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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

金正日死亡に関する救う会会長コメント(2011/12/19)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.12.19)

■金正日死亡に関する救う会会長コメント

 北朝鮮の独裁者金正日が死亡した。拉致被害者救出はチャンスと危機が並行す
る緊迫した状況を迎える。

 金正日は2002年9月に拉致を認め謝罪したが、拉致したのは13人だけで8人は死
亡という新たな嘘をつき、偽遺骨や偽造死亡診断書を出すなどわが国を冒涜する
行為を繰り返してきた。これは金正日の責任を認められない独裁政権の体質が背
景にあった。

 拉致を命じたのは金正日であり、拉致被害者を教官として用いて日本人化した
工作員に115人を爆殺するテロを命じたのも金正日であった。独裁国家北朝鮮で
は、金正日本人が自分の責任を認めても良いと指示しない限り、そのことを認め
られない。

 拉致とテロの責任者金正日が死亡した。後継政権が安定的に成立するなら、そ
の政権が過去の金正日の責任を認めて拉致被害者を返すという選択をする可能性
は十分ありうる。

 一方で、後継政権が安定的に成立せず、混乱事態が発生する可能性もある。そ
の場合、被害者の安全が脅かされる危険もある。韓米両国はすでに北朝鮮混乱事
態に際し、米韓軍を北朝鮮地域に送る作戦計画5029を持っている。中国の出方も
流動的だ。

 我々はこの間繰り返し混乱時に被害者の安全確保と救出のための準備をしてお
くこと求めてきた。政府は北朝鮮内部の動静に関する情報と、拉致被害者の現在
の状況に関する情報を収集し分析するとともに、同盟国米国、友好国韓国との緊
密な連携協力に努め、全力で被害者の安全確保と救出にとりくんでいただきたい。

平成23年12月19日

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会会長 西岡 力

以上



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