国民大集会報告4(2025/06/04)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2025.06.04)
■国民大集会報告4
◆総理、防衛大臣、外務大臣も日朝議連会員
百田 尚樹(日本保守党代表、作家)
国民大集会に二度目の出席となりました。しかし、私はむなしい思いがしてい
ます。というのは、総理大臣、官房長官、そして国会議員の皆さんが非常にすば
らしい、美しい、あるいは強い言葉を発しておられます。私は皆さんの発言を聞
いていて、「拉致問題は解決するのかな。進展しているのかな」と。しかしそう
いう気配は全く見えません。これは大変な国家的な問題だと思います。一刻の猶
予もならない。しかし優先課題になってないじゃないですか。
皆さん色々言われますが、そういうことは国会で議論してください(拍手)。
本来なら戦争で取り返すべきですよ。しかしそれはできません。憲法9条があり
ますので、戦争は簡単にできない。ではどうすればいいのか。徹底した経済制裁
です。これしかない。
私は総理の言っていることは嘘だと思っています。国会議員もそうです。なぜ
私がそう思うかと言うと、日朝議連という存在です。日朝国交正常化推進議員連
盟で、とにかく北朝鮮と国交正常化しようじゃないかという議連です。でも、国
交正常化すべき国ですか。そんな国じゃないでしょう。
我々の国民の多数を奪って、全く返さない。そんな国とどうして国交正常化で
きるんですか(拍手)。日朝議連には何人もの超党派の議員が集まっているんで
すよ。
現在の総理大臣は石破さんです。石破さんは日朝議連の委員です。石破さんが
任命した防衛大臣は日朝議連の幹事長ですよ。外務大臣は副幹事長です。おかし
いでしょう。この人事。なんかあると思いませんか、皆さん。大変ですよ、これ。
普通じゃないですよ(拍手)。
私は5月3日に、憲法記念日の日に新潟に行きました。横田めぐみさんが拉致
されたであろうとされる現場を実際に歩きました。これは私の不徳の致すところ
ですが、私は勝手に人通りの少ない海岸を歩きました。横田さん一家が住んでい
た社宅まで歩いて5分、近くに新潟大学がある。普通の人家がある。普通の町な
んです。ここでさらわれたと聞いて愕然としました。日本はそんな国になってし
まった。
拉致されて47年間。最優先課題と言っていますが、全然そうはなっていない。
国会議員の方は強いことを言います。すばらしいことを言います。水面下で色々
行っていると言いますが、水面下は見えないんです。見えるようなことをしてく
ださいよ(拍手)。
私は国会議員じゃないですから、無茶苦茶なことを言いますよ。私がもし総理
大臣だったら、北朝鮮に毎年1兆円やる。10年間やると約束する。(拉致被害
者を)返してくれた途端に、その約束は反故にします(笑)。当たり前でしょう。
向こうは嘘つきなんです。こちらも正攻法ではやってられないですよ。そのくら
いで文句言うな、と。47年間待っている人がいるんだから。失礼しました。終
わります(拍手)。
櫻井 各党の方々からご意見をいただきました。肉親を北朝鮮に連れていかれて
いる拉致被害者ご家族の立場からすれば、どんな言葉もどんな提言も、非常に貴
重なものであったと私は思います。すべてのことを、今私たちは考えながら、日
本は本当に国家なのか、国民を守ることが国家なのかという、この根本的な疑問
を常に頭に置いて、私たちは何ができるのかを探していきたいものだと思ってい
ます。
【国会議員紹介】
◆国会議員はみんな悔しい思いをしている
山田 賢司(拉致議連事務局次長、自民党衆議院議員)
本日は多数の国会議員の方々にご参加をいただきました。国会決議は何度もやっ
ています。ここに参加している国会議員はみんな悔しい思いをしているんです。
忸怩たる思いをしているんです。かっこいいことを言うのはいいでしょう。軍隊
を出せとか、自衛隊を出せというのもいいでしょう。それができるのか。
そんな中で悔しい思いをしながら、政府に超党派でなんとか取り返してくれと
言ってきました。それは十分分かっていただきたいと思います(拍手)。もちろ
ん、ご家族の皆さんには大変申し訳ないと思っています。政府は何をやっている
んだと、議員になる前、ずっと言っていました。しかしまだ散り返せない。大変
悔しい。
だけれども、何かできないか。制裁を加えて詰め寄ることはできないか。こん
なことを政府に言いながら、政府で一本化して、一刻も早く取り返すことをやっ
ています。是非ご理解いただきたいと思います。
百田さんは国会議員ではなく、国民の一人の声として、我々国会議員一同重く
受け止めさせていただきたいと思います。頑張ります(拍手)。
それではご出席いただきました国会議員を紹介させていただきます。
[政府側から]
内閣総理大臣、拉致問題対策本部長、石破茂衆議院議員(拍手、以下略)
拉致問題担当大臣、内閣官房長官、林芳正衆議院議員
厚生労働大臣政務官、吉田真次衆議院議員
[党代表挨拶]
自由民主党・拉致問題対策本部長、衛藤晟一参議院議員
立憲民主党拉致問題対策本部顧問、牧 義夫衆議院議員
公明党拉致問題対策委員会事務局長、中川宏昌衆議院議員
日本維新の会拉致対策副本部長、和田有一朗衆議院議員
国民民主党拉致問題対策本部長代理、向山好一衆議院議員
参政党拉致問題対策本部長、鈴木 敦衆議院議員
日本保守党代表、百田尚樹さん
[拉致議連役員]
拉致議連会長、古屋圭司元拉致問題担当大臣、衆議院議員
拉致議連会長代行、山谷えり子元拉致問題担当大臣、参議院議員
拉致議連会長代行、渡辺周立憲民主党衆議院議員
拉致議連幹事長、松原仁衆議院議員
[衆議院議員]
黄川田仁志、自由民主党衆議院議員
島田洋一、日本保守党拉致問題対策本部長、衆議院議員
辻 英之、立憲民主党衆議院議員
西岡義高、国民民主党衆議院議員
黒田征樹、日本維新の会衆議院議員
高木 計、自由民主党衆議院議員
岸田 光広、国民民主党衆議院議員
高橋英明、日本維新の会衆議院議員
坂本竜太郎、自由民主党衆議院議員
[参議院議員]
井上義行、自由民主党参議院議員
最後に私、拉致議連事務局次長、衆議院議員山田賢治ですありがとうございま
した(拍手)。
【主催者挨拶】
◆拉致問題は主権が侵害された重大な国家犯罪
黒岩 祐治(北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長、神奈川県知事)
昨年の国民大集会では、有本明弘さんがいらっしゃいました。今日はいらっしゃ
らない。やはり時が過ぎていくことをつくづく感じます。私が有本明弘さんと初
めて会ったのは、今から30年以上前の時でした。明石の会の時、「この人はこ
んなにかわいそうな人なんですよ」と聞きました。
お話を伺いました。信じられませんでした。その当時、「北朝鮮拉致問題」と
いう言葉が存在していませんでした。その後有本さんにテレビに出ていただいた。
横田滋さん、早紀江さんにも何度も出ていただきました。そのプロセスを通じて、
だんだん明らかになってきて、「北朝鮮拉致問題」という言葉がやっとつかえる
ようになりました。その流れをよく覚えています。
私が神奈川県知事になってから15年になりますが、知事の会会長も兼任させ
ていただいています。その中で1997年から2年間、私はフジテレビのキャス
ターとしてワシントンに行っていました。
その時、アメリカ人の知り合いのジャーナリスト二人(夫妻)から話がありま
した。「北朝鮮の拉致問題について知った。とんでもない話だ。こんなことが本
当にあるんですか」、「アメリカ人は誰も知りませんよ」と。
そこで、「アメリカ人に知ってもらうため、ドキュメンタリー映画を作りたい
から協力してほしい」と言われました。そこでフジテレビが所有する映像等を提
供して、「アブダクションめぐみ?引き裂かれた家族の30年」という映画がで
きました。
このことで多くの海外の皆さんがこの問題を知るきっかけになったのではない
でしょうか。しかし、「引き裂かれた家族の30年」が48年になってしまいま
した。
私が神奈川県知事として見ている中で、若い人で「北朝鮮拉致問題」を知らな
い人が増えている。これは残念ながら風化してきているんだなと思わざるを得な
い。そこで、若い層に絞って今、キャンペーンをやっています。
横田拓也さんにも来ていただきました。そして一緒になって話をしました。そ
して全県立高校に「アブダクションめぐみ」をDVDにして配っているところです。
ところで皆さん、虎ノ門にある「領土・主権展示館」をご存じでしょうか。私
も最近見てきましたが、非常にハイセンスな展示になっていました。北方領土問
題とか竹島問題等を、最先端の映像テクノロジーを使って、みんなが分かりやす
い物になっています。神奈川県でも、「みんな見てください」とアピールしてい
るところです。
領土問題ですが、突然外国人が行ってきて旗を取られたら、勇士は美化されて
もなかなか難しい問題になります。石破総理は、「主権、領土、国民」が主権だ
とおっしゃいました。
この拉致問題はまさに主権が侵害された重大な国家犯罪ではないでしょうか。
隣の国が勝手に日本にやってきて、何の罪もない国民を勝手に連れて行ってしまっ
た。こんな主権侵害を、許していいはずがありません。しっかり向き合っていき
たいと思います。
「アブダクションめぐみ」の新しい映画を作りたい。めぐみさんが帰ってきて、
早紀江さんと抱き合う。感動のシーンを取り込んでまた映画を作りたいと思いま
す。ありがとうございました(拍手)。
【主催者挨拶】
◆帰国を喜び合う姿を早く見たい
こいそ明(拉致問題地方議会全国協議会副会長、東京都議会議員)
今日は97名(の都道府県議)が全国各地からこの会場に参加しています。名
前は映像で流していきます。
現在、拉致問題地方議会全国協議会には43都道府県が参加しています。北朝
鮮による日本人拉致問題の早期解決に向けた運動を全国各地で強力に展開してい
るところです。
96歳で亡くなられました有本明弘さんの長年の活動に心から敬意を表すると
共に、心から哀悼の誠を捧げさせていただきたいと思います。明弘さんと恵子さ
んとの面会を何としてでも実現したいと活動を続けてきましたが、その願いをか
なえることができませんでした。大変申し訳ない、残念、本当に悔しくてなりま
せん。
横田めぐみさんが拉致されてから48年です。被害者の内5人が帰国されてか
らも、早くも23年が経過しています。拉致被害者の親世代で残されたのは、横
田早紀江さんだけになってしまいました。拉致被害者全員を一日も早く帰国させ、
ご家族と抱き合う日を実現するため、私たちは何としてもこの拉致問題を本当に
早期に解決しなければならないと心から思っています。
石破総理から先ほどお話がありましたが、最重要課題であると話されています。
総理または政府には、拉致被害者の皆様方の帰国を、一日千秋の思いで待ち望ん
でおられるご家族の思いを心にしっかり刻み、改めて強い決意をもって、先頭に
立って、国家の強い意思を示していただきたいと思っています。
一方私たち地方議員は各地において様々な活動を行っているわけですが、肌で
感じるのは時間の経過です。そして拉致被害者の中で、この言葉が適切かどうか
分かりませんが、することが一つあるのではないか。このことは極めて強く思っ
ていますが、なんとかしたいということです。
国民大集会で拉致議連の古屋会長も、金正恩が狙っているのは拉致問題の風化
だとおっしゃいました。地方議員ができること、またすべきこと、やらなければ
ならないことは、全国の地域で、時には学校で、そして様々な場で啓発活動を続
けることです。
北朝鮮が卑劣な手段で拉致をし、人権を踏みにじり、凶悪な犯罪を冒したこの
事実。つまり「国家テロ」です。我々はこの事実を語り継いでいきたいと思って
います。
そしてこの「風化」を止めていきたい。国民がそれぞれに思う気持ち、思う心、
拉致されたのが自分の家族であったなら、可愛い子や孫、または兄弟だったら、
真剣に考えないとこれからどうなるか。これは本当に辛い、苦しいことですが、
同じ国民・同胞が辛い立場に置かれている中で、私は最愛の家族だったらという
ことを心に刻んでいただきたいと思います。またそのような活動をしていきたい。
私たちは拉致問題を絶対に忘れない、絶対に許さない、そして必ず全拉致被害
者の即時一括帰国を絶対に解決する。全国津々浦々で同志の皆さんと、戦ってい
きましょう。私たちの強いメッセージが必ず北朝鮮の指導者にも届くと思います。
私たちは拉致問題の解決に向けて、それぞれの都道府県に議員連盟を結成して
います。超党派です。そしてすべての拉致被害者の方々を守る。そしてその帰国
を喜び合う、語り合う、その日を我々も見たいんです。
そして日本中の国民が、彼らを迎えることができるように、私たちは一致団結
し、政府、国会議員、各団体とも連携し、さらに地域の「声ある声」をさらに広
げて、拉致被害者の方々の一日も早い祖国日本への帰国を実現するとの思いで力
を尽くしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとう
ございました(拍手)。
(5につづく)
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■石破首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 石破茂殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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■国民大集会報告4
◆総理、防衛大臣、外務大臣も日朝議連会員
百田 尚樹(日本保守党代表、作家)
国民大集会に二度目の出席となりました。しかし、私はむなしい思いがしてい
ます。というのは、総理大臣、官房長官、そして国会議員の皆さんが非常にすば
らしい、美しい、あるいは強い言葉を発しておられます。私は皆さんの発言を聞
いていて、「拉致問題は解決するのかな。進展しているのかな」と。しかしそう
いう気配は全く見えません。これは大変な国家的な問題だと思います。一刻の猶
予もならない。しかし優先課題になってないじゃないですか。
皆さん色々言われますが、そういうことは国会で議論してください(拍手)。
本来なら戦争で取り返すべきですよ。しかしそれはできません。憲法9条があり
ますので、戦争は簡単にできない。ではどうすればいいのか。徹底した経済制裁
です。これしかない。
私は総理の言っていることは嘘だと思っています。国会議員もそうです。なぜ
私がそう思うかと言うと、日朝議連という存在です。日朝国交正常化推進議員連
盟で、とにかく北朝鮮と国交正常化しようじゃないかという議連です。でも、国
交正常化すべき国ですか。そんな国じゃないでしょう。
我々の国民の多数を奪って、全く返さない。そんな国とどうして国交正常化で
きるんですか(拍手)。日朝議連には何人もの超党派の議員が集まっているんで
すよ。
現在の総理大臣は石破さんです。石破さんは日朝議連の委員です。石破さんが
任命した防衛大臣は日朝議連の幹事長ですよ。外務大臣は副幹事長です。おかし
いでしょう。この人事。なんかあると思いませんか、皆さん。大変ですよ、これ。
普通じゃないですよ(拍手)。
私は5月3日に、憲法記念日の日に新潟に行きました。横田めぐみさんが拉致
されたであろうとされる現場を実際に歩きました。これは私の不徳の致すところ
ですが、私は勝手に人通りの少ない海岸を歩きました。横田さん一家が住んでい
た社宅まで歩いて5分、近くに新潟大学がある。普通の人家がある。普通の町な
んです。ここでさらわれたと聞いて愕然としました。日本はそんな国になってし
まった。
拉致されて47年間。最優先課題と言っていますが、全然そうはなっていない。
国会議員の方は強いことを言います。すばらしいことを言います。水面下で色々
行っていると言いますが、水面下は見えないんです。見えるようなことをしてく
ださいよ(拍手)。
私は国会議員じゃないですから、無茶苦茶なことを言いますよ。私がもし総理
大臣だったら、北朝鮮に毎年1兆円やる。10年間やると約束する。(拉致被害
者を)返してくれた途端に、その約束は反故にします(笑)。当たり前でしょう。
向こうは嘘つきなんです。こちらも正攻法ではやってられないですよ。そのくら
いで文句言うな、と。47年間待っている人がいるんだから。失礼しました。終
わります(拍手)。
櫻井 各党の方々からご意見をいただきました。肉親を北朝鮮に連れていかれて
いる拉致被害者ご家族の立場からすれば、どんな言葉もどんな提言も、非常に貴
重なものであったと私は思います。すべてのことを、今私たちは考えながら、日
本は本当に国家なのか、国民を守ることが国家なのかという、この根本的な疑問
を常に頭に置いて、私たちは何ができるのかを探していきたいものだと思ってい
ます。
【国会議員紹介】
◆国会議員はみんな悔しい思いをしている
山田 賢司(拉致議連事務局次長、自民党衆議院議員)
本日は多数の国会議員の方々にご参加をいただきました。国会決議は何度もやっ
ています。ここに参加している国会議員はみんな悔しい思いをしているんです。
忸怩たる思いをしているんです。かっこいいことを言うのはいいでしょう。軍隊
を出せとか、自衛隊を出せというのもいいでしょう。それができるのか。
そんな中で悔しい思いをしながら、政府に超党派でなんとか取り返してくれと
言ってきました。それは十分分かっていただきたいと思います(拍手)。もちろ
ん、ご家族の皆さんには大変申し訳ないと思っています。政府は何をやっている
んだと、議員になる前、ずっと言っていました。しかしまだ散り返せない。大変
悔しい。
だけれども、何かできないか。制裁を加えて詰め寄ることはできないか。こん
なことを政府に言いながら、政府で一本化して、一刻も早く取り返すことをやっ
ています。是非ご理解いただきたいと思います。
百田さんは国会議員ではなく、国民の一人の声として、我々国会議員一同重く
受け止めさせていただきたいと思います。頑張ります(拍手)。
それではご出席いただきました国会議員を紹介させていただきます。
[政府側から]
内閣総理大臣、拉致問題対策本部長、石破茂衆議院議員(拍手、以下略)
拉致問題担当大臣、内閣官房長官、林芳正衆議院議員
厚生労働大臣政務官、吉田真次衆議院議員
[党代表挨拶]
自由民主党・拉致問題対策本部長、衛藤晟一参議院議員
立憲民主党拉致問題対策本部顧問、牧 義夫衆議院議員
公明党拉致問題対策委員会事務局長、中川宏昌衆議院議員
日本維新の会拉致対策副本部長、和田有一朗衆議院議員
国民民主党拉致問題対策本部長代理、向山好一衆議院議員
参政党拉致問題対策本部長、鈴木 敦衆議院議員
日本保守党代表、百田尚樹さん
[拉致議連役員]
拉致議連会長、古屋圭司元拉致問題担当大臣、衆議院議員
拉致議連会長代行、山谷えり子元拉致問題担当大臣、参議院議員
拉致議連会長代行、渡辺周立憲民主党衆議院議員
拉致議連幹事長、松原仁衆議院議員
[衆議院議員]
黄川田仁志、自由民主党衆議院議員
島田洋一、日本保守党拉致問題対策本部長、衆議院議員
辻 英之、立憲民主党衆議院議員
西岡義高、国民民主党衆議院議員
黒田征樹、日本維新の会衆議院議員
高木 計、自由民主党衆議院議員
岸田 光広、国民民主党衆議院議員
高橋英明、日本維新の会衆議院議員
坂本竜太郎、自由民主党衆議院議員
[参議院議員]
井上義行、自由民主党参議院議員
最後に私、拉致議連事務局次長、衆議院議員山田賢治ですありがとうございま
した(拍手)。
【主催者挨拶】
◆拉致問題は主権が侵害された重大な国家犯罪
黒岩 祐治(北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会会長、神奈川県知事)
昨年の国民大集会では、有本明弘さんがいらっしゃいました。今日はいらっしゃ
らない。やはり時が過ぎていくことをつくづく感じます。私が有本明弘さんと初
めて会ったのは、今から30年以上前の時でした。明石の会の時、「この人はこ
んなにかわいそうな人なんですよ」と聞きました。
お話を伺いました。信じられませんでした。その当時、「北朝鮮拉致問題」と
いう言葉が存在していませんでした。その後有本さんにテレビに出ていただいた。
横田滋さん、早紀江さんにも何度も出ていただきました。そのプロセスを通じて、
だんだん明らかになってきて、「北朝鮮拉致問題」という言葉がやっとつかえる
ようになりました。その流れをよく覚えています。
私が神奈川県知事になってから15年になりますが、知事の会会長も兼任させ
ていただいています。その中で1997年から2年間、私はフジテレビのキャス
ターとしてワシントンに行っていました。
その時、アメリカ人の知り合いのジャーナリスト二人(夫妻)から話がありま
した。「北朝鮮の拉致問題について知った。とんでもない話だ。こんなことが本
当にあるんですか」、「アメリカ人は誰も知りませんよ」と。
そこで、「アメリカ人に知ってもらうため、ドキュメンタリー映画を作りたい
から協力してほしい」と言われました。そこでフジテレビが所有する映像等を提
供して、「アブダクションめぐみ?引き裂かれた家族の30年」という映画がで
きました。
このことで多くの海外の皆さんがこの問題を知るきっかけになったのではない
でしょうか。しかし、「引き裂かれた家族の30年」が48年になってしまいま
した。
私が神奈川県知事として見ている中で、若い人で「北朝鮮拉致問題」を知らな
い人が増えている。これは残念ながら風化してきているんだなと思わざるを得な
い。そこで、若い層に絞って今、キャンペーンをやっています。
横田拓也さんにも来ていただきました。そして一緒になって話をしました。そ
して全県立高校に「アブダクションめぐみ」をDVDにして配っているところです。
ところで皆さん、虎ノ門にある「領土・主権展示館」をご存じでしょうか。私
も最近見てきましたが、非常にハイセンスな展示になっていました。北方領土問
題とか竹島問題等を、最先端の映像テクノロジーを使って、みんなが分かりやす
い物になっています。神奈川県でも、「みんな見てください」とアピールしてい
るところです。
領土問題ですが、突然外国人が行ってきて旗を取られたら、勇士は美化されて
もなかなか難しい問題になります。石破総理は、「主権、領土、国民」が主権だ
とおっしゃいました。
この拉致問題はまさに主権が侵害された重大な国家犯罪ではないでしょうか。
隣の国が勝手に日本にやってきて、何の罪もない国民を勝手に連れて行ってしまっ
た。こんな主権侵害を、許していいはずがありません。しっかり向き合っていき
たいと思います。
「アブダクションめぐみ」の新しい映画を作りたい。めぐみさんが帰ってきて、
早紀江さんと抱き合う。感動のシーンを取り込んでまた映画を作りたいと思いま
す。ありがとうございました(拍手)。
【主催者挨拶】
◆帰国を喜び合う姿を早く見たい
こいそ明(拉致問題地方議会全国協議会副会長、東京都議会議員)
今日は97名(の都道府県議)が全国各地からこの会場に参加しています。名
前は映像で流していきます。
現在、拉致問題地方議会全国協議会には43都道府県が参加しています。北朝
鮮による日本人拉致問題の早期解決に向けた運動を全国各地で強力に展開してい
るところです。
96歳で亡くなられました有本明弘さんの長年の活動に心から敬意を表すると
共に、心から哀悼の誠を捧げさせていただきたいと思います。明弘さんと恵子さ
んとの面会を何としてでも実現したいと活動を続けてきましたが、その願いをか
なえることができませんでした。大変申し訳ない、残念、本当に悔しくてなりま
せん。
横田めぐみさんが拉致されてから48年です。被害者の内5人が帰国されてか
らも、早くも23年が経過しています。拉致被害者の親世代で残されたのは、横
田早紀江さんだけになってしまいました。拉致被害者全員を一日も早く帰国させ、
ご家族と抱き合う日を実現するため、私たちは何としてもこの拉致問題を本当に
早期に解決しなければならないと心から思っています。
石破総理から先ほどお話がありましたが、最重要課題であると話されています。
総理または政府には、拉致被害者の皆様方の帰国を、一日千秋の思いで待ち望ん
でおられるご家族の思いを心にしっかり刻み、改めて強い決意をもって、先頭に
立って、国家の強い意思を示していただきたいと思っています。
一方私たち地方議員は各地において様々な活動を行っているわけですが、肌で
感じるのは時間の経過です。そして拉致被害者の中で、この言葉が適切かどうか
分かりませんが、することが一つあるのではないか。このことは極めて強く思っ
ていますが、なんとかしたいということです。
国民大集会で拉致議連の古屋会長も、金正恩が狙っているのは拉致問題の風化
だとおっしゃいました。地方議員ができること、またすべきこと、やらなければ
ならないことは、全国の地域で、時には学校で、そして様々な場で啓発活動を続
けることです。
北朝鮮が卑劣な手段で拉致をし、人権を踏みにじり、凶悪な犯罪を冒したこの
事実。つまり「国家テロ」です。我々はこの事実を語り継いでいきたいと思って
います。
そしてこの「風化」を止めていきたい。国民がそれぞれに思う気持ち、思う心、
拉致されたのが自分の家族であったなら、可愛い子や孫、または兄弟だったら、
真剣に考えないとこれからどうなるか。これは本当に辛い、苦しいことですが、
同じ国民・同胞が辛い立場に置かれている中で、私は最愛の家族だったらという
ことを心に刻んでいただきたいと思います。またそのような活動をしていきたい。
私たちは拉致問題を絶対に忘れない、絶対に許さない、そして必ず全拉致被害
者の即時一括帰国を絶対に解決する。全国津々浦々で同志の皆さんと、戦ってい
きましょう。私たちの強いメッセージが必ず北朝鮮の指導者にも届くと思います。
私たちは拉致問題の解決に向けて、それぞれの都道府県に議員連盟を結成して
います。超党派です。そしてすべての拉致被害者の方々を守る。そしてその帰国
を喜び合う、語り合う、その日を我々も見たいんです。
そして日本中の国民が、彼らを迎えることができるように、私たちは一致団結
し、政府、国会議員、各団体とも連携し、さらに地域の「声ある声」をさらに広
げて、拉致被害者の方々の一日も早い祖国日本への帰国を実現するとの思いで力
を尽くしていきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとう
ございました(拍手)。
(5につづく)
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■石破首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
https://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 石破茂殿
■救う会全国協議会ニュース
発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
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