救う会全国協議会

〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
TEL:03-3946-5780 FAX:03-3946-5784 info@sukuukai.jp

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告8(2015/05/11)
★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2015.05.11-2)

■最終決戦のとき、不退転の決意で全員救出を!国民大集会報告

◆現在署名数は11,238,943筆

櫻井よしこ

 荒木さんありがとうございました。確かに中山さんの上品さに比べると、かな
り粗野ではありましたが、しかし、非常に鋭く問題の核心を突いた問題提起だっ
たと思います。国家として、みんながこのことをきちんと受け止めなければなら
ないと痛感しました。

 ここでご報告ですが、先ほど署名数の発表がありました。1100万筆以上と
いうことでしたが、せっかくですから正確な数字をお伝えして、これからももっ
と日本人の心を、署名なり、運動なり意見表明などに反映させていただければと
思います。

 全国で救う会の皆さん方が集めてくださった署名、日本人の方々がしてくださっ
た署名は、11,238,943筆(27.04.24現在)となっています。本当にあ
りがとうございました(拍手)。

 ではここで、救う会会長の西岡力さんに報告をお願いします(拍手)。

◆各党で北朝鮮に未来を描かせないプロジェクトチーム立ち上げを

西岡力(救う会会長、東京基督教大学教授)

 一つ、まず申し上げたいことがあります。我が国は被害者を助けるために、武
力行使ができないのかということです。

 家族会・救う会では、北朝鮮が崩壊した時に、何ができるのか。崩壊した時に
備えて、米軍、韓国軍は既に作戦計画を立て、軍事演習までしています。その時
自衛隊は何をするのか。

 アメリカの国防総省に行って、「崩壊した時の軍事作戦がたてられていると聞
いているが、その作戦のミッションに被害者救出が入っているんですか」と直接
聞いたことがあります。

 国防総省の幹部は、「プロフェッサー西岡の言うことはよく分かる。しかし、
作戦内容は秘密だ」と言われました。

 第1次安倍政権以降、緊急事態にどうするかということを検討してくださって
いると聞いています。ですから、手の内を明かす必要はないのですが、できる限
りすべての手段を使うということの中に、色々なことが入っているんだというこ
とを北朝鮮に伝えておきたいと思います。

 そして、今の状況についてですが、今日総理は、4月3日に続いて、「北朝鮮
が拉致問題を解決しなければ未来を描くことは困難だと認識させる」とおっしゃ
いました。これは大変重い発言だと思います。しかし、本当にそれができるのか。
口だけになってはならないと思います。

 ここで先生方にお願いです。自民党は既に、古屋対策本部長のもとに、先ほど
も発表がありましたが、制裁強化をするためのプロジェクト・チームができる。
連休明けにスタートするとおっしゃいました。その目標は、拉致を解決しなけれ
ば未来を描けないということを示すために、未来を描かせないプロジェクトにし
ていただかなければならない。

 是非、民主党も維新の会も、公明党も、次世代の党、元気にする会も、順不同
で申し上げましたが、拉致議連としても、未来を描くことを困難にすると総理が
繰り返しおっしゃっていることが絵に描いた餅ではないことを示すための政策を
作っていただきたい。そして法改正が必要なら、法改正もしていただきたい。

 今まさに、安保法制の議論がされていますが、そういう中で日本は何ができる
のか。できることを持っておいて、いつ発動するかというのを総理のポケットに
入れなければ、「未来を描くことを困難にする」という総理の発言が向こうに通
じません。

 そして先ほど、地方議連の松田会長が、「我々はあきらめていない。地方で世
論を盛り上げていく」と言いました。ここにいる全国の救う会の仲間もそうです。
毎月定例でずっと署名運動をやっています。寒い中でも、暑い中でもやってきた
のが先ほどの署名の数です。もちろん、特定失踪者の家族や、色々な団体の方も
してくださったすべての署名を集めて日本の人口の10%になりました。北朝鮮
の人口の半分です。

 我々は怒っている、本当にあなたたちの未来はないんだぞということを、この
数か月で示すことができるかどうかが勝負だと思います。総理が言ったことを向
うが、「そんなことは口先だけのことだ」と思われてしまったらこれは負けです。

 それだけ重いことをおっしゃったわけです。国会議員の90%を代表する党の
先生方がここに集まって、やると言ってくださっています。日本を甘く見たら何
が起きるかわかりませんよと。しかし、まだまだ北朝鮮は甘く見ています。日本
が経済制裁をかけて、貿易を全部止めているにもかかわらず北朝鮮産のマツタケ
が日本に入ってきていたんです。

 北朝鮮、そして朝鮮総連は、自分たちは不正輸出をしていないと争っていませ
ん。なぜならDNA鑑定してマツタケが中国産か北朝鮮産かわかるからです。朝鮮
総連が今言っているのは、自分たちは関係ないと。しかし、そんなことはありま
せん。

 2011年に1.2トンの不正輸出があったと問題になっていますが、201
2年には、全体の消費量が1450トンの時に、200トンも北朝鮮産が入って
きているという有力な情報を私はつかんでいます。全体の消費量の14%です。
堂々と制裁を破って彼らは外貨を稼いでいる。こういう状況では金正恩に未来を
描くことは困難だと思わせることはできないんです。

 朝鮮総連が組織ぐるみで不正輸出に加担していた可能性が高いから、議長と副
議長の自宅が家宅捜索されたんです。去年の5月には、議長の次男の自宅と会社
が家宅捜索されているんです。我々は厳格な法執行をするんだ、配慮なんかしな
いということを是非、示してほしいと思います。

 そしてみなさんの手元にあるチラシを見ていただきたいんですが、チラシの裏
には被害者が生存しているという根拠が書いてあります。先ほどから、「調査結
果なんかもう必要ない。生きてる人を返せ」と言っているわけですが、それには
根拠があるんです。官房長官も、「もちろん生存していると私どもは確信してい
ます」とおっしゃっています。

 高兄弟を入れて14人ですが、日本政府が、北朝鮮が「死亡」と通告した14
人について、客観的証拠が一つもないと言っているんです。

 それだけではなく、市川修一さんについては96年まで生きていた、めぐみさ
んについては2001年まで生きていた、田口八重子さんについては去年まで生
きていたという情報があるんです。これはごく一部の情報です。

◆まさに「最終決戦のとき」、ここ数か月で北朝鮮に未来を描かせない政策実施を

 ですから先ほど増元さんが心配したように、もしも死亡の根拠を作ってきたら、
その瞬間に殺したんだと我々は叫びます。なぜなら生存情報を持っているからで
す。生きている人を返しなさい。そうしなければあなたたちのほしいものは一切
与えられませんよ、全員返すという決断をしなさい、ということを外務省は北朝
鮮に言っているのか。

 例えば北朝鮮に対して、菅官房長官は、「拉致被害者はすべて北朝鮮が管理し
ていると私たちは思っています」と言いました。これは国会で松原仁先生の質問
に答えたものです。管理しているということは再調査委員会は必要ないんです。
というふうに菅官房長官は言っていますがどうなっているんですか、と局長は北
朝鮮に迫っているのか。

 あるいは総理が繰り返し言っている、「未来を描くことを困難にしますよ」と
言っているのか。言っていないのだとすると、残念ながら中山先生の指摘が正し
いことになる。つまり、中山先生は、「もう外務省ははずして拉致だけを専門に
交渉するチームを作るべきだ」と繰り返しおっしゃっています(拍手)。

 それが間違っていると外務省の方々が言うのであれば、少なくとも総理が言っ
ていること、官房長官が言っていることをまっすぐ、交渉の場で北朝鮮に伝えて
いるのか。そしてそれをバックアップするためにも、国民は怒っている、本当に
未来はない、朝鮮総連はこのままいったらつぶれる、北朝鮮も世界中から孤立す
る、外貨が入ってこなくなる、日本はそれくらいのことはやるという具体的な政
策をここ数か月で見せることができるかどうか。それが勝負だと思っています。
まさに「最終決戦のとき」です。不退転の決意で全員救出に向け共に頑張りましょ
う(拍手)。

櫻井よしこ

 ここで先ほどこられた国会議員のお名前を紹介したいと思います。

自民党女性局長代理の宮川典子さん(拍手、以下略)

農林水産大臣政務官、衆議院議員の中川郁子さん

そして拉致議連事務局長代理の民主党の笠浩史さんにこの集会の決議案の朗読を
お願いしたいと思います(拍手)。

笠浩史

 みなさんお疲れ様です。今日は本当に大勢の皆様に国民大集会へご出席をいた
だき、議連としても感謝を申し上げます。それでは北朝鮮への怒りと、そして拉
致被害者救出へ向けた決意を籠めて決議案を朗読させていただきます。

(採択された決議は27.04.26のメールニュースご参照)

櫻井よしこ
 (拍手)

 どうもありがとうございました。皆様方の拍手をもちまして決議いたしました。
ありがとうございました(拍手)。ではここでみんなの決意を込めてシュプレヒ
コールをしたいと思います。西岡さんお願いします。

西岡 みなさんご孤立ください。

シュプレヒコール! オー!

北朝鮮はすべての拉致被害者をすぐに返せ! 返せ! 返せ!

政府は最優先ですべての被害者を取り戻せ! 取り戻せ! 取り戻せ!

政府は拉致被害者を返さないと北朝鮮に未来がないことを明確に伝えよ! 伝え
よ! 伝えよ!

国会と国民は被害者が帰ってこない限り北朝鮮に未来がないという決意を固くす
るぞ! 固くするぞ! 固くするぞ!

国際社会は人権問題解決のために具体的に行動せよ! 行動せよ! 行動せよ!

すべての被害者が帰ってくるまで我々は最後まで闘うぞ! 闘うぞ! 闘うぞ!

ありがとうございました(拍手)。

櫻井よしこ

 みなさん本当にありがとうございました。みんなで一緒に最後まで闘ってまい
りましょう。残された時間はあまりありません。どうぞみなさん宜しくお願いい
たします。ありがとうございました(拍手)。お気をつけてお帰り下さい(拍手)。

以上



★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
■安倍首相にメール・葉書を
首相官邸のホームページに「ご意見募集」があります。
下記をクリックして、ご意見を送ってください。
[PC]https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken.html
[携帯]http://form1.kmail.kantei.go.jp/cgi-bin/k/iken/im/goiken.cgi

葉書は、〒100-8968 千代田区永田町2-3-1 内閣総理大臣 安倍晋三殿

■救う会全国協議会ニュース

発行:北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会(救う会)
TEL 03-3946-5780 FAX 03-3946-5784 http://www.sukuukai.jp
担当:平田隆太郎(事務局長 info@sukuukai.jp)
〒112-0013 東京都文京区音羽1-17-11-905
カンパ振込先:郵便振替口座 00100-4-14701 救う会
みずほ銀行池袋支店(普)5620780 救う会事務局長平田隆太郎
★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆
  
■ サイト内検索 ■


■ メールニュース ■
2024/04/19
家族会・救う会が米国国連大使と面会
2024/04/15
日本維新の会が政府に「拉致問題に関する発出文書」提出
2024/04/12
国連総会が北朝鮮の人権侵害非難を決議
2024/03/18
家族会・救う会の新運動方針について4
2024/03/15
家族会・救う会の新運動方針について3

■過去のメールニュース■

  ■ 2024年
  ■ 2023年
  ■ 2022年
  ■ 2021年
  ■ 2020年
  ■ 2019年
  ■ 2018年
  ■ 2017年
  ■ 2016年
  ■ 2015年
  ■ 2014年
  ■ 2013年
  ■ 2012年
  ■ 2011年
  ■ 2010年
  ■ 2009年
  ■ 2008年
  ■ 2007年
  ■ 2006年
  ■ 2005年
  ■ 2004年
  ■ 2003年
  ■ 2002年
  ■ 2001年
  ■ 2000年
  ■ 1999年
■あなたにも出来る救出運動■
あなたにもできること

 ■ 映画「めぐみ」 ■ 

映画「めぐみ」

■ 書 籍 ■