをする」と言
明しました。このことがニュースで流れたら、これこそ北朝鮮に対する圧力です
よ。

 それからCOI(国連調査委員会)の話がありました。これだけいい報告書が
出ることは私たちも期待以上のものでした。これはやはり、総力戦の勝利です。
我々も主体的にやりましたよ。外交チャネルを通じて徹底的に働きかけをしまし
た。拉致議連も一生懸命やっていただきました。

 今、平沼(元)大臣からもお話があったように、カービー委員長が夏に来た時
には、家族会の皆様にも会っていただいた。拉致議連の会長ともじっくり時間を
とっていただいた。私とも昼食をとりながらしっかり話をさせていただいた。総
理大臣とは1時間以上にわたって話をしました。

 カービー委員長は、「安倍総理の拉致問題に対する思いとそして戦略の正しさ、
詳しさには大変敬服した」と言っています。そして世界各国が一昨年は政府認定
被害者についてはなんとなく認識があったけれど、860人の拉致の疑いが払拭
できない事案があることは、ほとんど国連関係者は知らなかったんです。それが
みんな知ることになった。これも圧力です。

 総理が世界各国に出かける、首脳が来る。必ず首脳会談でも共同声明でもこの
拉致の問題を入れるということです。今多くの閣僚は海外に出張していますが、
その時絶対に伝えていただかなければいけない項目をしっかり作って、すべての
閣僚に持っていってもらっています。その中のかなり上の方に、拉致問題が大き
く記されています。

 こういう取り組みをなぜやっているか。今日の決議案にあるように、「今年こ
そ結果を出す」、このことに尽きるんです。では正直に何をやっているかについ
ては、拉致問題担当大臣としても、あるいは政府としても具体的な中身に言及す
るわけにはいきません。しかし色々な取り組みをしている。これはすべて拉致被
害者を取り戻すためなんだということを是非ご理解いただいて、みなさんの怒り
をしっかり上げていっていただきたいと思います。

 (3月)30、31日に日朝協議が再開をしました。これまで北朝鮮は、「拉
致は解決してにおいもしない」、こう言い切っていたんです。しかし、その言葉
はなかった。私たちはいよいよ拉致問題解決に向けて環境が少しずつではあるが
確実に整いつつあるということだと思います。

 だからこそ、さらに私たちが強い意志と決意を持って圧力をかけながら、世界
各国と連携して、北朝鮮が拉致被害者をすべて返さなければあの国は立ち行かな
い、このことを分からせる。これ以外に解決の方法はないと思います。

 どうか皆様方におかれましても、各地域で署名をとっていただいたり、運動を
していただいています。今日も実は富山の救う会の方が、先ほどこの横の部屋で
6千名を超える署名をわざわざ持ってきていただきました。果実は、UIゼンセ
ン同盟、旧民社党の方々が10万を超える署名を持ってこられました。去年は1
000万を超える署名をここでいただいたことも記憶に新しいことです。

 我々はすべての知恵と力と世界の協力を得ながら、どんなことがあっても拉致
被害者を取り戻す。そのために頑張りたいと思いますので、出席してくださった
皆さんはもちろん、出席していただけなかった方々も、1億2千万の国民の怒り
をさらに大きくしてください。このことが解決につながります。

 皆様方のご協力とご奮闘をお願いしながら、時間がないというのはその通りで
す。だからこそ我々がまなじりをけっして頑張らなければいけない。時間がない
のは北朝鮮も同じなんです。

 そこの松原仁元拉致問題担当大臣が非常に勇気ある発言をかつてされました。
これは去年も申しあげましたし、常に言います。まさしくその通りだからです。
是非皆様方のお力添えを賜りますよう心からお願いして、拉致問題担当大臣から
のご挨拶に代えさせていただきたいと思います。ありうがとうございました(拍
手)。

西岡 古屋大臣の下で政務官として取り組んでいらっしゃる亀岡偉民内閣府大臣
政務官もきておられます(拍手)。

(3につづく)




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