救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

私は日本人なんだ、と「君が代」を歌った横田めぐみさん-国民大集会報告1(2016/09/21)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2016.09.21)

 今年2回目の国民大集会は、平成28年9月17日、「最終決戦は続いている!
制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」とのタイトルで、東京・砂防会
館別館の「シェーンバッハ・サボー」で開催された。家族会、救う会、拉致議連、
北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会、拉致問題地方議会全国協議会が主
催し、安倍総理を初めとする政府代表、各党代表、特定失踪者問題調査会役員と
同家族も参加した。

 安倍晋三首相は、「北朝鮮の指導部には、これ以上いたずらに時間を費やすこ
とは何ら利益とならないばかりか、日朝関係にぬぐいがたい禍根を残してしまう
ことに思いを致し、対話を通じ拉致問題の早期解決を実現するよう強く求めてい
く」と述べ、北朝鮮の対応を促した。

 飯塚繁雄家族会代表は、拉致問題を核、ミサイル問題と切り離し、拉致問題を
最優先で解決してほしいと要請した。横田早紀江さんは、娘のめぐみさんが北朝
鮮で「自分は日本人だ」と示すために「君が代」を歌っていたことを紹介した。

「救う会」の西岡力会長は、これまで北朝鮮に対する制裁強化を訴え続けてきた
が、それはほぼ実現した。今後はすべての被害者を帰国させるなら、核実験・ミ
サイル発射でかけた制裁以外の独自制裁部分は解除することができるので、実質
的協議を行うよう要請した。

 加藤大臣は大集会前日の家族会・救う会との面会で、この要請に対し、「制裁
はかけて引くのもカードだ」と述べた。

 今回はまず、家族会の曽我ひとみさん、横田早紀江さんの発言、また安倍総理
の発言を先に紹介します。

■私は日本人なんだ、と「君が代」を歌った横田めぐみさん

◆お月様に何度も何度も、帰れるようにお願いをした

曽我ひとみ(拉致被害者、曽我ミヨシさん長女)

 皆さんこんにちは。今日は連休ということで、ご家族でゆっくり過ごしたい時
と思いますが、こんなにたくさん、拉致問題を解決するためにお集まりいただき、
心より感謝しています。ありがとうございます。

 4月の国民大集会にもご参加させていただき、この9月の大集会にも参加させ
ていただきました。4月の時より9月の集会には、家族の方が体調を崩され、参
加できない方が一人、二人と出ていることは、本当に心が痛みます。

 とにかく時間がありません。いつも、いつも同じことを訴えていますが、本当
に時間がないのです。皆様方、もし自分のご家族が北朝鮮に拉致されたらどうで
しょうか。こんなに長い間、私の場合には(拉致されてから)38年になります。

 38年と一言で言ってしまえば、「ああ38年なのか」と思うかもしれません
が、この38年間の中には、本当に言えないことがたくさんあって、色々な苦し
みがあって、悲しみがありました。「ありました」ではなく、まだ私の母と会う
ことができていないので、これはまだ続いています。

 一昨日は皆様ご存じだと思いますが、十五夜でした。私も北朝鮮にいる時に、
お月さんを何度も眺めて、「日本でも同じ月が見えているんだな。このお月さん
に何かをお願いすれば私も日本に帰れるかな」と、お月さんに何度も何度もお願
いをしたことを思い出します。

 私は14年前に日本に帰国することができました。帰ってきても私の母はいま
せんでした。私は日本に帰ってきて、北朝鮮に向かって、「どうかどうか母を一
日も早く返してください」とお月様にお願いしています。 北朝鮮でも日本でも、
お願いすることは同じです。

 どうかどうか、皆が一日も早く日本に帰ってきて、大切な、大切なご家族と一
日も早く会える日が来ることを、私も心から願っています。そのためには、日本
政府初め、国民の皆様方の、温かいお気持ちでのご支援の中で、どうかこの問題
を一日も早く解結できるように、お力をこれまで以上にお借りしたいと思います。
どうか皆様、宜しくお願いいたします(拍手)。

◆私は日本人なんだ、と「君が代」を歌った横田めぐみさん

横田早紀江(横田めぐみさん母)

 皆様こんにちは。長い間ご支援をいただきまして、本当にありがとうございま
す。今日は主人が体調を崩して欠席させていただきましたが、皆様にくれぐれも
宜しくと言っていました。

 なかなか解決していかない中で、私は、人が生きて老いていく、病を与えられ
やがて死に至るという生老病死を、いつもこの頃思います。

 これはみんな、公平に与えられた当然のことで、誰もがそうなっていくことを
示していますが、拉致は平和に暮らしていた、そのことを享受しながら生きてい
た普通の人が、一つの国の策略によって、「拉致してきなさい」と命令が出され
て、工作員が入り込んで、何の罪もない人を普通の生活からまったく違った世界
に押し込んでしまったものです。そしてそれを助けることができない。

 国家として大きな犯罪を犯している国に対して、「なんていうことをするんだ」
と怒りようがない。本当にそういうことでいいんでしょうかと、私はいつも思い
続けています。

 金賢姫(キム・ヒョンヒ)さんとお会いしました時に、私たちに彼女が話して
くれました。「めぐみちゃんが住んでいるという招待所に一度、ある人と遊びに
行ったことがあります。あまりにもみんなが無口で話がないので、『何か歌でも
歌いましょう』ということになった時に、めぐみちゃんが歌ってくれました。そ
れは『君が代』でした」とおっしゃったのです。

 本当にあの子は色々な歌を歌っていました。いつも私は、あの子がいなくなっ
て、新潟の流しで、ご飯を作りながら、あの子が歌っていた歌を、毎日色んな歌
を歌いました。

 「とんぼ」や「ふるさと」や、色んな歌を大きな声で歌いながら、涙を流して
倒れ込むようにしたり、沈んで泣いていたことがよくありましたけれども、色ん
な歌を知っていたあの子が、その中で「君が代」を歌った。何という色々な思い
をもってこの歌を歌ったんだろうと、その時に思いました。

 日本人なんだ、と。私は日本に帰りたいんだ、と。「君が代」で育った人間な
んだ、と一生懸命に歌ったんだと私は思います。拉致問題はものすごく深い、人
の心の奥の奥の底までえぐりだすような、一人ひとりの心を揺さぶるような大き
な問題が日本の国の中で起きているんです。

 それが40年近くかかってもまだ助けてあげることができない。孫が生まれ、
ひ孫が生まれることは、ありがたいことだと思っていますが、たくさんの人たち
が、「お父さん、お母さん、帰るまで生きていてちょうだい。必ず帰るようにし
てください」と(言っているのです)。

 今も曽我さんがおっしゃったように、お月様を見ながら、お星さまを見ながら、
私たちもいつも涙をながしていましたが、そのような人間の一番大事な、魂の根
底にある問題がないがしろにされているということが、この日本の国家の悲しみ
なのです。

 どうか命がけで戦ってくださる方、そしてこのように何十年経っても応援して、
このことのために力を尽くしてくださる方々、そんな方が増えれば増えるほど日
本国家のすばらしさというものが、何にも言わなくても北朝鮮に伝わっていきま
すし、色々な国にも伝わっていくと思います。

 どこで倒れるかということが心配になってきた昨今ですが、私は倒れるまで、
日本の国の思いを、日本人としての思いを絶対に捨てないで頑張っていきます。
どうか宜しくご支援ください。ありがとうございます。

◆これ以上いたずらに時間を費やすことは、歴史的責務の放棄であり、何ら利益
とならない

安倍晋三(内閣総理大臣、拉致問題対策本部長)

 国民大集会の開催に当たり、一言、御挨拶申し上げます。

 14年前の今日、平壌で日朝首脳会談が行われ、金正日国防委員長(当時)が
公式に拉致を認めました。

 首脳会談の後、両首脳が署名した『日朝平壌宣言』では、『日朝間の不幸な過
去を清算し、懸案事項を解決し、実りある政治、経済、文化的関係を樹立するこ
とが、双方の基本利益に合致するとともに、地域の平和と安定に大きく寄与する
ものとなる』との認識が共有されています。

 しかしながら、北朝鮮は、今日に至っても、なお、国際社会の呼びかけに応じ
ず、本年に入ってからも2回の核実験を強行し、21発の弾道ミサイルを発射す
るという挑発行動を繰り返しています。この北朝鮮の暴挙に対し、国際社会が一
致して、断固たる対応をとることが求められております。

 拉致問題に至っては、無事祖国への帰還を果たせたのは、北朝鮮に囚われた被
害者の内、わずか5名の方と、その御家族の方々のみに過ぎません。未だ多くの
同胞が、北朝鮮に残され、救出を待ち侘び、お年を召されたご家族が愛する肉親
との再会を切望しています。

 こうした厳然たる事実に向き合う時、私は、拉致問題の解決に当初から取り組
んで来た政治家の一人として、また、日朝首脳会談に官房副長官として同席した
者として、痛恨の極みであります。

 我が国は、日朝平壌宣言の精神を一貫して堅持しています。北朝鮮には、拉致、
核、ミサイルといった諸懸案の解決に誠実に取り組むことを改めて強く求めます。

 拉致問題は安倍内閣の最重要課題です。拉致問題の解決なくして日朝関係の改
善はありません。そして、全ての拉致被害者の帰国や真相究明等がなされない限
り、拉致問題が解決したとは決して言えないことを、改めて強調したいと思いま
す。『拉致問題は安倍内閣で解決する』との立場にいささかの変わりもありませ
ん。

 政府は、拉致問題の解決に向け、『対話と圧力』、『行動対行動』の原則の下、
米国、韓国を始め、中国、ロシア等の関係国や国連との緊密な連携を図りつつ、
全力を尽くして参ります。

 北朝鮮の指導部には、日朝平壌宣言の精神に今一度立ち返り、これ以上いたず
らに時間を費やすことは、歴史的責務の放棄であり、何ら利益とならないばかり
か、日朝関係に拭い難い禍根を残してしまうことに思いを致し、対話を通じ、拉
致問題の早期解決を実現するよう強く求めてまいります。

 被害者の方々とご家族の皆様が抱き合う日が訪れるまで、私の使命は終わりま
せん。我々は、常に、拉致被害者、そしてご家族の皆様と、共にあります。

 この集会に先立ち、先ほど、ご家族の皆様と懇談する機会をいただきました。
ご家族の皆様からは、何ら進展のないまま歳を重ねていく現状への強い憤りと、
一刻も早く肉親に会いたいという切実な思いを改めてお伺いをいたしました。

 一刻も早く、被害者をご家族の下に取り戻すべく、引き続き全力を尽くしてま
いります。

 繰り返しになりますが、北朝鮮にしっかりと国際社会と共に圧力をかけていく。
そして、現在の北朝鮮の政権が、今の政策を変えない限り、北朝鮮の未来を切り
開いていくことはできない、そう認識させ、そののちに交渉によって解決するし
か道はないわけであります。我々はしっかりと一致結束をしながら、交渉に臨む
べく、まずはしっかりと国際社会と手を携えて、圧力をかけていかなければなら
ないと、こう考えております。

 明日から私も国連総会出席のためにニューヨークに参りますが、国連の場にお
いても拉致問題の解決の必要性をしっかりと訴えていきながら、国際社会の連携
を強めていきたい、こう考えている次第でございます。

 大切なことは、国民の声を一つにまとめながら、北朝鮮に『拉致問題を解決せ
よ。』、『日本人を日本に戻せ。』との声を強くしていくことではないか、この
ように思う次第でございます。私もその先頭に立って戦い抜いていく決意でござ
います。

 一日も早い拉致問題の解決に向けて、全力を尽くしていくことをお誓い申し上
げまして、私の挨拶とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。

(つづく)



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■安倍首相にメール・葉書を
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下記をクリックして、ご意見を送ってください。
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[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

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