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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

シーファー米国大使がめぐみさん拉致現場へ(2006/03/16)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2006.03.16)

 本日3月16日、トーマス・J・シーファー米国大使が新潟市を訪問し、横田
めぐみさんの拉致現場を、横田滋・早紀江夫妻の案内で視察した。これは初めて
の、画期的なできごとであった。

 現場同行者は、横田滋・早紀江夫妻、増元照明さん、篠田昭・新潟市長、平田
隆太郎・救う会事務局長、山岸丈良・同事務局次長他米国関係者。その後の懇談
会の席には、地元新潟から馬場吉衛・救う会新潟会長(めぐみさんが転入、卒業
時の新潟小校長)、関昭一・新潟青陵大学学長(救う会新潟顧問、二女暢子めぐ
みさんと同級、元新潟県副知事)、佐藤容子・救う会新潟会員(めぐみさんと同
級)、舟茂恵子・救う会新潟幹事、高橋正・新潟県拉致議連会長(県議)、上村
憲司・新潟県拉致議連幹事長(県議)他、大使館関係者が参加した。概要以下の
通り。


■シーファー米国大使がめぐみさん拉致現場へ

 めぐみさんは昭和52年(1977)年11月15日に拉致されたが、この日
寄居中学を出て午後6時半頃、2人の友人と自宅に向かい、途中一人目の友人と
別れ、次に二人目の友人と坂の上の交差点で別れた。横田夫妻は、この坂の上ま
で歩きながら大使に当時の状況を説明し、また当日深夜、そこから少し先の警察
犬がめぐみさんの臭いを失った三叉路(曲がるとすぐ近くにめぐみさん宅がある
ところ)から旧宅まで歩きながら説明、さらに三叉路から近い海岸へ車で移動し
て、当時捜し歩いたことなどを説明した。学校から海岸までは一直線で約800
メートル。その後大使は、ホテルで横田夫妻ら関係者と懇談し、さらに横田夫妻
らと記者会見を行った。同大使は、「拉致のことは東京でも聞いていたが、新潟
に来て初めて被害者家族の何分の1かの悲しみや苦しみが分かったような気がし
た。今日のことをブッシュ大統領に伝えるとともに、大使としてできるかぎりの
協力をしたい」等と語った。

 懇談会では、横田夫妻が、めぐみさんの写真展で使用された写真のアルバムを
持参し説明しながら、この写真を是非ブッシュ大統領にも見ていただきたいとシー
ファー大使に手渡した。写真の中には、北朝鮮から手渡された写真も含まれてお
り、早紀枝さんは「20年探してみつからなかっためぐみの写真が出てきた。大
人になった写真もあったが、その後どう変わっていたのか想像もできなかった」
等と語った。小学校の時の写真には、本日同席した佐藤 容子さんの写真もあっ
た。

 増元照明さんは、「100人以上が拉致されており、帰国できたのは5人だけ
だ。5人は北朝鮮へのアメリカの圧力で帰ってきたと思う。4月に米国下院の公
聴会で報告する機会を頂いたので訪米する予定」などと語った。

 シーファー大使は、「東京で聞いた時も、ひどい話だと思ったが、今日歩いて
みて、来なければ絶対分からなかったことが分かったような気がした。これは私
の人生の中で聞いた話の中で、一番悲しい話の一つ、あるいは一番悲しい話その
ものと思った。どんなにか苦しかったことだろうかと。北朝鮮は、こういう人を
拉致しようと、国の政策として決定したが、人間として考えられないことだ。ブッ
シュ大統領とは電話で話しているが、今日のことを伝えたい。大統領とは長いつ
きあいなので、どういう人か分かっている。もし、今日の話を聞けば、強く心を
動かされるだろう。またアメリカ人で心を動かされない親はいないと思う。米国
大使として、このことを多くの人に知らしめ、法の裁きを受けさせ、解決に努力
を尽くすつもりだ。米国政府は、日本政府とも協力し、よい方向で解決するよう
すべての努力を傾ける。北朝鮮とは核問題等困難な問題をかかえているが、拉致
問題が解決されなければ、解決とは言えない」等と語った。

 また大使は、平田・救う会事務局長が、「安倍官房長官は、拉致被害者の消息
を取る必要があること、北朝鮮の内部崩壊への対応についても言及したが、米国
も崩壊に備えた準備があると思う」と述べたことに対し、「日本政府と北朝鮮問
題を語るときは、日本側は必ず拉致問題を提起する。日本政府は熱心にやってい
ると思う」と語った。
 


 ※小泉首相宛、はがき・メールを!(〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内
閣総理大臣 小泉純一郎殿、首相官邸のホームページ=
http://www.kantei.go.jp/の右下の「ご意見募集」欄を利用)


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