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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最新の北朝鮮情勢と拉致問題-東京連続集会報告5(2020/01/30)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.01.30-2)

■最新の北朝鮮情勢と拉致問題-東京連続集会報告5

◆拉致が解決すると歴史的にもものすごいことが起きる

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 皆さん、こんばんは(拍手)。長い間ご無沙汰をしてしまい申し訳ありません。
だんだん体調がよくないことが多く、毎日動くのがせいいっぱいというところで
す。声も出にくくなって、いつもしわがれ声で前のように声がでなくなったこと
がつらい感じです。

 今日は金聖●さんが来られるということですし、色々新しいことを聞かせてい
ただけると思って来ました。今日も色々伺いましたが、頑張っても頑張っても、
一人の人間が一つの思想に凝り固まってしまって、我々が考えている世界とは違
うところにいる人がいるということが本当によく分かります。

 それを打ち砕いていくためには、ものすごいエネルギーがいるし、忍耐もし、
悲惨な思いも味わいながら、それでも必ず正義が勝つだろうと確信を持って、今
日まで皆さんに守られて生きてこられたことに感謝します。

 こんなに長い年月を支えてくださった人たちがいて、「頑張ってくださいよ」
と手紙を頂いたり、電話を頂いたりして励まされながら今日まで来ることができ
ました。感謝の思いでいっぱいです。

 どこまで持ちこたえられるかなと思いつつ、若い時の状況とは違う状況ですの
で自分ながら心配になってきました。主人も入院して1年が過ぎましたが、不思
議な忍耐力というんでしょうか、「めぐみが帰ってくる。それまでは頑張らなきゃ」
という希望を持って、その力だけでベッドにじっとしているんです。

 食べられない、歩けない、言葉もちゃんと出て来ないという状況なのに意識だ
けははっきりとしていまして、起きているときは眼力もありますし、こちらが言
うことはみんな理解ができています。「そうじゃない」とか、返事もできる状況
です。

 歳がいってますので、だんだんそういう時間が少なくなって、若い時のように
必ず回復するということがない状況ですので、切迫感を感じながら早く会わせて
あげたいと思います。

 有本さんのお母さんも同じようになっていますし、この間向こうのお父さんと
電話で話したのですが、「滋さんと家の家内と同じような感じやなあ」とおっしゃっ
て、本当にせっぱつまった思いをしていますし、有本さんも外務相に掛け合った
り、色々なところで我々が経験していないような辛い思いもありながら、本当の
心強く今日までやってこられました。

 お母さんと一緒にワシントンとかニューヨークに行った時も、真っ黒だったお
母さんの髪の毛が、私もそうなんですが真っ白になっていて、歳をとるとこんな
変わっていくんだなと、本当にすごい人生だと思いました。

 いい方向で解決して、北朝鮮も自由が得られて、国民の方々も飢え死にするよ
うな苦しい思いもなく、人間らしい生活ができる国になっていけば、私たちの家
族も国民の皆様のご支援も含めて、これまで頑張ってきた精神的エネルギーがそ
こまで成し遂げられると、本当にすばらしい人生だったと思うことができるなと
思います。

 そういう夢を持って毎日祈りながら、健康も大事ですし、本当にいい方々にお
会いしましたけどたくさんの方々が天に召されていらっしゃらない。それが本当
に悲しいことでやりきれないんですが、それが成就した時、北朝鮮にとっても少
しでも平和な方向に動いていくことになれば、歴史的にもものすごいことが起き
るということだと思います。

 本当にたくさんの人に支えていただいて、めぐみちゃんもきっと、何も見えな
いんですが、絶対にそういう思いで頑張っているだろうなと思います。向こうの
やり方でしか成長させてもらえなかったでしょうが、持ち前の明るさで、「絶対
にみんなに会えるんだ」、「お父さん、お母さん、みんなに会えるんだ。早く会
いたい」と思っていると思いますので、これからも身体の続く限り、一生懸命頑
張りたいと思いますので、皆様も日本国家のためにもお願いします。

 みんなが平和でなければならないので、せっかくお会いできても苦しい、悲し
いことばかりなので、自分が何のために生まれてきたのか分からないようなこと
ですから、心を一つにして応援していただきたいと思います。お身体を大事にし
ていただいて、これからも宜しくお願いいたします。ありがとうございます(拍
手)。

◆部分的な解決、段階的な解決ではだめ

横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)

 皆さん、こんばんは。本日はお寒い中お集まりいただきましてありがとうござ
います。

 今日は冒頭で金聖●さんからのお話があり、2006年にアメリカに行った時
に大統領にお会いした時のメンバーがここに3人いるというのもまた不思議なこ
とだなあと改めて思いました。

 やはり言葉は違っても、暴力と恐怖に満ちた北朝鮮と向き合って絶対に負けな
いんだということのためにこの場に一緒にいるということは、非常に勇気づけら
れるし、とても感謝をしています。

 先ほど西岡先生からお話がありましたように、私たちがそんなに楽観的な見方
をしてはいけないんだろうなと思いつつ、北朝鮮が2002年にアメリカの圧力、
特に軍事力を脅威に感じて交渉に出てきたことを考えると、今の2020年の米
朝関係の緊張関係の高まりは、2017年あるいは2002年と同じか、あるい
はそれ以上の厳しい環境に今彼らは置かれていると思います。

 それを考えると、楽観視してはいけないけれども、日朝間で懸案となっている
人権問題、拉致問題が、何らかの形で動き出す可能性があるのかなという期待を
少し持っています。

 ただ、相手はやはりテロ支援国家であり、13歳の少女を拉致した人権侵害国
家ですから、そんなに簡単に私たちが思うような善意を示す相手ではないと思い
ますが、やはりアメリカの圧力を感じて、中東で軍事作戦を行った大型ドローン
とほぼ同型機が韓国の米軍基地にあることはご承知の通りですが、その脅威を彼
はひしひしと感じていると思います。

 その点でこの問題が早く解決すればいいなと思っていますが、そこで重要なの
は西岡先生も、私たち家族会も同じ方針で考えていますが、部分的な解決とか、
段階的な解決ではなくて、「全拉致被害者が全員一括帰国」することです。

 この条件を私たち家族会・救う会、そして日本国民の世論が絶対に変えてはい
けない。ハードルを下げないことが大事だということを誓い合って、そしてその
ことを一人でも多くの皆様に、色々な手段を使って広めていただきたいというの
が私たちの願いです。

 そして金正恩委員長に改めて伝えたいのは、国家のリーダーだから、2500
万人の北朝鮮の方々の幸せを彼が導く責任があると思いますし、充分な食料や自
由を与えて明るい未来を描く責任があると思います。そのために今何をしなくて
はならないのかについて賢明な判断を下してほしいと思います。

◆正義が悪に負けてはならない

 彼はまたアメリカに対して、脅威に満ちた言葉を繰り返し発信しています。彼
自身や北朝鮮当局が言葉遊びをするのは構わないと思いますが、アメリカや国際
社会をあまり甘く見ない方がいいと思います。

 国際政治や国際関係論に精通していない素人でも、この先に待ち構えているも
のが何かということを、金正恩委員長自身が強く感じていると思いますので、そ
のことが自分の身にふりかからないためにも、懸命な判断をして、自分たちが犯
した13歳の少女を拉致して42年以上も拘束していることを、解決させる英断
をしてほしいと思います。

 そしてこの時だからこそ彼らは必死に日本国内に対して妨害工作、世論の不法
操作、欺瞞情報をふりまくことに力を注いでくると思いますから、それに絶対に
振り回されないことです。

 そして絶対に忘れてはならないことは、「全拉致被害者の即時一括帰国」です。
この一本を貫くことです。これを一生懸命頑張っていきたいと思います。またこ
の問題は横田家とか家族会という当事者の問題ではなく、国家同士の戦いであり、
正義と13歳の少女を拉致した悪との戦いでもあることを絶対に忘れない。正義
が負けてはならない。

 小さい頃に母から、「正直者は絶対にばかをみてはいけない」ということを幾
度も教わったことがあります。これ絶対に負けてはならない戦いなんです。42
年、50年待ち続けている拉致被害者を必ず取り戻すという気持ちで、みんなが
改めて誓い合って、引き続きご支援をいただきながら、私たちも倒れるまで絶対
に負けずにいきたいと思いますので、宜しくお願いいたします。ありがとうござ
います(拍手)。

【質疑応答】

問 北朝鮮に対する制裁についてですが、サイバー攻撃で北朝鮮はかなりの外貨
を得ていると聞いたことがあります。

西岡 国連の制裁パネルが発表したものがあります。バングラデシュの銀行が襲
われていますね。今は銀行もかなり対策を立てているようです。一番やりやすい
介入は、韓国の選挙に関して、韓国人になりすまして介入しています。

 しかし、外国人が日本人になりすますのはなかなか難しいんです。母国語でな
い人が日本人になりすますとすぐ分かってしまう。北朝鮮人は韓国語ができます
から徹底的に書き込みをやったり、「いいね」をクリックするようなことをやっ
ています。

 韓国は日本以上にネット社会ですから、世論がずい分影響されています。もし
かしたら、選挙管理委員会のコンピュータに入り込んでいるかもしれません。開
票はコンピュータでやっていますから。そこまでやるかもと緊張しています。島
田さんどうですか。

島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)

 ハッキングの金額ですが、バングラデシュの中央銀行から盗んだのは92億円
で、国連安保理が発表した累計は2100億円です。

西岡 ドルで20億ドルですね。大きいですね。累計ですから1年に20億ドル
というわけではないですが。そういうことを発表することが抑止力になると思い
ます。

スーザン・古森(救う会在ワシントンアドバイザー)

 中国人は今、インフルエンザで観光できないですが、以前、観光を制裁に含め
ることができるのではないかという話がありました。中国人の観光はどうなるで
しょうか。

西岡 平壌のホテルは満員だったそうです。予約がなかなかとれないくらい。補
助金でお小遣いをもらっていく人たちもいますし。中国側からしても、北朝鮮は
人民元経済になっています。しかし、米中貿易戦争の結果、中国は外貨事情が悪
いそうです。だからドルの持ち出しは厳しく制限しています。でも中国人が北朝
鮮で使うのは人民元ですから、中国経済にそれほど影響がない面があるようです。

 ある専門家に聞いたのですが、中国人は台湾に観光に行きたいんです。台湾は
中国語も通じるし。しかし、今民進党政権に圧力をかけるために、北京は台湾観
光を厳しく制限しています。中国の旅行業者は、台湾観光が売れる商品だから、
厳しく絞られた枠がほしくて、その枠をもらうために北朝鮮に何人送ったら台湾
観光の枠が貰えるという形の補助金の出し方もあるそうです。

 そういうことで北朝鮮観光が増えているということについては、中国がやって
いるだけに安保理事会で議論するのは難しい面がありますが、観光も事実上の制
裁違反だという声をもっと挙げるべきだと思います。観光客を受け入れながら人
道支援を国連から受け取るというのはあってはいけないことです。外国人に食べ
させるものがあるんだったら、国内の人間に食べさせろ、と。

 一方で食糧支援をしてくれと言って、一方で観光客を何十万人も受け入れて食
べさせている。どちらかを止めろと当然言うべきです。安保理事会でも、韓国が
今やろうとしていることに反対だということをきっかけにして、渡航そのものを
制限しろという声を挙げるべきです。

島田 少し前に、ボルトン元安保補佐官がインタビューで強調していたのですが、
「最近北朝鮮に対する最大の圧力がゆるんでいる。トランプ氏が、『愛してる』
みたいなことを言うので、こそっとお金を持っていっても制裁違反にはならない
だろうというムードになっている。軍事的緊張感を作った方がいい」と。

 トランプ大統領は、ボルトン氏にそういう面があるので辞めさせたわけですか
ら、実際に少しゆるんでいる面があると思います。

以上


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