救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

麻生首相?答えを早く出したい、中川財務相?金融制裁を真剣に検討する(2008/10/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2008.10.02)

家族会・救う会は、本日10月2日午後、河村建夫・内閣官房長官に首相官邸
で約1時間懇談した。また、麻生太郎・内閣総理大臣が最後の20分間同席し、
拉致問題につき「30年前とはいえ現在進行中の話だ。答えを早く出したい」と
述べた。河村官房長官には、9月15日に開催した緊急国民集会の決議文を手渡
した。続いて、財務大臣室で、中川昭一・財務大臣に面会し、金融制裁の追加発
動の要望書を手渡した(下記)。中川財務相は、「真剣に検討する」と述べた。

参加者は、いずれも、家族会=飯塚繁雄、横田滋・早紀江、有本明弘・嘉代子、
浜本七郎、増元照明・俊子、市川健一・龍子、本間 勝、内田美津夫、松本 孟
(13名)、救う会=藤野義昭、西岡 力、平田隆太郎、山岸丈良(4名)。政
府側からは、総理、官房長官の他、漆間巌内閣官房副長官、林景一副長官補、中
山恭子拉致問題担当首相補佐官等が参加した。

この後、家族会の飯塚繁雄、横田滋・早紀江、有本明弘・嘉代子、増元照明さ
んが、来日中のシコルスキ・ポーランド外相夫人と都内のホテルで面会した。

官房長官、首相、財務相、家族の発言概要と要望書の全文は以下の通り。

■麻生首相?答えを早く出したい、中川財務相?金融制裁を真剣に検討する
河村建夫・内閣官房長官 一日も早くお会いしたいと中山補佐官に取次ぎをお願
いした。総理にお話したところ、ご家族の方々がせっかく来られるならと、後ほ
どかけつけることとなった。

内閣あげての体制を作るためにも、中山さんにもう一度官邸に入っていただく
よう総理にお願いした。拉致問題は、内閣の喫緊の最重要課題との考えは揺らい
でいない。麻生総理も、就任後早速国連総会で、北朝鮮が調査をやり直すと言い
ながら手をつけないことにつき、行動を求めた。所信表明演説でも、「一刻も早
い帰国の実現」に言及した。昨日の国会でも、「すべての拉致被害者の帰国」、
「8月に合意した全面的な調査のやり直し」を求める答弁をした。また、「拉致
問題の解決なくして国交正常化はありえない」と述べた。対話と圧力の姿勢を持
ち続けながら、最大の努力をしていきたい。

9月4日に、北朝鮮から「見合わせる」との通報があった。権限を与えられた
調査委員会の早期立ち上げと調査を求めていく。北朝鮮に対する制裁の期限切れ
の措置として、制裁継続の方向で調整している。

家族会立ち上げから10年以上が経ち、署名が600万を越えたと聞いている。
平成17年に地元で大会があったときに横田拓也さんにお会いした時は、500
万と聞いていた。拉致の映画を子どもとみた。「もし私が拉致されていたらお父
さんどうするの」と聞かれ、胸がつまる思いがした。皆様の思いをしっかり受け
止め努力したい。

麻生太郎・内閣総理大臣 外務大臣の時、皆さんにお会いした。今回総理になっ
た。直後の国連総会でも訴えた。拉致問題は、30年前のこととはいえ、現在進
行中の話で大きなことだ。30年経っており、時間との勝負だ。答えを早く出し
たいと思っている。30年経っているのだから、「粘り強く対応」と言わない方
がいいと安倍(晋三)さんと話したことがある。拉致問題は、国家元首が国家犯
罪を認めた最初の事例だ。これは終生残ることになる。認めたのに何もしないと
いうのは、普通は考えられない。対話だけでは話にならないことははっきりして
いる。

家族会からは、以下の発言があった。
・安倍総理以来日本の姿勢が揺らいでいないので安心しているが、あまりに長く
時間がかかっている。積極的な対応をお願いしたい。

・8月の日朝協議の後、「スピード感をもってやる」とのことだったが、北朝鮮
は対応していない。そういうことに対し、厳しい姿勢を示してほしい。

・制裁は穴だらけと聞いている。真剣にチェックしてほしい。不誠実な対応には
厳しいサインを。

・米国CIAの元高官と会ったが、「拉致を放置することは国が崩壊するかどう
かの問題」と言われた。

・総理にお会いするのは7人目になる。どうしてそんなに長い時間をかけても解
決しないのかと思う。向こうにいる人たちは助けを求めている。本当に助けよう
というお気持ちがあるのかと思ってしまう。首相官邸のホームページでは、拉致
問題についてすぐ分かるようにしてほしい。

・日本にとって大切な若い人たちが連れ去られても何もできないのは恥ずかしい
ことだ。せっかく日本に生まれ育った命だ。1時間でも自由な時間が得られるよ
うにしてほしい。

・総理の強いリーダーシップで必ず解決すると確信している。

中川昭一・財務大臣 今日の要請については、真剣に検討する。総理も官房長官
もやる気だ。

家族会・救う会からの要望書は下記の通り。
◆中川昭一 財務大臣・金融担当大臣への要望書

ご承知の通り、北朝鮮は8月の実務者協議で拉致被害者に関する調査やり直し
を約束しながら、現在まで不誠実な対応を続け、その実施を遅らせています。8
月半ばには金正日が病で倒れ、いまだ公開の席に姿を現さないなど、北朝鮮の内
情も不透明です。

このような中、家族会・救う会は拉致議連とともに、9月15日、東京で「う
そと時間稼ぎを許すな! 緊急国民集会」を開催し、これ以上北朝鮮が時間稼ぎ
を続けるのであれば、我が国は期限を切って追加制裁をかけるべきだと決議し、
その決議を本日、拉致問題担当大臣である河村建夫内閣官房長官に提出したとこ
ろです。

政府は、来る10月13日に期限が来る現行の制裁の延長を決めましたが、一
歩進んで、追加制裁を断行することにより拉致被害者を全員取り戻すという強い
決意を示すべき時と考えます。特に、米国が2005年に実施したいわゆる金融
制裁は多大な効果を上げましたので、我が国としても、以下の金融制裁発動をぜ
ひご検討いただきたく、担当になられました中川大臣にご要望いたします。

1.外国為替法の規定に基づく対北送金を停止すること
2.我が国金融機関が北朝鮮との取引を全面停止すること
3.北朝鮮と取引する諸外国の金融機関に対して我が国金融機関が取引を自粛す
ること
4.朝鮮総連系金融機関による不正行為の取り締まりを強化し、安易な公的資金
の投入を中止すること



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●麻生首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
http://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 麻生太郎殿

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