救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

北朝鮮代表サッカーチームの来日許可に憂慮する声明?家族会・救う会(2011/08/10)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2011.08.10)

■北朝鮮代表サッカーチームの来日許可に憂慮する声明?家族会・救う会

 一昨日(8月8日)松本剛明外相は、9月2日のサッカー・ワールドカップ(W
杯)アジア3次予選で日本と対戦する北朝鮮代表チームの入国を特例として認め
る方針を表明した。7月に行われたアジア・オリンピック評議会総会出席のため
の北朝鮮代表入国に続き、2回連続で特例措置がとられた。

 私たちは7月に声明を出し「数十年間、愛する家族を北朝鮮当局の国家テロに
より奪われつづけている被害者家族の立場を思えば、北朝鮮代表の入国許可は到
底容認できない。強く抗議する」とした。その考えは変わらないが、今回は「ワー
ルドカップ」という世界的行事の一環であり、日本国民の大きな期待を担う日本
代表との試合であることに鑑み、選手団の入国には敢えて抗議を行わない。

 ただし、「拉致被害者の帰国」がなされていない状況を忘れてはならず、とり
わけ憂慮することは今回の措置により、拉致問題解決への日本の意思が弱まった
かのようなメーセージが発信されかねないことだ。そのようなことがないように、
全ての日本側関係者は、北朝鮮代表団と接触する際にブルーリボンの着用など
「すべての拉致被害者を返せ!」とアピールする手段をぜひ考えていただきたい。

 また、政府には最低限次のことを望みたい。

 代表チームの選手の入国は国際的なルールのもとで致し方ないとして、同行の
役員その他に工作機関に所属する人物がいないか厳しく事前に審査し、そのよう
な人物の入国を認めないこと。これまで北朝鮮は工作機関幹部を役員、報道関係
者などの資格で入国させてきた事実がある。

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 代表 飯塚繁雄
北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 西岡 力

以上

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