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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝首脳会談発表を受けて緊急集会開催 報告5(2018/04/05)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2018.04.05-3)

■米朝首脳会談発表を受けて緊急集会開催 報告5

◆金正恩の意向を聞き、「すぐシンゾーに電話しろ」と

西岡 つまり、北朝鮮に対して疑惑の施設を全部見せろとと、そして北朝鮮の核
・ミサイル、関連物資をすぐにアメリカのテネシー州に持ちだせということを求
めろというのがボルトン補佐官の考えですね。

 もう一つ聞きたいのは、最初に拉致のことを聞いた時の反応はどうでしたか。

島田 これは拓也さんや哲也さんと全く同じですね。まさにめぐみさんの写真を
見せながら、ボルトン氏に「13歳で拉致されたんだ」という話をすると、彼は
顔を真っ赤にして、状態をゆすりながら「許さない」と言っていました。

 頭のいい人ですけれど、熱血漢でもあると言えると思います。

西岡 「13歳の少女を初めとする日本人が拉致されていることを許さない」と
言った人が今ホワイトハウスの高官になった。これも我々にとってポケットに入っ
ている武器です。

 これらを利用して、このチャンスをどう活かすのかということですが、安倍総
理は多分4月17日、18日頃に訪米されると報道されています。これはトラン
プ大統領が韓国の特使を迎えて、伝達ですが金正恩が「核廃棄をしてもいい」と
言っている、「トランプ大統領に会いたい」と言っているというから、これなら
会ってもいいということを言った。

 そしてすぐ、「シンゾーに電話しろ」と言って電話がつながって、韓国の特使
がホワイトハウスで会見をしているのと同じ時間に、日米電話会談が行われ、そ
こで総理が「私がワシントンに行く。話をしましょう」と言って決まったのがこ
の日米首脳会談です。

 その日米首脳会談に行く総理に、我々の願い、家族の願いを伝えようと思って
企画したのが今日の緊急集会です。ですから今日の決議を総理に持っていきたい
とお願いしていたら、今国会でお忙しい中ですが、先ほど加藤大臣がお話してく
ださいましたように、時間を取ってくださるということになっています。その決
議も踏まえた上で総理にアメリカに行っていただくということです。

 そして我々は4月22日に、総理が帰って来た後、総理に出席を求めている国
民大集会を開催します。さらに、ここにいる4人と拉致議連の先生方で4月30
日から5月6日まで、もう一度訪米しようと思っています。そこで5月の末まで
に行われるトランプ・金正恩会談の中で、核問題だけではなく、国際社会の要求
はすべての大量破壊兵器を検証可能な形で放棄することと、拉致被害者を全員一
括して返すことをトランプ大統領の口からも言ってもらい、最高指導者の決断を
促したいということです。

 明日総理大臣に会って訴える。そしてアメリカにまた訴えようとしている中で、
このチャンスの中で総理が何をアメリカに訴えようと思っていらっしゃるかにつ
いて、横田拓也さんからお願いします。

◆北朝鮮にとっても「チャンス到来」

横田拓也 まずアメリカにというより、この「チャンス到来」というのは私たち
にとってチャンス到来だと思います。同時に北朝鮮にとっても、金正恩にとって
も「チャンス到来」だと思ってほしいんです。

 彼らが本当に永遠に未来を描くことができないような生活を自ら選ぶのか、交
渉の末に拉致被害者を帰国させて明るい未来を描くのか、そのどちらかを彼らは
選べるところにあるのです。彼らこそチャンスがあるんだということを、私たち
も声を発するし、大統領に対しても伝えなければいけないし、安倍総理からもそ
のことを訴えてもらいたいと思っています。

 またアメリカは、日本もですが、これまで歴史的に何度もだまされてきていま
す。核の廃棄の検証も含めて、困難を極めるでしょう。北朝鮮はあらゆる時に難
癖をつけて、相手国に責任を負わせて、テーブルを蹴って交渉から外れるという
のが常套手段だと思うので、絶対にもうだまされてはいけないということを伝え
なければならないと思います。

 核で言うと廃棄のプロセスを確実に見守ること、拉致問題においては政府の認
定の有無を問わず全員を帰国させること、それを具体的に見るまでアメリカ、日
本は制裁を緩めてはならないということを、声高に訴えていかなければならない
と思います。

 国連総会でトランプ大統領は、姉に言及したことを世界各国の外交官、国民が
見ているわけですから、ここはアメリカも試練を負うところだと思うので、安全
保障の問題だけでなく、人権・拉致問題の解決なくして北朝鮮を絶対に容認しな
いということを改めて口にしてほしいと思います。

西岡 飯塚耕一郎さんお願いします。

◆「再調査」とか「報告書」ではだめ、「帰国」こそ

飯塚耕一郎 チャンスというのは降って沸いたようなことに見えますが、私には
必然的なことのように見えます。それは、ここの会場にいる皆さんもそうですし、
家族もメディアの方々もそうですし、これまで頑張ってきた成果が一つの形になっ
て、拉致被害者を救う会タイミングになってきたということをまず共有したいと
思います。

 明日総理に面会させていただきますが、拉致被害者の即時一括帰国、そして帰
国した場合に日本政府が見返りを含めた準備があるということを北朝鮮に伝える
ように、トランプ氏に是非伝えていただきたいと思います。

 「日本が拉致問題の解決を求めている」というようなあいまいな言い方をして
はならないと思います。「解決」というと、再調査をしますとか、日本が報告書
を受け取らないんですとかいうところで、あいまになってしまうと思います。

 そうではなく、我々の家族である拉致被害者を即時に一括帰国させる、これを
日本が求めているんだということを、強く強く大統領が発言するように求めてほ
しいと思っています。

 おそらくアメリカは、我々が20年もの間苦い思いをしたことを理解していな
いと思います。過去に偽の死亡診断書を出されたり、事故報告書を出されたり、
挙句の果てにはにせの遺骨まで出されているわけです。こういう卑劣、卑怯な国
であることをまずアメリカに真摯に伝える。そういう意味で「解決」についてあ
いまいな定義を求めているのではないことを是非とも伝えてほしいと思います。

 そして被害者が帰国した場合には、北朝鮮内部の機微に触れるような情報は一
切口外しないということも約束することを発言してもらうべきかなと思っていま
す。

◆拉致問題が解決しない限り、支援は一切出せない

 中朝、南北、日米、米朝の首脳会談が、過去に例がないくらいに続けられると
いうことで、北朝鮮に変化が起こっているのではないかと思っています。その中
で、私は素人ですが、核・ミサイルにより拉致問題がうまく動かなかったり、陰
に隠れてしまうという見方もあります。

 しかし非核化のプロセスにおいては、北朝鮮に対するエネルギー支援等、日本
に対して拠出が求められることも出てくると思います。そういう時、日本は拉致
問題が解決しない限り、そういうものは一切出せないというスタンスで対応すれ
ばいいと思います。

 そのためには、この会場にいる皆さんのご協力が継続的に必要になってきます。
核・ミサイル問題が仮に動いても拉致問題が動かない限りは日本は絶対許さない
ということを、我々と一緒になって声を挙げていただければと思います。

 改めて申し上げます。拉致されてから40年経っています。親父が時に私の目
を見て、「お前が生きている時間が、八重子がいなくなった時間とほぼ同じだ」
と言って、悲しげにすることがあります。この問題は本当に一刻も早く解決しな
ければならない問題だということを、改めて皆さんと共有して、帰国させるよう
に努力したいと思います(拍手)。

西岡 今の話では、1歳の時にお母さんを拉致されたということですから、耕一
郎さんの歳から1を引くと、八重子さんがいなくなった歳になるということです。

◆拉致被害者を解放しないのは、テロリストを引き揚げる気がないから

島田 拉致問題の解決に何が大事かということに関して、これは人権問題であり、
主権侵害でもあるわけですが、もう一つアメリカも共有していることがあります。
これはボルトン氏も極めて重要だと言っていましたが、なぜ北朝鮮がめぐみさん
を初め拉致被害者を解放しないのか。

 それは被害者に教育された工作員がまだ日本にいるからです。彼らの最大の目
標は在日米軍基地であり、そして在日米軍がいざという時に使うインフラ設備を
破壊するための工作員としているわけです。

 北朝鮮がテロを本当に放棄するのであれば、彼らの顔を知っている拉致被害者
を解放できるわけです。拉致被害者を解放しないということは、テロリストを引
き揚げる気がないということで、これは在日米軍基地にとって脅威が残るという
ことです。

◆北朝鮮にだまされたアメリカ、2つの失敗を教訓に

西岡 被害者を返すということは工作員を引き上げることですね。金正日は晩年、
そのことを検討したそうです。だからできないことではない。

 2つのことを申し上げてミニシンポを終わりたいと思います。過去の経験を思
い出さなくてはいけない。1回目は94年の核危機の時です。今と同じように米
朝の談判になりました。そしていわゆるジュネーブ合意というのができて、北朝
鮮は「核開発を凍結する」と言って寧辺の原子炉を止めました。

 その時何が起きたか。アメリカから日本に請求書が来ました。軽水炉という核
開発には使いにくい原子力発電所をただで作ってやると。しかしアメリカは金を
出さない。日本が出しなさい、と。村山政権は10億ドル出すと言って、実際5
億ドル出しました。

 その時アメリカはこの合意を大切に思っていたのですから、日本がお金を出す
条件は拉致被害者の帰国だと言っていれば、少なくとも何人かの人を取り戻すこ
とができたのではないか。日本がお金を出す条件は被害者の帰国だと言わなかっ
たのです。

 2つ目の教訓は、ブッシュ政権の後半です。2008年に北朝鮮は金融制裁で
追い込まれて、外貨が無くなり、困って交渉に出てきた。その時ブッシュ大統領
は、被害者家族に会っていましたから、担当者のライスさん、ヒルさんに、「拉
致問題が0回答じゃだめだぞ」と言った。

 我々がヒルさんに会った時、自分の定期入れからぼろぼろになった拉致のパン
フレットを出して、「私は北の代表と会った時、いつも拉致のことを出していま
すよ」と言っていました。

 だから、議題にすることはもうすでにやっていたんです。何が起きたのか。北
朝鮮はとにかく金融制裁を解除してもらいたかった。それで「再調査をする」と。
それでブッシュ大統領は、「そうか、北も少し動いたのか」と言って金融制裁を
解除し、テロ支援国家指定を解除しました。だまされたんです。

 ですから今耕一郎さんがおっしゃっていたように、議題にするとか、再調査を
するとかではだめなんです。既にそれはヒルさんの時にやっていたんです。今、
第2段階に入った。北朝鮮が苦しくなって交渉に来た。しかし、苦しくなったら
嘘をつくというのが彼らの経験則です。そのことを一番よく知っているのが総理
であり、ボルトン補佐官です。

 この枠組みの中で、すべての大量破壊兵器をやめることと、拉致被害者を返す
ことと比べたらどっちが簡単か。簡単な方もできないのに、難しい方ができるか。
実はこれは、アーミテージ国務副長官が言っていたことです。だからアメリカは
拉致解決を迫るんだ、と。

 そういうことを是非、総理とトランプ大統領との関係で、常に話をされている
と思いますが、このタイミングでもう一度言っていただきたい。そのことを、今
日の決議を踏まえて、家族が明日総理に訴えることができることに感謝していま
す。

 本当に正念場です。そして勝てるかもしれないところまで来ましたが、一つだ
け分かっていることは、日本が何もしなければ取り戻せないということです。こ
ういう状況の中で、日本が主体的に努力をすれば取り戻すことができるかもしれ
ない。山のいただきが見え始めた。今そこまで来たと思っています。みんなが力
を合わせなければいけないと思っています。

 次に、明日総理に訴えたいことを、残りの家族会の方に聞きたいと思います。
ありがとうございました(拍手)。

(6につづく)



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2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
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