救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

「統営の娘」救出運動の展開過程 韓国学生発表論文?国際セミナー(2011/12/15)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.11.15-2)

つづき

■「統営の娘」救出運動の展開過程 韓国学生発表論文?国際セミナー

韓東大学校 学生 河 林淑

 初めまして。私は韓東大学の北朝鮮人権学会SAGEの 河林淑(ハ・イムスク)と
申します。このような貴重な場に、皆さんとご一緒できて光栄です。

 我々の学会は北朝鮮の人権問題に興味を持つ学生たちが集まって勉強したり、
解決策を示す学会です。去年の11月、校内で初めて北朝鮮政治犯収容所の展示会
「そこに愛は無い」を始めました。そして、今年の2月にソウルの仁寺洞のガナ
アートスペースでの展示会を通じ、多くの人々に紹介され、今では市民の自発的
な参与で韓国全土だけでなく、世界の様々な場所で進められています。去る2月、
紆余曲折を経て始まった北朝鮮政治犯受容所展示会は、最初から最後まで展示を
準備した学会員全員にとって驚きの連続でした。多くの方々がその空間で一緒に
泣き、心を痛ませながら共感してくれました。50平米あまりの展示館で、たった
12日間に2万5千人の方にお越しいただけました。したがって様々な新聞社や放送
局などにこの展示会は若い人たちの新しい北朝鮮人権運動であると報道されまし
た。私は今まで我々韓国人は北朝鮮の人権問題にあまりにも関心が無かったと思
います。

 実は豊かな都市のど真ん中で、「愛が無い所」北朝鮮政治犯収容所を語るのは
大きな挑戦でした。「我らだけの空虚な叫びではないか」と心配しました。展示
する内容が不足していることも心配しました。しかし、北朝鮮のために祈るとい
う芳名録一枚一枚、一言も言わずに食事代を握らせてくれた脱北者、展示を見て
泣いた20代の観覧客。ありがとう、と言ってくださったお年寄りの方、2時間の
間念入りに展示品を閲覧し、次々と質問していた外国人観光客。みんなが愛する
心で一緒にみんなが一緒になってくれました。

 今、私は相変わらず北朝鮮政治犯収容所についてどうやって紹介するか、この
問題を解決するために何をするべきかと考えています。どうしても現実ではあり
えないようなここは私が知っているいかなる否定的な単語を使っても説明し切れ
ない所だからです。しかし、展示会を通じて一つだけ明白に悟ったのは政治犯受
容所問題を解決できる鍵は「愛」であることです。愛こそ奇跡を起こす力です。

 私は、展示会で見た小さな奇跡が消えない灯のように、少しずつ、しかし、しっ
かりと広がってもっと大きな愛になることを期待しています。そこには愛はない
ですが、我らがお互いに愛し合った時、政治犯収容所にいる彼らも愛を知るよう
になると信じているからです。

 その愛を通じて申淑子(シン?スクジャ)さん母娘を始めとした政治犯受容所
の罪のない人々もすぐ解放されると信じています。日本にいらっしゃる皆さんも
北朝鮮政治犯収容所がなくなるその日まで、一緒に力を合わせてください。


韓東大学校 学生 韓 眞植

 はじめまして。私は韓東大学のメディア情報文化学部3年生の韓眞植(ハン・
ジンシク)と申します。私はとても期待しながら東京での会議に参加しました。
大学生の身分で特別な経験ができるようにして下さった関係者の方々にお礼申し
上げます。

 私が申淑子(シン・スクジャ)さんと二人娘の呉恵媛(オ・ヘウォン)さん、
呉圭媛(オ・ギュウォン)さんの話に興味を持ったのは最近のことです。北朝鮮
政治犯収容所のことについて知った後、耀徳(ヨドク)収容所に申淑子さん母娘
が収監されている事を知り、その家族の悲しい事情に強い関心を抱くようになり
ました。私は2009年初めに北朝鮮住民たちの人権蹂躙状況について知り、持続的
に北朝鮮人権問題を解決するために自分なりに努力してきました。同じ民族の北
朝鮮で多くの人々が飢えて死んだり、圧政の中で苦しみながら死んだという事実
は自分にとっては大きな衝撃でした。

 身近な所で数え切れないほど大勢の人々が死の床にいる間、自分は何もしてな
かった事実に非常に心苦しかったです。その後、私は苦しみの中で死にかかって
いる北朝鮮の住民のために何かをやってみようと決断しました。幼い時から教会
に通いながら「自分を愛するように、あなたの隣の人を愛せよ」というイエス・
キリストの教えを受けてきたので凄惨な環境に住んでいる北朝鮮の住民たちを助
けようと思う心が自然に湧いてきました。

 人類が普遍的に享受している人権さえ知らない人々が北朝鮮にいることに気づ
いて自分は北朝鮮の人々の話に耳を傾け始めました。北朝鮮の人権蹂躙状況がど
れだけ深刻であるのか本や新聞などを見て分かり、同じ学校に通っている脱北者
に会って北朝鮮での経験と脱北過程、韓国に定着した話などを直接に聞きながら
見聞を広めていきました。そのうち今年の2月にソウルで学校の友達と一緒に
「そこに愛は無い」というタイトルで北朝鮮政治犯収容所の展示会を開きました。
愛が無い北朝鮮政治犯収容所の実状を紹介する展示会には2万5千人もの観客が訪
れ、李明博大統領の夫人も足を運んでくださって私たちは驚きました。

 北朝鮮政治犯収容所の展示会はその後、全世界的に拡散されて様々なところで
北朝鮮の人権実状が知れ渡るようになりました。韓国の中高生と大学生もこの問
題に興味を持ち始めました。申淑子さん母娘の救出運動と一緒に北朝鮮政治犯収
容所解体運動もすぐ拡散されると信じています。私たちはこれからは展示会をイ
ンターネットのウェブサイトを使って全世界に公開しようとしています。様々な
言語で翻訳もしています。そこには日本語も含まれています。皆さんの関心を寄
せていただけますよう、お願いいたします。

 また、拉北者への関心と一緒に自由を謳歌できずに生きていく北朝鮮の住民た
ちへの愛が大勢の人々の心に伝わればと思います。ここで響く叫びが遠からず暗
くて冷たい地で苦しく生きていく彼らに自由と希望のメッセージとして伝えたい
と思っています。最後まで聞いていただき、ありがとうございました。

以上



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