救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

開会挨拶?国際セミナー報告1(2012/12/19)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2012.12.19)

  以下は、平成24年12月14日に、参議院議員会館講堂にて行われた国際セ
ミナーについてテープ起こししたものの一部です。年末の平日にもかかわらず、
開場は超満員となり、補助椅子まで出して対応しました。

■開会挨拶?国際セミナー報告1

増元照明(司会、家族会事務局長)

 家族会・救う会・拉致議連主催のもとに、国際セミナー「北朝鮮最新情報と救
出戦略」を開始いたします。

 先日北朝鮮がミサイルを発射し、今国連でも非難決議の採択をめぐり攻防が行
われています。本来ならば、あのような暴挙をさせないために事前にやらなけれ
ばならなかったことですが、後手に廻っていることが残念でなりません。

 今回の北朝鮮の発射予告、12月10日から22日というのは、北朝鮮人権法
にもとづく北朝鮮人権啓発週間10日から16日とまったく重なる形で予告され
ており、北朝鮮が日本の人権啓発週間を多少気にしているかとも思われますが、
それでも強行されました。

 これに対し、家族会・救う会では声明を出しております。お手元にもあると思
います。

 それでは主催者を代表して飯塚繁雄・家族会代表にご挨拶をお願いいたします。

◆北朝鮮にいる人たちは本当に大変だ、じっと我慢している

飯塚 みなさま、こんにちは。もう今年はあと何日もありません。私たちは、今
年を解決への「勝負の年」と位置づけて、あらゆる活動をしてきましたが、取り
巻く情勢があまりにもめまぐるしく変わるので、なかなか拉致という問題が課題
に乗らない。総選挙においても拉致問題をなんとかしようという候補者がほとん
ど見当たらない状況の中で、北朝鮮がミサイルを打つという蛮行がありました。

 あらゆる状況が変わる中で、特に日本の政権がまた代わりそうな気配です。そ
いうことを考えると、今年は解決の道筋が見えるところまでは行かないと思いま
すが、来年もさらなる頑張りを示していかなければならないと考えています。

 今日の国際セミナーでは、色々な情報、それに基づく本音のディスカッション
を踏まえて、今後どうしていくかを、皆様と共に考えていきたいと思います。

 冬ですから、北朝鮮にいる人たちは本当に大変だと思います。じっと我慢して
いると思います。本当に一刻も早くと、私たちは毎日考えない日はないのです。

 そういうことも踏まえて活動を続けていきますので、相変わらずご支援を宜し
くお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。

増元 次に、同じく主催者を代表して山谷えり子・拉致議連副会長、参議院議員
にご挨拶をお願いいたします。

◆国連で制裁決議を採択すべき?北朝鮮ミサイルを発射

山谷 寒い中をお越しくださいましてありがとうございます。平沼会長はじめ役
員の皆様は今選挙で走り回っておりまして、私も先ほど羽田に着いたばかりです。

 家族会・救う会・拉致議連で、最新情報また救出戦略を考えて、救出につなげ
ていきたいと思っています。

 北朝鮮によるミサイル発射につき、国連では制裁を含む安保理決議が話されて
おり、日本としてはなんとかして決議をしたいところです。

 実は6年前、安倍内閣の時にも北朝鮮はミサイルを発射しました。その時は、
シーファー米大使に総理官邸にお越しいただき、日本としては大変厳しい制裁の
文書をまとめあげ、国際社会に根回しをして、厳しい制裁決議を採択することが
できました。

 今回は、金融制裁や貨物の検査等具体的な項目を入れて制裁決議を採択すべき
だと思っています。

 今年の夏も、家族会・救う会・拉致議連のメンバーとともにアメリカに行き、
このような金融制裁や貨物の検査等具体的なやるべきことについて話し合ってき
たところです。

 北朝鮮というのは国際社会の圧力が高まれば交渉に動くというのが過去の例で
すので、今回もそういう意味で、暴挙は許さないということで、国際社会の圧力
を強めていかなければならないと思っています。

 あのミサイル1発で北朝鮮の人々の1年分のトウモロコシになる。本当に飢え
ているのに何という愚かなことをするのだろうと、国際社会の圧力で感じてもら
わなければならない。そしてみんなで手をつないで国際社会の中で生きていこう
という国に変えていかなければならないと思います。

 今朝安倍総裁ともお話をしたのですが、自民党は国連に拉致問題の調査委員会
を作るということを選挙公約にしています。また国連安保理決議の制裁の理由の
中に、現在進行形のテロである拉致問題を入れるべきだという声明を出していま
す。

 これは自民党だけでなく、全国民が、そして政治家・政党のすべてが一致して、
あらゆることを考えながら、「生きているのになぜ助けられない。早く助けなけ
れば」という動きをすすめていかなければならないと考えています。
本日はどうもありがとうございました(拍手)。

増元 次に、来賓として政府からお出でいただきました白眞勲内閣府副大臣、参
議院議員にご挨拶をお願いいたします。

◆拉致問題はオールジャパンで、すべての国会議員が力を合わせて解決を

白眞勲

 一言ご挨拶をさせていただきます。まず初めに、今般わが国及び関係各国が北
朝鮮に対し、ミサイル発射への自制を繰り返し強く求めてきたにもかかわらず、
北朝鮮が発射を強行したことは、わが国を含む地域の平和と安定を損なう安全保
障上の重大な挑発行為であることを我々は強調したいと思います。

 今回のミサイル発射は、累次の国連安保理決議に反し、今年4月のミサイル発
射の際に発出された安保理議長声明と相容れないものであり、また日朝平壌宣言
にも違反し、2005年9月の6者会合の共同声明の趣旨にも反するものであっ
て、容認できず、極めて遺憾なものと考えています。

 わが国としましては、北朝鮮に対し、関連する国連安保理決議の即時、かつ完
全な履行を求めるとともに、この機会に改めて拉致・核・ミサイルといった諸懸
案の解決に向け具体的な行動を強く求めることとしています。

 さて、毎年12月10日から16日まで北朝鮮人権侵害問題啓発週間と位置づ
けられ、政府及び関係団体により各種行事が推進されています。

 本年もこの啓発週間の中で開催される、家族会・救う会・拉致議連主催の国際
セミナーでは、元朝鮮労働党作戦部所属の李英秀(イ・ヨンス)さんによる北朝
鮮事情に関する講演及び金賢姫(キム・ヒョンヒ)さんによるビデオメッセージ
に加え、金聖?(キム・ソンミン)・自由北韓放送代表、洪?(ホン・ヒョン)元
駐日韓国大使館公使、櫻井よしこさん、田久保忠衛・杏林大学名誉教授、西岡力
・救う会会長によるパネル・ディスカッションが行われると聞いています。

 このような盛りだくさんな内容のセミナーが開催されることについて、主催者
側の皆様に敬意を表したいと思います。

 さらに北朝鮮の動向を的確に把握し、拉致問題解決に向けた環境整備のために
はこのように韓国を初めとする関係各国等との国際的な連携の強化が大変重要で
す。

 こうした観点から、さる11月8日から10日にかけて、ジュネーブで北朝鮮
拉致問題に関する国際理解促進のための日本政府主催のイベントを開催しました。
このイベントには、飯塚繁雄・家族会代表、松木薫さんの弟さんである松木信宏
さん、いわゆる特定失踪者の木村かほるさんのお姉さんである天内みどりさんを
初めとする日韓両国の拉致被害者ご家族等、そして西岡力・救う会会長、荒木和
博・特定失踪者調査会代表をはじめとする専門家の方々にご参加いただきました。

 また、国連人権理事会強制的失踪作業部会が開催されるなど、人権問題と関わ
りが深いジュネーブにおいて多くの人々に関心を持っていただいたことを、改め
てここでご報告させていただきます。

 政府としましては、一日も早い拉致被害者の帰国を実現すべく、北朝鮮が真摯
な姿勢で対話に臨むよう求めるとともに、国際社会とも連携して全力を尽くす所
存です。皆様のご協力を賜りたく思っています。

 また、先ほど山谷えり子先生からもありました通り、今まさに衆議院選挙であ
さって16日が投票日となりました。今後どのような政権になろうとも、この拉
致問題については、オールジャパンで、すべての国会議員が力を合わせて解決に
向けて努力をしていかなければならないということを付け加えまして、ご挨拶と
させていただきます。ありがとうございました(拍手)。

増元 ありがとうございました。本日は大変お忙しい中を参議院の先生方に来て
いただきました。また、師走という忙しい中を大勢の皆様にセミナーにご参加い
ただきましたことに感謝申し上げます。

 先ほど申しましたが、北朝鮮がミサイルを発射しました。日本の選挙戦の中で、
拉致問題が争点にならないという状況の中で、拉致被害者の最新情報を聞くと共
に、拉致問題の解決策に向けて国際セミナーを開始したいと思います。

 これより先は、櫻井よしこ先生に司会をお願いいたします。みなさんとともに
考えたいと思います。宜しくお願いいたします。

 (第1部につづく)


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