救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「勝負の年の延長戦」今年こそ?国民大集会開催4(2013/05/08)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2013.05.08)

司会 続きまして主催5団体の最後になります。拉致問題地方議会全国協議会会
長、神奈川県議会議員松田良昭先生、お願いいたします。

松田 我々は11年前、あの拉致問題発覚の折に、埼玉県そして静岡県、神奈川
県、東京都の議員が集まり、議連を作ろう、そしてこの問題を風化させないため
に運動をしていこうということで発進しました。

 今日現在、新たに長野県、岐阜県、滋賀県にご参画をいただき、38都道府県
議会に議連ができ、運動をしています。

 この集会の前に幹事会を開きました。拉致問題への質問、そして街頭に立ち訴
える、署名活動、様々な問題を我々議連は行っていく。

 しかし、嫌がらせもある。抗議の電話もくるが、そういうものには屈しない、
必ず戦っていく、その確認をさせていただきました(拍手)。

 本日は、31都道府県から130人になろうとする議員に全国から参画をいた
だきました。代表者を紹介し、そして議員の方々もお立ちください。

 まず私たち神奈川から今日は10人が参加しています。どうぞお立ちください
(拍手)。以下、同じように紹介。

新潟県 三富佳一会長、東京都 古賀俊昭会長
埼玉県 奥ノ木信夫会長、北海道 本間勲会長
青森県 三橋一三事務局長、秋田県 北林康司副会長
宮城県 中村功会長、山形県 今井榮喜会長
福島県 遠藤忠一会長、千葉県 宍倉登会長
栃木県 神谷幸伸会長、群馬県 腰塚誠会長
長野県 萩原清副会長、岐阜県 藤墳守会長
富山県 四方正治会長、福井県 小寺惣吉会長代理
京都府 片山誠治幹事、兵庫県 北川泰寿副会長
和歌山県 岸本健幹事、滋賀県 奥村芳正幹事
鳥取県 上村忠史幹事、島根県 小沢秀多会長
山口県 藤井律子会長、香川県 黒島啓会長
徳島県  樫本孝幹事、愛媛県 森高康会長
大分県 阿部英仁会長代理、佐賀県 伊東猛彦理事
熊本県 西岡勝成会長、鹿児島県 酒匂卓郎事務局長

 以上130名の議員にかけつけていただきました。我々は必ず、この問題が解
決するまでくじけない、負けない。そして国民の方々に最も密着する地方議員と
して、拉致の問題、特定失踪者の問題は許せない。北朝鮮の金正恩政権が、日本
人は怒っている、日本人はくじけない、この問題が解決しないと自分の政権がゆ
らいでいくことを自覚するまでメッセージを送り続けたいと思います(拍手)。

 安倍総理から、自分の内閣の間に拉致問題を解決するとの強いお話をいただき
ました。我々地方議会は、安倍総理の言葉を信じ、全面協力をします(拍手)。
そして、早くこの問題を解決し、我々議連は解散をする。その解散は、ここに拉
致被害者、特定失踪者の方々が全員来てくれる時、我々は解散すると思っていま
す(拍手)。

司会 ありがとうございました。本当にオールジャパンという体制が整いつつあ
ると思います。この会場には、全国から救出運動を戦ってきている各地救う会の
関係者も来ています。お立ちください(拍手)。また地方議連は都道府県レベル
の議員が主でありますが、市区町村議会など先ほどお立ちにならなかった議員の
方々、お立ちください(拍手)。

 あとお二方ご紹介します。前佐渡市長の高野宏一郎さんが来ていらっしゃいま
す(拍手)。また前仙台市長の梅原克彦さんが来ていらっしゃいます(拍手)。
市長としてずっと私たちと一緒に戦ってくださったお二方です。ありがとうござ
います。

 オールジャパンの体制と言いましたが、拉致の被害は日本に止まりません。私
たちの調査では、少なくとも13か国に被害があるのではないかと思っています。
その被害者家族からメッセージが届いております。島田洋一救う会副会長が代読
いたします。

島田 海外の拉致被害者家族からメッセージを紹介いたします。まず、韓国の朝
鮮戦争拉致被害人士家族協議会の李美一理事長のメッセージです。李美一さんは
この集会に何度も出ておられて、子どもの頃のけががもとで身体が若干不自由で
すが、非常に冷静で、筋の通った活動をしてこられた女性です。

 朴槿恵氏よりはるかに韓国大統領にふさわしい(笑)と西岡さんが常々言って
います。私もそういう方だと思っています。

◆李 美一さんからのメッセージ

2013.4.27.ソウルにて
韓国 朝鮮戦争拉致被害人士家族協議会理事長 李 美一

 こんにちは。 朝鮮戦争拉致被害人士家族協議会理事長イ・ミイルです。 色々
な条件上、参加することができなくてメッセージで声援を送ることになってすみ
ません。 北朝鮮政権によって拉致されたすべての被害者救出のための日本国民
の努力に感謝申し上げて、国民大集会の開催のご成功を祈ります。 北朝鮮の民
間人拉致問題が国際的に世論化されたことは日本の主導的な努力のおかげだった
と考え、持続的な努力を傾けている日本に感謝の気持ちを伝えます。

 私どもの団体の積極的な活動により朝鮮戦争で北へ拉致された人に関する特別
法が2010年に制定され、2011年から韓国内居住民はもちろん日本、米国
など在外公館を通じて朝鮮戦争中、北への拉致被害にあった海外在住韓国人から
も申告を受け付けています。60年も過ぎているので、今年が申告できる最後の
年なのに10万人の戦争拉北規模に比べて申告者数がとても低調でとても残念で
す。

 しかし、今からでも韓国政府が戦争拉致問題の解決のために努力することになっ
たことは意味ある発展だと考えます。 望むべきは、拉致最大被害国にふさわし
く韓国が北朝鮮の拉致問題解決のために国際社会でも主導的な役割を果たすこと
を期待しています。

 2011年に米国議会下院が全員一致で採択した朝鮮戦争拉北者関連決議案を
土台に、2012年には初めて国連人権理事会の強制失踪作業部会に陳情書を正
式に提出しました。 そして国連と国際赤十字社関係者に会って戦争拉北者問題
を知らせ問題解決への協力を要請しました。

 2013年3月、国連総会が開かれる期間に「朝鮮戦争休戦会談で送還に失敗
した戦争拉致問題解決の責任所在」という主題で、国連建物内での国際セミナー
を国連ウォッチと共同主催し、多くの国の参加者の関心を集めるなど、積極的な
国際活動を進めています。

 以上、私たちの家族会の活動を簡単に伝えました。今後もすべての拉致被害者
を救出するその日まで皆さん方とともに努力します。 頑張りましょう!(拍手)。

島田 続いてタイ人拉致被害者アノーチャ・パンチョイさんのお兄さん、スカム
・パンチョイさんからのメッセージです。

◆スカム・パンチョイさんからのメッセージ

タイ人拉致被害者アノーチャー・パンチョイの兄
スカム・パンチョイより

 本日会場にお越しの皆様。日本の家族会の皆様。

 私は、タイ人拉致被害者アノーチャー・パンチョイの実の兄の、スカム・パン
チョイです。

 私の妹のアノーチャー・パンチョイは、1978年に北朝鮮政府によってマカ
オから拉致され、それから35年目になる現在まで、北朝鮮から戻ることが出来
ずにいます。

 私は、家族が一刻も早く、ごく普通の暖かい暮らしを取り戻したいという気持
ちで一杯です。

 アノーチャーが北に拉致されていたことが判明したのは2006年のことです
が、日本の皆様にはそれ以来、変わらず支援を頂いていることに改めて感謝申し
上げます。

 拉致被害者家族の気持ちはいずれの国でも同じです。本日会場にお越しの皆様
のご支援により、私の妹、そしてすべての拉致被害者が、一刻も早く家族の元に
帰ることを心から希望しています。

 私はもう体調がすぐれず、耳も聞こえません。

 私の人生の最後に、また再び妹に会うことが、私の唯一の望みです(拍手)。

島田 続いて、ルーマニア人拉致被害者ドイナ・ブンベアさんの弟、ガブリエル
・ブンベアさんからのメッセージです。

◆ガブリエル・ブンベアさんからのメッセージ

 こんにちは、日本の皆さん、そして同じ苦しみを味わっている兄弟の様な皆さ
ん。

 わたしの姉:ドイナ・ブムベアがイタリアのローマに住んでいた時、芸術関係
の仕事をしていました。2007年に行方不明になってからちょうど29年が経ち
ます。

 かつて姉はとても魅力的な東京での有名な画廊の仕事の誘いを受けました。し
かしそれは、北朝鮮の工作員たちがよく考え抜いた、巧みな嘘の契約でした。

 1978年に姉がイタリア国籍の男性と一緒にイタリアから東京へと出発しま
した。しかし東京へは一度も到着することがなかったのです。その代わりにピョ
ンヤンの収容所に連れていかれて、そこでスターリンの共産主義を暗記させられ
ました。洗脳の効果がないと北朝鮮のスパイ工作員やその指導者達に罰せられま
した。こんな悪魔的な計画を仕組んだのは金日成であり、それ継承したのは金正
日と金正恩です。

 姉がどのように北朝鮮に捕らえられたのかは、いまだに詳細は謎のままです。
ルーマニアの政府高官たちはこのルーマニア女性に何が起きたのか、調査を怠っ
ています。政府はいまだピョンヤンにこの件についての公式的な調査や事実の確
認を申し入れていません。ルーマニア政府としての確固たる立場をいまだに見せ
ていないのです。唯一勇気を出して関心を示したのは2006年の首相カリン・
ポペスク・タリチェアヌと当時の外務大臣ミハイ・ラズヴァン・ウングレアヌだ
けです。このお二方が政権を後にしてから、ドイナ・ブンベア事件への関心も徐
々に薄れていきました。私が日々感じているのはルーマニアの無関心さと北朝鮮
に対する恐怖心です。

 80年代の初めごろ、姉は強制的にジョー・ジェイムズ・ドレスノクというア
メリカの脱獄兵と同棲させられました。その結果、二人の息子が生まれました。
リカルド・ドレスノク1981年12月生れとガブリエル・ドレスノク1983
年2月生れ。1996年の半ばに姉が肺癌であることが分かって、数ヵ月後の1
997年1月にピョンヤンで亡くなりました。47歳でした。

 これらの痛ましい事実をチャールズ・ジェンキンスさんとその妻 曽我ひとみ
さんから聞きました。お二人は素晴らしいご夫婦で、長い年月を北朝鮮で厳しい
監禁生活を送っていました。そして私の姉と同じ建物に住んでいました。

 2007年4月に日本のNGO救う会と家族会、そして日本政府の計らいで私
はチャールズ・ジェンキンスさんと曽我ひとみさんとに会うことが出来て、その
時に姉は北朝鮮でどのように生きたか、子供たちはどうだったのか、姉がどのよ
うに死んだのかと色々聞く事ができました。まだはっきりしない出来事や、状況
はありますが、いつか神がすべてを明らかにしてくれる事を願っています。

 わたしの母は数年前から病気で苦しんでいます。孫たちを抱きしめたいという
思いが生きがいになっています。孫たちは娘との唯一のつながりだからです。こ
の特別な瞬間のために母は生きています。これは母の最後の願いです。一般の庶
民が出来ることは限られていますがわたしたちは戦いを続けて行きます。

 最近の北朝鮮と韓国の政治と軍事的な紛争、また、ピョンヤン政府が韓国やア
メリカそしてこの両国を支持しているその他の国に対する好戦的な態度などから
地域戦争勃発の可能性は益々高くなっています。どんなハイテクな武器を使うに
せよ、人の命が失われる事は確実です。わたしたちは皆、戦争の恐ろしさをよく
知っています。そしてこんなに恐ろしい武器の乱用が招く結果もよく知っていま
す。

 反感を招く言葉かもしれませんが、戦争だけが北朝鮮の政治、経済や社会に変
化をもたらすことが出来るとわたしは思っています。皆さんも知っての通り、あ
らゆる外交手段や友好的、また、平和的な方法が試みられて来ましたがすべて失
敗に終わりました。

 どんな違った国や国民、民族でさえも色々な問題を解決できる可能性はありま
すが、北朝鮮とだけはそれができないのです。非常識的なものが常識的になるこ
とや、二つに分裂している国が一つになることや、共産党スターリン主義とそれ
が招いた悲惨な出来事がなくなって、新しい民主的な政治と安定した経済に変わ
ることが一体あるのでしょうか。

 ルーマニア国民であるわたしもその一人ですが、皆平和を愛する国民です。わ
たしたちルーマニア人は紛争を支持していません。極東の人々と同じ思いでいま
す。北朝鮮の軍事的な脅しに各国が国際的に協調し合って圧力を強めることによっ
て、長期的な和平問題の解決にたどり着くことを願っています。

 そしてわたしたちの拉致された愛する家族との再会の問題も解決し、北朝鮮が
停戦協定後に起こした全ての問題と過ちも解決する事を望みます。わたしはこの
国と近隣諸国との問題の解決の歴史的な瞬間の目撃証人になりたいです。どんな
方法を使うにせよ、問題を前向きに解決できたとしたら、同じ問題を抱えている
国の手本と希望になれると思います。

 この手紙の最後に、わたしはピョンヤン政権に拉致され、囚われの身になり、
拷問を受けた、愛する皆さんの家族が皆さんと再会出来る事を強く願っています。
冷静に注意深く聞いてくださった皆さんに深く感謝します。


島田 続いて、アメリカ人で拉致疑いがあるデヴィド・スネドンさんの両親、ロ
イさん、キャサリンさんからのメッセージです。ご両親は、デヴィドさんの兄、
ジェイムズさんとともに、昨年この集会に出席されました。

 デヴィド・スネドンさんは日本で言えば、特定失踪者に当たる方だと思います
が、もちろん拉致問題は日本が主体的に解決すべき問題ですけれども、アメリカ
が当事者意識を持って臨んでくれば、これは少なくともアメリカが安易な金融制
裁の解除などはできないという消極的な意味だけでも大変大きいと思います。さ
らに積極的な役割も期待できると思います。

 あとでちょっと触れますが、このアメリカ人拉致問題で昨日新たな展開があり
ました。まずメッセージです。

◆デヴィド・スネドンさんの両親からのメッセージ

 北朝鮮による拉致問題をめぐり、国際的に啓発の成果を上げてこられた皆様に
心から敬意を表します。残念ながら今年は来日できませんが、北朝鮮が一段と傍
若無人で身勝手な振る舞いを強める中、私たちの活動はいよいよ重要性を増して
いると確信します。

 国家による拉致で愛する家族を奪われた被害者は、世界各国に及びます。その
中で、常に最前線に立って政府を、そして国際的なニュース・メディアを動かし
てきた日本の家族会や支援者の皆様のたゆまぬ努力に頭が下がります。人々は余
りに長い間、この問題に無関心でした。そして今、世界の多くの人々は、北朝鮮
がもたらす危険を実感し始めました。

 われわれスネドン家は、デヴィドはいつか北朝鮮から帰るものと信じ、彼のこ
とを強く想い続けています。日本中で、またその他の国で、多くの家族が思いを
共有していることを私たちは知っています。

 北朝鮮の地で呻吟する拉致被害者、政治犯、そして一般庶民たちがまもなく解
放されると希望し、祈っています。北のくびきの下で苦しむ人が一人でも残る限
り、決して安んずることは出来ません。

島田 このメッセージを受け取った直後、日本時間で昨日ですが、アメリカの大
手新聞の「ウォールストリート・ジャーナル」が、「北の誘拐犯たちとデヴィド
・スネドンの運命」と題するかなり長文のコラムを載せました。

 原文は“North Korea’s Kidnappers and David Sneddon”というもので、筆
者はメラニー・カークパトリック氏、女性ジャーナリストで、今度ニューヨーク
で古屋大臣が会われると聞いています。

 昨年、中国当局の妨害、弾圧にさらされながら脱北者を救援する人たちを描い
た大変すぐれた本を上梓した方です。

 そのコラムの中で、「古屋大臣の可能性は高いがアメリカも主体的な活動をし
たい」とか、救う会が昨年独自に得た情報も引用しています。すなわちこのデヴィ
ド・スネドンさんは、中国を旅行中に脱北者救援との関係を中国当局に疑われて
中国の公安に拘束された。その後解放されたが、中国で脱北者狩りに従事してい
る北朝鮮の特務機関の連中に捕まって連れていかれた」と。

 我々としては信憑性があると思う情報に接しているんですが、それも引用して
います。

 初めて全米をカバーして、国際的にも発信力のあるメディアが、デヴィド・ス
ネドン拉致を取り上げたということで、スネドン家も大変勇気づけられていまし
て、今日の朝、デヴィド・スネドンさんの兄の一人であるジェイムズ・スネドン
さんから追加のメッセージが寄せられて、時間があれば是非一部だけでも紹介し
てほしいということでした。

 ジェイムズ・スネドンさんは昨年この場で日本語でスピーチされた方です。中
心部分のみ紹介したいと思います。

 「ほぼ10年前(デヴィド氏失踪は2004年8月)、弟が行方不明になった
と最初に聞かされた時に感じた逸る気持と湧き上がるような情熱を今も覚えてい
ます。すぐ中国に飛び、私の力で弟を取戻してやると考え、兄のマイケルと計画
を立て、実行に移しました。しかし、結果はむなしく終りました。ところがここ
にきて、大きな進展が見えてきました。

 それまで名も知らなかった日本の関係者を初めとする人々が手を差し伸べてく
れたお蔭です。私や家族だけの努力だけでは決してデヴィドを取戻せません。拉
致被害者や北の窮状に思いを馳せる人々が増えれば増えるほど、事態は動くでしょ
う。希望と祈りを持って。ジェイムズ・スネドン」ということです。

 最後に、いつも思うことですが、我々と連帯して動きたくとも動けない、メッ
セージを寄せたくとも寄せられない海外の被害者家族もいます。それは中国人拉
致被害者です。

 その一人、1978年に拉致された、当時20代前半の女性、ホン(孔)・レ
ンインさん。彼女の家族に家族会・救う会が仲介して数年前に、北とホンさんと
接触のあった韓国人の元女優で脱北に成功した崔銀姫(チェ・ウニ)さんという
方とホンさんの家族が会う場をソウルで設定したことがあります。

 私も通訳で同席したんですが、その時、ホンさんの弟さんが時々私の耳元まで
寄ってきて、緊張した声でささやくんですね。何をささやくかというと、「あの
隅の方で腕を組んでいる男性は誰ですか」とか、「今一人入ってきましたけど、
あれどういう人ですか」と。

 明らかに中国政府に通じた人間がまぎれこんでいないかと脅えているんです。
だから下手に声を上げると、中国当局からどんな嫌がらせを受けるか分からない
ということで、メッセージも寄せられないという状況です。

 ホン・レンインさんは、大韓航空機爆破事件の実行犯金賢姫の中国語の教育係
をさせられていたことが確認されています。日本語の教育係をさせられたのが田
口八重子さんです。

 つまり心ならずも北朝鮮工作員の現地化教育を担わされた人です。中国当局は
ほおかぶりしていますが、日本政府はこれまで中国政府の機嫌をそこねることを
恐れて、中国人拉致問題を正面から持ち出さなかった。是非、安倍・古屋体制の
下、こういう旧弊を打破して、中国人拉致問題も正面から取り上げていただきた
いと思います(拍手)。

司会 ありがとうございました。先ほどのパンフレットの7ページに、中国人も
拉致されているということを政府は書きました。

(5につづく)


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発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
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担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
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