救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

怒りでいっぱいです?家族会・救う会会見(2007/03/08)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2007.03.08)

本日、3月8日、ハノイにおける日朝作業部会が、北朝鮮側による一方的な中
断や短縮という事態を経た上で成果もなく終了した。北朝鮮側の宋日昊代表は、
終了後の会見で、「拉致問題はすべて解決済み。日本の立場は決して受け入れる
ことはできない」と述べた上で、横田めぐみさんの「遺骨」鑑定で、でっちあげ
た者の処罰を要求するなど、日本を愚弄するような発言を繰り返した。これらに
つき家族会・救う会では記者会見を行った。

また、3月10日から15日まで、増元照明家族会事務局長が、国連人権理事
会の開催に合わせてジュネーブを訪問し、国連や関係各国に対し拉致問題への理
解と協力を求めること、さらに3月20日から25日まで、家族会の飯塚繁雄副
代表と救う会の西岡力常任副会長がタイのチェンマイとバンコクを訪問し、タイ
における拉致問題の認識を深めてもらうとともに、秋にバンコクで開催予定となっ
ている「拉致、脱北」をテーマとする国際会議の準備の一環として訪問すること
が報告された。

参加者と家族会・救う会会見概要は以下の通り。
参加者 家族会=横田滋・早紀江代表夫妻、飯塚繁雄副代表、増元照明事務局長、
救う会=西岡力常任副会長、平田隆太郎事務局長、山岸丈良事務局次長。

■怒りでいっぱいです?家族会・救う会会見

★家族会・救う会会見概要
横田 滋 本日、日本側代表団から電話で報告を受けました。日本側からは、?
すべての拉致被害者の帰還、?事件の真相究明、?拉致実行犯の引き渡し、を改
めて要求したが、北朝鮮側は「解決済み」と述べたとのことです。成果はなかっ
たが、日本側が直接要求できたことはよかったと思います。一部に、日本は孤立
するとか、バスに乗り遅れるという報道がありますが、孤立するのは北朝鮮であ
り、北朝鮮は日本がバスに乗らない限り発車できない状態にあります。次回いつ
やるかについては全く話にならなかったとのことです。

横田早紀江 北朝鮮はそういうことを言うと思っていました。日米がしっかり協
力し、はっきりと言い続けることが大事だと思います。今、怒りでいっぱいです。
よくもこれだけのことを言えると思います。非人間的なことをやり続けてなお、
こんなことを言い続ける人がいるということを、多くの国の人もよく分かってく
ださると思います。(宋日昊会見は)やましいことの表れだと思います。皆さん
の子どもが拉致されていたらという立場に立って考えてほしいと思います。大切
な命を無残に扱われた上で「解決済み」と言われ、「ああそうですか」という親
はいないと思います。勝手に連れて行って、「死んだ」と言われたら、どんな親
でも半狂乱になると思います。そういう気持ちを踏まえて、「あなたの国は皆そ
うなんですか」と言い返してほしいのです。

飯塚繁雄 もともと6者(協議)の中で、日朝で拉致問題を話し合うという約束
でした。北朝鮮は、したたかさを示しただけで、政府や国民をばかにしたような
対応を続けています。約束も守られない中で、日本の立場を話したということで
すが、単にステートメントを読み上げるだけでなく、「要求」なのだから、「解
決済み」という発言には、はっきり反論してほしいと思います。相当数が拉致さ
れていることは分かっているとして、「解決済み」をひっくり返さない限り協議
は続かないと思います。この所、北朝鮮にとって有利な、わがままな話だけが伝
わってきています。やりとりは腹の探りあいなのですから、こう来たらこう言い
返すということを予め用意して強力な交渉をしてほしいと思います。それが国民
にも伝わるのです。

増元照明 ブッシュ大統領が2001年に「ならずもの国家」と言い、2002
年に「悪の枢軸」と言ったことを、北朝鮮が表したと思います。安倍幹事長の時
に、日本は再調査については要求しないことを決めていると思いますが、宋日昊
が「再調査」と言っています。こんなことを言うのであれば宋日昊の責任も問わ
なければならないと思います。北朝鮮は、テポドンや核実験で、平壌宣言に書か
れた国際条約遵守も安全保障問題(は対話で問題解決を図ること)も破りながら、
日本にだけ「日朝平壌宣言の誠実な履行を要求」などと押し付けています。こん
なことなら破棄する準備も必要かなと思いました。

西岡 力 北朝鮮は、(6者で合意した)60日の間は、米国と関係改善をして
いるという印象を振りまき、安倍政権の孤立化をはかる謀略宣伝をしています。
今回、あまりにひどいことを言った。30年も拉致被害者を返さないでおきなが
ら、鑑定をでっちあげた人を処罰せよなどと、人類普遍の価値観からして譲れな
いことを言ったことが満天下に示されました。サミットでも、アジア首脳会談で
も、拉致問題は解決されていないというのが国際社会で証明されています。「解
決済み」という彼らの主張こそが孤立しています。中国共産党でさえ、拉致問題
解決に「協力する」と言っています。60日のパフォーマンスが過ぎたらどうな
るか。北朝鮮の孤立が深刻化し、日本に頭を下げてくるでしょう。拉致議連総会
でも決議をしていますが、北朝鮮がチャーターした外国籍の船でも日本に来られ
ないようにすること、北朝鮮への輸出の全面禁止、日本人・朝鮮人の北朝鮮往来
全面禁止という追加制裁を発動してほしいと思います。



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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

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