救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

高市総理等に面会-家族会・救う会(2025/10/27)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2025.10.27)

■高市総理等に面会-家族会・救う会

 家族会・救う会は、10月23日(木)に、高市総理及び木原稔内閣官房長官
兼拉致問題担当大臣等と総理官邸で面会しました。

 高市総理との面会について、官邸のホームページは以下のように掲載しています。
 令和7年10月23日、高市総理は、総理大臣官邸で家族会・救う会と面会しました。

◆高市総理挨拶

 皆様こんにちは。内閣総理大臣の高市早苗でございます。今日は官邸までわざ
わざ足をお運びいただき、誠にありがとうございます。特に横田早紀江さんにお
かれましては、昨日もお話をいたしましたけれども、直接お元気なお顔を拝見し
てうれしく存じます。

 御家族の皆様にも拉致問題解決のために様々なお取組をしていただき、私ども
にもお力を貸していただき、心から感謝を申し上げます。

 拉致問題の本質でございますけれども、これは国家主権への侵害でありますと
ともに、早紀江さんがおっしゃっているように、人の命そのものがかかっている
問題でございます。

 2002年に5名の拉致被害者の方が帰国されてからもう23年になります。
その間、拉致被害者の方々の御帰国、お一人も実現しておりません。御家族の皆
様が悲痛な訴えを続けながら、肉親との再会を祈るしかなかったこの状況、大変
申し訳ないことだと存じます。

 我が子を抱きしめることなく他界された親御さんのお気持ちを思いますと、一
刻も早く、一日も早く拉致問題を解決しなければならない。私は皆様の強い思い
をとても強く受け止めております。この全ての拉致被害者の一日も早い御帰国の
実現を含めまして、私もあらゆるチャンスを逃さない、そう思っております。

 今後、外交的には、トランプ大統領始め、各国首脳との面会などの際には拉致
問題についてお話をして、理解と御協力を求めていくということは、引き続き、
続けてまいりますけれども、やはり、日本の主体的な取組、これが何より重要だ
と考えております。北朝鮮に対して、これまで過去の政権が行ってきた様々なルー
トでの働きかけ、それを踏まえつつ、私自身も自分なりにリーダーシップを発揮
をしまして、何としても突破口を開くべく取り組んでまいろうと思っております。
もちろん、金正恩(キム・ジョンウン)委員長との首脳会談に臨む覚悟もできて
おります。

 本日は拉致問題の解決に向けました私の強い決意を皆様にお伝えするというこ
ととともに、総理として今後北朝鮮と向き合うその原動力とするためにも、この
ような機会を設けさせていただきましたので、どうかよろしくお願いをいたしま
す。誠にありがとうございます。

◆家族会・救う会の参加者(記者会見)
横田拓也家族会代表
飯塚耕一郎家族会事務局長
横田哲也家族会事務局次長
横田早紀江
曽我ひとみ
市川健一
本間 勝
松木信宏
松本 孟
寺越昭男
内田美津夫
西岡 力 救う会全国協議会会長
江崎道朗 救う会全国協議会副会長

◆羽田空港で抱き合う姿を絶対実現させなければならない
横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会代表)
 今回の高市新総理との面会では、家族会から10家族15名(上記に加え、増
元照明、本間勝、北谷昌子、有本郁子)が参加しました。これまで親世代の方々
が参加していたのですが、メンバーが大きく代替りしてしまいました。そういっ
た時間の長さ、変化を痛感しているところです。

 また先にお亡くなりになった有本明弘さんのご家族の方々も参加され、直接総
理にご自身の気持ち、この問題のとても切迫した状況を伝えられたことは意義が
あったと思います。

 総理からのコメントについては我々から報告することはできませんが、我々の
心の内にある苦しい気持ちはしっかり受け止めていただけたと、我々全員が思っ
たと思います。

 今私たちがお願いしたいのは、首脳会談で、この膠着した状況を打開してほし
いということです。北朝鮮で決裁権を持っているのは金正恩一人です。その一人
と向き合えるのは日本の総理しかおられません。

 石破政権の時に、「連絡事務所」、「合同調査委員会」の話があり、私たちは
賛成していないことをお伝えしました。前の岸田政権の時は、ハイレベル協議を
していましたが、石破政権になって1年強、私たちが見える範囲では何も動きが
なく、北朝鮮の地でずっと苦しい思いをしている私たちの家族が、今後もっと辛
い思いをすることを考えると、とても不作為とまでは言いませんが、苦しい時間
だけが過ぎていくのかなと思います。

 高市総理は強い国家観を持たれた方であると私は個人的に思っています。その
高市総理が、総理という立場で権限を持たれて、この問題を一日も早く解決して
ほしいと思いますし、冒頭の代表挨拶で申し上げました通り、私たちはこの拉致
事件によって被害者、被害国という立場でありつつも、総理が日朝首脳会談で、
金正恩と向き合う際には、片方が一人勝ちするのではなく、互いに人権問題、人
道問題を解決することによって、明るい未来が開ける。彼らにも耳を傾けやすい
ことを含めて、ご自身の言葉に熱意を込めて言ってほしいと思います。

 今日母は元気で参加していますが、89歳の高齢です。毎日会えているわけで
はありませんが、会う度にどこか小さくなったなと、家族から見てもそう見えて
しまいます。総理にお会いした時にも申し上げましたが、今日元気でも、明日元
気でないというのは決して大げさな表現ではなく、母とめぐみが羽田空港で抱き
合う姿、これを絶対実現させなければと思っています。決して負けるわけにはい
かない戦いの最前線にいますので、報道の皆様方も引き続きこの問題を取り上げ
ていただいて、全員取り戻すまで一緒に戦っていただければと思います。よろし
くお願いします。ありがとうございます。

◆総理に母性の心を期待

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 今日は高市総理にお目にかかることができ、初めての女性の総理大臣で、母性
の心がある方に頂点にいてくださることは、とても私たちにとってはありがたい
ことだと思います。

 こんなに大変なことが、何十年も前から、日本の国の中で不通に暮らしていた
人たちが、突然煙のようにさらわれて、どこに行ったか分からない。なぜいなく
なったのか分からない。様々なことに苦しんで、叫んできた方がたくさんいらっ
しゃいます。

 なぜ解決しないのか。私たちの目に見えない、心では分からない、そんな不思
議なことがあるのかしらと思う以外にありません。日本は平和な国に見えますけ
ど、こんなことが色々あるのかなと思います。

 被害者家族の立場として、「あまりにも長い」と言うしかありません。近い国
なのにどんな暮らしをしているのか様子も分からない。また違った手段で何かが
起きるかもしれません。この問題を通して命の大切さを考えていただきたいと思っ
ています。

(2につづく)




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首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 高市早苗殿

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