岡田外相と面会?家族会・救う会(2009/12/09)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆（2009.12.09）
家族会・救う会は、本日１２月９日、外務省大臣接見室で、岡田克也外務大臣
に面会し、拉致被害者の早期救出を訴えた。
参加者は以下の通り。家族会＝飯塚繁雄、横田滋・早紀江、有本明弘・嘉代子、
浜本七郎、飯塚耕一郎、救う会＝西岡 力会長代行、平田隆太郎事務局長。政府
側からは、岡田外相の他、福山哲郎副大臣、西村智奈美政務官、斎木昭隆アジア
大洋州局長等、また拉致問題対策本部の山口英樹・総合調整室長らが参加。懇談
の概要は以下の通り。
■岡田外相と面会?家族会・救う会
岡田外相は冒頭、以下の話をした。
「就任して２か月余りが経った。もっと早くお会いしたいと思っていたが、今日
になった。横田さんから手紙と本を送っていただいた。拉致されてから30年以上
経った。国として何としても解決すべき問題と改めて感じている。総理も強い意
欲をもっており、中井担当大臣と協力しながら、一刻も早く日本に帰ってこられ
るようしっかり頑張りたい。今日は率直な話を聞きたい」。
懇談概要
・民主党政権になっても拉致問題については解決の意気込みを感じている。それ
に期待している。中国、米国が、「北朝鮮は拉致問題を解決すべき」とのメッセー
ジを発するよう改めてお願いしたい。
・解決は政府の力に頼るしかないが、その背景に日本人の世論があり、これが力
になると思う。最近の集会でも多くの人が集まっていただいた。政権交代を生か
して被害者を帰国させるようご尽力をお願いしたい。
・何度もこの席に伺い、何人もの外相にお願いして来たことに複雑な思いを感じ
る。北朝鮮には金正日の健康問題などがあり危機感を感じる。どんなことをして
くるかわからない国だけに、生きている被害者を殺して遺骨を出してくるかもし
れない。日本の科学では、いつの遺骨か、ある程度鑑定できることを伝えておい
てほしい。
・制裁に期限を付け、いつまでに解決しなければ追加制裁を行うと伝えてほしい。
・「週刊朝日」21.11.27号の記事「鳩山官邸が12月電撃訪朝」について、知って
いるか。
岡田 知っている。全く根拠がない。想像の産物だ。
・北朝鮮は、「死亡」の証拠として嘘ばかり出してきた。これからは、金正日に
伝わるルートを確認し、「これらの被害者を返せ」と、日本側のペースで交渉し
てほしい。昨年、「調査する」と言ったが、これは建前で、調査しなくても全部
把握し管理している。だまされないように交渉してほしい。
・北朝鮮が接触してきた場合どう対応するのか。戦略を持って対応を考えてほし
い。来日であれ、訪韓であれ、再度金賢姫氏と面会できるようにしてほしい。被
害者が生きていることを前提に、安全確保に配慮してほしい。
岡田 ニューヨークでクリントン国務長官と会った。拉致問題への言及があった。
皆さんの努力の結果だと思った。新しいオバマ政権になっても重要な問題だと引
き継がれていると感じた。政権が代わっても、政府の基本的な考え方は変わって
いない。拉致、核、ミサイルを包括的に解決する中で、国交正常化するとの考え
方だ。中井洽・拉致問題担当大臣は自ら希望して拉致担当大臣になった。連携し
て対応したい。また、外務省は職員が一丸となって努力していることにご理解を
いただきたい。昨年8月、北朝鮮が調査をやり直すと言ったことは大きなことと
思う。鳩山政権になり、北朝鮮もこの政権と話を進めたいと考えているだろう。
他方、金正日の健康問題もあり、時間が経つことは北朝鮮にとって厳しいことだ
と思う。だから我々は、焦るつもりはない。前のめりになるつもりもない。しっ
かりと毅然とやりたい。今、対北政策では、米韓とだいたい歩調を合わせてやれ
ている。北朝鮮から見ると脅威だろう。ボスワース氏（米特別代表）が来日する
ので話を聞く予定だ。金賢姫さん招聘については、中井大臣とも話をし、どのよ
うに優先順位をつけるか考える。
・我々の運動方針では、制裁強化は変わっていない。圧力になっていると考える
か。中国の支援をどう考えるか。
岡田 国連決議を実行するための船舶検査法が成立せず申し訳ない。通常国会で
やりたい。温首相訪朝の時、６者協議に戻るかのような発言があった。支援の約
束もあった。決議の枠内を越えた支援になるなら言わなければならないと思って
いる。今これ以上制裁を高めるべきかは議論が分かれる所だ。8月の合意に戻っ
て、再調査をやるなら、見返りに小さな制裁解除をしないと、調査を止める口実
になる。中井大臣は、人的交流とチャーター便だと言う。
・ジャーナリストが、テレビ番組で「外務省のナンバーツーかスリーが、拉致被
害者は死亡していると知っていると言った」と発言した。白黒をつける必要があ
る。その時のDVDを持ってきたので見てほしい（と渡す）。
岡田 誰が言ったか分からない。そんなことはないと思う。北朝鮮側から何か動
きがあると思う。昨年8月に再調査すると言った時よりも、（日朝協議への）気
持ちが強まっていると思う。
・彼らはすでに約束を破った。その分制裁を加えて、協議に戻ったらそれを解除
すればいい。
岡田 調査をやらせることが大事。
・調査の中身の検証が大事。「死亡していた」と言う可能性もある。
・生きていることを前提にした交渉をしてほしい。
以上
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●鳩山首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿
●救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会（救う会）
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当：平田隆太郎（事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先：郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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家族会・救う会は、本日１２月９日、外務省大臣接見室で、岡田克也外務大臣
に面会し、拉致被害者の早期救出を訴えた。
参加者は以下の通り。家族会＝飯塚繁雄、横田滋・早紀江、有本明弘・嘉代子、
浜本七郎、飯塚耕一郎、救う会＝西岡 力会長代行、平田隆太郎事務局長。政府
側からは、岡田外相の他、福山哲郎副大臣、西村智奈美政務官、斎木昭隆アジア
大洋州局長等、また拉致問題対策本部の山口英樹・総合調整室長らが参加。懇談
の概要は以下の通り。
■岡田外相と面会?家族会・救う会
岡田外相は冒頭、以下の話をした。
「就任して２か月余りが経った。もっと早くお会いしたいと思っていたが、今日
になった。横田さんから手紙と本を送っていただいた。拉致されてから30年以上
経った。国として何としても解決すべき問題と改めて感じている。総理も強い意
欲をもっており、中井担当大臣と協力しながら、一刻も早く日本に帰ってこられ
るようしっかり頑張りたい。今日は率直な話を聞きたい」。
懇談概要
・民主党政権になっても拉致問題については解決の意気込みを感じている。それ
に期待している。中国、米国が、「北朝鮮は拉致問題を解決すべき」とのメッセー
ジを発するよう改めてお願いしたい。
・解決は政府の力に頼るしかないが、その背景に日本人の世論があり、これが力
になると思う。最近の集会でも多くの人が集まっていただいた。政権交代を生か
して被害者を帰国させるようご尽力をお願いしたい。
・何度もこの席に伺い、何人もの外相にお願いして来たことに複雑な思いを感じ
る。北朝鮮には金正日の健康問題などがあり危機感を感じる。どんなことをして
くるかわからない国だけに、生きている被害者を殺して遺骨を出してくるかもし
れない。日本の科学では、いつの遺骨か、ある程度鑑定できることを伝えておい
てほしい。
・制裁に期限を付け、いつまでに解決しなければ追加制裁を行うと伝えてほしい。
・「週刊朝日」21.11.27号の記事「鳩山官邸が12月電撃訪朝」について、知って
いるか。
岡田 知っている。全く根拠がない。想像の産物だ。
・北朝鮮は、「死亡」の証拠として嘘ばかり出してきた。これからは、金正日に
伝わるルートを確認し、「これらの被害者を返せ」と、日本側のペースで交渉し
てほしい。昨年、「調査する」と言ったが、これは建前で、調査しなくても全部
把握し管理している。だまされないように交渉してほしい。
・北朝鮮が接触してきた場合どう対応するのか。戦略を持って対応を考えてほし
い。来日であれ、訪韓であれ、再度金賢姫氏と面会できるようにしてほしい。被
害者が生きていることを前提に、安全確保に配慮してほしい。
岡田 ニューヨークでクリントン国務長官と会った。拉致問題への言及があった。
皆さんの努力の結果だと思った。新しいオバマ政権になっても重要な問題だと引
き継がれていると感じた。政権が代わっても、政府の基本的な考え方は変わって
いない。拉致、核、ミサイルを包括的に解決する中で、国交正常化するとの考え
方だ。中井洽・拉致問題担当大臣は自ら希望して拉致担当大臣になった。連携し
て対応したい。また、外務省は職員が一丸となって努力していることにご理解を
いただきたい。昨年8月、北朝鮮が調査をやり直すと言ったことは大きなことと
思う。鳩山政権になり、北朝鮮もこの政権と話を進めたいと考えているだろう。
他方、金正日の健康問題もあり、時間が経つことは北朝鮮にとって厳しいことだ
と思う。だから我々は、焦るつもりはない。前のめりになるつもりもない。しっ
かりと毅然とやりたい。今、対北政策では、米韓とだいたい歩調を合わせてやれ
ている。北朝鮮から見ると脅威だろう。ボスワース氏（米特別代表）が来日する
ので話を聞く予定だ。金賢姫さん招聘については、中井大臣とも話をし、どのよ
うに優先順位をつけるか考える。
・我々の運動方針では、制裁強化は変わっていない。圧力になっていると考える
か。中国の支援をどう考えるか。
岡田 国連決議を実行するための船舶検査法が成立せず申し訳ない。通常国会で
やりたい。温首相訪朝の時、６者協議に戻るかのような発言があった。支援の約
束もあった。決議の枠内を越えた支援になるなら言わなければならないと思って
いる。今これ以上制裁を高めるべきかは議論が分かれる所だ。8月の合意に戻っ
て、再調査をやるなら、見返りに小さな制裁解除をしないと、調査を止める口実
になる。中井大臣は、人的交流とチャーター便だと言う。
・ジャーナリストが、テレビ番組で「外務省のナンバーツーかスリーが、拉致被
害者は死亡していると知っていると言った」と発言した。白黒をつける必要があ
る。その時のDVDを持ってきたので見てほしい（と渡す）。
岡田 誰が言ったか分からない。そんなことはないと思う。北朝鮮側から何か動
きがあると思う。昨年8月に再調査すると言った時よりも、（日朝協議への）気
持ちが強まっていると思う。
・彼らはすでに約束を破った。その分制裁を加えて、協議に戻ったらそれを解除
すればいい。
岡田 調査をやらせることが大事。
・調査の中身の検証が大事。「死亡していた」と言う可能性もある。
・生きていることを前提にした交渉をしてほしい。
以上
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●鳩山首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 鳩山由紀夫殿
●救う会全国協議会ニュース
発行：北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会（救う会）
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当：平田隆太郎（事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先：郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店（普）5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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