救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

米朝首脳会談発表を受けて緊急集会開催 報告3(2018/04/04)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2018.04.04)

■米朝首脳会談発表を受けて緊急集会開催 報告3

◆最大限の圧力をかけてきた成果だ

加藤勝信(拉致問題担当大臣)

 本日は、「チャンス到来、金正恩に拉致被害者帰国を迫れ!緊急集会」です。
今松原先生から状況の話がありましたが、こうした状況の中で緊急集会を開催し
ていただき、それぞれの関係者の皆様に御礼申し上げたいと思います。また、緊
急にもかかわらず足を運んでいただいた皆様方は、日頃からこの問題に高い関心
を持ち、熱心に活動していただいていることに、改めて御礼を申し上げたいと思
います。

 北朝鮮は、非核化を前提に話し合いを求めてきています。わが国としても、こ
の動きは評価する立場ですが、こうした動きはわが国も、米韓両国も、国際社会
が挙げて厳しい、最大限の圧力をかけてきた成果だととらえています。

 同時にこの拉致問題は、言うまでもなくわが国の最重要であり、最優先という
べき課題です。来る南北首脳会談、米朝首脳会談において拉致問題をしっかりと
とらえてもらうことが重要だと考えています。

◆日米ががっちり手を組んでいるんだことを北朝鮮に示した

 こうした中、政府においては今月9日、トランプ大統領と安倍総理の日米首脳
が電話で会談しました。16日の日韓首脳電話会談を初め、あらゆる機会をとら
え、米韓両国と拉致問題に向けた協力を確認していますが、特に日米首脳電話会
談では、安倍総理からトランプ大統領に対して、昨年日本を訪問された時にご家
族の皆さんに会っていただき、ご家族の皆さんが大統領の拉致問題への姿勢に、
熱心に話を聞いていただいたことに大変感銘を受けていたという話を伝えたとこ
ろです。

 またこうした一連の対応は北朝鮮に対して、日米ががっちり手を組んでいるん
だということを示すこともできたと考えています。そして拉致問題解決のための
協力をお願いし、トランプ大統領からは、「安倍総理が言ったことは十分わかっ
ている」との発言があった。

 拉致被害者ご家族の皆さんからも、現在の情勢はある意味では千載一遇のチャ
ンスとして是非使ってほしい。米国や韓国、特に昨年面会をした際に、ご家族へ
の共感を示してくださったトランプ大統領に、金正恩委員長との会談において、
拉致問題をしっかりと取り上げてもらいたい、しっかり働きかけてほしいという
声が上がっていることを承知しています。

 本日の集会では決議文の採択を予定していることを承知していますが、その決
議文を総理に直接手交したいとの要望も伺っています。それを踏まえて実は、明
日官邸で総理との宴会を予定しています。ご家族の皆さんの思いを直接総理にお
伝えいただきたいと思っています。

 そうしたご家族の皆さんの思いをしっかりと受け、4月の安倍総理の訪米を初
め、あらゆる機会を通じ米国及び韓国に対してしっかり働きかけていきたいと思っ
ていますし、私自身も機会をとらえて米国に赴き様々な働きかけをしたいと考え
ています。

 また今週、金正恩委員長が訪中し習近平国家主席と会談したというニュースが
流れました。中国に対しても日朝関係においての拉致問題を取り上げるよう引き
続き働きかけをしていきたいと思っています。

 拉致問題の解決には、国際社会との連携が重要でありますが、北朝鮮に拉致さ
れた私たちの同朋の救出は当然ながら日本国政府が先頭に立って、そして主体的
に取り組んでいくべき課題です。

◆切迫感をしっかり受け止める

 1月に決定された家族会・救う会の今後の運動方針に、「今年中の解決を再度
求める」ということが盛り込まれたわけです。先ほどお話がありましたが、拉致
された方々、そして拉致家族の皆様方は一年一年歳を重ね、高齢化され、残念な
がら肉親と会うことができずに亡くなられたご家族の方もいらっしゃいます。

 本当にもう一刻も猶予ならないんだという切迫感をしっかり受け止め、拉致問
題の一日も早い解決、そしてすべての拉致被害者の一日も早い帰国の実現に向け
て、あらゆる施策を駆使して取り組んでいきたいと思っています。

 また同時にこのような集会を初め、全国各地における拉致問題解決に向けた様
々な活動を通じて、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を願う国民の皆さんの
声が、より一層大きくなっていく。このことは政府に対しての大変力強い後押し
になるわけであります。

 家族会・救う会の今後の運動方針では、アニメの学校上映拡大が重点運動とさ
れていますが、政府としてもこれまで拉致問題について触れる機会の少なかった
若い世代への啓発が重要だという認識の下、今月7日、私と林文部科学大臣の連
名で、アニメめぐみの教育現場での積極的な活用をはかっていきたいという内容
の通知を全国の教育委員会に対して発出をし、協力を要請しています。

 また先日成立した平成30年度予算においては、学校の先生に対してそうした
教育をするための研修費も予算の中に含ませていただきました。

 今後とも北朝鮮に対して、政府、国民が一体となって国内外を通じた様々なプ
レッシャーをかけ、あらゆる施策を駆使して、認定の有無に関わらずすべての拉
致被害者の方々の一日も早い帰国に向けて、具体的な動きを北朝鮮から引き出し
ていくことに全力で取り組ませていただきたいと思います。

 4月には国民大集会があります。これには冒頭から出席させていただきたいと
思っています。今日の皆様方にもまたその機会にお会いできることを期待をして
います。今後ともご支援、ご協力を心からお願い申しあげて、ご挨拶とさせてい
ただきます。今日はありがとうございました(拍手)。

西岡 ありがとうございました。今大臣から世論が大切だというおはなしがあり
ましたが、国民に一番近い所にいる政治家は地方議員の先生です。拉致問題でも
地方議員の会があり、各都道府県の拉致議連を束ねている全国協議会があります。
その会長で神奈川県議会議員でもある松田先生がかけつけてくださいました。一
言お願いします(拍手)。

◆地方からも全国決議をすぐに上げようとの声

松田良昭(拉致問題地方議会全国協議会会長、神奈川県議会議員)

 今大臣から日本が主体的に救出するんだという力強い言葉をいただきました。
今日は拉致担当大臣を経験された皆さんですから、今日はその熱い思いがひしひ
しと伝わってきました。国会議員でも、拉致問題は他の人がやるんだみたいな話
を聞きます。国会議員全員が拉致被害者を救出するんだという思いで、先生方が
主導的な立場に立って、そういう方々を引っ張っていってほしいと思います(拍
手)。

 今、全国の議員が各地区で集会を開いたり、街頭に立ったりしています。例え
ば1月1日、毎年神社の前で拉致被害者を救出しようという署名活動を行ってい
る方もいらっしゃいます。その方が、「疲れてきた」と。普通ならもっと頑張れ
というところですが、「もうだめだよ」と、少し元気がなくなっています。

 ブルーリボンバッジをはずしたという人もいました。でも今回、一連の動きの
中で、全国から様々な情報が私の所に入ってきています。メール、電話、手紙も
来ました。この機会をのがしたら二度とない、是非この勢いで日本人を取り戻す
のだという思いを是非伝えてほしい、と。

 ある方は、こう言っています。今拉致問題を我々がやると言ったら、全国決議
をすぐに上げようじゃないか。拉致議連の中で全国決議を直ちに発して、それを
お持ちいただきたい、と。

 さらには、この問題を埋没させないためには、今我々が何をやっているのか、
その情報を是非伝えてほしいと、真剣な思いがこもったものがありました。今日
緊急集会が開かれています。この情報をすぐ全国に流してほしい、と。そして、
今我々は全国で、拉致被害者を救出する動きを、あきらめないでやっていくんだ
という思いをみんなで確認していきたいと思っています。

 ただ、北朝鮮は本当のことを1回も言ったことがないし、後ろに中国がいる。
不安でなりません。また埋没してしまうのではないか、状況が代われば消えてし
まうのではないか、そんな思いもよぎっています。

 皆さん、この中で、先ほど大臣が言ってくれたように、是非とも日本自らが先
頭に立って、日本が日本人を救出するんだということ。それには安倍総理に行っ
ていただいて、取り返していただく。

 そして全員が一括でこの日本に帰ってきて家族と抱き合う。その姿を見たら我
々拉致議連は解散します。是非お願いします。ありがとうございました(拍手)。

(4につづく)

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