救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

国民大集会を開催6(2025/11/12)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2025.11.12)

■国民大集会を開催6

【参加者紹介】

西岡 主催者として参加してくださいました知事の会の黒岩知事は先ほどご挨拶
いただきましたが、それ以外に副知事が4人来てくださっておりますので、私の
方からご紹介させていただきます。

堀水敦史(ほりみず あつし)埼玉県副知事(拍手、以下略)

黒野嘉之(くろの よしゆき)千葉県副知事

松本明子(まつもと あきこ)東京都副知事

笠取公一(かさとり こういち)新潟県副知事

それ以外各都道府県の代表の方もここにたくさん来てくださっていると思いま
す。関係者の方お立ち下さい(拍手、以下略)。

そして各地の救う会のわが同志たちもたくさん来ております。救う会の皆さん
立ってください。

またアメリカのワシントンで私たちを支えてくれています在ワシントンアドバ
イザーのスーザン古森さん。そしてそのご主人で私たちをずっと助けてください
ました古森義久さんが、来てくださいました。またずっと私たちを支えてくれて
います梅原克彦元仙台市長も来てくださいました。ありがとうございます。

【基調報告】

◆トランプ大統領と突然の面会に大きな意味

西岡 今日は櫻井よしこさんがいないためにですね、司会と基調報告を一人でや
らなくちゃいけなくてですね、これから少しの間ですけれども基調報告をさせて
いただきたいというふうに思います。

 トランプ大統領と会うことができました。実はですね、迎賓館の控室でルビオ
国務長官との面会だと言われていました。しかし冒頭の写真撮影で来てくださる
ということがその控室で伝えられて、そして冒頭の写真撮影に臨んだのでありま
す。記者の人がワーッと集まりました。アメリカと日本の記者の人で、カメラも
いっぱいありました。テレビカメラもありました。

 普通は高市総理がトランプ大統領を先導して入ってくださって、写真撮ったら
帰られるんですよね。写真撮影ですから。ところが突然トランプ大統領が喋り始
めたんです。これはカメラの前で喋ったことですから、ここで話すことができる
わけです。英語でワーッと喋ったので、家族会の人もよく分からなかったという
のであります。

 私もそんなに英語が得意じゃありません。何回かビデオを回して確認したんで
すが、最初ですね、「総理大臣(高市総理大臣)の強い、途方もない思いは皆さ
ん方も知っている通りです」と言いました。これはつまり高市総理大臣の拉致問
題に対する思いが途方もない、と。そこからトランプ大統領は話を始めました。

 その直前にワーキングランチをしていたんですね。そこで高市大臣がどういう
熱量を持って拉致問題を話したんだろうかということがわかる最初の一言でした。

 そしてその後ですね、「私は過去にここに来て何人かの方々とお会いしたこと
があります」と。「拉致問題は何年も続いています。皆さん方は何年も続き続け
ています」。そして家族が持参した写真を指差しながら、「私は被害者の方々の
美しい顔を見ています。本当に美しいのです。美しい顔を見てください」。「私
からの手紙を見ました」と、「ビューティフル」と3回言いました。

 そして「私はずっとご家族と一緒にいました。アメリカと日本の総理大臣と一
緒にいました」と言いました。

 そうしたらですね、新聞記者もやっぱり記者というのはそういうもんですから、
質問する機会があったらそこで済むんですね、写真撮影なのに。

 女性の記者は英語圏の記者です。こう質問しました。「大統領、あなたは金正
恩氏と拉致について話すことができると思っていますか」。そうしたら大統領が
ですね、「何が起きていくのか見ていきます」と。

 しかしその後、「私たちは、私たちはそれについて討議するつもりです」と
「ディスカス」と言いました。金正恩委員長と会ったら拉致問題をディスカスす
ると、カメラの前でトランプ大統領は言いました。

 そして、「私たちはいつもこのことを念頭に置いてます」、「インマインド」
と言いました。「これが安倍晋三から始まったからです」と。やはり安倍さんの
ことをずっと覚えてらっしゃるんですね。

 最後の別れの時になってですね、「総理大臣は偉大な総理大臣になるでしょう」
と、また高市さんのことを言いました。「再び皆さんとご一緒できることを光栄
に思います。私たちは力の限り何でもいたします」、「We will do everything
within our power」とおっしゃった。

 そしてさっさと帰っていかれたんですが、早紀江さんがすぐ隣にいたので、早
紀江さんがブルーリボンバッジを渡しました。「これ何だ」。「拉致の象徴です」
と言ったら、「つけるよ」と言ってくれました。その後つけた写真はちょっと見
てませんが。

 その後その隣にですね、実は有本さん姉妹が二人立ってて、昭弘さんのところ
に来たトランプ大統領の手紙を持っていたんですね。そしたら「これ見て、この
サインうまいな、誰が書いたんだ」って言ったんです。で、拓也さんがそれを聞
いて「あなたですよ」って言ったら、笑いながら帰っていきました。大変いい雰
囲気だったのですが、私は、これは大変意味があったというふうに思っています。

◆トランプ大統領は、「拉致解決なしに日本はお金を出さない」と知っている

 先ほど高市総理は、「手段を選ぶつもりはない」と、「果敢に行動する」、
「金正恩委員長と向き合う」と言いましたよね。まずそれを言ってから、「その
チャンスを生み出すために国際社会と連携する」と言いました。

 本来だったら、「トランプ大統領に会わせた」と、トランプ大統領の熱量があっ
たから会ってくれたのが事実だと思いますが、そのことにはほとんど触れません
でした。

 高市総理の頭の中には、「自分が金正恩委員長と会わなければ解決しない」と、
「もうすでに申し込んでいる」と言いましたよね、このカメラの前で。「そのた
めに国際社会と連携するんだ」と。トランプ大統領が、「金正恩委員長に出す」
と言った、「ディスカスする」と言った。まさにそのためにトランプ大統領の協
力を得たという事です。

 実は就任された次の日に、横田早紀江さんと拓也代表と私のところに高市総理
大臣から電話をいただきました。お忙しいなとは思ったんですけど、少し私から
話をさせていただきました。その時はトランプ大統領と面会できるかどうかわか
らなかったので、「面会させてください」と言うよりも、高市総理は「トランプ
大統領と会うんだ」と。「そこで必ず拉致問題について、2019年にハノイで
やってくださったようなことをやってくださいと言ってください」と私は言いま
した。

 2019年のハノイでの2回目の米朝首脳会談の時、トランプ大統領は最初の
一対一の金正恩委員長との会談の時に拉致問題を出しました。そしたら金正恩委
員長は他の話題に逃げて返事をしなかった。

 それでその後の少人数の夕食会でもう一回出した。そしたら金正恩委員長は、
日朝の間に拉致問題があることを認めて、「安倍総理と会う用意がある」と言っ
た。

 これは私たちがワシントンに行って聞いてきた内容と、その直後に安倍総理は
阿比留瑠比(あびる るい)という産経新聞の記者に語った内容を合わせたもの
であります。

 もう一度金正恩委員長にトランプ大統領は会いたいと繰り返して言っているわ
けです。「今回は日程が合わなかったから実現しなかった」と、アジアでの日程
を終えてトランプ大統領は言っています。

 金正恩委員長も「私はトランプ大統領と個人的に親しい」ということを言って
います。金与正さんはそういうことを言いましたし、金正恩委員長も最高人民会
議の演説でそういう趣旨のことを言いました。

 両方が首脳会談に向かっている状況であります。北朝鮮の側からすると、中朝
関係は良くないんです。そしてロシアとの間の関係はウクライナのロシアの侵略
戦争が何らかの形で終われば、終わりです。お互いに何か理想のために一緒に戦っ
たのではありませんから、利益のために一緒に戦ったのですから、終われば終わ
りです。

 そして(金正恩は)「韓国は外国だ」と言って、「絶対に交わらない」と言っ
ています。文在寅政権の時に交わった結果、様々な支援は得ましたが、それより
もマイナスが大きかったという総括なんです。豊かで自由な韓国の情報が入って
しまって、北朝鮮人の大多数が韓国による統一を今望んでいるんです。だからも
う韓国からは支援をもらうことを考えていません。

 中国は支援をするような関係ではないです。アメリカと日本です。しかしトラ
ンプ大統領は繰り返し「核をやめなさい」と、「核開発をやめれば豊かな国にな
れる」と言っていますが、「アメリカは支援しない」とも言っています。「アメ
リカができることは安全保障、安全を保障すること、そして制裁を解除すること
だ」と言っています。だからこそハノイでの会談でトランプ大統領が金正恩に、
「核をやめろ」と言った中で拉致が出てきたんです。

 トランプ大統領のディールのテーブルの上に日本からの資金があり、「日本は
絶対に拉致問題が動かない限りお金を出さない」ということまではトランプ大統
領の頭に入っていたから、それはもう先ほどの話でも「拉致は安倍晋三から始まっ
たことだ。安倍が会う度に拉致を言う」ということで頭に入っていたからそうい
うことになったんです。

 だから高市総理に私は電話で、「ハノイでのような言い方をトランプ大統領に
してもらってください」と言いました。そしたらその突発的な質問に対する答え
ですけれども、「私は出す」と言いました。

 高市さんもそのこと分かっているから、「国際的な連携は手段だ」と、「自分
が会って解決するんだ」と言いました。よく分かっていらっしゃるなと思いまし
た。

◆1人でも被害者が残っていたら解決じゃない

 「手段方法を選ばないで首脳会談をしたいと伝えている」と。そして「拉致問
題が解決すれば北朝鮮にとっても利益がある」ともここで言いました。まだどう
なるかは分かりませんが、私たちはここで大切な一点を伝えなくちゃいけないと
思います。「拉致問題が進展すれば日本は支援をするのか、拉致問題が解決すれ
ば支援をするのか、その条件は何なのか」。

 日本政府の拉致問題解決の条件は3つあります。「認定・未認定に関わらず全
拉致被害者の安全確保と帰国」です。2つ目が「真相究明」です。3つ目が「実
行犯の引き渡し」です。

 私たち家族会・救う会は今年の2月に運動方針を決めて、そのうち「1は絶対
に譲れない」と。「1を分割することがあったらならない」と。全拉致被害者、
これも認定・未認定にかかわらず全員です。先ほど高市総理も同じ言葉を使いま
した。「1人でも被害者が残っていたら解決じゃない」んです。

 しかし、例えば実行犯の引き渡し。辛光洙(シン・ガンス)という犯人が北朝
鮮の英雄になっていますが、そういう人を引き渡したりすることについては国交
正常化交渉と並行してやってもいいと。国交正常化交渉をやらなければ日本から
支援が行きませんから。

 しかし入り口に、全員が帰ってくるというのが置いてある。トランプ大統領が
金正恩と会う時にディールの材料として日本からの支援を使うのであれば、「日
本中が全拉致被害者の即時一括帰国なしには支援をしないんだ」と言っているの
で、団結しているんだということを見せなければならないということであります。

 今日の決議にそう書きました。そして、与野党主要政党が全部来てくれました。
大臣経験者も座っています。木原官房長官が忙しいのに、先ほど、「公務で忙し
いから退席します」と私が言ったら、見たら座っていらっしゃいました。本気で
すよね(拍手)。ここまで日本は本気なんだと。

 そして今伝えなくちゃいけないことは、拉致問題が少し動いたら何かするとい
うのではないということです。もう本当に時間がないんです。被害者の歳を考え
たら本当に時間がない。今生きている人を全員返しなさいと、高市総理があの眼
光鋭く金正恩委員長に迫ってもらわなくちゃいけない。

 それを実現するために、全ての手段を使うと言った。トランプ大統領もある面
でその手段になっている。全員で叫ぼうじゃありませんか。「被害者全員を返し
なさい」と。「日本は怒ってるぞ」と。ありがとうございました。

(7につづく)



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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿

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