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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

韓国で金東植牧師拉致10周年国民追慕式(2010/02/11)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2010.02.11)

去る1月27日、韓国で、「故金東植牧師拉致10周年及び北朝鮮の拉致犯罪を糾弾
する国民追慕式」が開かれた。その国民追慕式の概要、声明とともに公開された
拉致日誌及び拉致犯について、自由北朝鮮放送ニュースより紹介する。以下の記
事は、金ウンホ記者により、「故金東植牧師拉致10周年国民追慕式が開かれる 
拉致日誌及び拉致犯の名簿公開 国民の世論を一つに集約させ、民間との役割分
担をすることによって自国民を保護すべき」をタイトルとして発表された。

◆韓国で故金東植牧師拉致10周年国民追慕式

1月27日午前、ソウルの汝矣島にある国会議員会館の小会議室で「故金東植牧師
拉致10周年及び北朝鮮の拉致犯罪を糾弾する国民追慕式」が開かれた。

この日の追慕式は、「北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟(IPCNKR.共同常
任議長・黄ウヨ)と反人道犯罪調査委員会(代表顧問・金ヒョンウク)、韓国障
害者宣教団体総連合会(代表・鄭グォン)、キリスト教社会責任(共同代表・徐
ギョンソク)が共同主催した。

追慕式には、ハンナラ党の元ユチョル議員、自由先進党の朴ソンヨン代弁人をは
じめとする多くの政界人士と人権団体、キリスト教団体関係者及び送還拉致者で
ある高ミョンソプ脱北拉北者協議会会長と李ジェグン副会長などが参加した。

IPCNKRの共同常任議長の黄ウヨ(ハンナラ党議員)氏は、挨拶で「金牧師の拉致
に関する証言をすでに確保したにも関わらず、北朝鮮はまだ拉致被害者がいる事
実さえを否認している。また、韓国政府も消極的な立場を捨てずにいる」と指摘
した。

黄議員は「政府が存在する最も重要な目的は、国民の生命と安全を保障すること
だ。約560人に及ぶ韓国軍捕虜をはじめ、拉致被害者500人余りが帰って来られる
ように、我々は最善を尽くさなければならない」と強調した。

ハンナラ党の李ジュヨン議員も「韓国政府はこれまでの態度を変えるべきだ。北
朝鮮の反人倫的な行動を国際社会に知らせ、金牧師のお墓の公開及び遺骸の返還
を要求すべきだ」と訴えた。

また、「政府は自国民が拉致され生命を失うことが生じる場合、最後まで我が国
民を探し出すという姿勢を示さなければならない」と付け加えた。

反人道犯罪調査委員会の李ドンボク顧問は追慕文で、「韓国政府は北朝鮮に主張
すべきことは主張し、そのためにあらゆる手段を使わなければならないが、今ま
ではそのようなことができなかった。今回の金牧師の10周年記念式は、我が政府
が行うべきことができるようにするため、鞭撻する一つの契機になるべきだ」と
主張した。

この日、式を主催した団体は声明書を発表し、「韓国政府は北朝鮮当局に、金東
植牧師を含めた韓国人拉致に対する公式的な謝罪と再発防止を要請すべきだ」と
述べながら、「韓国人拉致の責任者に対する正式裁判を行なえ」と訴えた。

さらに、「韓国政府は、北朝鮮が犯した韓国人拉致問題の解決のために国民の世
論を一つに集約させ、民間団体と役割分担することによって自国民保護のための
対策を講ずるべきだ」と強調した。

故金東植牧師は、2000年1月16日に中国の延吉市内の飲食店で、脱北者を装った
北朝鮮の工作員と朝鮮族の工作員によって拉致された。拉致された後、直腸癌と
拷問の後遺症のため2001年2月中旬頃に死亡したと知られている。


声明書 金東植牧師拉致の10周年を迎えて

今から10年前である2000年1月16日、中国の延吉で北朝鮮の工作員によって金東
植牧師が拉北された事件が発生し、最近には金東植牧師の拉致に直接加担した北
朝鮮の工作員が我が国当局によって調査を受けていることが、マスコミで報道さ
れたところである。

北朝鮮当局は、金東植牧師の強制的な拉致の事実を隠すため、義挙越北及び共和
国に対する称賛など、多角的な方法で思想的転向を要求したが、金東植牧師はこ
れを頑強に拒否し、結局放置された状態で、拉致された翌年である2001年2月の
中旬頃に死亡したと知られている。

北朝鮮は金正日の指示によって全世界を対象に外国人を拉致してスパイ養成事業
に投入し、韓国人に対してはKAL機の空中拉致をはじめ、生業に従事していた数
多くの漁夫たちを拉致しており、さらには脱北韓国人と宣教師らを拉致するとい
う反人倫的な蛮行を犯したことが満天下に明らかになっている。

去る2002年の日本との首脳会談で、北朝鮮当局は日本の総理に対して、日本人拉
致の事実を認め、公式に謝罪するとともに生存者を日本に帰したが、韓国人拉致
については今まで自進越北したという主張だけ繰り返しており、生死確認さえ拒
否することで、我が国民と歴史の前で許されない犯罪を恣行していることが事実
である。

金東植牧師の拉致10周年を迎えて今、北朝鮮当局によって強制的に拉北されたこ
とやその反人倫犯罪行為に対して、拉致と関連した全ての内容が公開及び謝罪さ
れるべきであり、拉致被害者の原状回復はもちろん再発防止のため、韓国政府を
はじめとする国際社会との協約が早急になされるよう、最善の努力を尽くすべき
である。

なお、金東植牧師の拉致事件は他の拉致事件とは別個に、北朝鮮内部の核心工作
チームを動かし進められた国家レベルの組織的な犯罪行為であることをはっきり
認識し、我が政府は金牧師の拉北以後の行跡及び死亡過程に関する疎明資料など
を、北朝鮮当局に対して積極的に要請することが求められる。

最後に我らは国民の名で政府に促求する。

韓国政府は北朝鮮当局に、金東植牧師の拉北及び韓国人拉致被害者に対する公式
的な謝罪と再発防止を要請し、韓国人拉致の責任者に対する正式裁判を行なうこ
とを要求すべきである。

さらに、韓国政府は北朝鮮が犯した韓国人拉致問題の解決のために国民の世論を
一つに集約させ、民間団体と役割分担することによって自国民保護のための政府
レベルでのロードマップも早急に構築することを強力に促求する。

2010年1月27日

北朝鮮難民と人権に関する国際議員連盟
反人道犯罪調査委員会
韓国障害者宣教団体総連合会
キリスト教社会責任


IPCNKRなどが公開した 故金東植 牧師略歴及び拉致日誌

○名前:金東植(許ギウォン)

○生年月日:1947年10月10日

○本籍:慶尚南道鎮海市余佐洞98番地

○住所:ソウル特別市江東区明逸洞305-28

○学歴:大丘高校(66~68)、釜山高麗神学大学大学部(68~71)、ソウル高麗神
学大学大学院(77〜79)

○経歴:イギリス医学研究協会(OMF宣教部)勤務(74〜78)、ソウルキョンヒャ
ン教会(担任牧師・碩ウォンテ)の伝道師(78〜79)、アメリカ滞留(80〜81)、
慶南ピョンソン教会(82〜86)、牧師按手(改革保守 84)、ソウル小さい者教
会(障害者教会)を開拓(88〜93)、社団法人韓国障害者伝道協会会長歴任(88〜
94)、中国及び北朝鮮宣教師(88〜2000.1.16)

○宣教使役:中国の北京などで中国の障害者団体と連帯し、障害者福祉の活動を
展開(91〜94)、1996年アメリカのアトランタオリンピック当時、北朝鮮選手と
役員団70人をアトランタまで引率及び寝食提供、ボランティア活動(96.7〜98.
8)、脱北子供(いわゆる、コッチェビ)のため「愛の家」を運営(98〜2000)、
羅津・先鋒地域に衣類を送り、新義州付近の孤児院二ヶ所を支援、北朝鮮内部協
力者の養成及び生活補助、ミッション・ホーム四か所運営、脱北者13人がモンゴ
ルを通じて韓国に入国できるように支援(99.11.30)

○拉致日誌:

1.1999年12月初、アメリカを訪問し家族と会った後、2000年1月7日、韓国に入
国、1月15日の夜、中国の延吉入り。

2.2000年1月16日(日曜日)、12時頃、延吉市内の飲食店「エリム・プルコギ屋」
でお昼を食べた後、一緒に食事をした脱北者ら(脱北者を装った人)と外出後、
行方不明。

3.2000年1月17日、中国の公安当局に失踪申告。

4.2000年1月19日、韓国の外交通商部領事課に失踪申告。

5.2000年9月、韓国政府の拉致被害者名簿の発表資料に金東植牧師が含まれ。

6.2000年11月、平壌の某招待所で目撃されたという証言と政治犯収容所に収監
などの非公式的な消息はあった。

7.2001年2月中旬頃、平壌の招待所で死亡したと推定される。

8.2001年4月以後、国家情報院との3回にわたって接触したが、生死確認に対す
る言及は避けられた。

9.2003年3月、北朝鮮の国家安全保衛部所属であった李チュンギル氏、金東植牧
師と関連し証言。

10.2004年12月14日、国家情報院は、金東植牧師拉致事件を北朝鮮の工作員など
10人近くの共犯らの介入によって組織的に行なわれたという手掛かりをつかみ、
北朝鮮との関わりなどを集中捜査中であると明らかにした。

11.ソウル中央地検公安1部は、国家情報院が金東植牧師拉致事件の共犯の一人
である中国朝鮮族の柳氏(35、北朝鮮の国家安全保衛部所属の工作員と確認され
た)を、国家保安法違反(会合、通信)と刑法違反(拉致、監禁)の容疑で拘束
した。さらに、共犯らの身柄を追跡中であると明らかにした。

○救命活動:

1.2000年3月14日、金東植牧師救命運動本部を組織、韓国代表としてTorch
Trinity Graduate Schoolの全ホジン教授を、アメリカ代表にLiberty 
Universityの金チャンヨプ教授を選任した。

2.2000年5月16日、中国の江沢民主席へ嘆願書を発送。

3.2000年5月23日、政府総合庁舎の前で対国民声明を発表(署名運動の展開)。

4.2000年10月、故李ショ牧師を新任代表に推戴。

5.救命のための祈祷会‐2000年2月28日キリスト教連合会館7階、2000年3月14日
サランの教会の本館4階、2000年4月25日サランの教会の本館4階、2000年4月6日
昌原ハンビッツ教会、2001年2月6日サランの共同体教会(1周年記念)、アメリ
カのニューヨーク、ワシントン、ロサンゼルスなどで送還促求祈祷会を開催。

6.2001年7月、国連人権委員会に質疑書を伝達。

7.2002年2月、北朝鮮人権改善及び北朝鮮による拉致被害者の送還促求祈祷会を
開催、金東植牧師の請願と関連して駐韓米国大使館を訪問。

8.2002年5月、韓国の国家人権委員会に金東植牧師と関連した陳情書を提出。

9.2003年6月、韓国の拉致被害者の家族代表がアメリカを訪問、国際請願活動を
展開。

10.2004年5月、国会議長に抗議訪問。

11.2004年9月、世界国家人権機構大会に抗議デモ、国連北朝鮮人権報告官に請
願書を提出。

12.2004年12月15日、拉致被害者家族会、被拉脱北人権連帯など、北朝鮮人権団
体らは政府総合庁舎の後門の前で「金東植牧師拉致テロ糾弾」記者会見を開催、
政府の積極的な真相究明及び対策講究を訴え。

13.2004年12月27日、外交通商部の前でモンゴルの脱出を助けられた脱北者13人
が、金東植牧師の送還促求のため記者会見。

14.2005年1月6日、国会議員会館で金東植牧師の近況を報告。

15.2005年1月10日、金ムンス議員団訪中、金東植牧師送還と関連した活動を展
開、拉致現場を訪問、12日北京での記者会見は霧散。

○拉致の主犯:

1.北朝鮮の工作員

金ソンサン 金ヨンミという偽名を使用、45歳(2003年当時38歳)、会寧市ソン
チョン洞居住、1995年から中国で工作活動、現在は中国で逮捕され収監中

朴コンチュン 朴チョルソンという偽名を使用、54歳(2003年当時42歳)、清津
市青岩区域出身、2006年11月15日清津市公開裁判で終身刑を宣告され耀徳収容所
に収監

池クァンス(チョル) 池ソンチョルという偽名を使用、2003年当時34歳、2005
年11月中国で死亡(死亡原因は不明)

申イルソプ 谷山郡保衛部長、恵山市反探課長、2006年2月自宅で死亡(中風関
連)

2.朝鮮族工作員

李ヨンチョル 45歳(2003年当時33歳)、竜井市安民街に居住、韓国で逮捕・収
監(2006年3月31日懲役5年宣告)

柳ヨンファ 45歳(2003年当時33歳)、竜井市安民街に居住、韓国で逮捕・収監
(2006年4月21日懲役10年宣告)

尹チョルハク(2003年当時45歳)、竜井市安民街で勤務、死亡(死亡原因は不明)


以上



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●鳩山首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿

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