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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

拉致発覚から20年−我々はどこまで来たのか 東京連続集会報告5(2017/02/07)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2017.02.07)

■拉致発覚から20年−我々はどこまで来たのか 東京連続集会報告5

◆制裁をてこにして協議にどうやったらひっぱり出せるか考えてほしい

飯塚繁雄(田口八重子さん兄、家族会代表)

 こんばんは。いつもありがとうございます。

 今色々な話がありました。20年前、どんなことがあったのか。それが今、ど
れだけ尾を引いているのか。あの時こうすればよかったという話がたくさんあり
ます。私も、そういうことを遡って考えることがありましたが、やはり端的な言
葉で言えば、分かっているのに何もしなかった。これは私は罪だと思います。言
葉はきついかもしれませんが、代々の政権をとっていた人たちが分かっていなが
ら何もしなかった。これは非常に残念なことです。

 特に私がいつも言っているのは、小泉総理が日朝首脳会談をやりましたが、あ
の人のやり方が今一番尾を引いていると思います。これも5人の他、まだまだた
くさんいる被害者のことを分かっていながら、もう幕を引いてしまおうという雰
囲気で帰ってきちゃったわけです。

 あの時、「まだこれだけいるんだ」と、横田めぐみさんのデータも、他に被害
者のデータもあったでしょう。そういうことをしっかり言及して、継続協議にし
なかったために、あれで終わってしまったんですね。そして5名の家族を捕られ
たままになってしまった。あれが私としては非常に残念なんです。

 あの時、総理に、「ちょっと申し訳ないんですが、小泉総理、今回はまるで子
供の使いだ」と言ってしまったんです。私は自信を持ってあの頃はそういうこと
を言っていました。協議ができるのはその国政府、政権、総理なんです。一番い
いチャンスをそこでつぶしてしまったのが残念です。

 反省点は、そのことを初めとしてたくさんあるんです。あの時こうしておけば
よかった、という話が。しかしそれを改めて引っ張り出しても、直接今後の被害
者の救出、帰国には結びつかないだろうと思うんです。ですから、過去にあった
反省点を十分に取り入れて、それに基づいて今後どうするかを考えるのがいいと
思います。

 そういうことを言っている間も、この5年くらい「今年こそは」という言葉を
さんざん使ってきました。昨年も使いました。ところが昨年が終わって、もう2
9年ですが、その言葉が死んでしまった、むなしく消えてしまったという状態が
続いています。

 そういう中で、本当に私はいつも思うんですが、この厳寒の中で被害者はずっ
と待っているんですよね。もう肉体的にもう精神的にも相当まいっているでしょ
う。そういうことを政府を初め担当者、総理大臣がすべて心に刻んで、刻々手を
打ってもらいたいなと思います。

 最終的な狙いは被害者の帰国ですから、それに結びつく具体的なこと、例えば
実務者協議を早く計画してそれに北を引っ張り出す手はずがまず大事だと思いま
す。制裁をやっていますが、制裁だけでなく話をしなければ当然進まないわけで
すから、制裁をてこにして協議にどうやったらひっぱり出せるかということも考
えながら、色々な手を使うことを是非お願いしたいんです。

 残念なことに、今までの色々な報告の中で、「北朝鮮に対して強く要請してい
ます」と言うだけで、その後どうなったのかという報告はないんです。毎日でも
いいから、「あれはどうなった」ということを、北に向かって、強い姿勢で言っ
てもらいたい。

 当然のことながら、我々家族会、あるいは国民の皆さんの怒りは承知だと思い
ますが、その上に立って、もう一刻でも許せない、時間がないんだということで
す。申し訳ないんですが、今の国会議員の先生方を見ますと、そういう信義をもっ
ている方は数えるほどしかいないと思います。

 政府や議会、自治体、家族会も救う会もすべてがこの問題に集中して、核・ミ
サイルは怖いけれども、それより前に拉致問題の解決が目の前に迫っているよと
いうことを前面に出して、ベクトルを合わせていきたいと常に考えています。以
上です(拍手)。

◆実名記事で「こんな記事出されたら姉ちゃん殺される」という恐怖

増元照明(増元るみ子さん弟)

 皆さんこんばんは。家族会を結成してもう20年なんですが、長谷川さんにき
ていただきましたので、その原点の話をお聞きしたいと思ってきました。もう2
0年もたつと、思い起こしても何かぼけてきたのか、思い出せない部分がいっぱ
い出てきていますので、何かに書いておかなければいけないかなと思っています。

 先ほど西岡さんがおっしゃった槙田局長面会は、確か横田ご夫妻と私と、そし
て西岡さんと荒木さんだったと思います。最初の経緯はその通りです。そして突
然、普段から激高しない西岡さんが激高して、「あなたは増元るみ子さんの名前
を出したことがあるのか」と言って、槙田は何も答えなかったと思います。

 家族会は、解決のためにご尽力願いたいということで出て行こうとしたんです
ね。私が一番最後に出ようとしていたら、槙田が私の肩を叩いて、「皆さん、あ
んな連中と一緒にやっていたらだめですよ」と言われました。

 でも私たちは拉致問題を一緒にやってきた救う会の皆さんを信用していますの
で、「今までやってきたから当たり前でしょう」というような趣旨のことを言っ
たと思うんです。なぜ槙田がそういうことを言ったのかと、今考えると、槙田は
私たち家族会をコントロールしたかったんでしょう。日本政府の思うように家族
会を動かしたかったから、救う会から離したいという思いで、私に言ったんです。

 でも言う相手を間違えたんです。私をあまり知らなかったのだと思います。あ
の方は、前局長の加藤さんが駐米大使になっていたので、駐米大使になりたいと
言っておられたようですが、色々問題があってエジプト大使になった。確か、韓
国人か、在日の銀座のお姉ちゃんが愛人でいたと確か出ましたよ。まあその程度
の人間でした。でも外務省の大使としてエジプト大使は大きいですからね。そう
いう所に出ていくのが外務省の体質だと思いますよ。

 1990年から日本政府は、金丸信大幹事長のもとに、日朝国交正常化を大前
提に外務省を動かしてきたんです。政府も政治家も。それを継いだのが野中(広
務)さんですね。野中が1990年の後半に、また自民党の小幹事長として君臨
するんですが、やはり幹事長の力というのは大きいですね。その中で槙田はそう
いう言動を繰り返したんだろうと私は思います。それがずっと響いていると思い
ます。

 今、飯塚代表がおっしゃったように、小泉さんのやり方が一番まずかったとい
うのは、私も同感です。あの時2002年に、あのような形で金正日と交渉した
ら、もっと強く抗議すべきだった。もっと強く「返せ」と言うべきだった。その
後4年間、一切制裁をかけませんでした。あの方は。ロケットを撃たれようが、
核実験をやられようが、一切の制裁をかけませんでした。

 2006年だったと思いますが、座り込みの時にも、制裁をかけろと言ったん
ですが、それでもかけなかったんです。ようやく安倍さんが官房長官になって、
7月5日、北朝鮮がミサイル実験をやった日に万景峰号を止めて、それから制裁
が始まったんです。それまで一切かけませんでした。

 だから北朝鮮にとっては、日本政府は重要な問題だとは思っていないというメッ
セージを送ってしまったのです。小泉さんだけでなく、1990年から続いてい
る自民党のやり方の問題だったんです。社会党は実質的にこれ(拉致)を否定し
ていたからとんでもない政党ではあるんですが。

 驚いたのは、長谷川さんは、「実名を出して」ということを言われたんですが、
「産経新聞」の1980年1月7日の記事では、家は実名を出しているんです。
市川さんとともに。それから地村家、浜本家も出しているんです。もう一つびっ
くりするのは、富山の未遂事件の被害者の名前まで出ているんです。今は匿名に
なっていますが。蓮池家は出してないんです。

 あの時から、「周りから色々と言われた」とおっしゃっていましたが、制裁を
気にしてのことだったのでしょうね。「お前の所は単にかけおちしたんだろう」
など、いっぱい言われていたみたいです。また助けようという気があまりなかっ
た。

 私たちは1997年に「実名を出して」と言いましたが、家はもう出していた
ので、さほど大きな問題ではなかったんです。1988年に、李恩恵の証言で、
「アベック3組の女性がそう(拉致)ではないか」と言われた時、私は東京にい
てその記事を読んだんですが、最初はやはり怖かったです。「こんな記事出され
たら姉ちゃん殺される」という恐怖がありました。だから鎮静化してほしいと考
えていました。

 当時は実家にいっぱいメディアが押し寄せて、母親はちょっとノイローゼ気味
になったと後から聞きましたが、それでもこういう状況になっても日本政府は動
かなかった。ましてや1990年の金日成の時、金丸さんはこの問題を出さなかっ
た。「女給一人のことで」という言葉まで言っていますからね。

 日本政府として被害者を助ける気はなかった。それに準じて、警察も動かなかっ
た。警察が動こうとしたところを、多分政治家が止めたのか、それとも警察官僚
トップの人たちが、自分たちのことを考えて、止めといた方がいいと思ったのか。
そういうことではないでしょうか。

◆怒りを持ってください

 荒木さんがよく言いますが、北朝鮮というのはおかしい国です。でも日本とい
うのはもっとおかしい国じゃないか。それは国民を助けられない国。北朝鮮は不
正常な国ですが、日本も不正常な国です。「不正常な国と不正常な国が国交を回
復しても正常化とは言わないでしょう」とおっしゃっていましたが、まったくそ
の通り。

 日本はまず正常化しなければならない。これが国民を助け、国を助けることで
はないか。これを変えなければいけない。外務省は今そこまで変わっていません。
昨年11月にタイに行って、西岡さんと一緒に向こうの公使にご飯をごちそうに
なったんです。

 その時公使がおっしゃっていました。私が、「タイには北朝鮮の大使館があり
ますよね。日本大使館から北朝鮮大使館に何かアプローチしているんですか」と
聞きました。私なりに言うと、北京の日本大使館と北朝鮮大使館をルートとして
いるからそうなんでしょうか、でも北京のルートでどうしようもなければ、在外
公館すべてが攻めればいいじゃないですか。

 世界の日本大使館と北朝鮮大使館があるすべての国で、北朝鮮大使館を責めれ
ばいいじゃないですか。そう思ったんですが、12月に加藤大臣にお会いした時、
「それはいい考えですね」と言われたので、今動いているかどうか分かりません
が、動いていてほしいとは思います。オールジャパンというのだったら、すべて
の外務省の在外公館から北朝鮮にアプローチすべきですよ。やるべきですよ、北
京だけではなくて。

 今、オールジャパンになっていないから拉致問題が解決しない。このオールジャ
パンというきれいな言葉は止めませんか。これを言っている限りは、何となく動
いているように感じてしまう人たちがいるけれど、実際オールジャパンではない
んですよ。

 先ほど長谷川さんがおっしゃったように、阻止しようとする政治家や官僚や、
そんな方たちがいっぱいいるから、何年も経っても解決しない。20年経って確
かに動いてはきたけれど、ぜんぜん解決できないこの国は変えていかなければい
けないでしょう。私はそう思っています。

 もっと怒りを持っていただきたい。皆さんに。安倍さんだから安心していい。
そんな状況ではないんです。横田ご夫妻が今日は来られていませんけど、体調を
崩されるんです。有本家もおやじさんは元気ですが、お母さんは体調を崩されて
いるんです。そんな状況で、少しでも動いているなんて、私は聞いたことがない
んです(拍手)。

 皆さん怒りを持ってください。怒りを持たなければこの問題は解決できないと
思います。以上です(拍手)。

◆今年は大変動があると思う

本間勝(田口八重子さん兄)

 皆さん、こんばんは。今日は長谷川さんのご講話をいただきましたが、これか
らの仕事として、日本の中の闇を暴くというテーマでやっていただけるというこ
とでした。闇と言うのは日本の中を牛耳っている朝鮮総連。この実態を暴いて、
これが政治家にどうつながって、企業につながっていくか。これが拉致事件に影
響しているわけです。これらを暴いてほしいと思います。

 外務省に戦略がない。大臣が変わる。私たちは内閣府に陳情に行っても、「外
務省の戦略はずっと引きつがれていますよ。拉致の問題は分かっています。やっ
てますよ」というだけの話で、担当者が代われば拉致の話というのは、本当にこ
の人は勉強しているのかなあ、とまた一から聞いてくるような話。そのような実
態がありますので、まず外務省そのものに日本を任せていけるのかと。

 前に外務省に川口という女性の大臣がいましたよね。その人は、私たちが陳情
に行くと、「北朝鮮をあまり刺激しない方がいいですよ。何するか分かりません
よ」というのが前提にあって、私たちにものを言わせなかったんです。

 そして外務省を取り巻く外郭団体ですが、当時行った時のことですが、東京都
の食糧備蓄をしているところがありますね。そういうものをそっくり北朝鮮に無
償で渡していたんです。私はそれを川口大臣に言いました。「政府が食糧支援を
止めているのに、なぜ外務省の外郭団体が食糧支援で、東京都の備蓄食糧をそっ
くり渡しちゃうんですか」。そんなことをやっているんです。

 今年は、トランプというなんだか分からないような人が出てきました。そのこ
とによって、どう世界が変わるか分かりません。私は、拉致問題を解決するには
金正恩をたたかなければいけないと思っています。韓国と手を組んでやればいい
んです。

 まずのりこんでいってクビを取る。政権の要人も確保する。そうしないとこの
問題は解決できないと思いますし、中国も北朝鮮にはへきえきしています。北朝
鮮の悪が当然中国にも回ってくる。中国には朝鮮民族がいっぱいいますから。北
朝鮮と接しているところは。中国もそういうことは分かっていると思います。

 今年は大変動があると思います。その中で私たちが必死になってやっている署
名運動で、国民の皆様の怒りを政府に訴えることしかできませんが、そういうこ
とを一生懸命やっていきたいと思います。ご支援のほど宜しくお願いいたします
(拍手)。

以上



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「もう我慢できない。今年こそ結果を!」。2月2日に家族会・救う会合同会議で決めた今年の運動方針です。 拉致被害者家族の高齢化が進み、「生きている間に被害者に会えないかもしれない」という言葉が出るようになっています。経過はすべて説明して頂くことはないと思います。しかし、今年中にぜひ結果を出して欲しいということが、家族会・救う会そして心ある日本人の心の底からの叫びだと思います
2014年4月27日午後2時午後5時 日比谷公会堂
東京都
千代田区
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