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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

安倍総理辞任と拉致問題4(2020/10/02)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.10.02)

■安倍総理辞任と拉致問題4

【質疑応答】

問 金正恩の健康状態がいいとか悪いとか色々あると思いますが、亡くなった方
が拉致問題は解決するのか。私が二十歳くらいの頃、金正日さんが亡くなって金
正恩がなった時に解決するのではないかと期待したことがあったのです。

島田 結論から言えば、金正恩がこの世を去った方が拉致問題の解決に近づくと
確信しています。

 金正日が死んだときは、後継者として長男の金正男がなれば、彼は中国と密接
でしたし、中国は、「早く拉致問題を解決して日本から資金を貰って経済開発の
方に行け」と意見でした。

 次男の金正哲は、エリック・クラプトンの追いかけ男でしたが、政治に関心を
持っている弟に殺されかねないのでやっていたという説もあります。

 ところが、金正日は3人の息子の中で、もっともたちの悪い金正恩でした。こ
いつなら平気で人も殺すし、「経済改革優先」等は一切言わないだろうし、体制
維持のためにすさまじい人権抑圧を続けながらやるだろうと、一番悪い男を選ん
だ。

 金正恩の場合は子どもも小さいですし、もし死んだら妹の金与正が継ぐことに
あんると思いますが、見ている限り金与正の方が気が小さいし、おどおどしなが
ら周りを見ながら動いている感じがします。

 金正恩は破滅的で、何をするか分からないところを若干感じますが、気の弱い
金与正になった方が色々計算もするだろうし、拉致問題解決に資するのではない
かと思います。

問 「邦人奪還」という本がありますね。尖閣列島での話ですね。この本が国際
社会に与えた影響はどう見ればいいですか。

島田 著者は知っていますが、まだ読んでいません。特殊部隊による拉致被害者
奪還がテーマです。

 その前に、ボルトンの回顧録の日本語訳がまもなく、朝日新聞から出ます。私
は全部読みましたが、最近私が出した「3年後に世界が中国を破滅させる」(ビ
ジネス社)の第5章で「ボルトン回顧録をどう読むか」で分析していますので、
是非読んでください。

 特殊部隊のことですが、例えばビンラーディンを殺害したのもアメリカの「ネ
イビーシールズチーム6」という特殊部隊です。情報を取るのはCIAで、ここが
大事なんですが、まず情報機関がしっかり情報を取る。

 実は当時、奪還チームは2つしかなかったのですが、6つくらいあると思わせ
るために、「チーム6」という名前を付けた。実際に突入して、できればビンラー
ディンを拘束して、連れて帰る。無理な場合は殺害する。

 実施したのは海軍の特殊部隊ですが、結構遠いところからヘリコプターを何機
か飛ばした。ヘリに不具合が生じた時に、すぐに助けにいかないといけない。実
際ビンラーディンの作戦の時も、最初に降りたヘリが尾翼を壁に当ててしまって、
壊れたのです。飛べなくなって、そのヘリは最後に破壊して、計器や情報を取ら
れないようにした。

 ヘリが飛べなくなったことで、すぐに待機していた別の輸送用のヘリが現地に
飛んでいます。バックアップは海軍と空軍が協力してやった。要するに秘密作戦
を通じて情報を取ってくる。バックアップする軍の体制もあって初めて特殊部隊
が奪還に突入していける。

 現地に入っていく部隊は、サッカーのストライカーのようなもので、ゴール前
で確実にゴールを決める。そこまで局面を組み立てて、パスを出したりとか、全
軍の協力体制がしっかりしていなければ、どんなすごいストライカーでも、一人
でドリブルして、相手を抜いて点を取ることはできませんから。

 その本を書いたのは海上自衛隊の初代の長をされた方ですが、日本の場合、問
題は陸上自衛隊も海上自衛隊も、部隊としての訓練はやっていますし、米軍特殊
部隊との共同訓練もやっていますが、要するにバックアップ体制が日本にはない
のです。

 米朝戦争になった場合、金正恩を確実に射殺するとか、核兵器を安全に確保す
るとか、特殊部隊がやることになります。アメリカは地上軍をあまり使わない。
特にトランプの場合は。

 そして日本の特殊部隊が、日本人拉致被害者を助けるのであれば、米軍特殊部
隊の全面的バックアップが必要です。米軍のチームの中に入れてもらう形を、ア
メリカとしっかり相談してやっておくべきだと思います。

 訓練は連日していますから、その枠組みを作ればできると思います。

 では、西岡さんが来ましたので代わります(拍手)。

(5につづく)

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